最強のふたりのレビュー・感想・評価
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偏見
刺激が必要なのかな。
生きる原動力とでも言おうか。
随分と対象的な2人が主人公。
邦題に「最強」ってあったけど、そんな話でもないように思う。まぁ、補い合うといえばソレに近いのかもしれないが。
健常者であるドリスは、ガンガンフィリップの世界を壊していく。それがフィリップには楽しくて仕方ないみたいだ。腫れ物に触られるような眼差しで扱われていたのだろう。富豪でもあり雇主ならば、彼の意向に沿うように仕事をするのは当たり前の事だ。
だが彼には元々、それを理解するだけの教養がない。
刷り込まれてる通念みたいなものもない。
ドリスからみたら疑問の方が多いのだろう。
結果、フィリップが自ら作り上げた窮屈な世界は、ドリスによって破壊され尽くし、風通しが良くなる。
面接の時に彼が感じたインスピレーションは当たっていたのだろう。安全よりも変化を求めた。
彼の中で、それは繰り返される毎日からの解放であり、明日への期待であり刺激にもなるのだろう。
ドリスが壊したものはソレだけじゃない。
オペラからオーケストラから、詩や絵、里親としての遠慮や、障害者としてのフィリップや。
ドリスはフィリップの世界に革命を起こしたようなものだ。
そんなお2人の芝居は流石であった。
愛嬌のあるドリスはいいんだけど、フィリップさんは達者だった。
最後のレストランで見せる不安とか、ドリスと別れてからの苛立ちとか、押し殺す笑いとか、まぁよく動く。
総体的には良作であった。
isleさんのレビューが秀逸だった。
原題が「Intouchables」不可侵領域とでも訳せばよいだろうか?
それへの造詣の深い事。
なるほど、教養があれば尚作品を深く知る事もできるのだな。ここにきてフランス映画の文脈を理解したような感じだった。
詩的な美しさ
これだけ評価の高い傑作であるにも拘わらず長い間観て来ませんでした。
原因は本作のポスターです。白人の車椅子を笑顔で押す黒人のカット。あれを見てエディマーフィ調のブラックコメディと決めつけて見る気が伏せたのです。私、ハリウッドの黒人コメディアンの馬鹿騒ぎコメディが無茶苦茶苦手なのです。
でもたまたまWOWOWで放映していたので一念発起、一度観てみようと思いテレビの前に座りました。そして余りの素晴らしさに言葉を失った・・・。
本作については今でもコメディ映画と紹介されることが多いようですが、間違い無く本作はシリアスドラマです。
白人大富豪で身障者の主人公フィリップスは、富豪として尊敬と畏怖を持たれ、そして身障者として憐れられることに辛さを感じています。もう一人の主人公である黒人青年のドリスは、刑務所を出て失業中である上に、複雑な家庭環境に置かれています。この二人の境遇は充分シリアスで、コメディ要素などどこにもありません。また彼等を取り囲む登場人物も、皆何かの問題を抱えています。その設定が本作に深みを与えています。
そして主人公の二人が互いを補いながら、一歩ずつ前へ進もうとする姿は実に美しい。
物語の美しさだけでなく、本作の映像の美しさは特筆ものです。まさに詩的な美しさなのです。
また音楽が実に素晴らしい。派手な曲はなく、劇中で使われる挿入歌も効果的です。特にミニアムミュージック的なピアノだけのテーマ曲が印象的で、登場人物の心情を美しく表現しています。本作はエンドタイトルに流れるピアノの最後の一音までとても美しい。
本作を今まで避けていた自分を叱り倒したくなる位、素晴らしい名作でした。
実話の映画は面白い
アマゾンでみた。
ずっと前から見たいと思っていた。
ゆっくりと流れる音楽も心地いい。
介助者と障がい者という立場をとっぱらった関係がすごくいい。
そして今もこの関係性が続いているのがすばらしいと思った。
えっ??
