「微妙の一言」そして父になる Jillさんの映画レビュー(感想・評価)
微妙の一言
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カメラアングル、選曲、キャスト、終盤の盛り上げ方、リリーフランキーの一人だけ浮いたキャラ、すべてが微妙でした。
テーマは一時世間を騒がせた新生児取り違え事件を取り上げた時事的な話かと思いきや、ただ看護師が腹いせで子供を入れ替えただけという理不尽なもの。
しかも散々文句は言われるけど、最終的には子供に庇われて被害者から許されるという俄かに信じがたいもの。自分がそうされた場合許すかどうかはさておき、非常にリアリティに欠ける描写で幻滅しました。
正直途中まではリリーフランキーの浮いた演技が面白く、コントを観るような気分で映画を見ていたが、中盤以降の話の流れが単純すぎて退屈すぎて。。。
こういうシリアス映画の場合、音楽とラストが良ければ良い映画、となるところだが、音楽の選曲も凡庸、最後の盛り上げ方もなんでこのアングル?っていう突っ込み待ちな撮り方でガッカリです。
唯一テンポはよかったと思います。学生レベルと評する人もいるようですが、映画館で上映するレベルではあったと思います。期待しすぎなければ普通の映画として楽しめます。
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