外事警察 その男に騙されるなのレビュー・感想・評価
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そのバストサイズに騙されるな
官房機密費と言えば、菅義偉前総理が官房長官時代に80数億円という不明瞭な大金を支出させていたことも記憶に新しい。この作品の中でも領収書の不要な金を協力者にポンと渡しているところを見ると、金の一部はこういう具合に使われていたのだろうと推察できる。まぁ、本当の使い道を知っているのは官房長官ただ一人・・・そして内閣情報調査室の限られた人間ということだろう。ただ、パンケーキもその一部。 「国益」という言葉は頻繁に使われているものの、「平和」という言葉はほとんど聞かれない。結局は外交における日本の立場を守るためだけに動く外事課。良心という面は尾野真千子に集約されていて、最後にコメントする官房長官役の余貴美子くらい。とにかく協力者にするためには手段を選ばず、精神的に懐柔する住本。借金があると人間って弱いんだなぁ。 序盤からもう人間関係の難しく思えるが、結局は一番スッキリする形が見えてくる。韓国、北朝鮮、日本という祖国を守りたいがために行動するNIS、工作員、外事課、みんなスパイ!国同士の思惑が表に出ないだけに恐ろしい世界だ。 それにしても核爆弾を中心とするテロ対策としてこれでいいのかと問題提起するのはよくわかるが、普通の刑事ドラマの枠を超えてないところが痛い。俳優の演技だけ見ればとてもいい作品なのだが、正秀(イム・ヒョンジュン)の愛情面とかも描かれれば良かったかな。普段なら警察側の役が多い真木よう子も良かった。胸の大きさも気になったけど。とにかくTVドラマ向けだなぁ・・・
邦画らしいテロ映画
2017年雑誌に「京大・原子炉実験所の准教授が拉致実行犯の娘と結婚、北朝鮮核開発協力疑惑浮上」というスクープ記事が載った。我々が知らないだけで原作者の麻生 幾さんは見抜いていたかのようなプロットには驚きだ。演出も悪くない、主人公は騙しのテクニックは相手の怒りを利用することと言う、怒りの演技は感情剥き出しでも白けるし難しいのだが真木よう子さんの抑えた演技は良い、田中泯さんは表情だけで語る凄さ。
2004年の警察法改正で警察庁警備局に「外事情報部」が新設され、国際テロリズム対策室が課に格上げされたほか、警視庁では公安部外事第一課の国際テロ担当が独立して外事第三課が設けられた。映画の外事4課は実在しない。外事は捜査までで制圧、確保などの実戦対応は特殊部隊(SAT)の出番だが国外での活動までは認められていないのでアジト急襲は韓国NISの独壇場となるのもリアルだが似たような外国映画を観すぎているせいか不謹慎ながら物足りない。
映画を観ていて最も怖いのは当節、核爆弾テロが絵空事ではないにも関わらず日本の組織は人員も少ないのに細分化され過ぎていて機能するのか疑わしいし、未だに拉致問題すら棚上げの政府では到底頼りにならないことが明白だからだろう。
テレビの刑事ドラマよりはスケールが大きいがやってることは大して変わらない。心理作戦に焦点を当てているようだが刑事がカツ丼やおふくろさんの話で落とすのと大同小異、筋金入りのテロリストは殺されても口を割らないと思う。
どうも日本人の作るテロ映画は情緒的過ぎて湿っぽい、しょっちゅう流れるチェロのBGMも狙い過ぎ。日本のテロ対策はこれでいいのかとの問題提起であればもう一歩踏み込んで欲しかった。
尾野真千子、、出演作品。警視庁公安部外事課を主舞台に国際テロリズム...
