プロメテウスのレビュー・感想・評価
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期待以上、最高クラスの3D映像!
ここでの評価が両極端なので、見るかどうかサンザン迷ったけど、見てよかった。 30年ぐらい前のあのブレードランナー、今では濃いファンに超絶支持されてる。 バブルで浮かれてるあの時代にアレだけぶっ飛んだ近未来ダウンタウンに世界観。 全農の創造主がどうして寿命をセットし、非創造者はしにおに得るのかの謎解きには、 私の人生観、何かを達成し、残さなきゃって、青年ながら心に刻んだ。 が、公開時の観客動員は大したことなかった、ETにもスター・ウォーズ。 これをなつかしくググってたら、監督がお気に入りのエイリアンも作ってて、 最強に恐いほらーSF:スクリーマーズも作ったという。 今公開中のトータル・リコールは映像よし、っストーリーよしで当時受けたよね。 そして新作を今公開中ってんで興奮してみてきた。 フィリップ・K・ディックは151冊の本を残し他界した。 多くが映画化されてた。 ブレードランナーコレ最高の映画です。ぶっ飛んだ世界観にはまり、 レプリカントの心に自分の心も写っ視脱して深く人生を考えさせる。 トータル・リコールは スクリーマーズたっいした予算じゃないけど、恐さ満載のホラーSF。 で、見てきた。 アバターで3Dスゲーって思って、超える作品がない事にがっかりしてた映像ファンは必見。金掛かってます、迫力もスピード感も先進性も一流です。 ちなみに、私はネタバレしてないけど、広報宣伝フィルムは後で見ると、名場面集でばればれジャンかょwなのでネタは書きません まあ、3D使いこなした映像は凄いし、ブレードランナーからのレプリカントの存在と魂。 リプリー代わりのヒロイン。 古代遺跡のプレデター感。 この映画を酷評してる人は傾向がありますね。 1翻訳版の西友の棒読みに頭にきている。監督の答えは1つなので同じ確立は ごくわずかでがっかり。1宗教の信者、DNA信者、生物学の先生、 2種の創造主が自分の考え以外でガッカリ。 神のような崇高な存在、地球外生物、DNA進化、神、進化論など、 答えを確かめに行くと選択肢が多いんだから外れてガッカリでしょう。 私は各説は調査済みで、結論も映画と同じで楽しめた。 3若くてエイリアン、プレデター以外の知らないから各所にある複線が見えず、 世界観が理解できていないが、そのことにすら気づいてない。 ここでの評価は映画暦、一般知識、誰が創造主か妄想が膨らませない、 答えを決めてる若い人が多いですね。 いろんな映画ファンや昔からの複線が理解できてるファン、 名作見てる目の超えたファンには凄くいいと思います。 注意:吹き替え版の声優が棒読みなので、字幕がいいそうです。 2Dは金をっどぶに捨てるようなものだよ。 映画は良かったが、映画館の経営者はアホダ。 1日1本の上映で、エアコン空調不安定で汗抱きになるは汗が冷えてトイレ行きたくなるわ最悪。24時間中2時間しか上映、AC ON市内からそうなる。 しかも1/3しか客以内から大赤字確定! 明日16日は映画千円なのにトータル・リコールもウェブ予約ガラガラ。でアホすぎ。 AVオールナイトで流せば900円でも客埋まるのに、満喫民、カプセル遊牧民がいるから。 日本は世界一映画が高いから見る人がいない=>だから安く出来ない =>高いから見ないの 不の永久ループ アメリカみたいに古い名画をアメリカみたいに100円~200円で流せば良い、版権の安い、ブレードランナー、旧トータルリコール、プレデエタアーシリーズとか流しっぱなしで入れ替えなしとか。 とにかくTV広告打ちまくって1800円で2/24時間稼動で客1/3しか入ってない。 コレで何もしない映画界はアホの山盛り。 来年の半期決算も何も出来ずフリーズだろどうせw
そして人類は、どこへ向かうのか
