最強のふたりのレビュー・感想・評価
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ギャグも個人的には楽しめました
全身麻痺の障害者と介護者のはなしです。 基本的に、 非常識な介護者がばかなことを繰り返すコメディです。 作品のテンポが良く、 ギャグも個人的には楽しめました。 実話をもとにしているそうですが、 別に何かを成し遂げたような はなしでは なく、 単にふたりが友情で結ばれるだけの はなしなので、 実話かどうかは重要では ありません。 と言うか、 コメディー映画が楽しめるのは [それがフィクションだから] です。 実話なら、 こんな迷惑な人間をみて笑えません。 この [障害者を巻き込んで、 周りに迷惑をかける はなし] を気に入るかどうかは、 人によるとおもいます。 私は笑いましたが、 こういう迷惑な人間の行為を笑えない人も多いでしょう。
友情の到達点
どんなふうに人と関わって生きてきたのか。そんなことを思わせる映画だった。
立場、肩書き、人はその肩書きをより良きものにしようと目指して生きているのかもしれない。
そして、人と関わる時に、立場、肩書きを前提として関わってしまう。それが当たり前であり、それが社会性でもあり、人間関係を不自由なく築くために必要なことなのかもしれない。
肩書きや立場だけを考えて人と関わることも必要なときもある。でも、それは人間らしい関係ではない。人と人とが分かり合う瞬間、心と心とが通い合う瞬間、そんな瞬間に人間に生まれてこれてよかったと思うのではないか。
それはきっと人の人生を豊かにする。心と心とで関わるからこそ、ぶつかり合いもある。分かり合うということは、相手のことを分かってしまい、自分のことを分かられてしまうということ。
だからこそ。
そんな本物の人間同士の関わりを教えてくれた。彼らの友情は人間が到達し得る限りの限界に到達した。美しかった。
眠くない
見終わった後のこの暖かさ・満足感
できそうでできない ふれあいのお話
タイトルなし(ネタバレ)
久々にいい映画を見た。
パラグライダ-の事故で首から下が麻痺になった金持ちと家庭環境が複雑で全く裕福でない生活をしていた男。
その共通点は両方とも闇の部分を持っているということだろう。
その闇をお互いに受け入れ、「する・される」の関係ではなく友達のような関係を築いていけたことが、フィリップの心開くカギとなったのだろう。
そしてドリスは前科があるといっても、人情深いのも見どころである。複雑な家庭だったからこそ痛みを知り、それを人にも知らせることができるのもすごい。それはすべての人ができることではない。
出来事の連続をつづっていくことで、その行間を間違うことなく読み取れ、しかもそこからの思いはそれぞれに持てる描き方をしていて、頭を使わなくても深さを感じる。
どんな金持ちでもいろいろ遊びたいさ。
良い映画。面白くはないけど。
差別とは何か
ある意味バディ・ムービー。
実話ベースという事でストーリー的に飛躍はないけれど、
これほどまで心に刺さるのは実話だからこそだろうか。
さて原題を直訳すると「触れられないもの」。
有色人種と白色人種、富裕層と貧困層、健常者と障がい者、など
それらの間にある格差というか差別をテーマに描いた作品。
介護人・ドリスの、生き生きと表情豊かな演技が特に素晴らしく
作品全体の説得力を何倍にもさせていたと思う。
それにしても考えさせられるのは、「差別とは何か」。
もっといえば、どこまでが「配慮」でどこからが「差別」?
そんなことは深く考えないで、自分らしく、人と関わっていこう。
鑑賞後は、作品からそんなメッセージをもらった気がした。
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