オズ はじまりの戦いのレビュー・感想・評価
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この作品のオズって、意外と・・・
上映前の予告編を見ていると、ダークなイメージはなく、明るい画面だった。
それもそのはず、本作はディズニー作品であり、ティム・バートン監督ではない「オズ」なのだ。
カラフルな町や森、野道、鳥、花など美しい自然がいっぱい。
陶器の町も可愛かった。
でも、何となく既視感を感じた。
目新しさがあまり無かったかな。
オズ役のジェームズ・フランコ。
「127時間」では、陽気でタフな青年を演じた。
そのイメージが強かったのか、私が勝手に思っていたオズとは違っていた。
売れないマジシャンだと、あんなふうになっちゃうのかな。
チョイ悪青年だったのね。
セオドア可哀そう。。。
でも、やると決めたら、やるんだ!!
その姿がカッコいい。
レイチェル・ワイズとミラ・クニス。
楽しんで魔女を演じていたよね。
変身後のセオドア、良いアジだしているね。
お猿のフィンリー。
もう少し毛並みが良くしてあげて。
最後の戦いのシーン。
自分が持ち得る知識と道具を活かして敵に立ち向かう。
それが良い。
今持っている最高の自分を、目いっぱい出しきろう、という姿勢に好感。
でも、、私にとっては、全体的にお子様向けだったかな。
オズが小津に。
へ?今度はS・ライミが小津(変換されちゃう)オズを撮るの!?って
けっこう驚いたのは少し前、実際に観てみると、スパイダーマンで、
あれだけ楽しませてくれた監督なんだな~とさすがに実感できる。
何でも監督が原版の大ファンだったそうで、なるほど、冒頭のシーン
(モノクロ小→カラー大)など、ほぼ同じ観せ方をしてましたねぇ。
かの名女優J・ガーランドの出世作は、これが1939年?とは思えない
出色の出来で、けっこう面白い。今作の前後に、ぜひどーぞ。
さて今回は小津(じゃない)オズが、偉大なる魔法使いと呼ばれるまで
のペテン劇(オイ!)ともいえるコメディ&ファンタジーになっていて、
随所に笑いが散りばめてあるものの、感動させるところはしっかりと。
さすがライミ先生、抜かりがないですねぇ。
ただ幾分ダークな味付けも忘れていない監督(本来はホラーなんだし)、
魔女の化け具合(可哀想なM・クニス^^;)なんか、お見事に気持ち悪い。
しかしあの、爪で黒板引っ掻いた時に出るあの音!いやですねぇぇぇ。
あそこで子供が喜ぶか嫌がるか(皆不快だと思うけど)、といいながら
今作はあまり子供向けではないかもしれないなぁー。
J・フランコ、もう楽しくて仕方ありません!って感じの演じっぷり。
女たらしですぐ金に目がくらむお調子者、でもどこか憎めない、
愛橋たっぷりの奇術師を飄々と演じている。しかし魔法の国に迷い込み
勘違いされてついに本領を発揮する!っていう話、やたら多いのよね。
こういう主人公に限って、本来単純でいいヤツだったりするのもおんなじ。
前半はけっこうダラダラとしてるなぁ~と思った展開も、後半の対決は
かなりの面白さ!あの仕掛けなんて、映画好きには堪らないわぁー。
でもあれで魔女を騙せるんなら、西と東は頭悪いってことにならない?
どう見ても南の魔女グリンダはお姫様顔だもんね~。M・ウィリアムズ。
役得?かどうかは分かりませんが、皆さんお綺麗でした、魔女連合の。
だけどそんな皆さんを差し置いて、一気にヒロインの座を奪っちゃうのは、
なんといっても陶器の少女、でしょうかねぇ。愛らしいうえに表情豊か。
これが現実の世界では、車いすに乗った少女だったことは明らか。
あの時魔法で治してあげられなかったオズが、接着剤で繋いであげる
ところなんか、良かったですねぇ。やはりこういうところがないとね~。
まぁそんなこんなの楽しいファンタジー(私は2Dで観ましたけど)は、
内容的には普通なんだけど、映像とその魅せ方が巧かった気がします。
これで興行がよければ続編が作られて、今度はドロシーが出るのかしら。
(原版のドロシー役もいろいろあってガーランドに。またモメたりしてね^^;)
魔女が弱すぎ、オズはペテン過ぎ。
サムライミの最新作で楽しみにしていたけれど…
チョット物足りない仕上がりでした。
まず、‘オズ’。
ラストはきちんと更生されますが、ペテン師のあまりのダメ男ぶりに共感できない。
そして次にメインキャラの3人の魔女。
こちらもそれぞれのキャラがいまいち深くない。世間知らずの西の魔女、セオドラが豹変する過程もいまいち理解できない。こんなチラッとした出会いであそこまで男を憎めるのか?自分を捨てられるのか?
