「泣き方を忘れた彼ら」オレンジと太陽 あんみつさんの映画レビュー(感想・評価)
泣き方を忘れた彼ら
孤児の扱いで、外国へ送られ、保護者も気にかけてくれる大人もないままに、40年を生きて来た子どもたち。自分が誰かを知りたい、お母さんに会いたい、どこに聞けば、誰ならば助けてくれるのか。握手もしなかったレイがマーガレットの為にスープを作り、付き添い、告げたことば。八歳で泣き方を忘れた。あんたは、俺たちの涙を探してくれる。賛美歌に虐待の記憶を呼び覚まされる子どもたち。事実にことばがなかった。
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