パシフィック・リムのレビュー・感想・評価
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いい感じのB級ぽさ♪
「ローンレンジャー」「ワールドウォーZ」とこの夏の娯楽作が 想像以上にがっかりだったので、 迷いつつレビューの評価を観ての鑑賞。 お供に渋々のメンズ達は、大満足の帰宅!! 怪獣・ロボット・・・ときめきポイント満載だった模様。 全体にメリハリ不足がもったい出来になった感が。 でもB級ぽい、メジャー作品。 この夏の観た中では一番よかった。
IMAXで観ないともったいない!!
先に観た知りあいがこれはIMAXで観るべきだった、と後悔していたのを聞いて、迷わずIMAXに駆け込んだが、確かにその通りで、この映画は通常の映画館とIMAXではその体験が雲泥の差ほどあることを痛感した。 縦が長いIMAXのスクリーンでは、怪獣がアップになったとき、まさにそこにいるかのように、物理的にもう顔を見上げるしかない。 これは本当に怪獣に睨みつけられているかのような感覚で、本気で震えが来る。 特に芦田愛菜ちゃんが襲われているシーンでは、子供ならずともこれは泣き出すよ、と思うほどの迫力。 イェーガーを下からあおって撮影されているシーンも、思わずその大きさに見とれてしまうほどのスケール感。これは横長の画面では絶対に出せない。 おそらく横長の画面ではワンショットで映しきれてないイェーガーの全身を、縦長の画面だから一枚絵で、画面からはみ出さんばかりに映されているので、もう物理的に「デカイ」と思わずつぶやいてしまう。 音響も行きつけの東宝シ●マズよりもスゴイ。すべてのIMAXシアターが同じくらいスゴイのかわからないが、木場のIMAXでは地響きが、本当に地響きとして体感できるレベルなので、40メートル級のロボットや怪獣が動くとこれほどまでに重量感があるのか、とゾクゾクとする。 同じ劇場でみた、トランスフォーマー3のときには感じられなかった気がするので、この重量感は未体験の凄さかも。 これはまさに子供の時に魅せられたウルトラマンと怪獣の戦いが、今まさにリアルなスケール感で目の前で繰り広げられているという感じ。 小さな白黒のテレビの中の正義の味方に心躍らされた、あの時の男の子はぜひ大きなスクリーンで観ておくべき映画。 日本アニメや特撮への愛やオマージュが詰まったこの映画を、興行成績が悪いで早々に打ち切らせては、日本人の恥だ。 どんなに歳をとっても、自分は男の子だ、と思ったら見に行って欲しい。
特撮・アニメファン必見の超大作だ!!!
メガ牛丼に鰻・カツ・海老天がのった!! 特撮・アニメファン必見の超大作だ!!! お台場ガンダムに参拝して拍手を打ったというデル・トロ監督の男気とオタク気に溢れた一品だ。 のっけから、2013年から始まる大KAIJU戦争の歴史が語られ、タイトル前に早くもド迫力の一戦。そして本編では5年後2025年の数日間が描かれる。 かって人類反攻の切り札だった巨大人型兵器イェーガーも年々パワーアップしてくるKAIJU軍団におされ気味。巨額の開発費と消耗リスクを恐れた政治家たちはイェーガーチームへの予算打ち切りを通達する。 これまで数10体生産されてきたイェーガーも生き残りは4体だけ。イェーガーチームはKAIJUの出現する異次元孔を塞ごうと最後の作戦に賭ける。 導入部はこんなところだが、とにかくイェーガー・KAIJUの造形・アクション・カメラワークがいい。リアルな格闘戦を重量感たっぷりに見せ付ける。手足をもがれながらも死闘を続ける巨大ロボと怪獣たち。かってない大迫力だ。 格納ハンガー、コックピット、パイロットスーツと作りこまれたディテール。 