陶器の少女も微妙…。立ち居振る舞いは可憐な少女だけど言うことやることはただのわがまま少女。メルヘンのかけらもない。
さるのフィンりーは良かった。目の表情やコミカルなセリフがとても良くできている、と思う。
映像はさすが、というか予告のまんまでそれ以上の驚きはなし。
アリスで同様の映像見ているから斬新さが物足りなかった。
決戦の盛り上がりもどーにも消化不良。魔女が間抜けすぎ。決定打は何もないのにすたこら逃げる始末。弱すぎでしょ。
と、映画館で3Dで楽しめたけど完成度は低いかな〜。
ディズニーだからサムライミも遠慮したのかしらん。
スパイダーマン4
何でも過剰に乗っけ盛りでやらないと気が済まないサム・ライミらしいワクワクファンタジーですな!
こういう映画こそ3Dで観なきゃ損ってなもんです。
『アリス・イン・ワンダーランド』の美麗な表現を更に進化させたみたいな、『タンタンの冒険』『クリスマスキャロル』のアトラクション演出に更に磨きがかかったみたいな。
極彩色の、明らかに「CGで表現してます!」的な丸わかりの情景も、寧ろ丸わかりだからこそ楽しいという。
『ライフ・オブ・パイ』の3Dもひたすらに美しかったですが、そっち側のアート寄りじゃなくて、アミューズメント方面の楽しさというか。
特に矢継ぎ早のアトラクション演出なんてあれですよ、ライミさん。
ひょっとしたら遂に実現しなかった『スパイダーマン4』の「やれなかったことを全部やってやる!」という鬱憤晴らしだったんじゃないか?と思えなくもなくw
ディズニーアトラクションにサム・ライミの流儀が見事に合致したんでしょうな。
まあこんだけ3Dとの相性バッチリな物語なんですけど。
これって『オズの魔法使い』の前日譚なんだそうで。
つか結構オズとかどうでもいい感じの内容ですよね?どうでもいいというか、題材をオズにしなくても良かったんじゃないの?みたいな。
オマージュを捧げた、なら分かるんですけど。ま、別にいいんですけどね。
続編の計画もあるそうで。サム・ライミが続投するとしたら、スパイダーマンの次に新たなシリーズ獲得できるわけですね。
今から楽しみにしてよっと。
オズ はじまりの戦い
原作「オズの魔法使い」はドロシーと案山子とライオンとか登場して・・・何するんだっけ?という位の知識で見ましたが、その「はじまり」のお話なので問題なく楽しめました。
字幕・3D無し版で見ましたが、充分です!3Dは好きじゃないし、映像の美しさや迫力は充分感じられました。
女好きで軽薄、見栄っ張りなオズが不思議な世界に迷い込み、誤解と財宝欲しさから悪い魔女を退治すべく動き出し、信頼出来る仲間を増やしながら本当に活躍して・・・?という話。
現実の世界で振った恋人が東の魔女と瓜二つ、傷つけてばかりの親友は猿、足を治してあげられなかった少女は陶器の少女として登場することから、オズの夢の世界なのかな?その後オズは元の世界に戻るのかしら・・・?続編はないのかしら?ファンタジーは好きなので、是非見たいです。ファンタジーでも「アリス・イン・ワンダーランド」はあまりおもしろくなかったけど、これは良かったです。
魔女3人は美女揃いなのだけど、一番重要な役どころで「美しい」東の魔女が一番「あれ?」な感じ・・・。清廉でキュートなので役柄には合うのだけど、「スパイダーマン」のメリー・ジェーン役のキルスティン・ダンストにも感じた「あれ?」と同じ。2人が似ているから始め同一人物かと思ったほど。監督も同じと後から知って驚きです。キャスティングはしないでしょうから監督の好みって訳でもないだろうけど。
心温まるお話でした。
表向きはファミリーファンタジー、裏はTHE女のバトル
名作「オズの魔法使い」の前日譚。
1939年の有名映画はだいぶ前に見たが、正直ちょっとうろ覚え。
なので、ほとんど予備知識ナシで、純粋に一本のファンタジーとして見た。
インチキ手品師のオズは、乗った気球ごと竜巻に飛ばされ、不思議な世界に辿り着く。そこは魔法の国オズで、伝説の魔法使いと勘違いされたオズは、悪い魔女から国を救う事に…!?