尾野真千子、、出演作品。警視庁公安部外事課を主舞台に国際テロリズムとの戦いをリアルに描き、2009年にNHKで放送されて人気を博したサスペンスドラマを映画化。
リアルさがいい
リアルなストーリー描写がいい。北の陰謀と対峙する日本公安警察 相手の怒りを利用し相手をコントロールする、これは現実に使われてる心理方法の一つだ。まあ流石に最後の韓国で銃撃戦するシーンは大げさだが邦画にしては静かだが緊迫感あるいいサスペンスだ。
録音が悪い
出演者、特に主役の方の台詞の言葉が聞き取りに くくて、かなりイライラさせられました。 渡部篤郎さんの滑舌が多少悪いせいも あるのかもしれませんが、ぼそぼそっとした 話し方をするシーンが多く、何を言っているのか 正確に聞き取れず、何度もDVDを戻して 聞き直さねばならないシーンが多かった。 もちろん、私は日本人だし、他の映画では こんな経験はほとんどないです。 ストーリーは、途中くらいから、様々な 嘘や駆け引きばかりが目立つようになるため、 ラストシーンのオチ?もかなり前から 予測できてしまい、驚きや感動はあまり なかったです。 でも、嘘のつきあいでの駆け引きで 楽しませるのであれば、そちらの本家?の ライアーゲームの方が数段面白いだけでなく、 痛快だったかもです。 また、外事や公安については、実務家というよりも 素人のイメージに忠実に描かれていて、 分かりやすい反面リアリティがほとんど 感じられませんでした。 つまらない映画とまでは思えなかったですが、 やはり、もうちょっと音声をしっかりして くれるか、字幕機能を付けて欲しかった。
おもしろかった。かなりの傑作だと思います。ドラマ版は見ていなくても大丈夫です。
「外事警察」のドラマ版はたしか「ハゲタカ」のすぐ後にNHKで放送したと思う。 「ハゲタカ」の映画版はダメだったけれど、ドラマ版は超傑作ですごくおもしろかった。 そのため「外事警察」のドラマ版も期待して見たのだけれど、残念ながらあまりおもしろくなかった。 「24」みたいなものを想像していたのだけれど、実際の内容は、石田ゆり子さんをだまして、追い込んで、利用するみたいなストーリーだった。 それに中東のテロリストなんて日本にいるのか?みたいなところもあった。 今回の「外事警察」映画版は石田ゆり子さん→真木よう子さんになっていて、基本は同じなのだけれど、敵が北朝鮮(映画ではなぜか「あの国」)の核テロリストというのがよかった。 韓国の諜報機関も巻き込んで、韓国ロケもあるし、多少のアクションシーンもあり、なかなか映像もよかった。 一番よかったのは犯人の動機です。 普通邦画だと、この部分はいつもないがしろにされていて、そんな人いないだろうという感じで、共感できないことが多いのだけれど、この映画はちゃんと犯人の動機に共感できて、感動した。 テーマ曲はドラマ版と同じでしたが、内容的にはドラマ版を使ったネタはほぼないので、ドラマ版は見ていなくても大丈夫です。
相手の怒りを利用し、コントロールする
映画「外事警察 その男に騙されるな」
(堀切園健太郎監督)から。
「彼らのことは、我々が一番よく知っている、
なにしろ60年来の戦争が今でも続いているわけですから」と
韓国俳優が台詞を言うにもかかわらず、国名は出ずじまい。
「韓国人になりすました、あの国の工作員にまちがいありません」
この世界でも、それなりの配慮があるんだなぁ、と素人ながら
妙に納得したりして・・。(汗)
さて、今回選んだ気になる一言は、
「人と衝き動かすもっとも強い感情はなんだ?・・怒りだよ」
「相手の怒りを利用し、コントロールする、それが鉄則だ」
この発想は、ちょっと新鮮だった。
相手と一緒になって大声で罵倒しあうのは、意味がない。
「怒りこそ、人を突き動かす原動力」と理解するだけでなく、
それを逆手にとって、相手の動きをコントロールする。
怒れば怒るほど、相手は冷静さを失い、
自分の感情をコントロールできなくなるのだから、
