ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して

劇場公開日:

ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して

解説・あらすじ

ジャック・ブラック、スティーブ・マーティン、オーウェン・ウィルソン主演で、北米最大のバードウォッチング大会「ザ・ビッグイヤー」に参加する男たちの姿を描いたハートフルコメディ。愛鳥家にとってあこがれの大会「ザ・ビッグイヤー」は、1年間に北米大陸で見つけた野鳥の種類の数を競い合う、アメリカ探鳥協会主催の記録会。しかし、その大会に参加するには、仕事や家庭に支障をきたすほどの時間とお金を費やさなければならない。年齢も立場も違う鳥好きな3人の男が、夢と現実の間で葛藤しながらも、野鳥を探し求めて奔走する姿を描く。監督は「プラダを着た悪魔」のデビッド・フランケル。製作総指揮にベン・スティラー。

2011年製作/100分/G/アメリカ
原題または英題:The Big Year
配給:エスピーオー
劇場公開日:2012年6月30日

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映画レビュー

4.5私、バードウォッチャーなのです

2025年4月26日
PCから投稿

私が持っている唯一の映画DVDです。
実は私バードウォッチャーです。マイナー趣味なので観れなくなった時の為に買いました笑

日頃、ただ『野鳥』を見ているだけです。
見てるだけで何が楽しいんだ???と、ほぼ全員に言われます笑。
何で楽しいのか、実は正直、私にもわからなかったのです。

ところが最近になって、
野鳥の言語を研究されている鈴木俊貴准教授という方が出ていたラジオを、仕事帰りの車でたまたま聴き、その言葉で答えがわかったのです。

こんな内容でした。

鈴木さんも小さいころから動物が好きで多くの生き物を飼っていたそうです。
ある時鈴木さんはお年玉を貯めて双眼鏡を買って、それで野鳥を観た時、何か今までには無い感動があったそうです。

例えば、動植物を採集したり飼ったりすることは、自分の世界に彼らを連れてくることであり(それは愛を育み素晴らしい事だと思います。私も数々飼いペットロスもありました。)でも一方、観察することは自分が彼らの世界に招き入れてもらう事だと言いました。

私の意見ですが、飼うことは、例えば、水槽を作り魚を入れる、エサを与え、もし自分に知識や愛情が無ければ彼らは死んでしまう。大げさに言えば彼らは自分の手のひらの上にあります。

でも野生での彼らは、厳しい自然の中で自立して生きており、そして自由です。自ら然るべき行動をとり(必要なものだけを戴き、人間のようにお金があるからといって食い散らかしたりしない。教わってもいないのにまるで刷り込まれたように同じやり方で子育てし、決して放棄したりしない)そして、自らに由(よ)っています。この環境を、生きることでバランスを取り、死ぬことで土に還り維持していくというルールの中で精一杯命を繋いでいきます。そこには「生きる意味」も「死ぬ意味」もあり迷いがありません。

種や草などを一心に食べている鳥を観てふと自分に置き換えてみると、おにぎりやお菓子が道にたくさん落ちている感じか(いいな)と思います。そして多少の餌の奪い合いはあっても「あの時アイツにやられた」などと恨みに思ったりもしていない。これって、この世界ってすでに「楽園」なんじゃないかと思っています。 人間を除いては …。

初めて双眼鏡で「ベニマシコ」という赤いきれいな野鳥を観せてもらった日からずっと、気の晴れない時も私はそこに「楽園」を見、喜びか何かを感じているのだと思います。

近年30億ほどの鳥が失われたと言われています。
鳥は、恐竜が絶滅した後も派生した生物として太古の昔から存在し、地球を見守ってきた人間のはるか先輩でもあります。でも鳥は弱く自然に敏感です(オウム事件の時、まず先頭に鳥かごに入った鳥がサティアンに入れられたのを覚えている方も多いと思います)。世代交代も早いため野鳥の増減は人間にとっても警鐘です。現状、危険信号といえると思います...(私も大きな口は叩けないのですが...)。

 全然、作品レビューになっていませんでした!

 ベン・スティーラーという人が、このマイナーな題材を映画にしたという事に驚き(アメリカはメジャーなのかな)また感謝したいと思います。(短期間に、鳥を探して車や飛行機で飛び回るのも実は気が引けるのですが…)ストーリーはまあまあですすいません笑。でもスティーブ・マーティンが真面目な演技しているのを観たい方はおすすめです笑。

 長々失礼しました。
 最後まで読んでいただいた方ありがとうございました!

追伸:
 日本では普通にみられる「カワラヒワ」という野鳥が、北米では、命がけで観に行く激レア鳥だという事もこの映画で知りました笑。(でももし将来、カワラヒワのコロコロッというかわいい声が周りで普通に聴けなくなったら、悲しいな…と思っています)

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AKIRA

3.5壮大な冒険にも思える

2025年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

ドキドキ

1年間に北米大陸で見つけた野鳥の種類の数を競い合う、アメリカ探鳥協会主催の記録会なるものが本当に存在するのか?どうやらあるみたいというか日本でもありました。

① エントリー(2024/12/1~2025/12/28)  ロゴフォームで基本情報をご入力ください。② 競技(2025/1/1~2025/12/31)  湖北地域(長浜・米原市内)で鳥を観察する。③ 報告(2025/1/4~2026/1/12)  観察した野鳥をセンター内のチェックシートで報告してください。④ 結果発表(2026年1月中旬以降)  競技期間終了後、HP・SNSで発表いたします。  最終順位によって景品を贈呈いたします。

とのことである。
賞金ではなく景品だけれど何なのか気になる。

余談はさておいて映画の中では挑戦者がそれぞれの立場で人生をかけて莫大なお金をつぎ込んで望んでいるのだがよくわからないのは見た鳥の記録方法。なんか、ええかげんな気がする。せめて写真を添えるとか。

結構壮大な冒険を通して大切な物を見つけ出すというエンディングに繋がっていく。出てくる鳥のなかにはとても綺麗な鳥もいて最後は見た鳥の写真が全部出てくる。当然、覚えれるもんではないが飽きなかった。
同じ鳥が2回出てきてもわからんかったやろなあ。
ジャック・ブラックの映画は好きなので飽きずに見れました。

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♪エルトン シン

3.5鳥好きには堪らない作品

2024年6月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

自己申告ならば、私も1番になれる(?)

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ムーラン

4.0好きな人だけが楽しめる

2023年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

じんわりとしみてくる、ハートウォーミング・ストーリー。
一年間、鳥を見るという事だけに打ち込む人たち。彼らが払う代償はあまりに大きい。

身近にはいないものの、ひとつのことにのめり込むと、こうなるという事がリアルに表現されている。
それでいて、映画は決して暗くならず、美しい自然の映像と、全編に漂うユーモアで彩られている。

「失うものも大きいが、得るものもある。」
このセリフに集約されていると思う。記録よりも、家族や、恋人との時間にこそ価値があるというメッセージが伝わってくる。
惜しむらくは、競技(ビッグ・イヤー)のルールが曖昧で、説明的なセリフが最低限しか用意されていないことと、コメディらしい、一発逆転満塁ホームラン的なドラマ性が希薄だったこと。

お話としては、淡々としていて面白みに欠けるかもしれません。
好みの映画なので、応援する意味を込めて、☆は4つ。

ちょっとだけ顔を出す、ジム・パーソンズやジョエル・マクヘイル。そのほかにも、実力派の共演陣が揃っていて、発見したときには驚きと、嬉しさがあった。
それは、珍鳥を見つけた主人公の喜びに似た気持ちかも。

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うそつきカモメ