冒頭の現実世界はモノクロ映像。魔法の世界はカラフルな3D映像。
3Dの醍醐味が存分に活かされた映像は、本当に魔法の世界に迷い込んだ感覚を体験させてくれる。
魔法の世界にはユニークなキャラクターが付き物。“ベルボーイモンキー”と“しかめっ面”はナイスキャラ、ちょっとおマセな陶器の少女は愛らしい。
どこまでもファンタジックで楽しいファミリームービーだが、結構ブラックな一面も。
ジェームズ・フランコ演じる主人公オズは、口が達者で傲慢でお調子者で女好き。なかなかの最低男。
(余談だが、冒頭で気球に乗って逃げる高笑いのオズが、何故か怪人二十面相に見えたのは僕だけ…?)
西の魔女セオドラにミラ・クニス、東の魔女エヴァノラにレイチェル・ワイズ、南の魔女グリンダにミシェル・ウィリアムズ(インディーズ作品のイメージが強いミシェルにしては珍しい役!)、豪華な女優陣がそれぞれ扮した三人の魔女が三者三様。
純真、腹黒、慈愛…。この三人の女のバトルこそ、本作一番の見所だろう。
オズの薄情さが一人の魔女の運命を狂わせてしまう。愛が嫉妬へ。
しかし、オズも根は善良。現実世界で足の不自由な少女を治せなかったオズが、魔法の世界で陶器の少女の足を治すシーンは印象的。
とは言え、全体的に見るとやっぱり子供向け。三人の魔女の関係性はすぐ予想がつき、ラストバトルとなる一世一代の大ペテンは見てて楽しいが、ハラハラドキドキはさほど盛り上がらない。
せっかくオスカー受賞&ノミネート経験アリの実力俳優を配しながら、揃いも揃ってアニメ演技なのも難点。
「アリス・イン・ワンダーランド」の二番煎じと言われても反論は出来ない。
サム・ライミが監督でもティム・バートンが監督でもどちらでも良かったように感じてしまった。
ファンタジーを好きか否か、ファミリー向けの内容を楽しめるか否かでかなり賛否分かれるだろう。
でも、楽しい一時には浸れた。
この余韻が残ってる内に、続き(レンタルしてきた「オズの魔法使」)を見よう。
子供に見せたい美しきおとぎ話
古き良きオリジナルのストーリーをリスペクトしてる作品に仕上がっていて、
子供にも伝わる笑いや興奮、恐怖感が盛り込まれて、歌や愛に溢れるミュージカルを見ているような気分になる
ただ逆に言えば古くさく単調なストーリー 白黒の演出から始まり、あからさまなCGをふんだんに盛り込んだオズの世界の風景 残念ながらそんな純粋な心はもう自分には残っていなかった
ただ、オリジナルに登場する案山子やライオンを絡めてきたのはさすがだなと思った 清く純粋な気持ちでファンタジーを楽しめる人かお子様連れには楽しめる王道ファンタジー
サム・ライミはブレない。
高低差と遠近感で魅了する驚きと興奮のアトラクション3D体験。
シンプルなドラマを彩る毒っ気たっぷりのダークな世界感と、
どことなくチープなB級感は流石のサム・ライミ印!!
"3人の美魔女の欲望と嫉妬の戦いに巻き込まれたプレイボーイ"
胡散臭さと醜さを散りばめ、
ちょこっとロマンチックも忘れない愉快な「オズの魔法使い」前日譚。
ショウタイムを満喫した!
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