TIME タイムのレビュー・感想・評価
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監督の個性が垣間見れる一作
アンドリュー・ニコル監督作品で、まず名前が上がるのが、「ガタカ」でしょう。
「ガタカ」はなかなか難しく、複雑な構成の作品なので、初見時は当時中学1年でしたから、「つまらない」と感じていました。
今ではやっとついていける様になり、楽しんでいますが、若干考え続けている所もあるのも事実です。
しかし、本作は悩む様な難しさは無く、一般的なエンタテイメントとして楽しめます。
ただし、よくある近未来SFとは少々違う感触です。
それが独特の世界観を生み、引き付けられるようになります。
本作を鑑賞して気づいたのは、配色が「ガタカ」そのものでした。「緑」っぽいというか、海で泳ぐシーンもなかなか似ています。
地味なので、はっきりとは印象に残りにくいかもしれませんが、どこか頭の片隅に置いておきたくなる作品です。雰囲気を楽しみたい方々は是非。
惜しい…
凄い斬新な設定だし、予告からすごく面白そうだったし、途中途中のハラハラ感とかもよかった…
現代の社会問題についてもとても訴えている気がするし、考えさせる分にはいいのかもしれない…
しかし、この斬新な設定にはリアルすぎる社会問題だったし、、
この問題の解決策を見つけ出すのはとても難しく、それをこういった設定を織り込んでも、視聴者を納得させるのは難しく、すっきりしない終わり方になってしまっている。
なんかスッキリしない
結局「盗み」が正当化されているような気がした。「搾取された時間」と言ってはいたけど……
親子の決別っぽい雰囲気は多少スカッとしたけど、それも所詮金持ちの茶番劇に見えてしまった。
『エリジウム』同様、貧富の差などの現代の社会システムに対する問題提起なのかな?という感じがした。
それから、この映画の世界では「時間=お金」であり、時間がある者がお金もちという設定だったけど、実際はお金はあるけど使う時間がないって人が多いと思う。(これは日本人独特の感覚かな?)
なんといっても、永遠の命とか、人間の欲望の際限の無さは恐ろしい。少数のために多数の犠牲が生まれるっていうのは、少し宗教的な教えが含まれているような気がした。
時間を無駄にしないこと
まず、設定がとってもおもしろい!
時間が通貨になるなんて想像すると、今の自分の時間の無駄遣いを反省してしまいます。
内容も適度に社会性を含んでいて、だけどシリアスすぎず。いろんな要素があって楽しめます。
父親の話や二人の結末など、少しずつ説明不足で若干腑に落ちない所はありますが..,
気にしなければ、笑。
Time is Life
Time is money って言葉があるけれどまさにこんな感じ 早く!って思ってはらはらした 終わってから友人と自分の死ぬときが時間でわかったらどうする?って話しましたw
予告編ほどではない
予告編をみてその設定の斬新さにワクワクして観ましたが、「う~ん。惜しいなあ」というのが正直なところ。予告編を上回る何かはなかったね。
ジャスティン・ティンバーレイクは「ソーシャル・ネットワーク」のショーン・パーカー役が若手のやり手をよく表現できていて、かっこよくて好きだっが今回はそれほどのインパクトはなかった。
無理あるけど面白かった
時間が支配をした世界。
不思議な設定で新鮮な感じだった!
とりあえずジャスティン・ティンバーレイクがイケメンすぎてやばかった!
そしてなにを言おう俺の大好きなアマンダ・セイフライドが出てさ!きゅは
こんなにもボブが似合うなんて!!
こんな人と時間共有して生きたいわ。ちょ
オチが…
設定はとても面白いと思った。
さらに女の子はとてもかわいい。
肝心の内容だが、前半まではまあ楽しく見ていたが、
後半になるに連れて、時間監視員?がいとも簡単に主人公たちの所に現れる感じとか、
すぐやられちゃったマフィアなんだったんだ、とか人殺しちゃうんだね、
とかお父さんの話は?、などなど腑に落ちない場面が多々ありざんねんでした。
オチに関してもそうなっちゃったの感があり微妙でした。
ドキドキハラハラの楽しめる場面もあったのでまあ。
私だったらもっと計画的に気をつけて生きます。
本編は字幕で見たのですが、吹き替えの麻里子さまがとてもひどいので一見の価値ありです。
SFではなく現実。
この作品が扱っているのは権力と貧困、不老不死などの普遍的なテーマだ。
この映画では、寿命を通貨とした斬新な設定を見せている。25歳で老化が止まるので、成熟しているが、若さを保った容姿をしており、美男美女ばかりだ。年功序列もない。いつまででも若くあり続ける、理想的な世界だ。だが、生きる為には寿命を稼がねばならず、労働による時間の報酬を得るのだ。
ここでは絶対の権力者が長寿で、貧困層は短命という、恐ろしい世界を創作している。未来と言うよりは、別世界のファンタジーと見るのがいいと思う。だが、生活は現実世界に近い。奇抜なファッションもなければ、浮いて走る車もない。違うのは、時間=通貨と言うルールだけなのだ。
ここで描かれているのは未来や異世界ではなく、現代。
派手なアクションは控えて、この世界での残酷な現実を眈々と見せている。衣装や車などに、現実と大差なくしている事でもそれが分かる。
ミヒャエル・エンデ作『モモ』でも、時間を奪う灰色の男たちが登場する。子供はたくさんの時間を持っていたが、大人になると、時間に追われ「時間がない」と漏らす。それは時間貯蓄銀行と名乗る、灰色の男たちに騙され、時間を奪われてゆくからなのだ。灰色の男たちは、奪った時間で生き永らえるのである。
この作品は、その『モモ』に着想を得たものだと思われる。更に
命を通貨とする事で、貧困層から命を吸い取って生きる富裕層の、
より残酷な図式を際立たせている。
現実に於いても、金は命に近いものになってきている。低所得者が増え、貧富の差が大きくなっている。それは巧みなシステムにより、労働者の上前をはねているからなのだ。権力者は、一人で何人分の命を搾取したのだろうか?
これは現実社会に警鐘を鳴らしている物語だ。
『モモ』の灰色の男たちは、普段は目に見えないが、我々の住む世界では、普通に暮らしているのである。
金か時間を返せ!
[時は金なり]に目をつけた着想は素晴らしいと思ったんだけど、それが全く作品に活かされていない。
一部の富裕層が弱者を支配する事を皮肉れ!メッセージ性が無いよ!と言うつもりはありません。
製作者がタイムリミット感を出す事ばかりに気を取られて、主人公に度々危機が訪れるんだけど、その原因が全て主人公の無計画なバカさ加減から来ていて、共感するどころか早よ時間切れで死ね!と思ってしまう(笑)
こういう主人公が追われる映画は、主人公に共感して一緒にハラハラできるかが肝だと思うので、そこが致命的に駄目ですね!
母親が死に、偶然得た時間を使って富裕層のエリアに乗り込むまでは面白かったが、そこから先主人公が何も考えていないのがわかった時点で観る気が失せました。
主人公を執拗に追う捜査官も、途中で一度救われるのが伏線で、最後良いところを見せるのかなぁ〜と思ったら...何も無ぇし(笑)
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