最強のふたりのレビュー・感想・評価
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コメディータッチのリメイク版と比べて、オリジナル版の方が静かで雰囲気な印象
リメイク版を見て気になったので、オリジナル版を鑑賞。
ダリスの家庭環境とかイヴォンヌとか、細かい設定が違ってた。
コメディータッチのリメイク版と比べて、オリジナル版の方が静かで雰囲気な印象。
ひょうきん者のデルと比べて、ダリスの方は力強くて男っぽかった。出る役の人がコメディー映画の人ってのもあるから余計に。
マガリーのレズの件は面白かった。みんな気付いてるのにあえてダリスを泳がせてるのウケる。
まさかあんな美女が...俺もダリスと一緒にガッカリしちゃった。
フィリップが文通相手のエレノアに送る写真をすり替えるシーンが印象的だった。
本当の自分をさらけ出すのは勇気いるよね。俺も出会い系サイトで女と会うとき、顔写真とか学歴とか収入とか見栄張っちゃうもの。
でもダリスの計らいで最後はエレノアとデートできて良かった。エレノア美人だし、フィリップも楽しそうだし笑顔がほっこりした。エンディングはこっちのが好きだなー。
俺も身も心もさらけ出せる、いつかそんな女性と出会いたい。
なぜこんなにもいい映画を見逃していたのか
勧められて初めて観てみたが、こんないい話を今まで知らなかった自分はばかだった。
薦めてくれた人に感謝するレベルである。
また一つ、いい作品、いい世界に出会えて嬉しい。
この映画が実にいいのはこれが実話なのがでかい。
人というもの、心というもの、見せかけではなく内面の深い部分の大切さ、いろいろ考えさせられる話である。
社会に揉まれて忘れがちな
“生きるとは何か“に語りかける。
ただ呼吸するだけではない。ドリスの大胆で容赦ない型破りな言動だからこそフィリップは再び“生“を感じることができたのだ。
常に普通や常識を求められる世の中で社会に揉まれるうちに人はロボット化してしまいがちなわけだが、
やはりこういった、ちょっと普通ではない、大胆で型破りな人、だが人情味ある心を忘れない人というのは非常に魅力的である。と思った。
自分も社長ならば、履歴書などという薄っぺらい表面で人をみるのではなく、内に秘めた中身で人をみたい。
心が素晴らしい人が評価される世の中にもっとなってほしいな。
人というのは何かというところである。
中身がごみみたいな上司らに観せてやりたいくらいだ。
邦題にセンスがない
大富豪の障害者とその介護人の話。
二人が障害者とヘルパーの関係ではなく、親友になっていく過程が面白い。
いつも思うけど、邦題のセンスが悪い映画って多いですよね…
タイトル負けかと思ったが・・。
「史実に基づいた映画」と映画の冒頭にありました。そして、大げさなタイトルに「どうせ、大した作品じゃないだろ」と思いながら見始めました。頸椎を損傷して首から下が全く動かず、介護人が必要な大富豪のフィリップ(白人)と貧困層のドリス(黒人)が、介護人面接で出会い、フィリップがドリスを気に入ったことから、物語が始まります。
ドリスは飾らない態度でフィリップに接し、タバコを勧めるなど雇われている身を忘れているような感じでした。ドリスはフィリップの周囲にいる人たちにも、少し無礼な態度で接しますが、徐々に受け入れられていきます。
フィリップが音楽隊に「私のために曲を頼みます」と言い、ドリスも仕方なく付き合うのですが、ヴィバルディの四季の「夏」と言う曲にドリスは「全く何も感じない」言います。その他の名曲にも「この曲、知ってるよ!CMに出てた」とか、全くトンチンンカンなことを言います。貧困層だから仕方ないんですが、このシーンは面白かったです。
また、フィリップも負けてはいません。自分が車いす生活になった原因のパラグライダーにまた挑戦するのです。それに対して、ドリスは「あんたって完全に病気だよ」と言います。
自分の雇用主にです!w
フィリップは「次はドリスも頼む(ドリスにもパラグライダーをやらせてくれ、と言う意味)」と強引に、嫌がるドリスにパラグライダーをやらせます。ちなみに、二人とも後ろにインストラクターがついているので安全です。
で、無事にドリスはパラグライダーの初体験を終えました。別の言い方をすれば、筆おろしに成功した、とでも言いましょうかw(この表現は、ガイドラインにひっかかるかも。まぁ、いいや)