タメを効かせた出撃シーンに感動だ。 マスタースレイブ機構をベースにニューロリンク、音声入力も交えた操縦システムもいい。パイロットのアクション・心理を派手に表現できるし、必殺技も絶叫できる。 キャラの立て方もわかりやすい。 イドリス司令は特にイイ。立ち姿だけで絵になる。ジャパニメの司令官役にはヒネリの利いた性格を付け勝ちだが、直球なのが逆にいい。「AKIRA」の大佐がモデルらしいがいかにもアメリカ軍人らしくGood。ただし、日本製イェーガーに乗ってて被爆?ちょっと微妙な設定だ・・・ 凛子隊員も強くて可憐で陰のあるジャパニメ調のヒロインをうまく演じている。メイクの濃さに比べてツンデレ度は抑え目だがグローバルを目指すには致し方ないところか。 短いが愛菜ちゃんの泣きの演技にも脱帽だ。これでブルーバックでの収録だというのだから恐れ入る。 ハナム隊員はヒーローにしては影が薄いが、主人公が薄いのは近年のジャパニメでは定番だ。ここ一番でオトコを見せろ。 オタ博士コンビに臓器ブローカー氏も説明不要の怪しさをかもし出してる。 豪州確執親子もいい感じだ。 中国三つ子やロシア鉄面夫婦にももっと尺をあげたかった。 メインの戦闘シーンでは主役のジプシーの活躍はいいのだが、他のイェーガーたちの扱いがちょっとさびしい。チェルノ君など敵を羽交い絞めの自爆するには格好の機体なのにと思うのだが、香港近海での核爆発はさすがに遠慮したのか? メガヒット中の中国でも紅嵐君の活躍が少ないと文句が出ているらしいが、監督は予算が足りなかったんだよ~と弁解に努めているようだ。ちなみに中国語吹替え版のロケットパンチは「天馬(ペガサス)流星拳」らしい。いや、連打してないだろうと思うのだが。 中国版では本多猪四郎のほかにも永井豪、富野由悠季らへの謝意がクレジットされているという。いや、さも有りなん。 ガンフロンティアのアメリカ人にとって、例えモンスターといえども撃たれても死なない生き物にはリアリティを感じないようだ。モンスターの始祖キングコングからして機銃掃射で死んでしまうし、我らのゴジラすらハリウッド産では通常ミサイル数発くらっただけで昇天している。 その点日本の怪獣は自衛隊の総攻撃を受けてもかすり傷ひとつつかない。ただの生き物ではなく大自然の生んだ荒ぶる神だ。 KAIJUたちは今のところその中間ぐらいの強さか?荒ぶる神というよりもクトゥルフ神話の邪神群といった趣も感じるのだが。(デル・トロ監督は本作の前にクトゥルフ物を撮ろうとして取りやめになったことがあるらしい) いずれにせよ、この作品がハリウッドのモンスター感の転換点になるかもしれない。 結末は核は世界を救うってことになるのだが、ココんところは実にアメリカンだ。 ID4やアベンジャーズでもそうだったが、いくら相手が宇宙人(異世界)でも核をぶち込んでそれで解決って言うのは日本人にはドーヨと思う。せめて非核新兵器にしてよっとも思うのだが、これもアメリカン・リアリティってやつか? 多少の不満やツッコミはあるが、それはもっと見たいぞの裏返し。 ぜひとも続編、そしてシリーズ化、ついでにスピンオフ作品の発表を切に願って〆としたい。
女性パイロットがカッコいい
怪獣映画、面白かったです! KAIJUが良いフォルム、次から次へと立ちはだかって凶悪でした。 バディ物としてアツいのが凄く良かったです。「バロム・1」とか「ウルトラマンA」とか、大好きだった当時の熱が蘇りました。マコさん初搭乗後の流れも芦田愛菜ちゃん登場シーンも丁寧で、なかなか素敵でした。 女性パイロットがカッコいい!森マコもロシアのお姉様も。それぞれのチームのバディ関係、もうちょっと見たかったです。
面白かった!