それを利用して、相手の心を操作することができるようだ。
なるほどなぁ・・。
その男、危険につき
NHKドラマの劇場版。 警視庁公安部外事課。 国際テロを未然に防ぐ、言わば日本版CIA。 日本にこんな組織が存在する事に驚き。 しかし、その実態は人知れず暗躍し、時には民間人をも利用する。 腰低く丁寧に接し、言葉巧みに心の隙間と弱みに付け入る。 手段を選ばない狡猾で非情なやり方にヒヤリとする。 震災直後の日本に朝鮮からウランが流出したとの情報が。 “公安の魔物”住本が動き出す…。 朝鮮情勢、核、テロ、震災…タブーに堂々と挑んだストーリーがリアリティたっぷり。 外事警察、韓国諜報部NIS、朝鮮テロリスト…それぞれの思惑が交錯し、緊張感たっぷり。 在日二世科学者の故国と死んでいった仲間への思い、家族への罪悪感、外事警察に利用される民間女性の苦悩と娘を思う強い母の姿…重厚なドラマも見応えたっぷり。 一筋縄ではいかない住本は渡部篤郎のハマり役。 真木よう子の熱演と田中ミンの存在感は秀逸。 日本でもこんなに骨太なポリティカル・サスペンスが作れる事に感激。 国の為?国益の為?正義の為?己の為? 単純に勧善懲悪で割り切れない物語に目が離せない。 その男に最後まで騙されるな。
ドラマを見なくても楽しめます
核爆弾テロの危機に陥った日本と韓国を舞台に外事警察の活躍を描いた作品で、駆け引きは見応えたっぷり!ですが、相変わらず画面もストーリーも暗い!見終わった時に若干の疲労が・・・(´ρ`) ドラマの続編なので、ドラマを見てからの方が楽しめますが、一緒に行った母は見なくても楽しめたようです。
ドラマ制作の手口。
NHKのドラマ版は、ほとんど見ていなかった(初回と少し、くらい)
その時は画面に釘付けになるほどの面白さを感じず、
何か暗くて嫌なドラマだなぁ~くらいにしか思えなかった。
が…よく見ておけばよかった^^;
けっして下らない内容ではなかったのだ。恐ろしい内容だけど(汗)
そもそもこんな組織が実在し、国益のためには手段を選ばないという
のだから、一般人はいつ騙されるか?分かったもんじゃないのだ。
国際テロを未然に防ぐためには、確かに手段を選んでもいられない
のだろうが、何も知らない(関わりはあるにせよ)一般人を選んでまず、
相手の弱みを握り、恩に着せ、世話をかって出て飼い慣らした挙句、
恫喝に近い手口で真相を明かし、スパイに仕立ててしまうその手口。
さすが自白を強要する警察ってだけあるな~。なんて感心するものの、
その相手は犯人ではない。それなのに、ものすごいことをさせるのだ。
ウソのようなホントの話。に引き込まれた視聴者は、結局、
その事件が終結するまで付き合わされてしまう…これもほぼ恫喝^^;
ドラマ制作の手口としてもさすがだが(爆)
映画版は、そのドラマをまったく見ずしても面白い出来映えだった。
どうしてこんな役をやらせるとこうもハマるんだろう的な渡部篤郎、
容疑者の妻、真木よう子もハマり役、田中泯はただいるだけで怖い。
冒頭からどう展開するんだろう、というハラハラ感が絶え間なく続き、
うっ!怖い!うわっ…やられた!なんていう叫びが自分の中で連続、
最後の最後まで目が離せない作りだった。
後半、ラスト近くだけが、かなりNHKっぽい?情ドラマと化したが、
そこまでは緊張感もあるし、あり得ない話でないところがさらに怖い。
とにかくテーマが「国益を守る」に尽きるため、
義理だの人情だの、そんなもんハナっからねぇよ!という気構えで
観ていくと、意外な部分で感動できる。そしてそれが果たして?と
いう謎さえが残っても、とりあえず終わらせ方がお見事なのである。
渡部篤郎って(よくモノマネされるみたいだけど)
ホントに掴みどころのない感情の見せ方が巧いので、化けの皮役者
として大成する勢いがある。マジで闇にスカウトされるんじゃないか^^;
決して楽しい内容ではないが、観応え十二分!お薦め。
(韓国俳優も素晴らしい。受信料と鑑賞費、両方払う価値アリ作品!?)