ドリスが雇われて、確か、3か月ぐらいが経ったころ、フィリップが言います。「失業手当がもらえる期間、働いただろ。一生、(私の)車いすを押していくわけにはいかないだろ(要するに、別の仕事を探して頑張れ、と言う意味)」と。フィリップはドリスが気にいってはいましたが、別の仕事を探すための一種の手助けしていたのです。
ただ、フィリップの新しい介護人はどんくさく、フィリップは全く気に入りませんでした。で、ドリスが復帰します。この描写は、不要かな?とも思いました。それは「何人もの介護人からフィリップたちが選んだ介護人だから、ここまでどんくさいはずは、ないだろう」と思ったからです。単にドリスを呼び寄せたかったら「ドリス、君じゃなければダメなんだ」とか言えば済む話しだったのでは?と思いました。
ドリスはフィリップが長年、文通していた女性との仲を取り持ち、二人は結婚し、2人の子供をもうけます。ドリスも会社社長になります。そして「今も二人は深い絆(きずな)で結ばれている」と言うセリフとともに、おそらく、本当の二人の映像が最後に流れて終わります。『最強の二人』と言うタイトルどおりのエンディングでした。
いやぁ~、映画って本当にいいもんですね。さいなら、さいなら、さいならw(水野春夫と淀川長治の合作ですw)
絶対、観るべき❗️
個人的にフランス映画は独特で作品の終着点は謎を残すのが多いのが印象的だった。この作品は実話に基づいた作品で程よいユーモアセンスも盛り込まれていて気に入りました。
深い絆に必要な条件を見た。 対等であること、フラットでいて、自分を...
深い絆に必要な条件を見た。
対等であること、フラットでいて、自分をさらけ出すこと。ドリスが持つ才能だと思う。
ドリスに惹かれるフィリップが微笑ましい。
フィリップの蓄えられた髭を見て、胸が疼いた。新しく入った世話係は、到底ドリスに敵わない。世話の質では圧勝だろうが、何かが足りない。髭にそれが現れている。
それが愛だと思う。善意や偽善だけでは足りない。ドリスは適度な無関心と愛を兼ね備えている。ドリスに髭を剃られるフィリップはとても楽しそうで、これが絆なのだと感じた。障害だとか、なにかのマイノリティーだなんて何も関係ない。そのテーマをリアルに打ち付けられた。
同情って良い物じゃないよね。
車椅子とアングラのコンビ。
同情は理解しようとすることから1番遠いんだなぁと。
アングラの彼はユーモアのセンスがあるし、車椅子の彼は柔軟な考え方を持っている。やはりいいコンビだ。
心温まる
大富豪で半身不随の介護士に採用されたのは介護経験なし、前科ありの黒人ドリス。
介護士、障害者という立場ながらにもブラックジョーク、タバコありの友達のように接するドリスにだんだん心開いていくフィリップや打ち解けていく周りの人たちを観ていると心が温かくなった。
堅苦しくて好きじゃないと言っていた誕生日会もドリスの持ち前のユーモアさでみんなでダンスを踊ったり楽しそうにしていて、このシーンが一番好きだった。
一番最後のシーンでフィリップ、ドリス共に結婚して子供がいると分かってとても嬉しくなったしドリスはキューピットですね
みんなにおすすめできる作品
頚椎損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の若者の交流をコミカルに描いたドラマ。
まさにその通りの作品で、誰にでもお勧めできる作品だ。
二人のペルソナの組み合わせとタイトルだけでもう十分面白そうじゃん、と思ったがそれを超えてくる中身だった。
とにかくユーモアが富んでいる。
「足をシャンプーする名人だ。」
「ビールどこにある?お前の頭の中だ!」
「オラ読め!駐車禁止、頭に叩き込んだか、とっとと失せろ!」
「朝起きると耳が硬くなってることもあるw」「2つとも!?wwwww」
「さもないと車椅子で轢くぞ!」「そうだ!それで良い!!」
「こちらは、パリ職業安定所です。電話が混み合っておりますので、あと2年ほどお待ちください。」
全体的に短いカットが多いけど、二人が過ごした時間の濃密さ、多さを効果的に表現していると思う。
自分がこうして欲しいな、と思うものではなくてそれを超えてくる他社の介入というのが素晴らしいものだと感じさせられた。
タイトルと概要だけで十分面白そうなんですが、誰が見てもそれを超えてくる面白さがある映画ではないかと思いました。
