「感情」そして父になる ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
感情
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一切の感情を封印し、世間体や効率といった理性を一番に生きてきた良多。これって、世の男性と被って見えました。逆に、電気屋さん、ふたりの母親は感情で息子に接しています。「可愛いから」「好きだから」という感情は、「将来のため」という理性よりも、原始的なものなのかもしれません。だから、子供にも伝わるのかも。
息子が入れ違いになったことでやっと、良多は育ての母親や妻、そして息子に愛されていることに気がついたのだと思いました。感情を封印していると、愛されていることにも気がつかない。なんか、警告のようですね。のらりくらりなリリーさんの演技は、今作でも素晴らしかったです。
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