「一寸先も読めない展開に汗...」キャプテン・フィリップス リトル★ダックさんの映画レビュー(感想・評価)
一寸先も読めない展開に汗...
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実際に2009年4月に起こった実話をもとにしている映画で、友人の評判がよかったので、終了間際に行ってきました。
援助物資5000トン以上の食糧を積み、ケニアに向かって航行していたコンテナ船マースク・アラバマ号がソマリアの海賊に襲われ、船長が誘拐されて、船長救出に船や米海軍が行動を起こすというもの。
実際は2度も襲われ、1度目のアタックは回避。でも、海賊たちはあきらめずに2度目のアタックを遂行し、ちょっとした隙(撃退用のホースの故障)を逃さず、船に侵入。
船長は船員17名に機関室に避難して隠れるように命じ、身代金を渡し、そのまま引き取るように説得します。ここのくだりも、日頃のこういう場合を想定した訓練が功を奏したという感じでした。不測の事態に備えた訓練は難しいのですが、やっぱりいつも備えておかないといけない…と考えさせれました。
さて、ソマリアの海賊というのも、もとはといえば、普通の漁師。漁師という生業では生計がたてられないので、海賊に走るという…。彼らも背水の陣で、襲ってくる…。その中には凶暴なのもいるけれど、もし場所が違えば友人になれたかもしれません。
最後に船長が涙しますが、助かったとほっとしたというのもあれば、彼らの血を浴びて、人間同士の血肉の争いにいたたまれない気持ちもどこかにあったんじゃないかと思いました。
年始に考えさせられる映画を見て、気が引き締まる思いでした。
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