裏切りのサーカスのレビュー・感想・評価
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スパイの選択
映画館で鑑賞後、もう一度最初から観てKarlaの姿を確認したい!と思いつつ、内容を忘れた頃に2度目の鑑賞。最初のシーンで見逃したと思っていましたが、元々映っていなかったんですね。
名前で呼びあったり、名字で呼んだり、更にはコードネーム。登場人物の把握が難解なので、じっくり観ないとなりません。
処刑の危険を冒してでも祖国に忠誠を誓い帰国したKarla。常に保身に走るPoor Man。愛情のもつれを仕事に利用できる冷淡なTaylor。任務中でもルールを無視して直感を優先、恋に盲目的なTarr。自分と同じように誰しも愛する人との生活が弱点であり、そのためなら祖国を裏切れると信じていたSmiley。
愛国心や任務への忠誠心は、個人的感情を上回ることが出来るのか。Karlaが常に持ち歩いていたSmileyのライターは、彼が「人を感情ごと手中に収めて操れる」ことを意味しているのかも知れません。英国側はスパイ以前に、良い意味で人間味のある愚かさを感じました。疑う下地は充分あっても、信じたいという気持ちを優先したくなる心情は、恋愛や浮気にも通じます。
諜報組織の中でのスパイ活動、騙されるフリをして欺くつもりが、まんまと騙されている…。東西冷戦時代の価値観で、どちら側を「選ぶ」のか。愛を選ぶのか、政治的理念か、それとも祖国を選ぶのか。スパイとて所詮人間、任務遂行においても、淡々と情愛が絡むサスペンスでした。
地味眼福映画
むずかしすぎ!
一回の鑑賞じゃ把握できない。
東西冷戦下のヨーロッパを舞台にイギリスとソ連のスパイの抗争を描いた作品で、正直一度の鑑賞じゃ詳細は掴めずにネタバレサイトで納得。なんでwikiに誰が異性愛者、同性愛者、両性愛者の記載まで…と思ったけど、登場人物だいたいイギリス人、それを踏まえて英語をよく聞いているとゲイゲイしい言い回しに気付きます。納得しました。
そんな感じの鑑賞でしたが、このDVD購入しようと思います。凄く良かった。
とても洗練されたゴージャスな映画で男達の黙々と歩く姿、身のこなし、出で立ちは華麗の言葉に尽きます。
冷戦下にあった戦後、人はまだ美の賞賛や誇りに対して価値を持つ心があったのかもしれない。それは単なる懐古主義だろうけれど、そう思う愚かさへの余裕があったような気がします。
二重スパイのソ連に加担した理由、美しさへの憧憬(今の時代も変わらない自己顕示欲が最たる理由だけれど)、引退した女性職員の、
第二次大戦を指しての良い時代だった、本当の戦争の時代でイギリス人としての誇りがあった。といった旨の言葉。その美意識が人々を彩る。記憶に残る映像になる。
美しい緊張感が全編通して張り詰められ、そのラストに哀しさが安堵と共に訪れます。
とか、曖昧な感想しか一度目は書けません。もう一度みます。ベネディクト・カンバーバッチが格好良過ぎて見惚れます。年老いたゲイリー・オールドマンの美しいコト。
35点
結末を知ってから見るとおもしろい映画
複雑
難解でハイクオリティ、腰を据えて観るべき
設定している時代の描写がうまく出来ている
映像を眺めているだけでも十分楽しめる
日本の映画配給会社お得意の
「あなたは絶対騙される」とかの寒くてひねりのない売り文句が
付けられてないあたり好感がもてる
それどころか本作に関しては理解するための
事前情報をネタバレなしでホームページで案内している
配給会社なかなかやるね、邦題もわかりやすくていいし
声優さんを使っているから吹替もいい
内容は登場人物が多く、複雑な設定で少々難解だ
細やかな描写、映像が丁寧でハイクオリティ
音楽も素晴らしく、役者の演技も抜群だ
レビューまでに2回見た
1回目は別の作業をしながら見ていたためあまり楽しめなかったが
2回目は腰を据えて観た、まるで別物のように楽しめた
しっかり向き合って見るべき映画だ
難し過ぎた。
ジョン・ル・カレのスパイ小説を映画化
元MI6諜報員の作家ジョン・ル・カレのスパイ小説を映画化した
ゲイリー・オールドマン主演「裏切りのサーカス」。
「サーカス」とは、英国諜報部を指す隠語だそうです。
ははーん・・・なるほど。
それにしても、難解な作品でした。
状況を理解するのに精一杯なせいかストーリーになかなか入り込めず チョイ~疲れました。
これ・・・・1度観ただけじゃ、なかなか理解できないと思う。
登場人物も、この人はこれで・・・この人はあれで・・・
でも、なかなか頭に叩き込めない。
だって、ゲイリー・オールドマン演じるスマイリーが
スパイの中のスパイ・・・いわゆる 二重スパイ(モグラ)を
探し出すお話なので、それゆえに複雑で・・・難解で・・・
私の場合、もう1回位観ないと理解できないかも知れません。
ベネディクト・カンバーバッジ演じるピーター・ギラムが
スマイリーに頼まれ、秘密書類を持ち出すシーンにドキドキしたくらいで、他は心理戦ですね。
目は口ほどに物を言う・・・的な感じです。
色々と伏線を張ってるんでしょうけど、常にないアタマをフル回転してたんで・・・
正直~そこまで頭が回らなかったです。
私は、チョッと時間を置いて もう1回観てみます。
そぉすれば「なるほど!」って言えるかも・・・?
マチュアーな国のマチュアーな映画
洋題のままがいい作品
物語のオチ的に完全に洋題のままが良かった作品
洋題のままだったら見た後にだからこういうタイトルなのかとおしゃれさを感じられたと思う
1回目見るときは混乱してよく分からないぐらい、難しい内容
むずい
激シブのスパイ映画。説明的描写が殆ど無いので、少し気を抜くと、あっ...
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