プロメテウスのレビュー・感想・評価
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エイリアン誕生の秘密
公開前のキャッチコピーは「人類の起源」でしたが、
実際は「エイリアンの起源」でした。
一応、人類誕生についても分かりますが、話の中心はエイリアン関連です。
もともと、「エイリアン5」として製作されていたらしいですが、いつの間にかエイリアンの前日談となったみたいです。
他の方々のレビューにも書いてありましたが、やや小難しい作品です。「だから何?」みたいな、意味不明な感じの作品。
シリーズ3部作となるのですが、今後どうなるのかさっぱり分かりません。
ただ、リドリー・スコット監督の独特の作風だとか、そういう点でなかなかクセになる作品だと思いました。私が思うに、本作はリドリー・スコット監督が「エイリアン」シリーズの監督を続けていた場合の「エイリアン2」ではないかと察しています。
重厚で謎が深まり、哲学的なストーリー展開を見せる作品。ハマる人も必ずいるはず。
ただ、あまり日本ではウケないでしょうね。
「エイリアン」自体シリーズ第1作は1979年ですから、まぁ若い人はほとんど知りません。
本作はエイリアンファンが楽しむ「マニア向け」映画だと思うので、全くエイリアンを知らないと話にならないかと思われます。
つーか剛力ふざけんなよ。
埋めるぞ
賛否両論の否の方で間違えない。
やっぱ、ダメだわぁ、これ。
物凄く手間暇かけて、豪華キャストに金もかけて、B級SF映画の出来。
ある意味、宣伝部は上手い仕事して、観客を煽ったなと思った。
エイリアンも見た目普通。インパクトなし。
むしろ本当によくある感じの造形。
タコかイカか?みたい。
残念ですが、巨匠リドリー・スコット監督作品ですが、これは観なくてもいいですよ。
「R・スコットの手に戻ってきたエイリアンシリーズの
前日譚的プロット」
S・ウィバー程の嫌味な個性が前面に出ていないノオミ・ラパスの演技もまずまずだが音楽がB級。日本での公開での吹き替えがB級駄目押しアイドルだったらしいので評判は散々。
スコットとキャメロン。
リドリー・スコットとジェームズ・キャメロン。同じ「エイリアン」シリーズの監督。両監督の作品は同じ素材ながら全然別物でそれぞれ良い出来の作品だった。
しかし今回この映画を観て、改めて「エイリアン」はスコット作なんだよなぁと強く伝わってきた。
もっと哲学的な背景が展開されると思ったが、スペースホラー映画の枠は出てない気がする。
てか、まんま「エイリアン」って感じ…
字幕で見ればよかったかな
今回は吹き替えで見たのだが、ショウ博士の声に違和感。他の人はまったく問題ないのに。映画終わったあとにバーンと剛力って宣伝されてて、あーーね…。って思いました(^-^;その分星ひとつ半マイナスです。
映画の本編の方は、ジャケットにエイリアンっぽいのが出てるからそうなのかな?って思ったらやっぱりでしたね。そして惑星の壮大さにSF心がくすぐられました! あと自動手術してくれる装置はハイテクでしたね。実際あったらちょっと怖いかな。
ロボットはかなり人間に近い。心がないって言われてたけど、考えることは出来るからほぼ人間って感じかな。ただひとつ違うのは、やっぱりロボットだったってこと。人間がどのような行動をとるのか探っていたのかな?と思いました。だから彼は行動を起こした。
「小さなものが大事に至る」という言葉は彼自信も表してたんじゃないかな。人間の中に一人だけ違う自分(ロボット)が居て、彼が起こす波紋は他にも影響を与える。ロボットだけど、ある意味一番人間くさいかも。
最後のショウ博士はあんなことがあったのにまだ追い続けるのかよと、人間の貪欲さは計り知れないと感じた。
判るやつだけ、ついてこい
この映画、わからないって言ってる人多いけど、逆に訊きたい。どのへんが?
リドリー作品で、これほどシンプルにテーマを打ち出した映画はなかったでしょうに。
「神はなぜ人を創り滅ぼすのか」
監督の哲学・宗教観が色濃く出た作品で、それに照らし合わせて見れば、何ひとつ不明な点はない。
「神はなぜ人を創り滅ぼすのか」は、ブレードランナーやグラディエーター、ブラックホークダウンの根底にもある。もちろんエイリアンにも。それらの作品は、エンタメ性やビジュアルが注目されてテーマは判り辛い。リドリー監督ももう76才だし、これまでのまとめの時期に来ている。だからこそプロメテウスでは、ストレートにテーマを打ち出した。
これが判らないのだったら、過去のリドリー作品も実は全く判ってなかったって事だと思うよ。
監督の作家性より、いかに観客を楽しませるかが重要だと思っている人には向かない作品だろうね。
観客を楽しませるだけのエクスプロイテーション映画より、馬鹿正直に自分の言いたい事をぶつけてくるリドリー監督のほうが、本当はよっぽど良心的なんだけどね。
設定が曖昧すぎる...
