劇場公開日 2013年1月25日

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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日のレビュー・感想・評価

全163件中、21~40件目を表示

3.5パイ青年のサバイバル冒険物語

2023年11月26日
PCから投稿

泣ける

悲しい

知的

なのかと思いきや!

インドのポンディシエリにある動物園に住む少年パイは、家族の事情で動物を売りカナダに移住することになる。売り物の動物たちとともに日本の貨物船で移動をしていると、ある日大嵐に見舞われ、家族と離れ離れとなりながらも一人救命ボートで脱出する。

嵐が過ぎ去り、救命ボートを見回すと傷ついたシマウマが倒れていて、オランウータンが大量のバナナの房をいかだ代わりに救命ボートまでたどり着く。すると、ボートの幌の中からハイエナが現れ、傷ついたシマウマを襲い始める…。

ここまで、トラはまだ自宅の動物園パートでしか出てこない。まあもちろん最終的に救命ボートにはトラとパイが残り、猛獣ゆえの油断したら食われる恐怖と戦いつつも、なんとかトラも自分も生き残れるように奮闘していく。
だけどいかんせん大海原の上、まずもって飲めるの?食べれるの?問題を解決しなければいけなくて、あの手この手で食料を確保するんだけど、魚にごめん!って謝っていたり、いちいちインドらしい。

そういえば、貨物船のシーンでお母さんがベジで、と言ってもそもそもベジ食など貨物船にあるはずもなく、コックと衝突するシーンがあったけど、これ南インド人あるあるで、めちゃくちゃベジタリアンが多い。まあ宗教上牛ダメ豚ダメでお肉はチキンかマトンだけって地域なので、お肉食べなくても全然OKらしい。なので、インド人が海外に行くとまず食事の面で大変苦労します。更にインドに行って食事する外国人も大変苦労します。
どーでもいいインド豆知識でした。

作品の流れは非常にゆったりしていて、時に記憶が若干飛んでしまうぐらいフワーってなる音楽と映像が流れてくる。特に夜のシーンはどれも美しい…が故に目をゆっくり閉じて、おっとっと、となる。
何しろ227日も漂流しているけど、そんなに毎日イベントがあるわけもなし、やっぱりここの退屈さをやり過ごせるかどうかが大変重要。

パイとトラの関係もそんなにガッツリと硬い友情で結ばれるわけもなく、そりゃ普通に獣と人間ですからね、なんとか共存できる、という感じ。このあたりにバディ感を感じる演出を期待されるとちょっと肩透かしかも。

と、ここまでは物語の90%ぐらいのレビューなんだけど、この物語せっかく見始めたなら絶対に最後まで観て欲しい。最後まで観たか観ないかで全く印象が変わってくる。
何故最初に宗教の話を長めに持ってきたか、ヒンディってどんな宗教なのか、いろいろな要素を頭の中に留めつつ、ラストシーンまで辿り着けた時に、今まで観てきた映像が全て違ったものに観えてくる。

そこの凄さに+0.5、でも全体的には静かな映画でした。

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ハルクマール

4.0美しい映像

2023年11月26日
スマートフォンから投稿

楽しい

興奮

オラウータンが乗ってきたところ、トビウオの群れ、ミーアキャットの島などワクワクした。
最後振り返らない虎も良かった。下手に友情描かれるよりも虎は虎って事で。

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ないき

4.0夢の夢

2023年3月13日
PCから投稿

少年は終始トラと会話をしていた。
言葉として、視線として
トラを恐れ、トラを信頼した。

アン・リー監督による神秘的で美しい物語。
大きなスクリーンの映画館もいいが
ひとり、ふたり、と静かな夜の鑑賞もいい。

心地よい夢のような映画を体験できる。

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星組

4.5美しければそれでいい

2023年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

6:4でファンタジーの話だが、もともと漂流船自体が現実的ではないので気にならないし、美しい、不思議、感動を与えてくれるものならそれでいい。夜光る海(夜光虫?)、クジラ、イルカ、トビウオの大群、そしてトラとの漂流。 最後の保険屋向けの後日談は要らない。 アカデミー賞撮影賞受賞、うなずける。どうしたらあんな映像が取れるのだろう、たとえCGだとしても。

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MAB

3.5面白い。生きることが奇跡なんだ、と言葉にするとダサいんだけど、とい...