リドリー・スコット御大が自身の傑作『エイリアン』のプリクエルを撮るらしいぞ!という当初の噂、位置付けが何だけボヤけてきて、そうかもしれない!違うらしいぞ!世界観はかなり近いらしいぞ!と二転三転した印象のまま公開に至りました―という印象です。この映画。 ま、どうだろうと、何だかんだリドリーSFに飢えてた映画ファンが期待してたのも事実なので。もちろん自分にとっても待望であったし。観に行かない手はなくて。 「人類の起源」なんて記号持ち出して、こちらの知的好奇心くすぐってくる訳ですから。その上、エイリアン的雰囲気醸す宇宙を舞台にした作品ですからね。プリクエルでなくても期待するってもんです。 それで、これがエイリアンと地続きなのか?という疑問はさて置き。 兎に角VFXが圧倒的ということ! 3Dとここまで相性がいいか!というぐらいの美しさ! 思わず見惚れてしまうシーン多数! もうこれだけで観る価値があるという! で!だからこそ、というか。 それ以外の部分がどうにもアンバランスな印象を持ってしまって。 ストーリーが結構微妙な舵取りというか。 哲学的なテーマに話を切りたいのか? エンタメに寄って行きたいのか? ヘビーなグロさを醸したいのか? モンスターパニック?クリーチャーパニックに転じさせたいのか? そこが今ひとつ計りかねる。どっちつかずの印象つーか。 そういったとこがどうもね。御大の真意が掴めず。持った印象はごった煮。 それをもう全部ひっくるめて楽しめ!てことなんでしょうけども。 ま~なんとも不思議な味わいの映画でした。
見応え充分
エイリアン(そしてプレデターw)ファンの私としては期待度MAXでした。
まず序盤の映像美に感激。
(同日の午前中にアベンジャーズ見たからよけいにwww)
初代エイリアンテイストで進むストーリー、遺跡内部やクリーチャーの不気味さ、予想を裏切る転会、どれも大満足でした。
なんで宇宙人が変な薬飲んでバラバラになるのか?なぜ生物兵器作ってまで地球を滅ぼそうとするのか?そもそもなぜ地球人が宇宙人の遺伝子コピーなのか?という謎が残ったのも、いろいろ創造膨らませられて面白いです。
最初の宇宙人が犯罪者(追放者)で、自分の遺伝子を残すために冒頭のような公道をとり、その後追放者の支持者が度々地球を訪れていて、一方、反対勢力が逆に地球人を滅ぼそうとしているのではないかなーと、勝手に想像しています。
人類創世の「誰が」から一歩進んで「なぜ」に焦点をあわせて、しかも答えが出ないで終わる。その謎を残す加減が絶妙だと思いました。
宇宙人-人間の対比として、人間-アンドロイド、神様(主人公の信仰)-宇宙人という関係が出てきたのも面白い演出でした。
続編は、出ないで欲しい!謎のまま終わって欲しい!
重厚SF
人類の起源をたどるSF映画になっていて、久しぶりに重厚な本格SF映画に触れた感じで、頭が良くなるような気持ちよさがあった。しかしそこでエイリアン要素が出てくると急に頭が悪くなるような感じがして別の映画でよかったんじゃないかな。でもエイリアンありきの企画なのでそんなのはないものねだりだろうし、これ以上重厚になったら難しくて理解できなくなるかもしれない。ちょっと背伸びをして頭よさげな感じがちょうどいいような気がする。 主人公の女科学者が松金よねこみたいなキツネ面でまるで萌えられなかった。元々シガニーウィパーだったので、そういう路線なのかな。 手術マシンがめちゃくちゃかっこよかった。父のガンの治療して欲しかった。術後のホチキスが非常に雑で心配だった。 宇宙人が人類に対して丸っきり友好的じゃないところはびっくりした。しかし「そうだよな~」ととても納得した。
人間を作ったのも人間( -Д-) ゚Д゚)フムフム
俺はエイリアンシリーズが大好きで、子供の頃テレビで何度となく放送された『エイリアン』を何回も観てます( ・∀・)アヒャ
だから今回はエイリアンの前日譚ということで相当楽しみにしてました。
まあ~期待を裏切らない感じですな(・∀・)
要は、巨人族が自分のDNAを地球にばら撒いて人類を創造し、その傲慢不遜になった人類を滅ぼすべくエイリアンという生物兵器を作って地球に攻めようとと思ったが、逆にエイリアンに殲滅させられてエイリアンが暴走して人類に攻めかかる・・・
というのが簡単な流れ。
つまり「鉄を作る工具や金型自体も鉄」であるのと同じく
「人間を作るのも人間」ということですネッ(oゝД・)b
アンドロイドを演じたマイケル・ファスベンダーお見事!!!
