プロメテウスのレビュー・感想・評価
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自分的には最高
確かにエイリアンの前日譚的ではあった。
3Dで観たためか映像の迫力はかなりのもの。
Original Design Elementsとクレジットされていたので新たなものではないと思うがギーガーのデザインも楽しめる。
しかしストーリーはエイリアンの焼き直しと言われても擁護出来ないし、
主人公の魅力が乏しいのも事実。
それにも関わらず最高としたのは、デヴィッドがいたから。
彼を物語の中心に置いてみると、
ディック的アンドロイドのコンプレックスが濃厚に描かれていることがわかる。
エイリアンよりはブレードランナー、いや、よりディックの原作に近い、存在の不確かさをテーマとした作品と思う。
まいったなぁ
甘かった。
前宣伝などで『エイリアン』の前史的な話だということは予想していたつもりだった。
だが、甘かったとしか言いようがない。
冒頭、原始の惑星を去る超巨大宇宙船に、『エイリアン』を踏み台にどんな壮大な物語が語られるのかと期待に胸を膨らませたものだったが。
そんな期待感は話が進むに連れ行き場をなくして途方に暮れる。
いや、まんま『エイリアン』ですぜ、これ。
確かにエイリアンの起源やスペース・ジョッキーの正体にも一歩踏み込んではいる。
だがそれは過去の『エイリアン』それぞれに施された『味付け』の域を出るものとは言い難い。
なんせ、話の作りや展開が過去のシリーズそのまんまだ。
極論すれば、リドリー・スコット監督の第1作のセルフリメイクと考えてしまう事も出来るかも知れない。
CGをふんだんに使った映像は確かに一見すると目を惹く。
しかし考えてみるとそこにはさほどの目新しさはない。
登場人物達にも魅力が希薄だ。
そもそも、初めにシチュエーション有りきでそこから逆算して人物を動かしている為、その行動の動機付けや整合性がどうにもしっくり来ない。
活きたキャラクターとは言い難く、魅力の感じようがある筈もない。
ぶっちゃけると自分はノオミ・ラパスに魅力を感じないのであるが、これはそれ以前の問題である。
唯一、アンドロイド・デヴィッドは実に勿体無かった様に思う。
もう少し使いようはあったろうにと。
してみると、この作品は1作で完結することを端から念頭に置いていないのかも知れない。
そういう『甘え』があればこそ、こういった作品に収まってしまった事を許容出来るというものだろうか。
残念な吹き替え
吹き替え版3Dで見てきました。
前から期待はしていました。
さて、内容ですが映像的には良かったのですが、
結局何もわからずに終了してしまいました。
宣伝で風呂敷広げすぎです。
当然、秘密が最後に明らかになるだろうと期待していましたが・・・。
秘密があばかれなかったので-1。
映画導入部から主役の女の吹き替えがひどい声優だと思っていたら、
剛力彩芽でした。
剛力彩芽自体は嫌いではないのですが、下手すぎです。ゆえに-1。
近所の映画館は3Dは吹き替えのみだったため、
仕方なく吹き替えを見ましたがやめたほうがいいです。
気分を害します。(有名人使うのやめてもらいたい。)
3Dで見ましたが、特に驚きはないです。
2Dでいいです。
世界観が独特
最悪。評価もしたくない
人類の起源は何か?
起源を探しに宇宙に行くのかと思いきや、ただのエイリアンもの。
宇宙船も古臭いし、考え方も古い。
米国映画のお約束のパニックも見ていて不快!
結局伏線も回収できないまま終了。
人類を作った人達は人類を殺そうとしていましたはい終わり。
(゚Д゚)ハァ?
マジで馬鹿にしてんの?
期待して本当に損した!!
期待外れ
結局エイリアン?
まず、CM及び他映画の予告を観て人類の起源等、今までにない様な、物語なのかと期待してIMAXの3D劇場で観ました。
ネット等事前に、物語の内容等を確認していなかったので、多分同じように思われた方が居ると思います。
映像等は、綺麗で3Dで飛び出して見えるので、それなりに迫力があり、前半は一体どんな物語なのか期待して観ていたのですが、あるシーンから何処かで観たようなシーン?! もしや!
え! エイリアン映画? まるっきり、エイリアンが出る様なお話しは事前に聞いていなかったので、なんだか騙された様な気分。
その後の展開も、まさに今までのエイリアンと同様な展開。 一応、エイリアンシリーズ全部観ていましたが、期待もしていなかったエイリアン映画を知らないで観ているのは、何だか… しかも、エイリアン映画の起源的作品とは…
結局、最後迄観て、人類の起源の詳しい内容は何だったのか分からずじまい。
そもそも、エイリアンもどうやって作られたのか…
全てが、中途半端な様に思えてしかも、真新しさが全くない内容。 観る前には、事前に調べて置いた方が良いです。
彼女も映像美にうっとりしちゃいますよ!