まなちゃんが出演してるハリウッドのSF映画?くらいの軽い気持ちでなんの期待もしないで観に行った映画。あまりにも前知識がなかったため、「え?菊地凛子も出てたの?てかメインキャストすか!」とか「かいじゅー、ってそのまま日本語で言っちゃうの?」などといったところから観始めたわけですが、開始早々すぐにのめり込んでしまいました。最新技術を駆使したかのような画は迫力あるし、ちゃちいところがないし、戦闘シーンは楽しめるし、期待を裏切ってかなり映画に釘付けでした。気になったのは、凛子さんの訓練中の棒術シーンがちょっと完璧とは言えないなあ、と。。バイオハザードのミラ・ジョボビッチやトゥームレイダーのアンジェリーナ・ジョリーはやっぱ凄いんだな、と思ってしまった。厳しく見すぎでしょうか。。そして、かいじゅーはデコラティブすぎるのでは。パーツが多ければ恐く見えるということもなかろう!と思うのですが。かいじゅーっていうかエイリアンでは??と思うところも。最後にセリフの中で英語で話してたかと思えば突然最後の一言は日本語になるとか、やや頭が混乱することも。だって英語で話すと心づもりしてるんだもん。などなど重箱の隅をつつくようなことばかり書きましたがめっちゃ面白かったのは本当です!女であるがゆえ冷静に観てしまったところもあるかと思います。男性にとっては宝の山のような映画かもしれません。一緒に行ったダンナさんは大変満足げでしたね。
なかなかクール
今年の夏は特に、歴史認識問題等で、日本のマイナス面ばかりを吹聴しがちな隣国との話題が多い中、ギレルモ・デル・トロ監督の日本をリスペクトしてくれている気持ちが伝わり、うれしい気持ちになる映画でした。 ”KAIJU”をはじめとする日本語の単語&日本語での会話、日本人俳優の使い方等、”クールなものはクール、米国産でなくとも良いものは良い・・”そんな憧憬にも似た思いが伝わってきます。 ストーリとして、中盤、やや中だるみはあるものの、冒頭と香港でのKAIJU vs イエーガーとの戦いは超重量級で凄い迫力でした。もし、東宝の怪獣映画が全盛の頃(年代はわかってしまう?)、こんな迫力のハリウッド映画が公開されてたら、興奮して気絶してたと思います。
なめてた
いや、ほんと、まいりました。 なめてた。ごめんなさい。 ってカンジです。 当方45歳なので、ど真ん中かな。 ちょっと記憶にない、こんなに痺れたカンジは。 愛にまみれた。 うん、そういうカンジ。 この映画に日本の制作陣があまり加わってないのが悔しい、 と同時に、嬉しい。 日本人が作ったモノが、日本人が愛したモノが、 数十年経って、こうやって世界から【アリガトウ】のメッセージをもらった気分だ。
出力全開!頑張れイエーガー!
最初にこの作品の情報を知った時は、「本当に巨大ロボと怪獣との戦いをきちんと描けるのか?」と正直期待と不安が半々だった。
しかし実際に観てみるとそれは全くの杞憂だった。実によくできていて面白い。
複数の敵と地球防衛軍との戦いという面では「ゴジラファイナルウォーズ」での怪獣対各戦闘艦との戦いや、「ゲッターロボ號」(漫画版)のアラスカ戦線におけるランドウ軍対各国ロボ軍団との戦いが思い浮かぶが、この作品のパワーはそれらから予想されるものをはるかに上回っている。
イエーガーの操縦者が2名というのは、ドラマを作りやすくする手法かもしれないが、そのためのドリフトがガイズラーとゴットリーブ両博士が怪獣の脳を通じて、真の敵と反撃への手がかりを掴む重要な役目を果たしているので、これは巧妙で必要な設定だと言える。
その他のキャラクター描写にしても、それぞれに必要な存在感を醸し出していて、好感が持てる(私の好みは二人の科学者コンビだが)。
太平洋の海底の割れ目から出現する怪獣と聞けば当然地球産の生物だと思うが、実はこの割れ目は異世界(アンティバース)との通路であって、怪獣はその通路を通ってやってくる非地球産の生物であり、しかもその外観(カテゴリー)は異なってもすべて同じDNAを持つクローン体であることがわかる。真の敵はクローン培養した怪獣を、異次元通路を構築して送り込み、人類の殲滅と地球資源の略奪を企む知的生命体(プリカーサー)ということで、予告編からは全く予想できない展開を見せる。
かくて対怪獣戦から異次元通路の破壊という作戦に軸足を移して、ラストの戦いが繰り広げられるのだが、このラストも「お約束」の展開ではあるが十分に満足できる内容である。
ただ異次元通路は破壊されたが敵自体は存在している(と思う)。この先異次元通路を再構築しない保証はない。また人類がDNAを解読できた以上怪獣をクローン培養することも可能であろう。
もし続編が作られるとすれば、クローン培養された怪獣に強化装甲や武器を装着し、操縦者が怪獣の脳とドリフトして戦うという展開も考えられる。 ギレルモ監督の構想にはそんなものはないのかも知れないが、一度観てみたい気もする。
なお、ラストのレイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎への献辞にも感じるところがあったが、できれば円谷英二の名前も入れて欲しかったと思うのは、特撮ファンの身勝手というものだろうか。
難しいことは考えなくてもいい
人間ドラマやストーリー、シナリオ、いろんなところに突っ込みどころがあるのは間違いない。
しかし本作はそんなところは全くどうでもいい映画だ。
ただ単に、巨大カイジュウと巨大ロボットがどつきあうという映像を楽しむための映画なのだから。
むしろこの映画を見て主人公の心の葛藤がどうとかシナリオが一辺倒でガキくさいとか言ってしまう(+自分の感性に合わないからと星1とかにしてしまう)輩はまさににわか映画通なのであろう。
映画というのは視覚的エンターテインメントであって、本来は見て楽しむためにある。
ごちゃごちゃ難しいことを考えたいなら本を読め。
たかが2時間そこそこのアクション映画に何を求めてるんだ…。
パシフィック・リムはまさに和製SF好きのオタクオヤジが自身の好奇心と自己満足のために作った自慰映画である。
しかしだからこその面白さ!
