アウトローのレビュー・感想・評価
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まさかの、トム・クルーズのアイドル映画。
良かった。
まさかのトム・クルーズのアイドル映画。
いつも完璧な役が多いトム・クルーズ。
本作では何処か間が抜けた元軍人ジャック・リーチャーを演じています。
いつも通りトム・クルーズの格闘に胸躍らせる、と同時に。
カーチェースでキョどるトム・クルーズ。
随所で普通に驚いた顔を見せるトム・クルーズ。
これが新鮮でした。
ジャック・リーチャー自体のキャラも良かった。
変な言葉になりますが“無敵過ぎない”。
女性に対する距離感がおかしい。
そして携帯を持たない。
中盤の公衆電話を何度も何度も置く場面は思わず笑いました。
終盤の戦闘シーンも“無敵過ぎない”が活きており。
ロートルの相棒と共にタッグを組み敵を倒していく。
相棒のお茶目なキャラも相まって楽しい場面でした。
仮に次回作があるのであればロートルの彼にも是非出てきて欲しいものです。
設定や話の流れ自体には目新しいモノは無いものの、安心して観れる本作。
“無敵過ぎる”トム・クルーズに慣れた方こそ、観ていただければと。
オススメです。
トム・クルーズがかっこいい!!!!!
トムがトムであるために
特別好きでも嫌いでもないので彼が出ているからといって出演作を観ることもないのだが、やっぱりこの人のスターオーラだけは無視出来ず、最近ではどんな作品でも“トム・クルーズ”であることに納得している私にとって唯一のスターがトム・クルーズである。
で、シリーズ化も企画されているらしい今作では、トムは元憲兵隊の捜査官ジャック・リーチャー。白昼堂々六人の一般人が射殺されるという狙撃事件が起き、犯人として逮捕された元兵士が自白する代わりに呼んだのが、ジャック・リーチャー。
どうやら元兵士は濡れ衣を着せられたらしい。
というこの辺りまでは面白くなりそうだったのだが、事件の黒幕が姿を見せる辺りからはもうグダグダ。
とにかくストーリー展開が雑。
R・ジェンキンズもR・デュバルもV・ヘルツォークも無駄遣い感半端なし。
いくらトムのスターオーラでもグダグダなストーリーを救うことは出来ず。
特に事件の落とし前の付け方たるや、ヘレンじゃなくても、「どうするの⁈」って言いたくなちゃうよな。
途中で脚本を投げたとしか思えないクリストファー・マックァリーってこ程度の監督だったの?
二回観る事はない映画だな
ハードボイル&トムクルーズ
緊張感あふれるハードボイル作品。
2時間があっという間でしたよ!
一部の観賞者のコメントを拝見すると、
もっとアクションを期待してたのに。。。などの意見がある模様。
ただ、予告編など見ずに"アウトロー"を観賞した私としては、
"偏見なく"のめり込んでしまいました。
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5人の銃殺事件が勃発。
犯人も簡単に捕まったかと思われたが。。。
そこで、主演であり、謎の男(正体は元海軍)トムクルーズ登場。
事件の弁護士とチームを組み、解決に当たることになるが。
弁護士も驚くような、勿論私もだが、
事件の糸口を次々と発見していく。
映画の撮り方としても、
弁護士が被害者の自宅を訪れるも、
危険を察し慌てて被害者宅を飛び出し、
車に乗り込むシーン等々、興奮の連続でした。
事件に妙な疑問を感じ(最初から尾行されていること、事件現場でも
不可解な点があったり。)真犯人を突き止めるトムクルーズ。
最後の戦闘シーンでも、
唯の銃撃戦ではなく、囮となる手段など
観ていて感心です!
そして、最後、トムクルーズについて
"信頼できる男だ"??(曖昧ですみません)
ってのもいい男であるとの印象を残すいいシーンでした。
これは面白い、→評価は4.0!!