皆さんの酷評もありますが、この映画は観たあとの満足感が
ものすごいあります!
比べられる作品か解らないですが韓国産SFパニック映画の「第7鉱区」見ましたけど、プロメテウスが5点なら第7鉱区はテレビドラマの延長な感じで点数つけるなら1点いかないと思いました。
ただ、この映画の冒頭のエンジニアが、何かを飲んで、滝に落ちていくシーンが物語にどういう意味を与えているのか解らなかったです。
が、それも観ている人の想像力に
任せるというのなら納得できます。
映像と、ストーリー、総合的にみると傑作に近いんじゃないでしょうか!
もうすぐバイオハザード5が公開になりますが、そちらとどっちが面白いか見比べるのもすごく楽しそうです。
この映画を観ている間は3Dで観たほうが良いと思います。
迫力があって日常を忘れさせてくれますよ。
解らないなりに思いを巡らしたくなります
映像が素晴らしく、すっかり見入ってしまいました。3Dで鑑賞して良かったです。
人類の起源の謎に迫るため未知の惑星に降り立った学術調査隊、その行く手には…。
サスペンス感は少なめですが、次から次の展開で目が離せませんでした。学術調査隊の割には人材不足というか知性不足で、特に生物学者の科学者らしからぬ振る舞いに唖然。ある意味で見どころでした。
考古学者エリザベス・ショウ、ノオミ・ラパスが好演でした。意外と可愛い…と思っていられたのは序盤だけでした。立ち向かう強さと、少しの残酷さをはらんだ好奇心を持ち続ける科学者らしさが良かったと思いました。
アンドロイドの デヴィッドと考古学者 チャーリーの会話が強く印象に残っています。もしかして何かに関わるキーワードが?なんて。解らないなりに思いを巡らしたくなります。
さらなる大きな謎解きは次回作ということでしょうか、期待です。
エイリアンの焼き直し
映像も斬新さに欠けるが、脚本が決定的にだめ。
SF映画ファンにとって、プロメテウスへの関心が高かったのは、これがブレードランナー以来のリドリー・スコットによるSF作品であること、そして、それがエイリアンの前章、もしくはそれに関連する作品であるというこの2つによるものだった。
かつてエイリアン、ブレードランナーという2作によってその後のSF映画のルックを決定付け、未だにほとんどのSF映画がその2本のビジュアルの影響下にあるという偉業を成し遂げた監督が、自ら自分の原点の映画の一つであるエイリアンに関連する作品を作る。ひょっとして、そこには私達が未だ見たことのない、新たなSFのエポックメイキングとなりえるビジュアルが展開されるのではないか。そのことから来る期待感が多くの映画ファンにはあったはずである。
結論から言うと、その期待は完全に裏切られている。
ロケーションこそすばらしいものの、これが何か新しい世界観を提示出来た映画かというと、リドリースコット自身が過去に自分の作り出したイメージを超えられていないし、超える気もなく、職人的に与えられた脚本をこなした感がいなめない。過去のインタビューやメイキング映像、書籍などを通して、彼の作品へのこだわりを知るものにとって、このこだわりのなさは、リドリースコットに最早作家性は望めないのか、という気さえしてくる。これが70歳を超える巨匠の作品ではなく、最近のSFX工房上がりの新人監督が撮った映画だと誰かに言われても、前情報さえなければ信じてしまうだろう。
まず、一番大きな問題点は、これがエイリアンの前章か、独立した物語か、あいまいなままにしている、そして恐らく、それをあいまいなままにしておこう、という判断だ。そのために、はっきり言って、「じゃあ素直にエイリアンの前章を作れよ!」という気になる。なぜエイリアンに似せた生物をエイリアンに似せた設定で、「別のSF映画」としてオリジナルの作品を作った作家がやる必要があるのか?理解に苦しむ。
プロメテウスに無くてエイリアンにあるもの。それは、想像力の働く余地である。
エイリアンの一作目が怖いのは、エイリアンがほとんど全体像で登場しないという事。それは当時の技術的な問題ではなく、演出である。観客が自分のイマジネーションによって、恐怖感を高める演出がエイリアンにはあった。プロメテウスでは、CGによって全てを表現してしまうこと,あるいはクリーチャーを明るい船内で見せてしまう事で、観客のイマジネーションが失われてしまった。スペースジョッキーの一作目の存在感も、そこにかつて何かがあったことを想像する事でより高まった。それが起源を掘り起こし解釈が決定してしまったことで、元々のイメージの象徴性やイマジネーションが奪われる形になってしまったと思う。