細部までこだわりにこだわり抜いたロボットの造形や、随所に散りばめられた数々の日本ロボアニメ・特撮映画へのオマージュ。
カイジューが海中から現れる様はまさにゴジラを彷彿とさせ、私が小さかった頃に感じた巨大生物への畏怖を思い出させてくれた。
素晴らしい!
以下ネタバレです。
総じて高評価ですが、唯一ラストで司令官がチャックを逃がしてあげなかったのがさすがに気になる点で、普通に道ずれはちょっと…。
お前は逃げろ!とか言って司令官が一人で自爆、みたいな方が司令官さらにかっこよくなりますよ(笑)
むしろどうせならチャックが怪我してお父さんと司令官が一緒にイェーガーに乗る展開の方が燃えたと思うんですよね…。
監督にそうしなかった理由を聞いてみたいところです。
ヒア・イズ・オタクヘブン
―人類は今試される ―戦うのか守るのか? ―世界の危機に立ち向かうのは二人の男女 とか何とかどーでもいいです。とりあえずこの映画を語るには、 「ロボット~~」 「カイジュ~~」 「スリーディ~」 の三つで片付きます。 物語のあらましはというと、異次元から襲来してくる巨大モンスター:「KAIJU」を倒すため、なぜか人類は遠距離兵器ではなく直接ぶちかましてぶん殴る人型巨大決戦兵器イェーガーを造り出し(でもトドメはミサイルだったりする)、そのイェーガーに二人一組みのパイロットが互いの心をシンクロさせ、これまたなぜか遠隔操作ではなく直接乗り込んで操縦し戦いに挑む、というもの。 こうくるとまるで例のごとくの昭和アニメの実写化のようですが、この作品はれっきとしたハリウッド映画、しかもスベリ無しの安牌娯楽作品なんです。そんな巨大怪獣と巨大ロボット(メインウェポンはチェーンブレイドとロケットパンチ!)という日本のオタク文化と、どんな作品でもある程度見れるものに仕上げる優れた技術と演出を誇るハリウッドの商業文化、この二つの奇跡の融合を成功させたのが、ハリウッドの映画監督でありながらお台場のガンダム像の前で目を輝かせ柏手を打って拝むほどの生粋のオタクであるギレルモ・デル・トロ監督と、そんな彼の下に集ったこれまたアニメオタクのクリエーター達なのですが、とにかくこの作品、大味で豪快なくせに一方でとても小奇麗にまとまっているんですよ。前席のジャポニカ・オタク達が鑑賞後に「三部作にすべきだったよね~」だとか宣っていましたが、いやいやこれを2時間に収めたのが凄いんでしょっ?て言いたいですね。世界設定や、戦いに臨む人物の背景や過去をしっかり描いて、さらにオタクならではのこだわり(施設の汚れや歴戦で付いたロボットの細やかな破損など)を盛り込んでんだから、これ以上望んだらバチが当たるってもんですぜ。ここまでオタクのフェティシズムを理解した上で秀逸な娯楽映画が作れるのであれば、何だかハリウッド版エヴァンゲリオンも成功しそうな予感さえしてしまいます※。 今夏最高の娯楽大作、まさに太平洋を隔てた両文化の邂逅『パシフィック・リム』、KAIJUの破壊行為も圧巻なのでポップコーン代をケチってでも3Dで鑑賞すべきです。あとついでにパンフレットも買いましょう、劇中では語られなかった(というか語る必要のない)KAIJUの名前やロボットのスペックなんかも掲載されてて、これまたオタク心をくすぐります。メガネにパンフとちょっぴりコストが高くつくけれど、2時間で回れるテーマパークと思えば安いもんですって! ※リメンバー・ドラゴンボール
アニメ好きの大人が子供に戻れる作品。