主人公の人間性が・・・
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主人公は前科持ちでろくに仕事もしないろくでなしだった。
ある日失業保険をもらうために適当に仕事の面接を受ける。
すると偶然気に入られ、全身不随のおっさんの介護を始める。
最初は適当だったが、2人は人間関係を深める。
おっさんも主人公の前科を知っていたが、気にもしなかった。
しかし主人公の弟が問題を起こし、おっさんが気を利かせて暇を出す。
でも主人公の後に来た人とは折り合いが悪く、人生がつまらなくなる。
そんな折に主人公がやって来て、女性とのデートをセッティングする。
長年文通をしているが、どうしても会う勇気がわかない相手だった。
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実話をもとにした良い話。
でも主人公が下品過ぎて、どうにも好きになれない。
卑猥やし、見知らぬ人々に迷惑をかけ過ぎ。
そういう天然な人間なので、おっさんにも同情しない。
おっさんは主人公のそういうところを気に入っている。
良いコンビだとは思うが、同調出来ない部分も多々あったかな。
彼は私に同情しない
オマール・シーの底抜けに明るい笑顔、人柄の良さ( 恐らく!)が、作品の魅力を押し上げている。
パリの大富豪フィリップ( 抑えた演技のフランソワ・クリュゼ )、心優しいスタッフの女性イヴォンヌ( アンヌ・ル・ニ )との会話が楽しい。
エンドロールで、その後の彼らの幸せな生活を知り、ほっとした。
ークール&ザ・ギャング
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕)
フィリップとドリス
複雑な家庭で育ったドリス、
義母さんを怖がり、義母に出て行け、と言われるぐらいどうしようもないヤツ。
でも、弟妹思いの優しい兄さん。
失業保険の為に面接を受けに来たドリス、
働く気皆無。
へらず口叩くが、フィリップを一人の人間
として厳しく面白く現実的に対処する。
そこをフィリップが気に入ったのか。
拘束が好きでね、とギャグを飛ばすフィリップ。
車椅子利用者なら移動する際、
車椅子仕様の車を使う。
それをドリスは、
馬みたいに荷台に乗せろと? と抗議。
自分も乗り回したいのだろう、
スポーツカーで爆音鳴らして出発。
横で笑うフィリップ。
フィリップは言う、
彼(ドリス)は私に同情していない。
同情が一番辛いフィリップ。
ドリスも口には出さないが、
フィリップと気が合い
ちょっとでも人間らしい気持ちになれるよう
知恵を働かせ実行する。
フィリップの笑顔を見れば
うれしく感じるドリス。
絵を見て、俺も描ける、鼻血ブーの絵。
(発見❣️)美術商の女性、『最高の花婿たち』で奇怪な絵を描く夫が中国人の娘じゃないか⁉️
(お名前を調べたがちょっと調べたぐらいではわからなかった)
ドリスをからかうマガリー嬢。
男同士立ち入った話もズケズケ聞きただすドリス。
柔らかく応じるフィリップ。
フィリップの養女エリザの事も親身に忠告。
車椅子で轢くぞ❗️
フィリップの堅苦しい誕生日会にも
楽団を使って持ち前のリズム感で
アップテンポな曲で踊りまくる。
フィリップの笑顔ったら。
なかなか進展しない文通相手の江レオネールに
こっそり連絡して二人を引き合わせる。
粋なヤツ❗️
人生は誰にでも美しく尊い
五体満足健康であっても心が渇いてる。そんな瞬間もある。
でも、ふとしたキッカケで渇きは吹き飛び、希望や光にとなることもある。自分はそんなキッカケを与えられるだろうか。過去、与えてくれた人はいるだろうか。と考えてしまう。
そして、前向きに生きることを教えてくれる作品でした。
喜怒哀楽、人生色々ありますが、
思いきり笑って、愛しい家族と友達に感謝を伝えよう。
あなたの人生は美しく尊い、そして、あなただけのもの。
私も悔いが残らないよう、精一杯、生きたいと思う。
メッセージはいいけど実話なだけに盛り上がりがない
鑑賞後の気持ち
不完全燃焼
鑑賞後の心の変化
みんなが思う思いやりが全ての人に適応するとは限らない
鑑賞後の行動の変化
人と関わる上で、一般的な優しい人を演じるのではなく相手の気持ちを優先して行動したいと思った
好きなシーン
髭を剃っているシーン
嫌いなシーン
障害者へのブラックジョーク