予備知識なく観ると、お題とのギャップに気づいて焦る。カーアクションでスタートするのでなおさら。
で、お題の意味が分かってくる。二人の関係は対等で、お互いを認め合い敬い接する。うーん、スタッフの思うつぼにはまった観客の一人になった。実話が題材というのが素敵だ。
のめり込んだ
介護映画は地味そう、テーマ重いしと勝手に敬遠していたのが間違いでした。これ必見です。
この2人本当に最高です。
ドリスはとにかく非常識なわけですが、それが良いんですよね。障がい者に対して普通の人と変わらず接する。簡単なはずなのに皆自然と気を遣ってしまう。
それを気持ち良いくらいぶち壊してくれます。
でもちゃんと優しいんです。ドリスなりの気遣いなのかななんて思ったり。ドリスのキャラが最高なんです。鑑賞後は皆好きになると思います。
コメディ映画かのように笑えるシーンも多いです。2人のやり取りが本当に面白い。あの文通の相手に許可なく電話しちゃうシーンとか気持ちよかったです。思い切りが良すぎた。
最後は途中一回デートの約束から逃げ出した文通の相手と会うのですが、あのシーン、障がいを気にして逃げたのを障がいがあっても最高だよってドリスが励ましたように感じて涙してました。久々に入り込んだではなくのめり込んだ映画で鑑賞後しばらく圧倒されてました。
植え付けられたフィルターは要らない!No, my way
頸髄損傷で体が不自由な富豪フィリップ。
フィリップの介護人を募集する為に面接が行われた、、障がい者っていうと誰しも仕立てに出て「コイツは一人では何も出来ない、手助けが必要だ」って決めつけて面接に来る奴の中、一人だけ失業手当が目当てでボランティア活動をした印形が欲しいと面接に来た場違い感な黒人 男ドリス
コレは生活して居る環境も境遇も違う2人🧔🏼×👨🏿🦱
の経緯をコメディに描いたノンフィクションです
ストーリーの粗筋は書かないけど 印象に残った部分だけ書き残します🤘🏿
まず、ドリスの粗が無く良い意味でも悪い意味でも誰にも壁のないフランクさに惹かれます。
それは障がい者であるフィリップに対してもお構い無し(笑)
物語の中で
フィリップが外出する際、ワゴン車の荷台部分に車椅子ごと乗せているのを見たドリスは「そんな馬みたいに運ぶのか!?」と投げ掛けます
そして、車の座席に腰かけた方がいいだろ、、と健常者かの様な扱いをするんです。
そんな彼にフィリップも惹かれたのかも…
勿論、私もその一人です👄♡
人は何かと枠組みをし分類したがりますよね。あの人は優しい、だの 短期、卑屈、頑固、明朗だの性格の良し悪しなんて見せ方の問題で個人の物差しでは測り知れないYo〜👌🏿
This is my way. 大事にしてこ(笑)
好きな映画!
実話というのもすごいですが…。2人のお互い遠慮のない感じがいい。ドリスのいい意味での常識の無さが 好きです。
生活環境の悪さで 学歴も仕事も無いけれど 流されず自分の意見を持って応用力もある強い人。カッコいい
なんとも言えない
感想が難しい…
フランスの人種事情、黒人たちの暮らしぶり等の知識がないまま見て、そのままこのレビューを書いています。
基本的には、気難しい老人の心を黒人青年が解していく、その様に暖かい感動を覚える映画だと思います。
時にドリスの冗談は、私の感覚からするとやや過激で、ちょっとヒヤッとするところも笑
フランス映画はあまり経験がないのですが、どうしても日本やハリウッドでよくある“山場”を意識してしまうので、いつ、この二人は大ゲンカして、そして仲直りして最強の2人になるのか…とみていましたが、そういう映画ではないですね。
正直、もっと感情を揺さぶられると思ってましたが、ガッカリ感はありませんし、満足しました。
この映画、僕にもっと知識や洞察力があれば、さらなる深い意味が読み取れたのかなぁ。
メッセージ過多ではなく、むしろ淡々としている映画なので、造詣が深い方が見ればまた違って見えるのかも。
そういう意味で何とも言えない難しさがあると思いました。
全然違いますけど、何気ない背景、景色が美しい!街並みも自然も良かった・・・
フランス行きたいなぁって思いました笑
音楽も映像もイイ
Boogie Wonderlandをこれで知りました。
最後の海のシーンといい、映像や音楽がキレイ。
(クラシック音楽も含)
少々、ドリスが暴れすぎだと思いましたが(^_^;)
(特にオペラのとこ)
人間の「絆」って素敵だなって思いました。
久々にいい映画を見た。 パラグライダ-の事故で首から下が麻痺になっ...