はっきり言ってこの作品で優れている美術は、過去のギーガーのデザインによる、エイリアンの美術のパートである。
あの巨人のデザインにしても、元のギーガーのデザインがすばらしいのだから、そのまま生かしてエイリアンや巨神兵のような外骨格のある宇宙人とすれば良かった。
中途半端な解釈や新しいクリーチャーのデザインを入れるぐらいなら、HRギーガーの画集をそのまま再現するぐらい、惑星の世界観を巨大でおどろおどろしいものに統一した方がよかったかもしれない。
各プロダクトや美術のデザインは洗練されていても、プロメテウスには、かつてのリドリースコットのSFにあったような一つのコンセプチュアルな統一された世界観がない。
プロメテウスは、プロットに関して言うと穴だらけだ(もしくは私が見逃しただけで、ただわかりにくいだけなのか?)。オリジナリティは低いにしろ、映像のクオリティがA級なだけに、B級のプロットとのギャップが際立つ。
例えば、なぜ強酸で顔の溶けた地質学者の乗組員がゾンビになるのか?録画された立体映像で巨人の宇宙人たちが逃げ込もうとしているのが、なぜ自分達がコントロール不能になった危険な生物兵器のある部屋の中なのか?評論家の町山さんが話していたように、縦に転がってくる巨大なものがあったら、横に逃げるのが普通の考えだ・・。
更に、一番不可解だったのは各キャラクターの動機。
例えば、序盤で地質学者が主人公が気に入らなくて怒り出し別行動を取るが、そこまで気に入らない理由がよくわからず唐突に感じる。目の前で起こっている事が人類で始めて体験することばかりなのに、自分の分野でないという理由から全く関心がないのは不自然だ。
社長やデビッドは、何人も船員が殺されている状況を見聞きしていて、宇宙人が生物兵器を持ったまま地球に来る予定だったのを知りながら、なぜ、まだのんきに「巨人の宇宙人は善玉」と信じているのか?しかもその巨人が人間の延命治療を施せるかどうかというのは、巨人と話せる事と別問題。巨人が「んな事できねえよ。」と言えば終わりである。その為にあんなよぼよぼの社長が一緒に現場に来る必要はあるのか?宇宙船で待機するか、地球で報告を冷凍されたまま待てばよいのではないか?
また、キャプテンが自分のクルーと自分の命を「人類の為」とあの一瞬で判断して捨てる事が出来るのはなぜなのだろうか?彼らがそんなに選りすぐりの強い精神性を持つ乗組員という描写はどこにもなかったと思うのだが・・。
そしてやっぱり極めつけは主人公。次から次に起こる出来事に「私達は間違っていた・・。」と泣きながら言い、しかもあんな事やこんな事を体験した後、「あいつらの住んでる惑星に行こうと思う」って・・。どう考えても「なぜ?」とたずねるデビッドの方が普通の人間の感覚である。
一つ思うのは過去の映画のキャラクターのステレオタイプのイメージに頼りすぎなのだろう。描写をせずに、こういうキャラクターなら、ヒロインにつっかかりそうだとか、キャプテンなら勇敢に命をかけられるだろうとか、最後まで作りこまずに観客に投げてしまっている。そのためにキャラクターの感情の流れに一本筋が通っていないと観客は感じてしまう。
なんでこんな事になったのかと考えれば、それは脚本家の力不足というしかないと思う。
プロメテウスの脚本家デイモン・リンデロフはカウボーイ&エイリアンも担当していたようだ。あの映画も非常にムラのあるプロットだった。(カウボーイ&エイリアンに関して言うと、そもそも普通ならありえない、ばかばかしい設定を、ゴーストバスターズやMIBのように、自嘲的ユーモアで笑い飛ばせる要素がたくさんあるのに、シリアスに書いている時点でセンスがない。)
LOSTの脚本を担当したという事で、この脚本家を評価している人もいるのだろうか。だが、はっきり言ってテレビシリーズの「次から次に謎が出てきて、次回の展開が気になる」という作りは、物語を終わらせる責任をとらなくてよい。普通の映画の「話に整合性を持たせて、2時間で物語を収束させ謎を回収する」という技術とは別だと思う。JJエイブラムスはともかく、この人はそれが出来ていない。
エイリアンファンは観るべき!
エイリアンのプロローグという位置付けで始まった企画の割に、CMは人類誕生の秘密という点ばかりに焦点を当てたものだったので、期待した内容と違うかもしれないと、期待半分不安半分で観てきました。
結果としては、観て良かった!