(映画の伝えたいことのために必要なことは理解した上で嫌い)
映画が終わっても先をみたい。
泣けるシーンがあったわけではないけど、ずっとこの人々の生活を見ていたい。
大富豪の障害者と黒人、お互い心を開いていったのか、と言われたら少しはそんな感じもするけど、どちらかと言うとフラットに飾らない自分で最初から対等に接してる2人だからこその関係性なんだろうなぁと思った。
私も最初からそんな風に素を見せて生きていけたらもっと楽しいことがあるのかもしれない。
黒人の育ての母は、たくさん愛情を込めて、大変な思いをしながらも必死に彼を育ててきたのかなと思う。それを見てきたからあんなに彼は心配性で、繊細で、かわいらしい人なのかもしれない。
と、考えたら私の子育てについてももう一度見直してみようと思った。
追い詰められた大富豪の障害者を心から心配して、さりげなく、でも豪快にフォローする黒人と、それを素直に強がらずに受け入れて、言葉にはださないまでも、彼を心から信頼する大富豪の障害者の優しい空気が大好きです。
彼らの人生に関われる人々が羨ましい。
人と人の絆
タイトルは知っているけれど内容もよく知らないままレンタル。実話をもとにしているそう。
オマール・シーの演じるドリスは下品で失礼だけれど、身分や人種によって相手への態度を変えない素直なキャラクターで、どんどん引き込まれていった。大金持ちの障がい者、貧しい移民の健常者という、正反対の背景を持つ二人が人と人として絆を深めていく、ほっこり心温まるストーリーだった。
のめり込んだ
介護映画は地味そう、テーマ重いしと勝手に敬遠していたのが間違いでした。これ必見です。
この2人本当に最高です。
ドリスはとにかく非常識なわけですが、それが良いんですよね。障がい者に対して普通の人と変わらず接する。簡単なはずなのに皆自然と気を遣ってしまう。
それを気持ち良いくらいぶち壊してくれます。
でもちゃんと優しいんです。ドリスなりの気遣いなのかななんて思ったり。ドリスのキャラが最高なんです。鑑賞後は皆好きになると思います。
コメディ映画かのように笑えるシーンも多いです。2人のやり取りが本当に面白い。あの文通の相手に許可なく電話しちゃうシーンとか気持ちよかったです。思い切りが良すぎた。
最後は途中一回デートの約束から逃げ出した文通の相手と会うのですが、あのシーン、障がいを気にして逃げたのを障がいがあっても最高だよってドリスが励ましたように感じて涙してました。久々に入り込んだではなくのめり込んだ映画で鑑賞後しばらく圧倒されてました。
よかった
フィリップは大富豪だけど首から上以外は全くごかない身体障害者。
ドリスはお金も仕事も品もないけど気のいい陽気な若者。
フィリップは多分退屈だったのだろう。
周りは仕様にや介護をする者たちで雇用関係だったり、
付き合いのある者は当然それなりの社会的地位のあるものばかり。
必要以上に気を使うものだったり、無駄に社交辞令が多く心動かされる
言葉は決して多くなかったのだと思う。それ故ドリスが来るまでは
いつも不機嫌な態度でいたようだ。
ドリスは身体障害者であるフィリップに対しても、友人に対する態度と
変わりなく、陽気で品がなく馬鹿だけどとても明るく接するので、
フィリップはひとりの人として対応してくれる彼がとても新鮮で
刺激的で楽しかったのだろうと思う。
身体障害者の気持ちはわからないが、きっと毎日気を使った言葉や
ご機嫌取る言葉ばかりだったらうんざりするだろうなとは思う。
たいていの実話は意外と短い関係で終わっちゃったりするけど、
実際でも10年も介護関係にあったらしく、友情は今もなお続いているらしい。
その後はドリスはフィリップの元を去り会社経営をして生活している。
映画は決して演出ではないことにホッとした気持ちになれてよかったな。
自分的にはフランス映画のイメージ変えた作品
話題作だっただけに観よう観ようと思いつつ、機会がなくほぼ10年たってやっと観てみた(笑)フランス映画はもともと好み系だったが、自分の中のフランス映画のイメージがガラリと変わった。すごく面白く観れた作品。特に役名フィリップの誕生日に役名ドリスが場違いなダンスをしたが、参加者皆が楽しくそれに乗ったシーンなぜか目頭が熱くなり強く印象に残った。
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