久々にいい映画を見た。
パラグライダ-の事故で首から下が麻痺になった金持ちと家庭環境が複雑で全く裕福でない生活をしていた男。
その共通点は両方とも闇の部分を持っているということだろう。
その闇をお互いに受け入れ、「する・される」の関係ではなく友達のような関係を築いていけたことが、フィリップの心開くカギとなったのだろう。
そしてドリスは前科があるといっても、人情深いのも見どころである。複雑な家庭だったからこそ痛みを知り、それを人にも知らせることができるのもすごい。それはすべての人ができることではない。
出来事の連続をつづっていくことで、その行間を間違うことなく読み取れ、しかもそこからの思いはそれぞれに持てる描き方をしていて、頭を使わなくても深さを感じる。
どんな金持ちでもいろいろ遊びたいさ。
幸福ってこういうことか
フィリップとドリスの掛け合いが最高。
『チョコをくれ』
『ダメだ』
『なんで?』
『これは健常者用だ!』
(爆笑)
こんなこと普通は言えない。この映画、ド派手なコメディやん!
ドリスがフィリップの元から離れて、フィリップの素行が荒くなって、どうなん、それって思ってたけど、やっぱドリスじゃなきゃダメなんやん…けど、ドリスはずっと一緒にはいれないぜ、って思ってた。
ラスト、ドリスの最後の配慮に怒涛のように涙が出てきた。
必要だったのは、ドリスじゃなくて幸福になりたいって思うこと。あの人のために生きていたいって思うこと、そう感じる映画だった。
介護とは無縁の接し方作
OPはカーチェイスからのSeptember
下の世話はどうするのか等のストレートな疑問
おすすめ音楽の聴かせ合い
髭剃りで遊ぶ(ヒトラー風の髭)
文通相手に会わせて幕を閉じる
差別にも見える行為は一人の人間として対等な立場で接している証拠
ほっこりする( ;´Д`)!
まさにタイトル通り「最強のふたり」でした!
ドリスの遠慮がない態度がいいと言ってたフィリップにうんうんとうなずかされた。
自分を障害者として見ず、同情がない態度、信頼関係をフィリップは望んでたんだなと思った。
ドリスのユーモアのある会話とてもよかった!!
ちょくちょく笑えて記憶力もあっていいなーとか、
自分もあんな風にユーモアがあったらいいなとか羨ましく思いました笑
2人の生活光景が面白く、本当の意味でいい関係なのだなと思いました。
ちょいちょいドリスの大胆な行動がフィリップをいい方向に向けさせてよかった笑
(電動車椅子の速さを速くしたり、手紙相手に電話したり、会わせたり笑)
最後に実話だと知らされて驚いた!!
なんか泣きはしないがもう一回見たくなる映画だなーと思いました( ;´Д`)笑
お手本のふたり
生まれも育ちも肌の色も性格も全部違っても、欠点やハンディがあっても、相手を思いやる気持ちで補い支え合える事を証明するドリスとフィリップ。絆があれば、遠慮なく言ってもジョークにできる。当時の彼と観てふたりとも大好きな作品となり、最強のふたりを目指してきた結果、今では夫婦として目指しています。真冬の結婚式でSeptemberを流しました笑
オマールシーの出世作、ジュラシックワールドでも良い役を貰えていて嬉しかったです。
最強の映画
まさに最強のふたりという題名だけあって、本当に最強の映画だったと思う。全体的に申し分ない内容だったし、矛盾してるところもない、スーッと入ってくるヒューマンドラマだったと思う。見る前はハリウッドの映画だと思っていたのだけど、フランスの映画だというので驚きだ。フランス映画といえばTAXIしかしらなかったが、また新しいフランス映画が見れてよかった。
初めはなんでこんな仕事しなきゃならないんだって思っていたドリス、でも仕事していくうちにフィリップの魅力に惹かれていき、前科がある自分を見直し、きちんと生活していこうと変わっていくのが時間が経つにつれてどんどん顕著に表れてるのを表現するところとか、フィリップが初めはずーっと生きる希望を失い、無表情だった顔が、ドリスと出会い、話すうちに自然と笑いがこぼれて、人間らしさを取り戻していく姿の表現の仕方とか素晴らしい思った。
普段ハリウッドしか見ない人でもこれはぜひ見るべきだと思う。
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