オレンジと太陽のレビュー・感想・評価
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泣き方を忘れた彼ら
孤児の扱いで、外国へ送られ、保護者も気にかけてくれる大人もないままに、40年を生きて来た子どもたち。自分が誰かを知りたい、お母さんに会いたい、どこに聞けば、誰ならば助けてくれるのか。握手もしなかったレイがマーガレットの為にスープを作り、付き添い、告げたことば。八歳で泣き方を忘れた。あんたは、俺たちの涙を探してくれる。賛美歌に虐待の記憶を呼び覚まされる子どもたち。事実にことばがなかった。
この事実を知るべき。
ジム・ローチ監督の初長編作、観て良かった。やはり帝国主義は近代史の闇ではないだろうか。過去のイギリス、ドイツ、日本、そして相変わらずのアメリカ。cat stevensのWild Worldが心に沁みた。★4.0 http://coco.to/4034
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