TIME タイムのレビュー・感想・評価
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お洒落!!
2011年(アメリカ)監督:脚本:アンドリュー・ニコル。
この映画は理屈抜きに楽しめました。
近未来。
25歳から年老いることのない世界になったが、お金イコール寿命。
お金のない者は25歳で死ななければならないが、金で寿命を延ばせる富裕層は、
永遠に生きられる計算だ。
スラム街で暮らすウィル・サラス(ジャスティン・ティンバーレイク)は、
酔っ払いを介抱したら富裕層の男で、ウィルに117年をプレゼントして自殺する。
時間を窃盗したと追ってくるタイムキーパー(警察官みたいな者)がレイモンド。
このレイモンド役のキリアン・マーフィーが賄賂もきかない堅物でウィルを追いかけ回す。
逮捕に来たレイモルド。
ウィルは咄嗟に大金持ちの実業家の娘シルヴィア(アマンダ・サイフリッド)を、
人質にして逃亡を図るのだった。
設定が面白いです。
そんな凄いアイデアでもないけれど、シンプルなのが分かりやすい。
友人に時間を融通する時は、握手して強く握るだけで、1年分とか2年分とか渡せる。
高速の通行料もタクシー代も車の購入も時間で払う。
金持ちは100年どころか1000年寿命を持っていても満たされず、
逆にその日暮らしで、1日分で毎日暮らしてるウィルは、その日1日を大事に生きて
生活を楽しんでいる。
シルヴィアもすっかり感化されてウィルと行動を共にする。
ウィルという青年。
自分だけが時間を独り占めにするのではなく、スラム街の仲間みんなに時間を
渡そうとするところが、かっこいいですね。
映画はとてもテンポ良く、アクションあり、LOVEあり、スリルありと、
娯楽作品の条件を全部満たしています。
主演のジャスティン・ティンバーレイクは本業がミュージシャンなので、
それほど俳優活動に時間が割けない感じですね。
この映画ではアマンダ・サイフリッドとの相性も良く、とても感じのいい生きのいい若者を好演。
気楽に観れて楽しめる肩の凝らない映画でした。
「俺たちに明日はない」のSFバージョンみたいですね。
Time is money.
ストーリーは面白い
時間(命でありお金でもある)を搾取する者たちへの・・・反発なのか?
脚本的にラストもっとヒューマンドラマ的なものを期待していたけど、ただの泥棒スパイになってしまった。
なぜ主人公・ウィルが反体制になったのか?動機が弱い。母の死がそのきっかけだとは思うのだけど、んー、ちょっとなあ、まだ弱い気がする。また時間を相続することになった人助けも、なぜわざわざ危ない橋を渡って助けることになったのか、もちょっと説明不足で弱い気がした。まぁその前に少女にねだられて時間を与えるお人好しであることをシーンとして描かれてるのだけども、まぁなんとも納得感が薄い。
設定はとても面白く時間が命であり通貨となった世界を描いている。人も25歳で年齢がストップする。その設定の見せ方、時間が無くなると死ぬ様、時間を通貨として物を買う、人々の時間との関わり方、その説明がスムーズでとても良かった。
好きなのは時間監視員の男・レオンだ。この男の正義を貫く心意気に惚れます。その正義がねじ曲がっていようが体制派の犬であろうが、自分が信じる正義に忠実なところに惹かれます。ただ最後の死に方はちょっとなぁ。ただ、あ、忘れてた、みたいな時間切れで、それもどうかと。追い詰めた二人とのやり取りの中で色々な想いを巡らせて死んでいって欲しかったな。
ウィルの母との別れはラストへの伏線となるのだけど、だからこそ、ラストはまぁ助かるよねっていうどこか要らない安心感があってハラハラ見れなかったのが残念でした。
一番好きなシーンはパーティーに呼ばれたウィルとシルビアが海で泳ぐシーン、腕の時計の光の演出も効いていて真っ暗な水中に光るネオン、浮かびあがる二人のシルエットがとても綺麗で良かった。キスして欲しかったけどしなかったですのも寂しかった。でもここでしても良かったと思うんだけど、二人の出会いが劇的になるし、その後逃亡してから少し仲違い?みたいな感じになる時の落差もできるし。うーんここは意見別れそうです。後でスラムでキスするシーンがあるけど、そこまでいってようやく心が通じあったのか?いや違うでしょ。シルビアは最初からウィルの事が気になっていたはず。あーやっぱり海でのキスシーンが見たかったな。
時は金なり
DNA操作で、25歳までしか生きられなくなった人間世界を舞台にした近未来物語。それ以上の寿命を得たければ、働いてお金の代わり時間を稼ぐという、なかなかユニークなシチュエーション。
しかし、地獄の沙汰も金次第ということで、お金をよって、寿命を買うことができ、金も持ちは、何百、何千年もの寿命を獲得できる格差社会。
ストーリーとしては、スラム街の青年が、金持ち社会に乗り込んで、このシステムをぶち壊していく、よくある下剋上物語。そこに、金持ちの娘が絡んだ恋愛ドラマ仕立てとなっている。
但し、突っ込み所は万歳。それなりの未来であるのに、走っている車は、60年代のアメ車の改造車? 手を握っただけで、簡単に寿命を受け渡しできたり、拳銃で撃たれたのに、寿命をもらうと元気になったり…、最後に100万年分を奪ったが、それだけでは、絶対に人々に分けるには足りないと思うのだけど…?
