「クーリエ 過去を運ぶ男」を配信している動画配信サービス(VOD)
「クーリエ 過去を運ぶ男」の動画配信サービス(VOD)・視聴方法をまとめてチェック!

自宅で、旅先で、移動中に…、
見放題やレンタルなどサブスクで「クーリエ 過去を運ぶ男」を楽しむ方法をまとめて紹介します!
「クーリエ 過去を運ぶ男」の配信サービス一覧
配信サービス | 配信状況 | 料金 | |
---|---|---|---|
| 購入 | ¥1,100 | 今すぐ見る |
「クーリエ 過去を運ぶ男」の配信サービス詳細
おすすめポイント
Apple TV+は、Apple Originalの作品を楽しめるストリーミングサービスです。高い評価を得ているシリーズ、心を奪われるドラマ、かつてないドキュメンタリー、子ども向けのエンターテインメント、コメディなどが勢ぞろい。ほかでは観られない新作も毎月登場します。
配信形態
見放題 / レンタル / 購入
無料期間
7日間/Apple製品購入で3カ月間無料/Apple Oneで1カ月間無料
月額料金
月額900円(税込)
ダウンロード可否
可能
複数端末同時視聴
可能
※最大6台のデバイスで同時にストリーミング可能/Apple Musicに学生プランで登録している場合は、一度に1台のデバイスでしかApple TV+をストリーミングできません
支払い方法
Apple Pay、クレジットカードとデビットカード、Apple Accountの残高(Apple Gift Cardの換金額または入金額の残高)、PayPay、キャリア決済(au/SoftBank/NTT docomo)
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介

解説・あらすじ
アカデミー外国語映画賞にノミネートされた「パラダイス・ナウ」で注目を集めたパレスチナの俊英ハニ・アブ・アサド監督が描くクライムサスペンス。運ぶ物の中身も目的も問わず、指定されたとおりに必ず荷物を届けるプロの運び屋クーリエは、イーブル・シビルという正体不明の男に鍵のかかったカバンを60時間以内に届けるよう依頼される。生死すら定かでないイーブルを探しはじめたクーリエだったが、行く先々で危機に襲われ、関係した者たちは次々と死体になっていく。やがてクーリエは驚きの事実に突き当たり……。主演は「ウォッチメン」のジェフリー・ディーン・モーガン。
レビュー

流山の小地蔵さん
投稿日:2012-06-13
「クーリエ」とは「運び人」という意味。主人公のクーリエと名乗る男は、配達するカバンについて何も聞かず届けるという凄腕の運び人でした。
運び人というとすぐ思い立つのは、小地蔵も好きな『トランスポーター』シリーズを連想することでしょう。しかし、アサド監督からみたらステイサムが演じる主人公はとにかく完璧で強すぎるのだそうです。確かにいわれてみれば、ごもっともなお話。ステイサムは、どんなピンチにも安心してみていられます。
その点本作のクーリエは、華麗なカーアクションをするのでもなく、格闘や銃撃もそこそこ程度の凄腕ぶり。だから、いつも差し向けられた殺し屋からまず逃げ回り、しかも間一髪の差でなんとか辛勝している程度なんですね。ステイサムが見せる圧倒的なアクションは、大変魅力的です。けれども、クーリエの場合、それをあえて抑えることで、等身大のヒーローとしてのリアルティを感じさせてくれました。そのぶんサスペンスとしての緊迫感は高まったと思います。