まず、私自身は怪獣好きというわけでもないし、特撮好きというわけでもない。 単純に子供の頃日曜朝のレンジャーものとか、ウルトラマン、ゴジラとかは何となく見てた程度。 それでもこの作品は十分に楽しめたので、前途のものが好きな人はもっと楽しめると思う作品。 日本人なら幼い頃見ていたアニメ、特撮ものとかでのハラハラドキドキ感が存分に楽しめる。 映画、ドラマ、アニメを歳の数だけ見ている本数が増えれば増えるほど、先の展開は読みやすくなる。それだけ蓄積したストーリーが増えるから。 でもこの映画は、それを踏まえても十分「いけ、行くんだ!」という気持ちと「そうだよね……行くんだよね……行かないで欲しいけど」という気持ちで楽しめる。 イェーガーと呼ばれるメカやギミック、何より怪獣のデザイン等々日本人なら親しみやすいのもあるし、イェーガーの要である精神(記憶)の共有などもまたアニメを見ている人なら親しみやすい。 ある意味王道。 それこそ、使われ尽くしているセンテンス、キャラクター。 でもそれを王道に乗せて、尚且つこれだけ楽しめるエンターテイメントに仕上げてるのだからすごいと思う。 今回は初3D鑑賞となったが、コレもちょっとおもしろかった。 モニター画面が奥行きがあるように見えるので、実際に作中にあるように「浮いて見える」感じが、作品の中に溶け込めた気がして楽しいのだ。 そして何より、セリフの端々にある日本アニメや映画あるある的なノリが面白い。 「心の壁」は吹き出しそうになりましたが。 ですが、その「心の壁」を上手く演出に織り込んでるのも映画として楽しめた要因かと。 徐々に世界の危機が迫るにつれて、一致団結していく登場人物達の壁を演出内に盛り込んでいたのはわかりやすく、そして面白かった。 コレは面白い。 もう何度か劇場で見たいと思うし、設定資料等々膨大な数であろうコンセプトアートなどを見たいと思った。 あと、ラストのタイトルのところとか、シーンがメカモノ的なかっこ良さがたまらない。 最後まで楽しめる作品でした。
自分の好きなアニメや怪獣と重ねることができれば面白いと思う。
この映画はアメリカ人が見るより、日本人(特に大人の男性)が見る方が面白いと思う。 なぜかというと、昔からウルトラマンやゴジラなどの怪獣物、ロボットアニメなどを見ているから。 ウルトラマンやゴジラなどは着ぐるみだし、戦う舞台の街並みは模型で作っている。 ロボットアニメはあくまでアニメで、絵がうごくもの。 でもこの映画は、着ぐるみの怪獣、ロボットアニメのロボット、模型の街並みなどを、すごいお金をかけて、VFXで作ってくれている。 なにかそれだけで、感動してしまいました。 それに、いろんなものを参考にして作っているので、見る人それぞれが、自分の好きな怪獣やアニメと重ねて見られるはずです。 2D吹替え版で見たのですが、私はイェーガ―が、ロケットパンチ(マジンガ―Z)を出したところに完全に引っ掛かり、それから後の部分は「イェーガ―」ではなく、完全に「新マジンガ―Z」として見ていました。 その後、水木一郎さんが歌うテーマソングが、頭の中でヘビーローテーションして、離れなくなりました。 「ゼッ~ト!!」というやつです。 あと菊池凛子さんや芦田愛菜ちゃんがいい。 たまに出演することはあるけれど、いつもテレビで見ているような人(特に女性)が、二人同時にハリウッド映画に出演しているのが面白かった。 芦田愛菜ちゃんはご存じのとおり、いろんなドラマに出演しているし、菊池凛子さんは「バベル」等に出演しているけど、「バベル」の時は誰だかわからなかったし、その後はドラマ版の「モテキ」しか見ていないので新鮮だった。 まったく個人的な関係はないのだけれど、旧知の知人が初めてテレビドラマ(ハリウッド映画だけれども・・・)に、それもけっこう重要な役で出ているような感じで、応援したくなり、非常に面白かった。 でも、内容はよくあるエイリアン物なので、自分の中でキャラクターを重なることができなければ、あまり面白くないかもしれないです。
パシフィック・リム観た?!