エイリアン冒頭に登場する謎のエイリアンの意味がはっきり理解できたし、それが人類誕生に係った課程を知るのは感動的、そしてさらにそれが人類絶滅を企む意図は不明なものの、そのために作った生物兵器が結果的にああなったとは……。
とにかく、映像が素晴らしい!仕方なく3Dで観たのですが、天体図のシーンなど数カ所は3Dで観て良かった!と思えるハイクオリティさ。
主役の女性には全く感情移入できませんでしたので第2のリプリーにはなりえないと思いますが、あの後の続編が是非見てみたい作品でした。
うすうすは気づいていたんですがね~。
うすうすはエイリアン関連だとは思っていたんですが。。。。
最後のあのエイリアンはないでしょ・・・・。円谷プロの方がいんじゃないですかね。
解釈がよく分からないんですが自分なりに思ったのが
人間もエイリアンと同じでエンジニアによって作られたもので、エイリアンと同じ兵器みたいな感じ?
あまりに人間は強いんで、あるいはこいつらまずいと思ってエイリアンを作った?
あ~~~間違った見方をしていると思うんでで誰か分かりやすい解釈教えてください。
「エイリアン」前章としてみるべき
宣伝では「人類の起源」がうんぬんと言っていますが、個人的に気になったのはやはり「エイリアン」とのつながり。
アメリカでも、事前にはあまりそのへんはハッキリさせていなかったように思いますが、そこはやはり見る前に楽しみが減ってしまってはということでしょうか。日本の宣伝は完全に「エイリアン」と切り離して、前述の「人類の起源」がどうこうとあおったように見えますが、やはり「エイリアン」前提の映画だなと思います。
「エイリアン」1作目に登場したスペース・ジョッキーはなにものだったのか、なぜあそこで朽ち果てていたのか、今回の惑星は「エイリアン」冒頭の星とは別の場所ですが、スペース・ジョッキーたちは何をしていたのか…。いろいろとつながりや直接は描かれない背景を想像すると楽しいです。
もちろん、「人類の起源」についても、人間そっくりのロボット(デイヴィッド)を作った人間も、実は人間も作られたものだった…かもしれないという描写なんかはありますけど。進化論でもなく、聖書に書かれたように神が創造したものでもなく、、という。
今回、脚本に「LOST」のデイモン・リンデロフが参加していますが、「LOST」同様に、ファンがあーだこーだと推論したり、語り合ったりできる描写や設定をちりばめ、知的好奇心を刺激する作品だなと思います。その点で面白いと思いました。主人公の体内に宿った生物が、やがてエイリアンに変貌していくという示唆も、「エイリアン」シリーズ踏襲してますし。スペース・ジョッキーに寄生したことで、あのエイリアンの形がだんだんとできあがっていったのだなと思うと面白いです。
「エイリアン」シリーズが好きな自分は楽しめましたが、これを単体で見てどうでしょう?
そこそこ面白い
本日の予定がキャンセルになったので、以前から気になっていたこの映画を観ました。
少し評判が芳しくなかったので、期待せず観たのが幸いしたようです。
ストーリーの前半は、はっきり云って退屈。
後半になってやっとパニック映画らしく盛り上がって、時間の流れが速く感じます。
シガニー・ウィバー主演の第一作の、迫りくる様な緊張感やエロティシズムが感じられず残念ですが、ザックリした広大なスケール感は今ふうで時代の差を感じます。
映画の所々で第一作のオマージュが見受けられ、この映画の善し悪しに関わらず楽しめます。
ただひとつ苦言を呈すれば、ノオミ・ラパスの吹き替え「剛力彩芽ちゃん」はいただけませんね。
僕は吹き替え版の愛好者?なので、最近の傾向でもある人気優先のタレントさんを起用するのはやめて頂きたい。
※彩芽ちゃんは、可愛くて好きです。
日本の声優の方々は、海外の人が驚くほどの演技力が有ると聞きます。
映画を愛する業界の方々、是非、優れた声優さん達を起用するよう要望します。
エイリアン
惑星の砂嵐の映像に、ハムナプトラを思い出した。ドラゴンタトゥーのノオミ・ラパスに、シェイムのマイケル・ ファスベンダー、麗しのシャーリーズ・ セロンと俳優に不満は全くないのに、もうひとつ展開に心惹かれない。エイリアンはクリーチャーもリプリーのキャラクターも傑作だったけど、だからといって二番煎じを観に来たつもりはなかったので、いいとこ探しになってしまった。ドクター エリザベスの医療処置と彼女と船長とのある約束が果たされた結果は好き。魂のない彼の言葉は不思議と印象に残った。
だめだこりゃ…
気の利いたストーリー性もないし…もう内容がムチャクチャです。
映像効果に興味ある人は3Dで観ればその面では楽しめるかもしれません。
あまりのくだらなさに途中で寝てしまいました。
見なきゃよかった…。
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