本作のもう一つの魅力は、全編を包む謎です。何と言っても最大の謎は、配達先に指定される正体不明のイーグル・シビルの存在。そして依頼人は、これまた妙に高圧的な謎の男。その得体の知れない人物から、クーリエはカバンを届けることを強要されます。イーグル・シビルは、生死すら定かでなく、誰も顔すら知らない人物。ただ人々は、イーグルの関わった人物は、全て殺されたと口々に恐怖を語るレジェンドと化した人物だったのです。
僅かな手がかりを頼りに、イーグルのことを知っているマックスウェルという人物に接近しようとするクーリエでしたが、行く先々で手がかりのとなるキィマンが殺されてしまいます。それでも徐々に真相に近づいていくクーリエ。彼にとってイーグルを探す旅は、記憶を失った自らの過去を探す旅だったのです。
単なる謎解きでなく、あっと驚く結末に結びつく主人公の秘密を明かにしていく展開。きっと見終わったとき、余りの意外さに唖然となることでしょう。
さらに本作には主人公の行動に限られた時間でのタイムリミットが強いられる設定が加味されます。居所も不確かなイーグルを60時間以内見つけないと、クーリエの友人の一家を皆殺しにすると脅迫され、仕方なく仕事を引き受けるというものです。そんなタイムリミットが、スピーディな展開と絶妙なタイミングでインサートされる主人公の過去へのフラッシュバックと相まって、スリル感を煽り立てるのです。そのためラストシーンまで画面に釘付けとなりました。ただ筋を読めきれなかった腹いせに★一つ落としてあります(^^ゞ
まぁ、本格派のサスペンスとしてアサド監督の才気迸るところは強く感じましたね。
面白いのはイーグル・シビルという名前。これってスペルを逆に読むと、エルビス・プレスリーなんです。手がかりとなるマックスウェルを追って、ラスベガスへとんだクーリエが偶然鏡に写ったイーグルの文字をみて、ハッとなるのです。そしてそぐそばではエルビスのそっくりさんがショーをやっていました。このそっくりさん、やはり訳ありの人物だったのです。でもそっくりさんがイーグルだなんて、そんな安直な伏線ではありませんでした。
ひと言いえるのは、このそっくりさんを演じているのが何とミッキー・ロークだったのです。全然気がつかないほどの濃いメーク。この役柄は、かつて70年代にロークが出演していたアクション・スリラーへのリスペクトなのでしょうか。当時を知るファンならきっと受ける乗りでしょう。カメオ出演ながら、圧倒的存在感でした。そんなわけで、このそっくりさん、やっぱり訳ありだったんです。
本作のルックを決定づけたのは、クーリエを演じたジェフリー・ディーン・モーガンの男臭い魅力に尽きます。その個性は、ハビエル・バルデムより渋め。その寡黙な演技は、イーストウッドやマックイーンを彷彿されるものを感じました。
モーガンの渋い演技は、もっとメジャーな企画でも通用しそうです。サスペンスやハードボイルドで、もっと活躍を見てみたいと贔屓したくなりました。
けれどもモーガンだけでは渋すぎて、重くなりすぎます。そんな寡黙な主人公をサポートし、こころに負った傷を癒すのがアナの存在。
アナ役のジョン・ホーは中国系のアメリカ人で、東洋系のコケテッシュな顔つきが魅力的。アナの活躍でストーリーに現実味が出たほか、クーリエとの一夜の関係は、重くなりがちな展開に華をもたらしました。
とにかく、予想もできない最後の驚愕の展開。ええっ~(@_@)それはないだろうと憤慨し、★一つ減点してしまった大人げない小地蔵の気持ちを分かってやってくださ~い!