まず、エイリアンの序章作品とは知らずにCMの「生命の起源を探る」に惹かれて見てしまい、がっかり。
そうじゃなかったとしても、あまりにも設定が曖昧。
矛盾点が多すぎるし、スケールが大きく、映像が素晴らしいだけに本当にがっかり。
ワケわからん。
うーん、最初から最後まで意味のわからん映画でしたなぁ。って、最後の最後で繋がりが・・・。にしても映像は綺麗でしたが、エグいシーンまでもリアル。これはエイリアンとか好きじゃないと無理かな?
エイリアンファンには最高
エイリアンが好きな人にとってはかなりいい内容だと思います。怪物のデザインやストーリーなども楽しめると思いますが、エイリアンが嫌いな人や単純に考古学の映画だと思って見た人にとってはつまらない内容だと思います。
自分は友人を連れて見に行ったのですが、友人はただえぐくて怖いだけだといっていました。怖いのが苦手な人にはおすすめできな映画だと思います。
エイリアンの序章の話としてはいいストーリーだと思います。
続編を期待します。
映像はすごいけれど,なんか中途半端
字幕はご存知なっち-ですけど吹替よりは億倍マシだと思います。
エイリアンと別物だと思って見てしまうと後半のグロテスクな展開に面食らってしまうかも。
かと言ってエイリアンを期待してみるとがっかりな感じ。
エイリアンの生理的不快さと恐ろしいビジュアルさはプロメテウスにはない。
ホラーとしてはいまいちというしか無い。
更にSFとしてみるとだいぶ埃をかぶったような展開でそこに目新しさはない。
男女の恋愛の描写もそこそこで,中途半端な作品だ。
この映画はリドリー・スコットの映像センスで成り立っている。
他に見るべきところもカタルシスもあまりない。
だがその映像があまりにも素晴らしい,
異星の風景,宇宙船の造形,様々な機械
これらを楽しむために一見の価値あり。
この映画は日本では理解されにくい
対したネタバレではありません。
この映画の根源は宗教にあります。
色々なサイトのレビューに「伏線がつながっていない」というような内容を見受けられましたが、宗教的観点から見ると全部つながっています。
この映画のテーマとして考えられるのは、おそらく「神は何故人を作ったのに、最後に滅ぼすのか? 」でしょう。
この映画は完全な「エイリアン」の前日譚であるばかりでなく、初作「エイリアン」の謎を全て解き放ちます。続編は別ですが……
「エイリアン2」について、「エイリアン」のリドリー・スコット監督が続編とは認めないと怒った意味も分かりました。「エイリアン」は宇宙規模の宗教譚だったのですね。
テーマの答は最初に出てきます。主人公の父の言葉「(人間が死んだら)天国とか楽園(という所にいく)。素晴らしい場所だ」
そして途中で出てくる主人公の言葉「(神はいなかったね。彼らが創造主だといわれて)では、彼らを想像したのは? 」
エイリアンを兵器として作り出し、エイリアンを生み出す黒い液体は人体を溶かして、新たな生命の元となる。主人公の彼氏は新たな生命の元になりかけていた。そんな液体によって産みだされた生物兵器エイリアン。
兵器でありながら、新たな生命。全てを破壊した所でおそらくエイリアンは死滅し、生命の元になるんだろうと思う。セリフにもある。
「破壊して新しく作る」
わたしの見解だけど、最初に出てくる様々な古代文明に共通する印。これはそれぞれの古代文明からユダヤ教・キリスト教・イスラム教など現在も残る多くの宗教や文明に残された共通点「神(または神に類似する者)によって人類は産み出されるが、最後はその存在によって滅ぼされる」という神話を指示しているのだと思われる。
創生と滅亡。
極論に思われるかもしれないが、この映画は「創生と滅亡の意味。滅亡は悲しみではなく愛するが故、楽園(天国)に迎え入れる行為ではないのか? 」とわたしに訴えてきた。
愛から産まれる滅亡…… 愛するが故に滅亡させる……
そして次の楽園に迎え入れる生命を創造し、また滅亡させる。
天国という楽園に迎え入れる愛から行われる創造と滅亡……
アンドロイドが今回も出るが、随所にそのアンドロイドに
魂があると思わせる行為が見て取れる。
人間はそれを認めないが、もし彼に魂が備わっているのであれば? 誰が彼に魂を授けたのか?
