ゼロ・グラビティのレビュー・感想・評価
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なんて贅沢な!
なんだこれ、めちゃくちゃ面白い。
宇宙飛行士は、いろんな「万が一」を想定して訓練しているけど、その万が一を全て使わざるを得ない状況を創り出してるという感じの作品。
ハッブル宇宙望遠鏡にはじまり、スペースシャトル、ISS、ソユーズ、宇宙服もアメリカ版とロシア版両方、そして天宮と神舟まで出てくるとか、宇宙オールスター感ハンパない。
ちゃんと宇宙飛行士のこととかISSのこととか知ってる方がより面白いと思う。
演技も素晴らしい。
最近の日本のドラマにありがちな、わざとらしいしゃべり方や大袈裟な感情の表し方はまったくない。ふだん陽気でおしゃべりな人物が、ほんの少し眉を寄せただけでどれほど深刻な感情を表明しているか明らかにわかる、そんな感じの演技。
構造としてはいわゆる「パニック映画」なのに、全然過剰な演出も演技もなくて、淡々と事実だけを突きつけてくるような感じがすごい。
生きていることの素晴らしさを感じられる作品。
あと一歩課題が
良作
宇宙空間の恐怖感、絶望感はうまく表現されています。
ただ、他のレビューにもありましたが、前半部のサンドラブルックのヒステリー具合がノイズになっていると感じます。
というのは、NASAの宇宙作業ミッションに任命された立場でありながら、アクシデントの際の対処や対応の仕方があまりに情けなさすぎます。
全く冷静さを保てず、ただわめいてヒステリーになって暴れるのみ。
あのような事故のあった際に冷静さを失うことは一番命を危険にさらす行為です。
なので、前半からISSまでの道のりはサンドラブルックの演技に少々イライラが募ります。
船内に入った後、ジョージ・クルーニーに連絡する時も、なんで応答しないの?みたいな事言ってますが、あんたが冷静に行動していれば、ジョージ・クルーニーも助かったのでは?
とツッコミしれたくなります。
このあたりは演出力はだめだと感じます。
ただ、後半はとても良かったと思います。
映像美はいいのですが、全体的に暗く、いい意味でも悪い意味でもリアルな映像でしたね。
全体的に見ると良作といえるのではないでしょうか。
壮大かつミニマル
単身で宇宙空間に放り出されたら…。
想像するだけで背筋が凍るようなシチュエーションを、
とにかく美しい映像で描いた作品。
劇場で観なかったことを激しく後悔しています。
演出として一番すごいと思ったのは、
壮大な宇宙空間にぽつんと浮かぶ主人公にズームアップしていって、
ヘルメットを通り抜け、主人公の主観にまでシームレスでつながるところ。
壮大すぎる空間と、そこでは無力で小さな人間。
この対比が主人公が感じている圧倒的な絶望感の描写に、
確かな説得力をもたらしています。
ラストシーンまで緊張感は緩むことなく、90分はあっという間。
完全に見入っていて体に力が入っていたのか、
鑑賞後にはうっすら疲労感すら覚えるほどでした。
いずれにしても、SFではあっても描かれているのは主人公の心理。
良質なヒューマンドラマとしてもオススメできる傑作です。
常に横目に見える地球の美しさ。
リアリティを求めてIMAXの3Dの劇場で観ました。
これは、小さな画面と安いスピーカーで家で観てはいけない。
SFは大抵そうですが、これは群を抜いて劇場で観なければならない作品でした。
内容は、宇宙で作業中にロシアが破壊した宇宙ステーション?の破片が主人公たちを襲い、懸命に地球への帰還を目指すというもの。
命綱が外れてしまい、無重力のため永遠に止まることのできない恐怖。
酸素残量との恐怖。
ただ、常に横目に見える地球の美しさ。
内容も、ジョージクルーニーが良い役をしておりうるっとする場面もありましたが、
この映画はひたすら映像美を楽しんでほしい。
宇宙旅行に行った気分になりました。
長い長い90分でした。
とにかく浮遊感が…
宇宙にはこりごり
映像美、そして体験型ムービー
ふたご座流星群の日
美しい映像
これは映画館で見るべき映画で残念なことに自分はビデオで見た。映像がどれもリアルで地球がとても神秘的で美しかった。
宇宙飛行士が生還出来たのは奇跡としか思えない。
もう1人、マットが戻って来た映像、あれが本当だったらと願った。しかしそれはありえない事でとても残念だ。それと宇宙にはどれだけの宇宙船や衛星の破片が漂っていることだろうと思った。
邦題の可否
これは映画館で観ないと意味ないよな〜と思ってたけど、最近最寄りのツタヤのレンタルDVDコーナーを宇宙系で攻めてるので、やはり観ておくことにした。
まあ観れば観れたけどすごく面白いかというとどうかな?最初30分くらいの二人で宇宙空間をふにゃふにゃするところは退屈だった。基本的に宇宙空間の映像美がメインで、表情も見えないから台詞が頼り。少し目を離すと何が起こってるのか分からない。あのへんはやはり映画館で見ておくべきだったと思ったなあ。
ラスト、太古の生命体のようには海から這い上がるところ、地面に足をつけて立ち上がる時に感じる重力の重さがひしひしと伝わってきた。Gravity、重力というタイトルはどうあっても地球に帰って生きていこうとする意志、地球に息づく全ての生命への礼賛だ。だからこの邦題の改変は、どうなんだろうな〜。まあ売りは宇宙空間の映像美だからな〜〜〜。何も考えずに映像美をお楽しみくださいね、という配給会社からのメッセージなのか
あとはジョージ・クルーニー生還の夢オチ。あそこショックでかいよ……
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