最強のふたりのレビュー・感想・評価
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人生を楽しむためには汚ないこともある
カーアクション、なかなか楽しかった。
まさかの、障害者が出てくる映画でのカーアクション。
こういうブラックさがとても好きだ。
倫理的に言うと、まぁ清く正しい人間像ではない。
でも、実際、こんな面は大なり小なりある。
欲が無いように描かれることが多い障害者だが、彼らも同じ人間であるなら、性欲だって物欲だって承認欲求だってある。
無視しても無駄だ。
お金ならあるわよ、とか、教養とコネならいくらでも持っている、とか、いろいろ満たされていても、欲望についてフランクに語り合える友は、なかなか買えない。
ま、最終的には買ったんだけど(笑)
そういうところもブラックでよろしい。
私が好きなのは、髭を整えるシーンです。
あと、音楽が知ってるものばかりで嬉しかった。
二人の仲良しさに感動です。
人の絆
最強のふたり
ミスマッチから生み出され最高のマッチがいい!!
爽やかな感動
激情とは また別の、爽やかな感動を呼ぶ作品。
大富豪役の Francois Cluet (フランソワ・クリュゼ)と street から突如 抜擢される黒人介護人 Omar Sy(オマール・シー)を始め、屋敷を彩る cast達が非常にオシャレ◎
要は大富豪と介護人の気が“物凄~く合った”御話(笑)。その中に
「これは君の一生の仕事ではない。」
と 愛 の あ る 決 断 を お互い受け入れる信頼感も素晴らしい♪♪
冒頭の car chase scene、
「あーコレ後で本編で もー一回 戻って来るやろなぁ。」
と思った私わ映画 観過ぎ かしら?(笑)
自らの意志の示し方と、自らの領域に他人に入られた時の心の広さが絶妙の balance♪
実話から抽出したメルヘン
シリアスな展開を常に側らに孕む設定ではあるが、ほぼ失速を見せることなく最後まで見る側を引き付けてくれる。
二人の関係を掘り下げるとなると、一度は決定的な衝突を描くものではあるが、それを敢えて抜き、あくまでポジティブな面を抽出している。
ある意味これは御伽噺、メルヘンなのだろう。
そのため、あとあじ良く、ストレスがない。この点に対する批判めいた感情もこの際考えないで良いと思う。
オペラを茶化すシーンははまって何度か見返した。
障害者に気をつかわない
公開になってすぐ見たのと、本日地域の映画祭で上映してたので見るのは2回目。
脊髄損傷で首から下がマヒした大富豪と、ひょんなことから彼を介護することになった男性との実話に基づいた話。
障害者ものって、なんか障害にたいして腫れ物に触るように気を遣われた表現や配慮が大きい気がするがこの作品はちがう。
冗談にきこえない、一瞬息を飲むようにハッとした台詞があちこちにあるが、この映画の世界観のおかげで笑いにかわる。
個人的には病院に勤めてるので、患者さんにあんなふうに接したらアウトという想いもありますが(笑)
ぜひみていただきたいお薦めの作品です。
心温まる映画
新しい世界を見せてくれる誰か
フィリップは大富豪だ。介護人に経験やスキルだけを求めていたのなら、何人でも介護のプロフェッショナルを雇うことが出来る。
彼がドリスを雇ったのは(彼が意識していたかはともかく)、今までの自分の世界を壊してくれる誰かを無意識のうちに求めていたからだろう。
大富豪というだけでも周囲はご機嫌とりばかりだろうし、その上彼は事故で首から下の自由を奪われている。周りは皆腫れ物に触るように彼を扱っているだろうことは想像に難くない。多分彼はそんな生活にうんざりしていたのだ。
そこへ現れたのがドリス。彼はフィリップにへつらったりしないし、障害者扱いもしない。ドリスと一緒にいるとフィリップはつかの間自分の障害を忘れられるのだ。
そして、それまでの人生で誰かに頼りにされたり必要とされたりした経験がなかったドリスもフィリップの元では確かに必要とされている。彼はようやく居場所と自信を手に入れたのだ。
フィリップがヴィヴァルディを、ドリスがアースウィンド&ファイアを聴かせたように、二人はお互いに新たな世界を見せたのだ。
これこそ、運命の二人で最強のふたり。
最強に最高なふたり
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