いかにもアンドロイドらしい動きと仕草で、しゃべり方も無機的でほんとに信頼できる役者ですな( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
「人間はなぜ私を作ったのですか?」という問いに
「作れたからだ」と言われて若干表情が曇るあたりも(゚д゚)イーヨイイヨー
でも神様が人間を作った理由なんて、案外そんなもんかも知れないな~とも思ったりする(。-∀-)
そして所々に出てくるオリジナルの『エイリアン』セルフオマージュもΣd(゚∀゚d)イカス!
ノオミ・ラパス演じるショウのエイリアンを腹から取り出してからの半裸の衣装とか鏡を見つめるシーンなんて完全にオリジナルのエレン・リプリーそっくりだし
シャーリーズ・セロン演じるヴィッカーズ博士が腕立て伏せしてるところを正面から撮影するところなんて完全にこれエイリアンのシーンじゃねえか!!!∑(゚ω゚ノ)ノって思ったし
あとエイリアンに体を乗っ取られるあたりの流れも『エイリアン』を彷彿とさせて俺としてはワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪
ただピーター・ウィーランドをなぜガイ・ピアースが老けメイクまでして?と疑問だったけど・・・
恐らくさらに前日譚であるこの前のエピソードを撮る予定なのかな?と思った( ・∀・)アヒャ
ラストでエイリアンが巨人の腹を破って出てくるシーンでもう気分は最高潮ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ
ここからエイリアンの最初で腹を破られた巨人の死体を見つけるシーンに繋がるわけですな(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚ )スペシャルウン
エイリアンファンならこれは絶対観ておくべきです(`・д・´)9m ビシッ!!
期待させすぎ
宣伝など期待させすぎ。
種の起源の謎なんか解明しないうえに次回作へ持ち越し。
なんの前知識もなく観たので創造主には崇高な存在と期待していたので
創造主が大きな人間で人間やエイリアンを創造したわりには知的感はなく
野蛮にお叫びあげながら襲ってきたときは唖然としました。
次回作は想像つきます。エイリアンに滅ぼされてるんでしょ。
一回で完結して欲しかった。
あくまでも結局「エイリアン」物
人類の起源とは、と銘打っていたので、結構知的興味を充たせるかも、と思い鑑賞してみたものの、結局、あいも変わらぬ「エイリアン」物であった。 映像は相当に金をかけていると思われ、それ自体は楽しめる。また、「エイリアン」物が好きな人、H.R.ギーガーが好きな人にはそれなりに楽しめる作品であろうと思われる。 個人的には、人間を創造したともされる知的な生物が、獣のようにオドロオドロしく薄気味悪く、残虐性バリバリという演出は、あまりにも非現実的で、考えが浅いというか、稚拙というか、馬鹿馬鹿しい。 人類の先祖、あるいは、創造主と思われる存在とは別に、彼等が開発した(?)生物が相変わらずの「エイリアン」そのものなのだが、わざわざああいう攻撃的な生物を登場させないとストーリーが貧弱になってしまうと考えているのか、もともと脚本が貧弱で、「エイリアン」でも登場させないと、作品全体に切れがなくなると考えて登場させたのかわからないが、いい加減もういいだろう、という感じがする。作品の主要なテーマではないにも関わらず結局主役みたいな扱われ方になっている。 ただ、我々人類を創造した、先人類のような存在が、我々同様にエイリアンをも創造していたということになれば、それはそれで面白くも感じる。 今回の作品では、何らストーリー的に決着がついておらず、あきらかに次作を意識した作りになっているのであるが、次作がそれほど刺激的な内容になるのかどうか。創造主の星での描写に期待というところか? 結局、この作品はあくまでも「エイリアン物」であり、エイリアンシリーズの続編的作品なので、そのつもりで鑑賞されたい。
取り敢えず映画好きなら観とこうぜ
こういうスリラー映画って誰かがアホな行動しないと成り立たないんだなって思ったw 見せ場つくるための脚本にしても無理あるだろwってとこが多すぎかなぁ ロボットのニィちゃんは心強いキャラなのだが途中から何するかわからない怖さがあり中々おもしろかった。 相変わらず80年後先の設定なのに火炎放射器が一番強い武器ってどうなのよw この映画 あれだな エイリアン2みたいになる予定の次作への序章で作った感がするですよ。 ほうほう なるほどな ありえへ~ん そうきたか!となる映画でした(*´∀`*)
期待しすぎに注意!
