「撮影手法から音響まで徹底的に70‘sが貫かれたトム先輩主演としては恐ろしく地味な推理モノ」アウトロー よねさんの映画レビュー(感想・評価)
撮影手法から音響まで徹底的に70‘sが貫かれたトム先輩主演としては恐ろしく地味な推理モノ
主演作だけでなく『ロック・オブ・エイジズ』や『トロピック・サンダー』では助演なのに完全に主役を食ってしまう獰猛なカリスマ性を持ったトム先輩が今回選んだのは70’sフレイバームンムンで地味な推理モノ。もう登場シーンからキメキメでサラっと事件を解決。共演に色気と知性を併せ持った長身でスレンダーな美女ロザムンド・パイクをチョイスというのもグウの音も出ません。
今回はライフルでの無差別狙撃事件というモロ70’sな題材なので基本オーソドックスなロケ撮影。カーアクションもフェンダーミラー辺りに付けたカメラで運転席を撮ったりと手の込んだ手法を採用、銃声や薬莢が床に落ちる音等こだわり抜いたリアルな音響も作品に見事に花を添えています。
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