主人公の言葉「(神はいなかったね。彼らが創造主だといわれて)では、彼らを想像したのは? 」
そうこれは本当の創造主の存在肯定を匂わせている。クリスチャンの意見としてではあるが、生命とは魂がなければ人間であっても電気信号や化学反応で動く有機物のマシーンでしかない。つまりアンドロイドの彼と同じなのだ。
最後に人間を想像した者の星へと主人公とアンドロイドは旅立つ。おそらくその星に着いた時、エイリアンによって彼らは死んでおり、創造主の星も彼らが乗ってきた船に乗っていた多くのエイリアンに滅ぼされただろう。彼らが星に着く前に、完成品の生物兵器を積んだ彼らの船は様々な生命を創造した星に向かった事だろう。
しかしその一隻が地球に着く前にエイリアンが産まれるというトラブルが起こって、「エイリアン」に出てくる星に落ちたのだろうと思うのは行き過ぎだろうか?
「エイリアン」が嫌いなので、その分がマイナス点に...。
初盤のシーンでは映像の細かなところまで凝っていて「2001年宇宙の旅」を思い出す雰囲気だ。しかし、美しい映像は続かず、"エイリアン"のグロテスクとスリルの世界に突入していく...。
人類の起源をテーマとするのであれば、こんなグロテスクなキャラクターを登場させなくとも描けたのではないか?予想外なエンディングも悪くはないので、”エイリアン”とは関係なく企画されていれば、もっと万人ウケする映画になったのではないだろうか、残念だ。
あと、吹替版も少し観てみた。ドラマで演技する剛力彩芽は嫌いな方ではないが、声優としては未熟過ぎ!!さらに力強い女性の声にはまったく合っておらず、すっかり映画を台無しに...。なぜ、剛力彩芽を使ったのかが疑問だ。キャスティングしたスタッフを責めたい。
もっといいエピソード0あるって!!
筋肉モリモリマッチョマンの変態がイカ墨を飲んで奈落の底に落ちてったオープニングから意味がわかりませんでした。
その後うすしお味のキャラがぞろぞろ出てきてのりしお味みたいなデザインの船で探索したり戻ったり探索したり戻ったりちょっと体の中に入られたり全体に軽く火が通る程度に炙られたりします。
出てくるヘビとイカとダイオウイカのデザインはなんとかならなかったんでしょうか…B級感がハンパなかったです。
要するにエイリアン誕生秘話だったんですね。ナルホドー。
そこまでが長い。
別物のモンスターパニックとして楽しめたらいいんですけど、いかんせん白マッチョとの確執がほとんどなので飽きてきます。
本家の監督が撮った前日譚なのに面白くないとかあっていいんでしょうか…
スターウォーズのルーカスは頑張ってたんですね。
やっぱりリドリー・スコットは小奇麗なSFより雑然とした世界の方が合ってると思います。
アンドロイドは電気執事の夢を見るか?
僕らのリドリー・スコットがSFに帰って来た!
『エイリアン』(79)『ブレードランナー』(82)で、宇宙観、未来観を作り上げ、僕らに一つの指針を示した巨匠=神が、30年振りにSF映画を撮ったのだ。ワクワクしない訳がない!!
更に3Dという新しいオモチャで、70歳にもなったリドリーが遊んでくれた!
まず驚くのは、20世紀FOXロゴの後、あの油彩画アニメのScottFreeのロゴが、3Dでむにむに動くのだ!はっきり言って、ちょっと気持ち悪いぞww
本編だが、実に多くの謎を楽しめる作品だった。
さて、宣伝で煽った最大の謎とか言う人類の起源とやらは、あっさり冒頭で明かされてしまう。白塗りの暗黒舞踏家のようなムキムキの人が、いきなり種の起源してしまいます。
この辺からして、テーマはその先にあるんだよーっていってるんですよね。
そして出てくるのは、超かっけー宇宙船。みんなが寝てる中、1人起きてるアンドロイドくん。毎日映画見たり、バスケしたり、自転車のったり、寝てる人の夢を覗き見したり、楽しそうな自宅警備員生活してるんですよね。お気に入りの映画は『アラビアのロレンス』。
(なんで?って監督のコメントが「ロレンスはアンドロイドみたいだろ?」って、巨匠!言うことがスゴイなぁ。人には言えない事をサラリと言ってのける。そこに痺れる憧れるぅ!)