期待ハズレでした。生命(いのち)の起源に迫ると言った深遠なテーマで来るのかな?と思いきや、途中から「あれ、これって以前に…」みたいな感じになり、最後は「結局オチはこれですか?」みたいな感じです。「エイリアンのリメイクだ!」と言っちゃっても良いくらい(まさに「二番煎じ」!)。
設定も、ちょっと「ちゃちい」かな?不老不死を願う社長(野望として小さ過ぎるし個人的に過ぎる)・船をミサイルにしての特攻(その選択にいたるリアリティがなくて、唐突な感じ)など、ストーリー展開でところどころ違和感を感じ、素直に没頭できないことがありました。
まあ、期待が大き過ぎたということですね。近未来・宇宙・SFホラーだという括りでとらえて、かつ、この映画単体で考えれば、まあ楽しめる映画ということでしょうか。
あと3Dで見ました。まあ、どうせ見るなら3D…ということで。
よく作り込まれたSF映像作品
と言うだけの作品ですね。
未来を想像して作ったのはよく伝わってきましたがそれだけ。
オマージュ作品と言うならばまぁ有りですが、CMで散々煽ったにしてはお粗末な内容。
序盤まで主役かと思っていた役があっさり死んだりヒロインが手術台に行くところでまったく妨害がなかったり何で出て来たの?って言いたくなるほど退場の早かった出資者の社長だったり。
そもそもエンジニアと称される異星人が何で襲ってくるのか意味不明でした。
異星人はそう言うもの、と言うならもっと会ったら致命的にマズイ!って思わせれば何とかなったんじゃないかと。
それこそ、エイリアンみたいに。
声優が、、、、。
作品自体はまあまあ及第点かと思うが、吹き替え版だったのが大失敗。 何ですかねあの主演の声優は。棒読みが酷く、ほぼ素人と言っていいでしょう。映画が台無しです。これから見る人は字幕版を強く勧めます。
単独ではそれなりに面白い作品
予備知識なしでみるとエイリアンのパロディかと思えるほど全体の雰囲気は 似ている。いろいろ盛り込んであって面白い。 ただ、とって付けたようなストーリー展開はエイリアンのシンプルな凄みと比較して少し恥ずかしくなる作品でした。
つっこみ好きにはたまらない安直な試供品
予告編はうまかった。古代文明の遺跡から発見された星座の暗示するものは・・・なんて知的好奇心のくすぐりとしてはインディジョーンズやスターゲートに通じる王道のイントロ。期待が大きすぎたせいか落胆も大きい。
まずキャラクターが弱いし薄い、CGに金をかけすぎたせいか俳優陣が存在感がない。何より欲張りすぎてみんな薄くなった、本が悪い。エイリアンはやっぱりキャメロンの第2作が最高だったと思っているのかおばさんが凄いのは同じ。万能手術機の伏線の張り方もロボットスーツの伏線を意識したのだろうが遭遇に必然性がなくすぐにばれる。アンドロイドも変わって陰湿な策謀までやってのけるのだが親父(探索プロジェクトのスポンサー)の命令とは思えない、親父は自分の不老不死しか頭にない、娘(プロジェクトリーダー)は金儲けのために新種の生き物を獲ろうと考えアンドロイドに命じたのか、その割にはサンプルをいの一番に焼き払うのはなぜ。人に寄生する種だということは端折ってもこの種の映画を観に来る濃い客とは暗黙の了解でよしとすべきなのか、だとすると武器の装備がない宇宙船ででかけることも辻褄があわない。娘が自身の延命のためにサバイバルゾーンを作り万能手術機まで設置した、完全に娘専用のはずだが女性の手術メニューが欠落。ただハラハラ度を増したいだけとしか思えない後からとってつけたような展開。イオンエンジンで体当たり特攻って何?ハルマゲドン?ヤマト?はやぶさで勉強したけどイオンエンジンの出力なんて雀の涙、波動エンジンくらいの嘘のほうがまだまし。映画会社も最初はキャメロンで考えていたらしいが折り合いがつかずスコットの登板となったらしい。キャメロンで作ってほしかった。構成の熟慮が足りない。このくらい大風呂敷をひろげて新シリーズにつなげたいなら拙速に作ってはいけないだろう。創造主らしき巨人も力が強いだけの野蛮人にしか見えない、「カウボーイとエイリアン」のエイリアンもひどかった、「インディアンの弓矢で死んじゃう」って名レビューが前にあったけど他のひとはなんて評するのか聞いてみたい。まだまだあるがこの辺で。これだけ突っ込めて悪口が言えるのだからある種、入場料は良しとするか。それが映画会社の狙いだったりして、とほほ。