とにかく痛快で面白いド迫力映画です!SF映画ファンなら二時間半がアッという間に過ぎます。特に、東宝の怪獣映画が大好きだった人には、トランスフォーマーやスタートレックより数倍楽しめます。怪獣VS巨大ロボット!しかもハリウッドの最新VFXで作られた夢のような映画です!そして怪獣やロボット(イエガー)の巨大観を味あうためには劇場で観る事をお勧めします。今までで見終って直ぐにもう一回観たくなった数少ない一本です。そして、一週間後に、IMAX3Dで一昨日観にいってしまいました。初めからIMAX3Dで観れば良かった!もう凄い!凄すぎます!スタートレック大好きの私ですが、もうイントゥーダークネスの印象なんかどっかに吹っ飛んでしまいました!間違いなく、近年のSF作品ではNO,1の面白さです。娯楽作品としては最高の出来栄えです!まだ観ていない人は劇場に急げ!!
安心して楽しめる怪獣映画
ギレルモ・デル・トロ監督のSF怪獣映画です。ゴジラやガメラなどの日本の怪獣映画に近い感じで、面白かったです。怪獣と戦う「イェーガ」を二人が意識を一体化させて操縦するという設定にしているあたりが興味深いところです。一般に怪獣映画は怪獣との戦闘場面がメインでストーリーはそれを繋ぐためにあるという感じですが、そこにいろいろな人間ドラマを盛り込んでいるあたりが日本映画的です。戦闘場面もリアルで素晴らしく、お決まりのハッピーエンドで、安心して楽しめる娯楽作です。
これは凄い
予告篇見て鑑賞を即決しました。怪獣VS巨大ロボットの闘いがメイン
なので、ストーリーはないに等しいとは分かっていたが、開始早々
round 1ゴング!ってもう興奮しっぱなし、お腹一杯で吐きそう、
最後はちょっと胃もたれって感じでした。
単純明快で何にも考えず楽しめたのはいいのですが、それ故にすこし
残念に思ったことを言いたい。
・登場人物の心の交流をもう少しだけでも描けていればすこしでも感動
できたろうに・・・マコの過去、主人公の悲しみ、司令官の苦しみ、
司令官の自爆シーンなどもうちょと泣ける描き方は可能だったと思う。
・怪獣のデザインがちょっと・・地球外生命というならいいけど怪獣って
いうのならもうちょっとドッシリした感じが欲しかった。中には何とか
星人みたいな細っこいのがいて残念。やはり中に人間が入ってたからこそ
のもっさり感が怪獣だと思う。
・敵(宇宙人?)は最後までもっと謎のままにした方がよかったのでは。
せっかくのお笑いコンビが怪獣とドリフトしたんだからもっと深くでき
たろうに。エヴァ風に謎をちりばめまくって次回作につなげるっていう
風にすればよかったのでは(次回作があるかどうか、結末をちゃんと考
えているかどうかなどは別として)。
日本の特撮やアニメのヒーロー物って意外とそういう所凝ってると思う。
それゆえに単純だけどなんか感動したみたいな所も欲しかったな。
劇場の男性率ほぼ100%なもの笑った。とにかく面白かったです。
究極の恋愛映画と思ってみれば女性はつらくない!?