2022年12月10日
iPhoneアプリから投稿

面白い。生きることが奇跡なんだ、と言葉にするとダサいんだけど、という事を映像体験として見せてくれる作品。
パイの話が作り話だったとしても全然構わない。

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Tak

2.5映像がすごい

2022年10月29日
PCから投稿

どーやって撮ってるのか気になる。

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aaaaaaaa

5.0普通に

Mさん
2022年10月3日
Androidアプリから投稿

トラと一緒に漂流した話と思っていた。しかし、解説を聞いて、深い意味のある作品であることがわかった。

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M

3.0船が難破してしまいトラと少年が漂流するお話。 オープニングからラス...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

船が難破してしまいトラと少年が漂流するお話。
オープニングからラストまで不思議な雰囲気。
映像が神秘的で綺麗でした。空と海が一体に見えるシーンなど、映像というか一枚の写真、絵を見ているようで惹き込まれる。
この映像美を観るだけでも、この映画は観る価値があると思う。

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よっしー

4.5思ってたんと違った。90点

2022年5月12日
iPhoneアプリから投稿
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真夜中のすけべデーモン

4.0命の舟

2022年2月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

悲しい

怖い

2002年度ブッカー賞に輝いた
ヤン・マーテルの「Life of Pi」
原作「パイの物語」
世界的にベストセラーとなり
当初すぐに読破したものです。
ラスト 語りの章が印象的。

少年パイが乗る船が遭難し
ベンガルトラのリチャード・パーカーをはじめとする
動物たちと共に227日間を過ごすという物語。
(トラに名前があるのです)

その映画化に 驚いたものでした。

日本の貨物船が、嵐に巻き込まれ沈没
家族と離れ、救命ボートに投げ出されたパイ少年。
気が付くと、シマウマ、オランウータン、ハイエナ
そして、ベンガルトラのリチャード・パーカーが・・・

少しの食料と水しかないという困った状況下
パイ少年が、
人生の中で学んだ事を知恵とし
諦めず強く生き抜こうとする姿が素晴らしいです。
気を緩めたら襲いかかってくるトラと
共存してゆく少年の極限の精神状態も
ハラハラ・ドキドキ
途方にくれるシーン、幻想的なシーンも多く
美しい映像と
(Coldplayのparadise)音楽が
張り詰めた気持ちを和らげてくれます。

物語の登場人物が重要なので、
要チェックですね。

ラスト・・どちらのお話を信じたいかは
その人の解釈というか、価値観です(^▽^;)

DVDで再鑑賞

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LaLa

4.0見てみる価値あり!

2022年1月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

トラと漂流する映画って分かってるから、きっと退屈なのかなぁって思って見送ってました。間違えでした。
実際には、ややそんな感じで進んで行くけど…ラスト10分位の展開で『ん〜〜??あれ〜?どうだったっけ〜〜??』って考えさせられます。
終わってみると、結局どうだったんだ?こういう事でいいのかな?って気持ちを持っていかれる、色々仕込まれてるいい映画です。
退屈気味でもしっかりと見ておきましょう。見直ししないためにね。

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ひでを

3.0期待していたほどじゃ無かった。 もっと虎と種族を超えた友情が芽生え...

2022年1月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

期待していたほどじゃ無かった。
もっと虎と種族を超えた友情が芽生えるのかと思ったら、そんな事なくて純粋に遭難サバイバルだった。

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👘

4.52022年 寅年に…

2022年1月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

Disney+にて字幕版初鑑賞
2022年1月1日。寅年の1本目はやっぱり『トラ映画』でしょう…と言うことで、前から観たかったこの作品にしました。
期待以上にとっても面白かったです。
とにかく映像が綺麗で、冒頭の動物たちから夜の海&空や謎の島まで惹き付けられっぱなしでした。
そして、なんといってもトラのリチャード・パーカーが可愛い♪♪
寅年にぴったりの超オススメ作品です!