『恐怖の根源』と『テクノロジーの傲慢』の二重螺旋構造
なるべくネタバレ無しで書くが、真っ白な気持ちで観たい方は読まないで下さいね。 未見の方にひとつ言うなら——『エイリアン』ほどの純粋な恐怖は期待しないでほしいという事。 それは決して『プロメテウス』が『エイリアン』に劣るという意味ではない。 そもそもこの2作はベクトルが微妙に異なる。 本作は『エイリアン』の世界観の根源だけでなく、それ以上のテーマをも描いている。 即ち、知識欲を満たす為なら人命をも軽視する、科学の傲慢さ。 この2つのラインが、さながら冒頭の遺伝子の二重螺旋構造のように交錯している。 あるアンドロイドの問い。 「なぜ私を造ったのですか?」 対する人間の回答。 「造れたからだろ」 無感情な筈のアンドロイドの顔が、一瞬歪む。 科学は人類を豊かにしたが、同時に人類を絶滅の淵に追いやってもきた。 毒ガスも原水爆も科学の産物だ。本作と関連が深いだろうクローン技術もそうだ。 無神論者の僕はクローン技術という代物が“神への冒涜”だかどうかは知らない。 だが、生命の価値を軽視しているという恐怖は抱く。 そしてその姿勢が、いずれ人類を恐ろしい方向へ追いやるのでは、とも。 知識欲が人の性(さが)である事は否定し難いが、 その欲望の終着点が必ずしも幸福とは限らない。 言うじゃないか? 好奇心は猫をも殺す。 『知りたい』と思わなければ彼等があんな恐怖に曝される事は無かった。 『造りたい』と思わなければ“創造主”が破滅の道を歩む事も無かった。 あの恐るべき“創造主”は未来の我々だ。 この物語は、生命を油粘土のように弄ぶテクノロジーへの警鐘なのだと思う。 難点は、 『エイリアン』を彷彿とさせるシーンがやや多過ぎる点。 J・ゴールドスミスと違い、些か騒々しいスコアに幻滅した点。 そしてやはりオリジナルと同じ位にねちっこい恐怖描写も欲しかった点……いや、 今のままでも十分おぞましい映画だと思うので、これは高望みってヤツかしらん。 だが僕はこの映画をメチャクチャ楽しんだ。 本作には恐怖、スペクタクル、カタルシスがある。 『エイリアン』前日譚としても単品としても綺麗に纏まっていると思うし、 スクリーンを埋め尽くす星々、荒涼とした惑星表皮、鈍色の激流など、 映像も「これぞ匠の業」と唸る出来。 ここ半年で、久々に3Dで観て良かったと感じた映画でもある。 評判イマイチのようだが、個人的には見事!な出来。 <2012/8/4鑑賞>
人類の起源は微妙、一応エイリアン前日譚。内容以上に映像には驚いた
はじめに この作品は映像がとにかく美しい 監督の映像センスが素晴らしい 内容抜きなら文句なしの満点! しかも3Dでの撮り方、演出がすごいので是非3Dでの鑑賞をお薦めします 特に未来のはなしなので、機械をつかった未来的な表現が3Dを巧みに利用してあり、平面的な映像よりリアリティが格段に上がっています。 御年74歳のリドリースコット監督のモダンな映像センスと近未来な表現には、ただ感服致すところです。 ですが、内容がいただけない。 直接のエイリアン前日譚ではないが、もともとエイリアンの映画で映っていた”スペースジョッキー”を基に流行りのエピソード0として作り始めたこの作品ですが、たったそのシーンからここまで作り上げたのは素晴らしいが、人類誕生の秘密は無理やりねじ込んだ感が伝わる 別にすんなり納得できるような結末でもない どうやって誕生したかはわかるが、なぜ誕生したかは明かされない 何者であって、何の目的で・・また多くの謎が残る終わり方 結局のところ、モヤモヤしたなにか物足りない感じが後に残る それに俳優の無駄遣い 実力はあるもののシャーリーズセロンも有名女優というだけでキャスティングしたんではないかと思うほど見せ場に欠ける 登場人物でもう一、二騒動あってもよかったと思う 特にヴィッカーズと社長 第2作目の制作も決定したわけだし、単発で終わらせるつもりはなかったのだろうと思う 配給にとってはヒット作のシリーズ化はうれしいことだし、観る側もすっきりしておもしろいならいうことはないが、もう少し一作品ですっきりさせて欲しかった ホラー要素も強くハラハラとグロテスクが苦手な人は控えたほうがいいと思う 映像にリアリティがある分グロさも倍増して、内容がもう少しついてくればいうことない作品だったかなと 続編に期待もこめて☆-1