すでに5回観賞。最初はバトルシーンとかメカニックばかりに気をとられ、「うおー!!!」 大興奮状態でしたが、落ち着いてくると、マコとローリー君に注目・・・。 私、女性なんで、恋愛要素がどうしても気になる。 マコがローリー君に最初から惹かれてるのは解るし、彼のほうもまんざらでもない。 でもね、それだけじゃない!好き、とか愛してる、じゃないんですよね、この映画。 「一心同体となる」 んです!!!意識や感情や感覚をひとつにするのです!いろいろと困ることは大ありでしょうが、その「同調性」の相性の良さを二人が強く感じる。(小説版の中でも、二人はまさに生まれながらにしてコックピットに乗り込む運命。。。)みたいな表現がありまして、ズキュン!ときちゃいました。 そう考えて再度観賞すると、マコがパイロットとして乗り込んできたときの、ローリー君の「似合ってるよ」のにやけた顔にこちらもにやにや、「誰かを頭の中に入れるのはごめんです」と言っていた彼が、「兄よりも同調性を強く感じる」(小説版)とか思っちゃったり、どんだけ相性いいの!? 絆が強いほどイエーガーは強くなる、司令官をして「あんな戦いは初めて見た」と言わしめるほどの関係!なんですよね。 そう考えると、最後、ハリウッドお決まりお約束の大画面キスシーンがない。 小説版ではあったんですが、監督が子どもに配慮したのかな?ともとれますが、 男女間の愛、肉体の触れあいも飛び越えて「魂のふれあい」を体感した二人には、キスもいらないんですよね!? 勝手に考えて一人にやけながら映画を想い出しています。 もう一回観ようかな・・・。 それから、内容が内容だけに、バトルシーンばかり目がいきがちですが、くだらないのを承知で言わせてもらうと、マコの赤い靴、小説では、彼女は片方の靴を部屋に飾っていていつもそれを眺め、家族の復讐を誓っている。 そこへ、司令官がもう片方を持って現れ、出撃の準備をしなさい、と言う。 靴って、揃って初めて役に立つんですよね。 この映画では、2つが揃うということに非常に意味がある。 「踏み出しなさい」、と言う司令官の苦渋の決断がにじみ出ていました。 マコが彼に助けてもらったことがわかってから観ると、もう、ここ名場面! オタク監督がバトルシーン撮りたいが為に創った映画で、ストーリーは後付けみたいですが、それでもどうしてなかなか、うるっとしちゃいます。 彼氏や夫にむりやりひっぱっていかれそうなそこのあなた! このレビュー観てから行ってね!(見ないか)
ギレルモデルトロ監督(とハリウッド)からのジャパニメーションやサブカルに対する、最大の賛辞とラブレター!この衝撃は・・レミゼラブル並み???
最初に言っとく・・ 俺、モバゲーで映画500本・映画ドットコムで映画200本?をレビューして来たけど・・これはベスト30に入る映画だし・・ 比例して、このレビューもカナリ長くなるだろう・・。 (とりあえず・・スマホでなく・・今PCから打ってるよ。 ・・人差し指だけでは、とても間に合わないから・・。) 先ず・・ 今年俺は様々な映画を見た・・ ●図書館戦争は良かったし・・ 題名にも書いた・・ ●レミゼラブルも良かった・・ DVD見の●チキンとプラムも良かった・・ が!!! それらに並ぶ(吹き飛ばす?)大作に・・俺出会ってしまったヽ(^o^)丿 運良く劇場で見れた・・と言うべきか? 運悪く2Dで見た・・と言うべきか? これは素晴らしいよ(*^^)v(*^^)v(*^^)v 所見】 これは・・ ●鉄腕アトム ●鉄人28号 ●宇宙戦艦ヤマト ●ウルトラマン(や特撮シリーズ) ●機動戦士ガンダム(しかもGガンダムや、ガンダムW?) ●マジンガーZ ●マクロス ●エヴァンゲリヲン ●攻殻機動隊 ・・に・・ ●アルマゲドンと●インディペンデンスディを足した作品だ。 俺の敬愛するアルモドバルに弟子入り?し、名匠の呼び声高いトロ監督の・・間違い無い代表作だろう。 エンドロール後のオマージュで・・俺はむせび泣いてしまった・・。 いまや・・ジャパニメーションは世界をリードするカルチャーとなった(最早サブカルでは無い!)!!! ハリウッドよ!これが映画だ! ●アベンジャーズが如何に薄い作品・・いや商品か?比較すれば一発だ! すばらしい!!! ヲタク・・トロ監督ありがとう(*^_^*) 俺・・もう一度3Dで見直します。 多分・・俺生涯で・・劇場の後⇒DVDでなく・・ 劇場の後・・⇒また劇場見!てのは・・人生初で無いかな??? これは感動した!!! 