「こういうのも面白い、2度は見ないが」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN りおさんの映画レビュー(感想・評価)
こういうのも面白い、2度は見ないが
原作、アニメ全て観てる進撃ファンです。
今回の映画化は結構期待して初日に観に行ってきました。
感想として…グロい!R15でもいいくらい小学生とかにはみせないほうがいいです。私も少々気持ち悪くなったので、食後はあまりオススメしません、ええ。
さて、なぜここまで酷評なのか驚きですが、確かに原作、キャラクター大好き!な人たちが怒るのも無理はないでしょう。。
しかし、こういう怪獣映画としての話もありだと思います。アニメや漫画の2次元ではなく、生身である3次元の人間が食い殺させる。とても恐ろしく「絶望」しかありません。とても残酷な世界なのです。
兵士たちが取る行動も絶望感が出ていて、実写ならではの世界観だったと思います。
また、冒頭のシーンやエレン、ミカサ、アルミンの関係性も結構好きですね。恋愛が絡みますが、そういう演出も映画っぽくありだと感じましたね。
ただ、所々残念な思う箇所が…。
まずは立体起動を使った戦闘シーン。アニメでは1番の魅力であり、そのシーンに魅せられた人も少なくはないであろう、あの戦闘シーンです。期待していましたが、そのままのポージングで飛ぶその様はもっとどうにかならなかったのかな〜と。アニメと比較するわけではないですが、進撃の巨人の映像化の魅力の1つなだけに、残念。
次に、エレンの駆逐してやる!のシーン。え、いきなり??巨人に怒っちゃうの?wというよくわからない笑いが出そうに。原作とは違う理由や生い立ちがあったにしても、そこは上手く繋げて欲しい。実写のエレンはそこまで巨人憎んでないだろ、って印象。。ミカサの件があってもなんだかなぁ、あまり共感はできなかったです。そりゃあ元からエレンの沸点は低いですが、違和感が拭えない。
そして、巨人について。実写の巨人はまだまだ謎が多いですね〜。伏線や話の流れをみても原作とは少し違いようですし…後半でこの伏線が上手く回収されて、すっきり出来るように願いたい。
キャラもシキシマを中心に何企んでるのかわからない人が多いので見ものですね。きっとシキシマは前編では万人に嫌われて当然な立ち位置に違いないので、リヴァイ兵長と違う!って怒るのはちょっとお門違いです。まぁ、現時点では私も嫌いですが。笑
何はともあれ、後編公開が待ち遠しい、楽しみにしてます!