「ハドソン川の奇跡とは違う」フライト 321さんの映画レビュー(感想・評価)
ハドソン川の奇跡とは違う
公開時期は前後するが、機体故障の中、パイロットの判断、技量で致命的な墜落を回避するも、その後、英雄と祭り上げられたパイロットの過失が問われるという設定は『ハドソン川の奇跡』に被る(ハドソン川は実話がベースだが)。
でも、本作はもう一つアルコール、ドラッグ中毒という重いテーマが被さり、『ハドソン川の奇跡』のような爽やかな感動の涙を流すことが出来ない。
自分もおそらく人並み以上にアルコールが好きな方だが、重大事故を起こした後や、自分の人生を決定する公聴会の前にアルコールにまた手を出してしまう行動は理解出来ない。中毒というのは、自分の想像の域を超えた世界なのだろう。そんなデンゼル・ワシントンにの言動にイラつきながらも、なかなか興味深い作品だった。
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