裏切りのサーカスのレビュー・感想・評価
全102件中、41~60件目を表示
カーラとウィッチクラフト作戦
なかなか登場人物の名前と顔が一致しなかったので、あらすじをみながら進んで見た。ただのスパイ映画では無く、人間関係が物語の大きなポイントになっていた。
1回じゃ分かんね〜よ
何をどこまで信じるのか
忠誠心と言われても日本人ほど大戦後にガラリと変わった民族もいないのではないでしょうか
侍の頃は藩主の為に命を投げ出し
開国後は国の為に命をかけてきた日本人
この映画の方々はどうなのだろう
コントロールは明らかに国をあいしている
だが後の者共はどうだろうか、感情を抑えた演技に観る側も集中せざるおえない
分かりにくく難解な映画でしたがそれぞれの演技に惚れ惚れしました
少ししか出ていませんがスヴェトラーナ・コドチェンコワさんの他の映画も観たくなりました。
全てが完璧。ずっとずっと観ていたい。 ゲイリーの真骨頂、後半版だね...
全てが完璧。ずっとずっと観ていたい。
ゲイリーの真骨頂、後半版だね。
他のキャラも良すぎだし、ダメなシーンがひとつもない。すごい。
そしてこれ、原作を読んだらすっごく驚いた。原作のほうが100倍ちんぷんかんぷんで不親切で分かりにくい。
原作の時系列やら人物関係やらをうまーくうまーくいじって、こんなに分かりやすくしていたとは!しかも映画という時間制限の中で!
スゴイ!偉い!技術屋さん!
登場人物をがんばって覚える
ストーリーはそこまで複雑ではないですが、登場人物の名前を覚えるのが大変です。誰が何をしたのか名前が分からないとついていけません。
スパイ映画だけどアクションはなく心理戦がメインのストーリー
今ではすっかりみなくなった懐かしの冷戦時代のスパイ映画です。
途中でなんとなく予想したとおりのオチでした。
娯楽作品とは対極にあるような最低限のストーリテリング。一つ一つのセ...
娯楽作品とは対極にあるような最低限のストーリテリング。一つ一つのセリフやカットすべてに意味があり、と同時にすべては抑制的で何一つ無駄がない。
また俳優の演技、衣装、小物や風景、音楽に至るすべてに品があり、その品が緊張感をさらに高めていて極上のスパイ映画となっている。
たった一つのセリフ、ほんの数秒のカットを見逃しただけでたちまち置いてけぼりを食らうほど難解な映画だが、まさにその難解さ自体に美しさがあるということを教えてくれた。
つ、つかれた。
難解だと言うことなので、見る前に登場人物と簡単なあらすじを入れてから鑑賞。
それでも途中で振り落とされそうになりながら、なんとかぎりぎり完走できた感じ。
画面の雰囲気は好きだけど、スパイがわかった時に「おおっ!お前か!?」となるほど体力がなかった。。
なんとかストーリーは把握出来たので
いずれまた見ようと思う。
キャッチコピーが
「一度目、あなたを欺く。
二度目、真実が見える。」
だし、いずれね、いずれ。。
何が起きても言葉で説明するだけではつまらない
総合60点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
本来ならば面白い内容なのだと思うし、演技や場面場面での演出の質は悪くない。しかしそんなに面白くない。
理由はまず物語がわかりにくいこと。たくさんの人が出てくるのに彼らをはっきりと描かないから、どんな登場人物がどんなことをしているのかがよくわからない。アンが浮気をしていたといってもその浮気の様子はなく、そもそもアンが登場すらしない。インドでソ連のスパイを説得するのも、カーラの姿も映し出されない。ただ登場人物がこんなことがあったと言葉で説明するだけ。視聴者は何が起きたのかはその話を聞いて理解するしかない。当然、物語がどのように動いているのかもわからない。
そして迫力がない。拷問される場面も逮捕される場面も映さない。いくら秘密の多い諜報活動のことを描いたからといって、何故ここまで映画の中で何もかも映さずに秘密に済まそうとするのか。殆どがロンドンで人物たちが喋ったり歩いているだけではないか。
これほど平坦な演出では話を理解も出来ないし物語が盛り上がるわけがない。いい素材をすごく詰まらない方法で料理したようなもの。もしかすると原作は面白いのかもしれないが、映画としては抑揚もなくて退屈。
音楽がいいな
オリジナルのBGMもいいのだが、それ以上に劇中のサウンドスケープを構成する音楽が素晴らしい。
ラストのフリオ・イグレシアスの歌唱による「ラ・メール」は冷戦構造下の平和を謳歌していた時代へのノスタルジーに満ちて、胸がつまる。もちろん、映画はそんな時代に祖国への誇りや自らの生命を懸けて諜報活動を行っていたスパイたちの物語なのだが、音楽で再現された時代の平和な空気とのギャップが切ない。
それと、諜報部のクリスマスパーティー(日本の忘年会に当たるのだろう)に、スターリンの仮面をしたサンタ(なんと赤い服を着ているではないか!?当たり前のように見えて、西側への皮肉も利いている)が歌い始めるソ連国歌。今では五輪の表彰式でも聞くことができなくなったこの歌は、オリンピックのボイコットくらいしかさや当ての方法がなかった平和な時代を彷彿とさせる。
テロとの戦いの名のもとに、中東に東西からの爆弾が降り注いで20年ほどになるが、スパイたちの暗闘によって保たれていた平和が懐かしい。
そんなノスタルジーに満ちたスパイ映画であった。
スパイの選択
映画館で鑑賞後、もう一度最初から観てKarlaの姿を確認したい!と思いつつ、内容を忘れた頃に2度目の鑑賞。最初のシーンで見逃したと思っていましたが、元々映っていなかったんですね。
名前で呼びあったり、名字で呼んだり、更にはコードネーム。登場人物の把握が難解なので、じっくり観ないとなりません。
処刑の危険を冒してでも祖国に忠誠を誓い帰国したKarla。常に保身に走るPoor Man。愛情のもつれを仕事に利用できる冷淡なTaylor。任務中でもルールを無視して直感を優先、恋に盲目的なTarr。自分と同じように誰しも愛する人との生活が弱点であり、そのためなら祖国を裏切れると信じていたSmiley。
愛国心や任務への忠誠心は、個人的感情を上回ることが出来るのか。Karlaが常に持ち歩いていたSmileyのライターは、彼が「人を感情ごと手中に収めて操れる」ことを意味しているのかも知れません。英国側はスパイ以前に、良い意味で人間味のある愚かさを感じました。疑う下地は充分あっても、信じたいという気持ちを優先したくなる心情は、恋愛や浮気にも通じます。
諜報組織の中でのスパイ活動、騙されるフリをして欺くつもりが、まんまと騙されている…。東西冷戦時代の価値観で、どちら側を「選ぶ」のか。愛を選ぶのか、政治的理念か、それとも祖国を選ぶのか。スパイとて所詮人間、任務遂行においても、淡々と情愛が絡むサスペンスでした。
地味眼福映画
驚くような展開や派手な演出は皆無。セクシー美女もイケメン俳優のアクションも無し。
しかし画面の緊張感がすごい。そして俳優陣の豪華さ。地味で渋くて、いかにも切れ者と曲者揃い。
いつもは脇役を演じる方が多い、でも本当はもっと観ていたい存在の彼らの演技を存分に観ているだけでも眼福。
トビージョーンズの胡散臭さは何なんやろう。たまらん。
ジョンハートとイアンマッケランの見分け方が最近わかってきた。
全102件中、41~60件目を表示