ただ君だけ

劇場公開日:

ただ君だけ

解説

「映画は映画だ」のソ・ジソブが主演したラブストーリー。チャールズ・チャップリンの名作「街の灯」(1931)をモチーフに、孤独な男と目が不自由な女の純愛を描く。かつては将来を有望視されたボクサーだったチョルミンは、過去のある事件がきっかけで心を閉ざして生きていた。そんなチョンミルの前に、目が不自由だが明るく愛くるしい女性ジョンファが現れ、チョンミルは少しずつ心を開いていく。やがてジョンファが失明した事件と自分の過去の行動とに接点があったことを知ったチョンミルは、ジョンファの目の手術代を稼ぐため別人になりすまし、高額な賞金が得られる賭博試合に出場することを決めるが……。ジョンファ役にTVドラマ「春のワルツ」「華麗なる遺産」のハン・ヒョジュ。

2011年製作/105分/G/韓国
原題または英題:Always
配給:ポニーキャニオン、コムストック・グループ
劇場公開日:2012年6月30日

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映画レビュー

4.5【今作は、映画の正の連鎖を考えさせられる”無償の献身”と"尊い償い”を描いた王道のラブストーリーである。】

2023年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

泣ける

知的

幸せ

ー ご存じの通り、今作の邦画のリメイク版が横浜流星さんと吉高由里子さんのW主演の「君の瞳が問いかけている」であり、今作のモチーフになった作品は、彼のチャールズ・チャップリンの「街の灯」である。
  今作は久方ぶりに鑑賞したが、私の脳裏を過るのは、優れたる映画が波及していく”正の連鎖”という言葉である。
  私は、優れた作品のリメイク版を”オリジナルの良さが活かされていない。”と否定するスタンスは余り好きではなく、リメイクの良さを見るようにしている。
  故に、「君の瞳が問いかけている」を劇場で鑑賞した際には、感動し、涙したモノである。-

■ボクサーとしてチャンピオンになった経験を持つも、暗い過去から心を閉ざしているチョルミン(ソ・ジソブ)。
 ある日彼は、目が不自由ながらも明るく美しい女性・ハ・ジョンファ(ハン・ヒョジュ)と出会う。
 徐々に惹かれあう2人だったが、彼女の視力を奪った事故にチョルミンが関係していたことが分かり、チョルミンは身の危険を冒してでも彼女の角膜手術を行う費用を稼ぐために危険な非合法な試合に臨むのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・今作の内容は巷間に流布していると思われるので、詳細は記さない。
 だが、久方ぶりに鑑賞すると、邦画の監督を担当した恋愛映画の旗手、三木孝浩監督は今作にかなり従順に映画を製作した事が分かる。
 但し、三木監督成のオリジナリティーもしっかりと描いていたのだな、とも分かる。

・夢を失った男チョルミンと、男の為に視力を失った女ハ・ジョンファとの出会い。
ー ハ・ジョンファは覇気のないチョルミンを”オジサン”と呼ぶが、徐々に彼の優しさに惹かれていくのである。-

■チョルミンを演じたソ・ジソブの哀しみや厭世観を漂わせた演技に魅せられる。
 だが、彼は且つて自分が犯した罪により、何ら罪のないハ・ジョンファの視力を奪ってしまった事に気付き、深い後悔と共に、危険な行動に出るのである。
 そして、彼は下半身が不自由になりながらも、ハ・ジョンファの角膜手術の資金を稼ぎ、社会復帰した彼女の海岸の店を訪れ、”土産品”を一つだけ買って去るのである。
 それに気づいたハ・ジョンファは、彼を追い点字が記された机の前で”おじさん・。”と呼び二人は強く抱擁するのである。

<再度記すが、今作は名作「街の灯」をモチーフとして製作され、この作品に感化された三木監督の「君の瞳が問いかけている」が制作されたのである。
 正に、映画の正の連鎖である。
 どの作品も秀作である。
 それは、映画製作陣のこの一連の作品に対する深い敬愛と、映画魂が齎したモノだと私は思っているのである。>

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NOBU

4.0ハン・ヒョジュにやられました

2021年4月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

目が見えないけれど、前向きで明るいハン・ヒョジュの笑顔の魅力が素晴らしく、だからこそ2人の恋愛に惹かれます。視力を失ったジョンファとチョルミンにそんな因縁があったとは❗️今見ればある意味ベタなロマンスですが、それでも感情が震える一本でした。

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Misty

4.0ありがとう、最高に好きです

2021年1月14日
PCから投稿

最高に好きです。
めっちゃ王道感溢れましたが、もう王道オブざ王道だけど
展開も全部最初からわかるけど

最高に好きだなと思いました

女優カワエエし
主人公安定感パねえし、なにより男も惚れるかっこよさ、無骨さ

なにより裏ファイトも「え、18禁ですか」と思わせるパンチ力

映像もストーリーも点字も
心が洗われるようなハードボイルド冬のソナタでした。

もう1回みたいですね

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asa89

4.0邦楽verより本作の韓国ver方が泣けた!

2021年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

吉高由里子さんと横浜流星さんの邦画版(君の瞳)がとても良かったのでレンタル観賞。

シーンやセリフがほぼ同じなんだけど、やっぱり本作の方が泣けた感じ。
細かい小物等は違うけどお国柄の違いなのか違和感等はありません。
役者さんも良かった。
音楽もこっちの方が良かった!

邦楽では粘土細工のシーンで大泣きしたけど、本作は病院でマッサージするシーンで号泣。

綺麗な風景もこっちの方が良かった。

韓国映画はこの手の作品はとっても上手ですね( ´∀`)

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イゲ