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ROSE

4.0虎の命と瞳のなかに宿るもの

2021年11月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

生にしがみつき溢れる命の試練のオンパレード
虎とつながった時、全てと調和される。

虎がトラウマ。

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ケセラッセーラ

3.5解釈に一言あり

2021年9月28日
スマートフォンから投稿

ファンタジーのような、冒険活劇のような、哲学的のような不思議な映画ですか、先ずは映像の美しさを堪能する作品でしょう。
①の話が信用してもらえないので②の話をしたんだろうと単純に思ってたら、➁が真実でそこがドンデン返しという見方が多いようですが賛同しかねます。
②を真実とするにはもっと伏線張らないと話が唐突すぎて、まるで驚きませんでした。。それは、一番大切なスリラーがまるで感じられないからです。
所詮ファンタジーなんだから①で十分です。

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越後屋

5.0マジックレアリスム

2021年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

現実と非現実は表裏一体であることが最後に明かされる。まさに現実の中の神秘、神秘の中の現実の構造が見て取れる。このような「宗教的世界」か「科学的世界」のどちらを信じるべきかという問が本作品にもパイの根底にも存在する。この「世界への問」としてパイの葛藤・悩みが冒頭の食事シーンで描写されている。実際、彼は複数の宗教を信じているし、名前は神秘的な数である。
227日間の漂流体験を通して彼は上述の問に対して「どちらも信じる」、「宗教と科学は魔術的に組み合わされている」という境地に至ったのだろう。
保険調査員がパイの物語を受け入れることができなかったのは現実的な側面からしか見ていないからだろう。

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cocno

3.0CGとしか思えないところが・・・

2021年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 カナダ人の作家(レイフ・スポール)のパイ・パテルへのインタビューという形で映画は作られている。パイの生い立ちもかなり面白いとは感じたが、ちょっと退屈になってくる・・・

 ようやく船に乗り込んだパテル一家と動物たち。船のコックがジェラール・ドパルデューであることにびっくり!ほんのチョイ役なのが面白いくらい。

 ストーリーはサバイバルファンタジーとして単純ではあるが、トラと仲良くなるものだと思っていたら、最後まで獰猛な動物だったことに新鮮さを覚える。奇妙な信頼関係は育まれるものの常に一定の距離を置いているのだ。メキシコに漂着したときにはパイもリチャード・パーカーと名付けられたベンガルトラもげっそり痩せ衰えていて、トラはそのまま森の中へ静かに消えてしまうところがいい。

 結局は本当の話だったのか?という疑問も残るが、もう一つの話ではシマウマ、ハイエナ、オランウータンとトラがそれぞれ擬人化されたものと思わせるのも面白い・・・しかし、どうでもいいのだが(笑)。とにかく見るべきところは圧倒的なCGの美しさなんでしょうね。

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kossy

2.0現実的ではない

2021年3月10日
iPhoneアプリから投稿

子供向けという感じ。

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葉っぱ

4.0映画は全集中で見ないとね

2021年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

そこそこ評判いいらしい、そんな程度の予備知識で初鑑賞。

なるほど映像がとびきり美しい。海上で海抜ゼロメートルで過ごすとこんな体験できるのかと目から鱗なイベントも楽しい。そして動物たちとの奇天烈な共同生活。持ち前の頭の良さでなんとか窮地をしのぐ主人公に安堵し大団円、と思いきや。

実のところ、ラストで主人公から語られる話に戸惑いつつ、漂流疲れ(?)のためか集中力がすでに落ちており、いまさら何を言いだしてくれてるんだこの主人公は!という趣きで鑑賞終了。

なんともすっきりしない異色の終わりかたに促され映画コムのレビューを見てみる。

今では主人公がラストに語ったほうが真実なのだろうと思っている。
理由は二つ。
フィクションのご都合主義ということでスルーしていたが、やはり不自然なことが多く起きているからだ。そう言えば救命ボートにうまい具合に〇〇ばかりが集まるところからして違和感はあった。
考えてみればできすぎだ。
もう一つは、むごい話ではあるのだがそう考えたほうがおもしろいと思うから。
少なくともそう考えることで、次回は初見とは違った楽しみかたで鑑賞できることだろう。

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肉ネ~ム