劇場公開日 2013年8月9日

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「IMAXで観ないともったいない!!」パシフィック・リム tappyさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0IMAXで観ないともったいない!!

2013年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

先に観た知りあいがこれはIMAXで観るべきだった、と後悔していたのを聞いて、迷わずIMAXに駆け込んだが、確かにその通りで、この映画は通常の映画館とIMAXではその体験が雲泥の差ほどあることを痛感した。
縦が長いIMAXのスクリーンでは、怪獣がアップになったとき、まさにそこにいるかのように、物理的にもう顔を見上げるしかない。
これは本当に怪獣に睨みつけられているかのような感覚で、本気で震えが来る。
特に芦田愛菜ちゃんが襲われているシーンでは、子供ならずともこれは泣き出すよ、と思うほどの迫力。
イェーガーを下からあおって撮影されているシーンも、思わずその大きさに見とれてしまうほどのスケール感。これは横長の画面では絶対に出せない。
おそらく横長の画面ではワンショットで映しきれてないイェーガーの全身を、縦長の画面だから一枚絵で、画面からはみ出さんばかりに映されているので、もう物理的に「デカイ」と思わずつぶやいてしまう。
音響も行きつけの東宝シ●マズよりもスゴイ。すべてのIMAXシアターが同じくらいスゴイのかわからないが、木場のIMAXでは地響きが、本当に地響きとして体感できるレベルなので、40メートル級のロボットや怪獣が動くとこれほどまでに重量感があるのか、とゾクゾクとする。
同じ劇場でみた、トランスフォーマー3のときには感じられなかった気がするので、この重量感は未体験の凄さかも。
これはまさに子供の時に魅せられたウルトラマンと怪獣の戦いが、今まさにリアルなスケール感で目の前で繰り広げられているという感じ。
小さな白黒のテレビの中の正義の味方に心躍らされた、あの時の男の子はぜひ大きなスクリーンで観ておくべき映画。
日本アニメや特撮への愛やオマージュが詰まったこの映画を、興行成績が悪いで早々に打ち切らせては、日本人の恥だ。
どんなに歳をとっても、自分は男の子だ、と思ったら見に行って欲しい。

tappy