どの会話も信用ならない、のか?
なんか邦画じゃないみたい、観終わった最初の感想です。 ドラマは未見、ファンのお供で観たけど面白かった、見応え充分でした。 どいつもこいつも思惑含み。局面での勝ち負けはあるものの、ヘタを打つ素人なんかいない凌ぎ合いは目が離せませんでした。 否応なく巻き込まれていく民間人女性・果織の描き方が生々しく、サスペンス感が凄かった。 急展開の後半、彼女を追っていく臨場感が薄くなったのは少し残念でした。 重厚な、分厚いキャスティングは流石、韓国の俳優陣も良かったです。渡部篤郎と真木よう子、凄いです。
ラストはえぇぇぇ~!!と驚く
ネタバレしちゃうと台無しになる作品なので内容のコメントは一切控えるけど、期待以上にすごく良かった。観に行こうと思った人にダメージとなるために何も語れない内容なんで、もどかしいけど、続編期待!って映画。 邦画では同じ脚本家の「探偵はBarにいる」以来の名作。脚本家がAllways三丁目の夕日シリーズと同じってのがやっぱりツボを心得てる。渡部篤朗、真木よう子のドンピシャはまり役演技に感服したのと骨太役者を揃えたのもほんとに良かった。観に行く人のために抽象的なコメントしか打てないけどほんと面白かった!!
渡部篤郎かっこいい
『ケイゾク』や『愛なんていらねえよ、夏』の頃の渡部篤郎はそれこそ松田勇作を超えるくらいの域を感じさせるほどかっこよかったのだが、RIKAKOと離婚した辺りから急激に活躍しなくなってとても残念に思っていた。しかしこの映画では久しぶりに怪演ぶりのかっこいい渡部篤郎が見られた。 しかし物語が非常に入り組んでいて、なんとも釈然としない構成で、無理やり複雑にしているような印象すらあった。それにウランって素手で触っていいのか? 原爆を止めるコードもとてもつまらなかった。全体的な頑張りは感じたが、サスペンスのためのサスペンスにとどまっているように思った。渡部篤郎の非情さは面白かったのだが、感情移入するまでにいたらなかった。 そもそもテレビドラマを見ていないため理解できない部分もあることかと思うのだが、映画館で掛かる以上それはこっちの問題ではないと強く主張したい。
田中泯 いいね
テレビドラマの映画化ということで期待してなかった。もちろん、テレビは観てない。でも、さすが人材の宝庫NHK、予想外によかった。主役は真木よう子と田中泯。脇が渡部とコリアン。他は役に充てたということ。監督のインタビューで真木と仕事がしたかったと聞いた。監督に愛された女優は幸せだ。とっても魅力的に撮られている。ドキュメンタリータッチの映像、セリフの長~い間、監督の特徴はでていた。でも、ファーストシーンはあれでよかったのか疑問。これがラストにつながるんですと言われてもねぇ。じゃ、何がいいのかは分からないが、あれをすべてカットしてよかったと思う。つかみは大切。つかみを意識しすぎると逃げる。つかみを意識しないと逃がす。バランスが大切。
まるで和製『マルタの鷹』
ドラマ版は全部は観てないけど、ラストは渡部篤郎が刺されて終わりっていう落ちだったと思いました(^_^)
しかし死んだと思ってたけど実は生きてて、警察に復帰して・・・という流れで今回の劇場版に至るということね。
渡部篤郎主演の刑事ドラマということで、さらに画面の乾いた暗い感じもあいまってどうしても『ケイゾク』を連想しちまいます(@_@)
でもケイゾクより全然こっちの方が面白いし、何よりハードボイルド感が半端ない\(◎o◎)/
いや、むしろこの暗い画面と淡々と話が進んでいく様子、さらに一般人が事件に巻き込まれていく様子はフィルムノワールって言った方がいいかな?