運び人というとすぐ思い立つのは、小地蔵も好きな『トランスポーター』シリーズを連想することでしょう。しかし、アサド監督からみたらステイサムが演じる主人公はとにかく完璧で強すぎるのだそうです。確かにいわれてみれば、ごもっともなお話。ステイサムは、どんなピンチにも安心してみていられます。
その点本作のクーリエは、華麗なカーアクションをするのでもなく、格闘や銃撃もそこそこ程度の凄腕ぶり。だから、いつも差し向けられた殺し屋からまず逃げ回り、しかも間一髪の差でなんとか辛勝している程度なんですね。ステイサムが見せる圧倒的なアクションは、大変魅力的です。けれども、クーリエの場合、それをあえて抑えることで、等身大のヒーローとしてのリアルティを感じさせてくれました。そのぶんサスペンスとしての緊迫感は高まったと思います。
本作のもう一つの魅力は、全編を包む謎です。何と言っても最大の謎は、配達先に指定される正体不明のイーグル・シビルの存在。そして依頼人は、これまた妙に高圧的な謎の男。その得体の知れない人物から、クーリエはカバンを届けることを強要されます。イーグル・シビルは、生死すら定かでなく、誰も顔すら知らない人物。ただ人々は、イーグルの関わった人物は、全て殺されたと口々に恐怖を語るレジェンドと化した人物だったのです。
僅かな手がかりを頼りに、イーグルのことを知っているマックスウェルという人物に接近しようとするクーリエでしたが、行く先々で手がかりのとなるキィマンが殺されてしまいます。それでも徐々に真相に近づいていくクーリエ。彼にとってイーグルを探す旅は、記憶を失った自らの過去を探す旅だったのです。
単なる謎解きでなく、あっと驚く結末に結びつく主人公の秘密を明かにしていく展開。きっと見終わったとき、余りの意外さに唖然となることでしょう。
さらに本作には主人公の行動に限られた時間でのタイムリミットが強いられる設定が加味されます。居所も不確かなイーグルを60時間以内見つけないと、クーリエの友人の一家を皆殺しにすると脅迫され、仕方なく仕事を引き受けるというものです。そんなタイムリミットが、スピーディな展開と絶妙なタイミングでインサートされる主人公の過去へのフラッシュバックと相まって、スリル感を煽り立てるのです。そのためラストシーンまで画面に釘付けとなりました。ただ筋を読めきれなかった腹いせに★一つ落としてあります(^^ゞ
まぁ、本格派のサスペンスとしてアサド監督の才気迸るところは強く感じましたね。
面白いのはイーグル・シビルという名前。これってスペルを逆に読むと、エルビス・プレスリーなんです。手がかりとなるマックスウェルを追って、ラスベガスへとんだクーリエが偶然鏡に写ったイーグルの文字をみて、ハッとなるのです。そしてそぐそばではエルビスのそっくりさんがショーをやっていました。このそっくりさん、やはり訳ありの人物だったのです。でもそっくりさんがイーグルだなんて、そんな安直な伏線ではありませんでした。
ひと言いえるのは、このそっくりさんを演じているのが何とミッキー・ロークだったのです。全然気がつかないほどの濃いメーク。この役柄は、かつて70年代にロークが出演していたアクション・スリラーへのリスペクトなのでしょうか。当時を知るファンならきっと受ける乗りでしょう。カメオ出演ながら、圧倒的存在感でした。そんなわけで、このそっくりさん、やっぱり訳ありだったんです。
本作のルックを決定づけたのは、クーリエを演じたジェフリー・ディーン・モーガンの男臭い魅力に尽きます。その個性は、ハビエル・バルデムより渋め。その寡黙な演技は、イーストウッドやマックイーンを彷彿されるものを感じました。
モーガンの渋い演技は、もっとメジャーな企画でも通用しそうです。サスペンスやハードボイルドで、もっと活躍を見てみたいと贔屓したくなりました。
けれどもモーガンだけでは渋すぎて、重くなりすぎます。そんな寡黙な主人公をサポートし、こころに負った傷を癒すのがアナの存在。
アナ役のジョン・ホーは中国系のアメリカ人で、東洋系のコケテッシュな顔つきが魅力的。アナの活躍でストーリーに現実味が出たほか、クーリエとの一夜の関係は、重くなりがちな展開に華をもたらしました。
とにかく、予想もできない最後の驚愕の展開。ええっ~(@_@)それはないだろうと憤慨し、★一つ減点してしまった大人げない小地蔵の気持ちを分かってやってくださ~い!
鑑賞日:2012年6月13日 映画館で鑑賞
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