やっぱり出てくるアンドロイド君!みんなの忠実な執事を演じてます。
でもデビッドくんは、自分の事を良く解ってるし、自分がどう見られてるかもよく分かってて、心ない言葉に傷付いたりもする。多分、恋もしてるんだよね、あの人に。だから、ちょっとした好奇心で実験とかしちゃうんだけど、どうなるかも予測した上で、対象を誰にするかも最初から決めてるんだよね。んで、小さなことが大事に至っちゃう。
ツンデレで生意気な妹のドラミ…じゃなくって、メレディスが、ファザコンで大変です。人間かアンドロイドかを曖昧に振舞っていますが、皺くちゃのウェイランド社長をパパって呼ぶ辺りが、もう人間の父娘の関係じゃないのですよ。でも、アンドロイドのくせに生存願望とかあってかわいいのです。
そのアンドロイド兄妹の価値観の違いが本当に面白い。妹は自分の父を慕い、兄は父の種族の創造主を夢見る。
人間は、勝手な夢心地で、創造主に聞いてみたいこといっぱい抱えて欲望むきだしてワクワクです。
そんな身勝手な欲望を抱えて、船には神の名を付けて、いい気になったご一行が、神様に会いにきました!会いに来た私たちは偉いです!褒めて下さい!ご褒美下さい!って行っちゃうんです。そんなにぎやかご一行様に、目覚ましかけて寝てたのに、無理やり起こされた神様は…。
そりゃ、怒るよ。うん、怒るよね。創造したモノが、重力の足枷から抜け出して、神の言葉を話す人形までこしらえて、神の領域にまで来たんだから!んで失敗作の始末を付けに行くんですよ。作ったんだから、作った者の責任があるんだよ。失敗作が、天まで登って来たら、一刻も早く、無に帰さなくっちゃ!だから創造主は慌ててスペースジョッキーを起動して、船を動かすんですよ。もう、このシーンが神々しくって思わずひれ伏した!
ここまで書いたら解ったんだけど、これはやっぱり神話なんだ!愚かにも神に挑んだ人間を、人間が作ったモノの眼を通して客観視した神話なんだね。
人間は勝手にまだ見ぬモノに期待する。見えないモノのに期待する。そして、思ってない展開になり失望する。あぁ、なんて人間って勝手なんだろう。それこそが、巨匠リドリー・スコットが描きたいモノなんだなぁ。今回は人間だけでなく、アンドロイドまで罰せられちゃいます。いい気になって神に近づいたからね。
つまりこれは失望の物語だ。人は勝手な期待に胸を踊らせ、違う結果を見て失望する。失望は、己の身勝手さが生むものなのだ。
それなのに、なぜかこの映画に対して、何故か批判が多い。騙された!などの批判だ。だが私は、そう思った人も、ある意味羨ましくさえ思う。なぜなら、彼らは、この映画のテーマである「失望」を体験したからだ。映画を観て、同じテーマを体験する事は素晴らしい事だ。でも、心配する事はない。彼のSF作品は、公開当時に評価する者は、いつも少ないものなのだ。だが、『プレードランナー』がそうであるように、後に時代がついて来て、やがて伝説になるのだ。
そう言えば、まだ見ぬ新大陸に夢を馳せて裏切られて挫折する映画あったな 。『1492:コロンブス』これもリドリー師匠の普遍のテーマなのだろうな。(見直したくって、探してるんだけど、廃盤な上、レンタルしてないって、どうしたらいいの!?)
さて、早速『プロメテウス』の続編の話題が舞い込んだ。何でもタイトルが“Paradise”とか。『1492:コロンブス』の原題が“1492:Conquest of Paradise”楽園の征服…。
何やら関係を想像しない訳にはいかないですな。
続編では、今回、散りばめたたくさんの謎の幾つかを解いてくれるハズ!特に、デビッドくんが、創造主に何を訪ねたのか?その問いに答えてくれると期待します!!
って、勝手に期待するのは罪なのでしょうか?さて、次は天国で、どんな「失望」が待ってるのか!?
うーん、プリクウェルじゃないよね、この作品。
エイリアンのスピンオフにするのか?
新たなる人類の起源に望むのか?
中途半端な感がいっぱいです。
モンスターも前作より劣化してませんかね?
ギーガー師匠が泣いてますぞ。
リドリー・スコット監督も少し、手抜いたのでは??
ストリーもつまらなかったし、映像もいま一つ。
んで楽しみのモンスターはB級。
こりゃヒットしませんね。
皆さんの低評価が納得の作品でした
荒いなぁ
あまりにも雑
シャリーズセロンあんな使われ方?
出てくる人間に似てるでかい化け物みたいな奴はいったい何者?
全てに一切の説明がない。
最後は
あーーなるほど ここにたどり着くんだって思うけど 無理くりじゃね?
こじつけじゃね? そこにたどり着くまでの一切を雑に投げてる。
久しぶりにクズな映画みました。
リドリースコットの映画なのに残念
二度と観ることのない映画ですね。
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