とにかくドラマ同様渡部篤郎扮する住本の非情さったらない(-_-;)
民間人の過去の闇の部分を調べ上げて、それをネタに挑発して強制的にスパイに仕立てるその腐れ外道っぷりはさすが!!
最初は腰を低くして丁寧に話すけど、徐々に命令口調になって精神的に追い詰めていく展開はまさに「公安の魔物」(;一_一)
そこに何の躊躇も感じられない、むしろ子供みたいな天真爛漫さすら感じられて、まるで天使と悪魔が共存してるかのような人間離れした下衆野郎。
これは渡部篤郎じゃないとできないな~(+_+)
余貴美子の官房長官の事なかれ主義っぷりも、まさに日本の政治家並びに官僚の「臭いものには蓋をしろ」感がすごくリアル。
石橋凌と遠藤憲一の貫録たっぷりの演技もいいなあ~(^_^)
真木よう子のシーンは全体的に顔をアップで映してて、ぐらぐらするカメラワークも閉塞感と不安感を掻き立ててていいですね~。
NIS諜報員のキム・ガンウも、最後協力して核爆発を抑えるけど、最後まで決して相容れない信念と行動理念を持つ役を見事に演じ切ってる。
尾野真千子も「あんな腐れ外道にもう二度と騙されない!!」と気負ってはいるが、結局一緒になって真木よう子を落とすのに一役も二役も買ってるし(-_-;)このいとも簡単に流されていく演技もさすがです。
在日の科学者を演じた田中泯も良かったな~。
とにかく家族を置いて韓国に渡ってしまったという罪悪感と、自分の技術力で核爆弾を開発したいという科学者としての虚栄心がないまぜになり、後悔しながらもどこか達成感を感じさせる難しい役柄を見事に演じきってると思う。
そしてびっくりしたのはラスト。
「あのDNA鑑定書・・・本物?」
そして住本は手の甲にでかい傷跡がある韓国人のチンピラに報酬金を渡して去っていく。
「こき使いやがって・・・あのチョッパリが・・・」
公安そこまでやるのか!!!!!
もう登場人物の誰もが腹に一物抱えてて、誰も信用ならんという、嘘の上塗りを重ね続けてるのが今の日本社会、そして国際社会だというのが良くわかる。
重厚な社会派エンターテインメントで、日本映画界における『マルタの鷹』と言ってもいい重厚なフィルムノワールですね(^^)/
超お勧めです。
惜しい和製ノワール
期待通りの和製フィルムノワール。キャスティングにも隙がありません。ただ…やはり惜しいことにテレビドラマ感が否めなかったのは僕だけでしょうか?毎度のことながら、真木さん惚れ直しました(笑)。
事実を交えたよくできた娯楽作
TVドラマの映画化ということですがドラマのほうはまったく知らず、ただ予告が面白そうという理由で劇場で鑑賞。 しかしドラマを知らない方でも問題ないつくりになっています。特にドラマ未見者でもに主人公の非情っぷりがよく伝わります。彼の外道な行為を見ていて「そんなことまでするのか!?なんて人でなしなんだ!」と心の中で思ってました。しかしこれが実在する組織だというのだから驚きです。またこの裏世界の脅威が日本にあると思うと恐ろしい話ばかり、治安が良く平和な国と言われてる日本ですが本当はそうではないのかもしれないと思いました。でもこの話に多少疑う自分がいると思うと・・・平和ボケなのかな?(汗) 作風もグッドでダークでシリアスな雰囲気と共に出てくる緊張感はすごく、それに合った味のある役者さんも勢ぞろいでよかったです。ただ余貴美子さんだけ異様に浮いてた気がするのですが出番も少ないのでまあ良しとします。 全体的には大満足の出来で、日本版CIAこと外事警察の実態を交えつつ映画としての面白さがあって個人的には非常によくできた娯楽作品だなと思いました。
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