裏切りのサーカスのレビュー・感想・評価
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1回じゃ分かんね〜よ
全てが完璧。ずっとずっと観ていたい。 ゲイリーの真骨頂、後半版だね...
登場人物をがんばって覚える
娯楽作品とは対極にあるような最低限のストーリテリング。一つ一つのセ...
つ、つかれた。
何が起きても言葉で説明するだけではつまらない
総合60点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
本来ならば面白い内容なのだと思うし、演技や場面場面での演出の質は悪くない。しかしそんなに面白くない。
理由はまず物語がわかりにくいこと。たくさんの人が出てくるのに彼らをはっきりと描かないから、どんな登場人物がどんなことをしているのかがよくわからない。アンが浮気をしていたといってもその浮気の様子はなく、そもそもアンが登場すらしない。インドでソ連のスパイを説得するのも、カーラの姿も映し出されない。ただ登場人物がこんなことがあったと言葉で説明するだけ。視聴者は何が起きたのかはその話を聞いて理解するしかない。当然、物語がどのように動いているのかもわからない。
そして迫力がない。拷問される場面も逮捕される場面も映さない。いくら秘密の多い諜報活動のことを描いたからといって、何故ここまで映画の中で何もかも映さずに秘密に済まそうとするのか。殆どがロンドンで人物たちが喋ったり歩いているだけではないか。
これほど平坦な演出では話を理解も出来ないし物語が盛り上がるわけがない。いい素材をすごく詰まらない方法で料理したようなもの。もしかすると原作は面白いのかもしれないが、映画としては抑揚もなくて退屈。
音楽がいいな
オリジナルのBGMもいいのだが、それ以上に劇中のサウンドスケープを構成する音楽が素晴らしい。
ラストのフリオ・イグレシアスの歌唱による「ラ・メール」は冷戦構造下の平和を謳歌していた時代へのノスタルジーに満ちて、胸がつまる。もちろん、映画はそんな時代に祖国への誇りや自らの生命を懸けて諜報活動を行っていたスパイたちの物語なのだが、音楽で再現された時代の平和な空気とのギャップが切ない。
それと、諜報部のクリスマスパーティー(日本の忘年会に当たるのだろう)に、スターリンの仮面をしたサンタ(なんと赤い服を着ているではないか!?当たり前のように見えて、西側への皮肉も利いている)が歌い始めるソ連国歌。今では五輪の表彰式でも聞くことができなくなったこの歌は、オリンピックのボイコットくらいしかさや当ての方法がなかった平和な時代を彷彿とさせる。
テロとの戦いの名のもとに、中東に東西からの爆弾が降り注いで20年ほどになるが、スパイたちの暗闘によって保たれていた平和が懐かしい。
そんなノスタルジーに満ちたスパイ映画であった。
地味眼福映画
むずかしすぎ!
一回の鑑賞じゃ把握できない。
東西冷戦下のヨーロッパを舞台にイギリスとソ連のスパイの抗争を描いた作品で、正直一度の鑑賞じゃ詳細は掴めずにネタバレサイトで納得。なんでwikiに誰が異性愛者、同性愛者、両性愛者の記載まで…と思ったけど、登場人物だいたいイギリス人、それを踏まえて英語をよく聞いているとゲイゲイしい言い回しに気付きます。納得しました。
そんな感じの鑑賞でしたが、このDVD購入しようと思います。凄く良かった。
とても洗練されたゴージャスな映画で男達の黙々と歩く姿、身のこなし、出で立ちは華麗の言葉に尽きます。
冷戦下にあった戦後、人はまだ美の賞賛や誇りに対して価値を持つ心があったのかもしれない。それは単なる懐古主義だろうけれど、そう思う愚かさへの余裕があったような気がします。
二重スパイのソ連に加担した理由、美しさへの憧憬(今の時代も変わらない自己顕示欲が最たる理由だけれど)、引退した女性職員の、
第二次大戦を指しての良い時代だった、本当の戦争の時代でイギリス人としての誇りがあった。といった旨の言葉。その美意識が人々を彩る。記憶に残る映像になる。
美しい緊張感が全編通して張り詰められ、そのラストに哀しさが安堵と共に訪れます。
とか、曖昧な感想しか一度目は書けません。もう一度みます。ベネディクト・カンバーバッチが格好良過ぎて見惚れます。年老いたゲイリー・オールドマンの美しいコト。
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