リーチャーを呼べ
なんか日本ではアクションいっぱいあるよ、みたいな感じでバンバンCM流してたけど、実際はサスペンスだからねw
なんか評価低いけどなかなか面白かったと思う。
単純そうに見えて難しい事件。それを持ち前の推理力?で事件を解決していくリーチャーを観ていくのはとても良かった。
原作の設定と多々違う点があるらしいが、トム演じるリーチャーはなかなか良かった。
ただ、もう少しアウトロー“無法者”ぽくした方が良かったんじゃないかと思う。
なんだかんだ言ってイイ奴なんですもんw
ストーリーもイイが、途中途中に出てくるアクションシーンもなかなかのものだ。
変なカットがなかったので見やすくて、迫力があった。
カーアクションはトム自身がやったらしいが、これもまたイイ。
CGをまったく使わなかったのは高く評価できるし、『ザ・ドライバー』みたいなカーチェイスでとても良かった。
全編通して言えることだが、演出が素晴らしいと思う。
余計なセリフを省くことで、渋めでハードボイルドな雰囲気を上手く作れていると思う。
クリストファー・マッカリー、今まで目をつけていなかったけど本作で一気に興味がわいた。
トムとも上手くやってそうだし?
どんどん続編を作ってほしい。
少し高めに4.0で。
『ミッションインポッシブル5』も期待できそうww
トム、中途半端だよ~!
もしもトムが日活映画の主人公を演じたら
予告編見る限りハードなアクション映画だと思ってたけど、違うのね。渋いハードボイルド・サスペンス。
ジャック・リーチャー。軍の秘密捜査官。
法に縛られず、己の正義で悪を裁く。
孤高の流れ者は映画の題材に打ってつけ。
リー・チャイルドが生み出したクールなハードボイルド・ヒーロー像にはしびれるけど…やっぱりトムが演じると、どうしてもトムのナルシスト映画に見えちゃう(笑)
頭脳明晰、腕っ節も強く、ドライビング・テクニックも天才的。その甘く鋭い視線に女性もメロメロ。まるで日活映画の主人公。
女性弁護士の前でわざわざ上半身裸になったりして、トムらしいセックス・アピール(笑)
ダーティ・トムなら「コラテラル」の方がいい。
無差別銃乱射事件が発生。容疑者は元陸軍の狙撃兵。ジャックは事件の裏にある陰謀を突き止める…。
話はじっくり系のサスペンスで見応えある。
台詞が排除された冒頭数分間は引き込まれる。
何より、黒幕ゼックを演じる、ドイツの鬼才ヴェルナー・ヘルツォークの存在感は半端ではない。
肉弾戦やカー・チェイスなど見せ場はあるものの、全体的に派手さには欠け、先にも述べた通りハードなアクション映画を期待すると肩透かしを食らうかもしれないが、無難に楽しめる。
公開時、トムの新シリーズなんて宣伝されてたけど、シリーズ化は無いだろうなぁ…。
ロザムンド・パイクの意外な巨乳にびっくり!
全米(♀)が惚れた
監督は西部劇を意識したそうなので、謎の流れ者がふらっとあらわれて事件を解決し、去っていく。という映画を作りたかったのだと思う。
だが、製作にも携わるトムクルは、ひたすらカッコいい新たなヒーロー・シリーズを作りたかったんでしょうね。
本作のストーリーなら、絶対にリーチャーは善か悪かわからない謎の男として描き、終盤に正義の男とわかるほうが面白くなったと思う!