まあまあ。
アクション重視ではなくストーリー重視で、僕はこの映画は、これで良いのでは?と思います。アクションに期待している人は、オススメできません。 でも、アレで始まり、アレで終わると言うことで、まあまあでした。
「エイリアン」ファンほど期待しない方がよい。
娘婿が監督するとの噂が流れた頃から 楽しみにしてたのに・・・見事に期待は裏切られてしまいました。 今年はじめ頃にyoutubeで流出した 特報が一番萌えたかな・・・。 “人類の起源”など言い始めた辺りから 怪しいと思っていましたが、 案の定、“大風呂敷を広げた割には・・・”という映画になってしまいました。 「LOST」の悪い部分(煙に巻くようなところ)のみが 際立って、スリリングさは皆無。 別に「エイリアン」の二番煎じを求めるわけじゃないですけど、 ファンなら観たいじゃないですか、ビジュアルホラーを。 本サイトでコーナーを持っていらっしゃる 小西氏はどのように感じられたのかな。 ぜひ感想を伺いたいな。 海外版Blu-rayの発売情報を見ると、 監督お得意のディレクターズカットは今回ないようで、 ますます落胆しております。 しかし、良かった点もあります。 マイケル・ファスベンダーの役は魅力的で 次作でも見てみたいかな。 特にOPのシークエンスは素敵すぎます。 ピーター・オトゥールの雰囲気ありますよ。 あと、3D演出は「アバター」以来の立体感です。 やはり3DはSF映画との相性が一番良いと思います。 エンドロールの最後にウェイランド社の意味が分からなかったが 大した意味はないのかな。 この出来では「ブレードランナー」続編もあまり期待できませんな・・・。
思い切り期待はずれ
一応『エイリアン』の前日談的作品。 ただこの映画は冒頭から、何やら哲学的描写が多い。 『2001年宇宙の旅』にも通じるようなわかりずらさ。 リドリー・スコット監督はすでに70歳を超えているから、ドバーグチャーみたいな派手映画は撮りたくなかったのかも(笑) ただここでの表現は深いというよりは単に退屈。みんなが知ってる例のエイリアンも出てこないし、異星人は『遊星からの物体X』の二番煎じ。 ここはもっと単純に作ればよかったね。とにかく退屈な時間帯長すぎで思い切り期待はずれ。
なぞり描き
プロローグは わくわくドキドキさせられて期待がふくらんだのに、ストーリーが進むにつれて「その時代で その格好?」「お約束の それ?」「あっそ…」と 後半は流れが読めてしまった気がしました。 人気の俳優陣をそろえてみたものの、皆さん個々の代表作キャラを引きずっての出演。 冷たいシャーリーズ(『スノーホワイト(2012)』)、裏表ありありの ファスベンダー(『X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011)』、強いのか弱いのか微妙な ノオミ(『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011)』など。 演技も演出も悪くないのに どこか受け入れられないのは 知っている作品を上からなぞっているように感じるから。 後半に至っては“似てる”というより“同じ”で 「壮大なスケールはどうなった?」と聞き返したくなるようなリドリー監督の真骨頂とも言える 〇内での撮影。 解説や宣伝に「エイリ〇ン」の文字が踊っていますが、絶対に外せませんので。 私は2Dで観たのですが、3Dを鑑賞された方の意見も 聞いてみたいです(内容より エンタメ重視の上で 3D効果を知りたいです)。 P.S. ローガン・マーシャル=グリーンは やっぱりトム・ハーディに似てるなぁと思いました(カッコいい!!)
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