「自由へのフライト」フライト 居眠りんタカちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
自由へのフライト
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機長にとって大切なものってのは何だったんだろう。
お酒?家族?肩書き?尊厳?
映画を観終わったあとにふと思った。
最近、飛行機関連の事故が続いていたので気になって観たが、色々考えさせられた。特に印象に残っているのは、事故後の公聴会に向けて周りが動いていて、自分も禁酒をして身体を整えていたにもかかわらず、隣の部屋にあったお酒に手を出してしまったシーン。一度手にとって、匂いを嗅いで、キャップをしめ、テーブルに置いたにもかかわらず、手を出してしまった場面はある意味、ホラー映画を観ている時の怖さがあった。
結局、公聴会の最後には罪の意識から自ら白状してしまったのは、ウソをつき続けることが本当に苦しかったのだろうな、と感じた。この作品からは、ウソの怖さ、もちろんお酒や薬物の怖さを学んだと同時に、最後のシーンでもあるが息子が父を許し、最高の人と言っているように家族の大切さ、大切なもののために人は生きているんだな、と改めて感じた。
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