リーチャーと目が合う女性が皆発情するような描写はいらないし(ロザムンド・パイクは一見発情していないように見えて、話す時顔がむっちゃ近い笑)、最初からぺらぺらよく喋って、全然アウトローでは無いよね(笑)
他にも、やたら長い上半身裸シーンに、引っ張ってからの銃の製造番号シーン、何度も「メモは必要ない!」て言うシーン。
こういうのは、さりげなくやるほうが格好良いのに(笑)
合間合間に入るユーモアっぽいシーンも、本作のサスペンスには噛み合ってない。
後半唐突に味方になり、大活躍するロバート・デュバルのリアリティの無い展開も、トムクルの意向らしいし、彼ほどの大物が製作にも絡むと、作品の雰囲気まで変えることができ、本作においては、アクションとしてもサスペンスとしても中途半端な、間違った方向に行ってしまったと思います。
アウトロー:勝手な強化プラン
どんなかたちであれ、それを生業としているプロの仕事に対して発言するのは、かんたんなことではないと思っている。
発言者のスタンスの見えない空虚な「評論」でも、あら探しに徹する「批判」でもなく、作品とそれをつくった製作者への敬意を持った、愛情のある「批評」であろうとすれば、なおさらかんたんではない。
前置きが長くなって、すみません。
「アウトロー」を予備知識なく、観ました。
※作品の内容を説明している部分、いわゆるネタバレには配慮しているつもりですが、観た後で読んでいただくほうがいい内容だと思います。
映像素材と物語(原作から借りてきたストーリー)は魅力的なものを揃えながら、それ以上にたいせつな要素である「人間」が描けていないのが惜しいとひとえに感じた。
この作品を“ものすごいもの”にするためには、主人公をトム・クルーズ演じるジャック・リーチャーではなく、ヘレン・ロディンにするべきだった、と思う。
女性弁護士ヘレン・ロディンの(さまざまな意味での)不安定さに観客を感情移入させないと、物語を進めて引っ張っていくためのエンジンが不足する。ジャック・リーチャーのキャラクター設計も、この構造によって、かなり活きてくる。
謎解きであるとか、リーチャーの魅力アピールを2番手におくことで、かえって活かしあう関係になりえた。
監督は引いた三人称視点で映画を構築しているが、ヘレン視点に軸足を置くことで観客に作品の観方を提示できることに気づいて欲しかった。
※何もヘレンの語り(モノローグ)を入れるとか、そういう安易な手法を推奨しているのではない。
※少々奇策に思われるかもしれないが、シリーズ化を狙うなら、あえて初作である本作をそのように設計するのが面白いアプローチになる。観客もヘレンとともに、戸惑いながら、リーチャーに引き込まれていくのだ。
となると、本作における最初の(主要な)登場人物はヘレンであるべきだ。
冒頭の静かな無差別殺人のシーンに続いて、まずヘレンを登場させてパーソナリティーを観客に対してしっかりと伝えておく必要がある。
それだけで作品は大きく強化できたはずだ。
また、ヘレンを演じたロザムンド・パイク(007ダイ・アナザー・デイのヒロイン、悪役側)は、少々変化に乏しい演技と、その結果として弱い存在感に終わってしまっていて、これも惜しい。
ヘレンの弱さと強さの両方を引き出していくのも、本作に加えるべき要素であった。
製作者側がパイクを活かそうと意図は伝わってくるのだが、そのためには演じるキャラクターを強化すべきで、そういう演技に方向性づけすべきで、それは成功しているとはいい難い。
この謎を解きたいと考えるのは誰か? ヘレン。
※そこにリーチャーが加わる「意味」を伝えることで物語が立ち上がり、生命を吹き込まれる。謎解きは装置であるべきなのだ。
リーチャーを求めるのは誰? ヘレン。そして観客。
このように本作を構成しないと、“トム・クルーズの新作アクション映画を求める観客”を獲得できるのが最大値となり、セールス的にも作品の魅力としても息切れになってしまう。※実際にあまり盛り上がらなかったようだが。
アカデミー賞狙いのような作品ではないが、クラシックな魅力を持つ、DVDやブルーレイのソフトを保有して映画ファンが何度も観たくなるような、かっちりした作品にはなりえたはずなので敬意をこめて文章を書かせていただきました。
あ、ロバート・デュバルも、いいところで出てくるいい役でしたけど、ここも、もっと活かせるのに……と感じた次第。
※主人公とデュバルの役がお互い静かに認め合う場面が不足している。
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