まぁ、それなりに時間潰しにはなりました。
時は金なり
個人的には楽しめた
寿命化経済社会学
すべての人間の成長が25歳で停止。寿命は通貨化。貧富の差が激しく開き人間性が失われるさまを批判的に映像化。特撮やSFXを使わずとも質の良いスペキュレイティブなフィクションが出来る好例。なかなかの名作。
なんか、ラノベっぽいよね。海外の。
ハンガーゲームを思い出しました。
まず良いところから。やはり設定ですね。時は金なり、Time is moneyを文字通り再現した世界をあれだけ面白く、スリルたっぷりに描けることはシンプルに尊敬します。お母さんのシーンなんかはこの設定のこの映画で1番見たかったシーンでした。
でも正直この映画は設定一点張りタイプの映画なんですよね。なのであらすじを聞く分には面白くとも実際に見ると脚本の粗なんかが目立ってしまいましたね。
警察はザコだったり、途中からは普通にただのお金でも良いようなストーリーになってしまっていましたし。
ですがそういう細かいところを気にしなければ良い映画だと思います。ヒロインも可愛いですし。
是非ご覧ください。
腕相撲じゃないの?
父親の話は、どこで出てくるんだろうと思いきや
とくに回収されないまま終わってしまった
あのタイムバトルもよく分からなかった
結局は力技っぽいけど、
なぜあんなに勝ち目あるの?
よくわからないトリックと
しょぼいゲームに人生を賭けてるのを見て、
カイジ3の金玉ジャンケンすら思い出しました
いろいろもやっとポイントは残しつつも
なんか丸く収めてたし
特にSFにうるさくない人間としては楽しく見れました
斬新な設定を活かし切れておらず!!
シビアな設定ですが、特に緊張感や重みは無く、日本の量産SFアニメのような印象でした。特に後半は男女二人で逃げるだけで、ピンチらしいピンチも無く単調でありきたりに感じました。ポリコレ全盛の現在からすると、このタイプの映画で黒人や中国人が登場しないのは逆に新鮮で良かったです。
テーマだけでよかった
設定、世界観がとにかく秀逸。だけに惜しい。
『時間=通貨=寿命』という発想が素晴らしく、体内時計という時限爆弾の設定が緊迫感増。常に『死』へのカウントダウンを気にする生活。本来、平等なはずの『時間』に貧富の差があり、それが『財産』となっているのが凄い。
ウィル役のジャスティンの好演も随所に光り、シルビア役のアマンダが魅力を最大限に発揮。SFアクションの括りだが、アクションは全体的に控えめ。
秀逸な設定が逆に縛りとして厳し過ぎる感も否めなく、展開が窮屈になってしまったか。大切な『時間』も容易にやりとり出来るのと、随所に物語上の突っ込み所が見えてしまい、観ている側の没入感を削いでしまったか。
最初から設定としての世界観として受け入れ、多くは突っ込まないで楽しむ映画。戦う先が見えにくく、時間監視員とギャング、そして大ボスとバラけてしまったのは残念。最初と最後で綺麗に伏線を回収するのは良い。
惹き付けられる展開が多々あったのだが、脚本次第では、物凄く大化けしたかもしれない。設定に興味が出たら試しに観るのは全然アリの、時間の大切さを考えさせられる『勿体ない』一本。個人的に設定は凄く好きなので★+0.5。
人の余命が通貨となっている世界、設定はおもしろいが怖い。 お金と違...
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