菊池凜子】 ●バベルはまだ見てないが・・ Lリューが世界から見た、水準の中国人で有るように・・・ (Cツイギーは世界水準の台湾人?香港人?) リンコキクチは?世界水準の日本人・・なんだろうな? ミステリアスで、忍耐強く・・ 男性を陰で支えるやまとなでしこ・・が上手く描かれてました(※脚本面と演技面の両方で!)。 ・・桃井かおりさんも●SAYURIで圧巻だったけど・・ 超えたんじゃない??? 少なくとも・・ ●ラストサムライの小雪さんは、菊池さん軽く超えてますぜ!!! GANTZスーツ?プラグスーツ? とてもセクシーでしたよ? 芦田愛菜】 >『あのね。・・マネージャーがね?使えないよ?』 ↑これはモノマネの方の発言だが・・ いや! 本家あしまな・・とんでも無いよ? わずか2~5分の登場時間・・ 俺は泣いてしまったよ。 てか・・自分が追いかけられてるようで・・恐くなったよ(+_+)(+_+)(+_+) トロ監督の絶賛は?決してリップサービスでは無い!!! 子役でなく・・ 小さな女優を見た!!!(●さや侍や●僕の初恋を君に捧ぐの熊田聖亜ちゃんも凄いけど!) ジャパンプレミアでの英語も発音良かったね? ケンワタナベや?ヒロユキサナダ・・JJサニーチバやチアキクリヤマを超えてくれ! 日本を背負う若い二大女優・・ここに有り(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*) 星☆評価は・・ ¥2000円劇場公開基準で(*^^)v DVD買う度 ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎ モ1回見たい度 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ おすすめ度 **********(※但し・・弱ヲタクな男児に限る!!!) デートで見る度 ◇ 観た後の行きたいお店】 ホンコンキュイジーヌ??? 観た後の飲みたいお酒】 バーボンソーダか?マイヤーズラム&コーク! 観た後の食べたい一品】 ハンバーガー・ミックスベジタブル添え! 男児のみへのオススメだけど・・ 一応女子向け変換してみた↓↓↓ 【素晴らしい!全てがてんこ盛りな映画!】 ●ベルサイユのバラと・・ ●ガラスの仮面 ●ときめきトウナイト ●秘密のアッコちゃん ●魔女っ子メグちゃん ●星の瞳のシルエットに ●姫ちゃんのリボン ●セーラームーンに ●おじゃ魔女ドレミちゃん そして・・・ ●ホットロードに ●NANA ●はちみつとクローバー ・・らが・・・ ひとつの映画になったなら・・ 女子の皆さんはどうですか??? どんな自分をもまるごと愛して支えてくれる・・幼なじみの秀才と・・ クラスの不良だけど・・ある日公園で猫に餌やったり・・妹の為に深夜バイトしてる、スポーツ万能のバンド男子・・ ↑そんな二人から愛されまくって・・ でも自分は?実は某国のおひめさまで!!! ・・みたいな展開。を映像で完全に再現されたら??? 皆さんどうでっか? これは男児におけるそんな大作なんです。 女子にはサッパリ理解出来ない映画でしょうな? あしまなの演技も鼻につくかも知れないし・・・ 『このロボットどこがかっこいいの?』とも思うでしょう。 でも!!! これは日本男児のDNAにダイレクトに語りかけてくる名作です! すばらしい! 『俺はハナッから・・クライマックスだぜ!!!byモモタロス(分からなかったら・・検索!)』 開始30秒から・・2時間20分・・まで! 俺ずっと・・ハンカチ握りしめてました!!! 諸君! DVDを待ってちゃダメだ! 劇場へ走れ! 3Dを見ろ! もしつまらなかったら・・俺が金を払う!(←すまん!嘘だ!それは言い過ぎた!) 伯爵・・ 準では無く)本気の品質保証作品に認定!!!・・傑作! てか・・ ワーナー・・ここまで書いた俺に何かくれ! 何もくれないなら・・一つ約束してくれ! 『絶対に続編は作らない!』と・・。
スパロボ世代必見!
ゴジラのような怪獣映画的要素と、正体不明な巨大生物にロボットで立ち向かうというエヴァ的な要素を合わせた設定。 ストーリーも設定もツッコミどころは満載です。そもそも人型にしてパンチで戦う必要あるのかと…。でも、ロボットが戦う姿を見ると血湧き肉踊るんですね。ガンダムより前のロボットアニメを観て少年時代を過ごした世代の条件反射みたいなもの。 考えずに、ただ感じて楽しむべき映画ですよ。
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