華麗なるギャツビーのレビュー・感想・評価
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ギャツビーの神通力
大人になってから観てよかったと思う物語の一つだと思う。学生の頃、村上春樹が絶賛していたので小説を読んだがその時は何一つ感じるものがなかった。今ならギャツビーの努力と成功、一途な気持ちの尊さと愚かさ、社会の冷たさとある意味での正しさなどを感じることができる。これがアメリカン・ドリームなのだということも。
映像については、1920年代が舞台でありながら、パーティー音楽、溢れるモノ、色のコントラスト、カメラワークなどが異様に現代的に見えるのだが、その時空がねじれたような異世界感がむしろ好感触で、それすらもギャツビーの神通力かと思えてしまった。
究極の愛とは?
こちらの作品は村上春樹の訳で読んだことがありますが、映像化されているのを知り見てみることにしました。
1922年のバブリーなアメリカの様子や非常に華やかなパーティーなど、本で読んだ想像以上の映像が楽しめました。
原作はニックの語り口調ですが、本を出すていで描いていたのも違和感が無かったです。
ギャツビーがトムに生まれをバカにされキレるシーンは圧巻でした。あんなに爽やかな笑顔で登場したのに、ほっぺたブルブルさせて顔真っ赤にした男性の姿を見たら女性は引くだろうなとデイジーに同情します。
デイジーはとても薄情でその場の感情で流されやすい女性です。でも女性はみんなそんなものです。ましてや当時は自立など許されないですから、結局は夫に頼るしかないのでしょう。自分がピンチになった時に頼れて、守ってくれて、本物のお金持ちがいたらそちらに戻ってしまう。
トムと結婚したのは寂しかったから。そして彼の浮気を知り今度は元カレとヨリを戻そうとする。で、トラブルが起これば自分の有利な方につく。フラフラしているが本当にモテる女性はスキがあり、バカに見えてずる賢いんです。
そんな彼女を想い死んでいったギャツビーがとても不憫でなりません。貧しい家柄の出身で自らを神の子と思い込んだ彼は女性のずるさを知らなかったのでしょう。ただただ彼女の美しさ、家柄の良さに惹かれただけです。過去はいくらでも美しくなる。だけどもうあの輝きには戻れない。
ギャツビーは華麗な過去を、デイジーは現実的な未来をそれぞれ願っていたのでしょう。最初からすれ違っていたのがとても切ないです。
レオナルド・ディカプリオがカッコよすぎる
極貧の家から富豪へと成り上がったギャッツビーと運命(?)の相手デイジー、デイジーの従兄弟のニックの話。
ニックの言葉に耳を貸さなかったり、デイジーの立場に立たず自分の理想のみを語るギャッツビーには恋は盲目って感じです。レオ様だからすごくカッコイイし魅力的です。
デイジーという女
今回2回目の鑑賞。
前回は2013年公開当時に一度見たが何故か内容をあまり覚えていなかった
今回改めてWOWOWで放送されていたので観てみた
ギャツビーは優しく努力家で純粋にデイジーの為にお金持ちになりたくて頑張った、ニックとの友情がとても良い
デイジーが最低で卑怯、子供のことを思うとそうせざるを得なかったのか、いや例えそうでも忍び悲しむし花くらい手向けるだろう、、、彼女の理想の女性像「美しくおバカ」というより、白状で自立できていなくて側だけの女、女の美しい(容姿)部分とずる賢い部分を持ち合わせた女の中の女。
ジャック、デイジー、ニックこの映画の登場人物は個性的で自分の中にとても印象に残る存在だ。
意外にオリジナル(1974年版)より良かった
この監督の「ロミオ&ジュリエット」はいまいちだったのであまり期待していなかったせいもあり、意外に良かったという感じた。個人的にはオリジナルよりも良かったと思う(オリジナルもよかったが)。
最後にニックがギャツビーに言った言葉「ジェイ、みんなクズばかりだ。君だけが価値がある。」葬式にはニック以外には誰も来なかった。結局ニックだけが唯一の友達であり、理解者だった。それを思うと、この言葉がジーンとくる。結局、ギャツビーとデイジーの恋物語というより、ギャツビーに対するニックの友情を描いたドラマだった。
ディカプリオが目の保養
愛する人を手に入れるために
最後まで純愛を貫いたギャツビー。
ギャツビーの最後は
一見、バッドエンドに思えるけど
虚しさは感じない。
愛するデイジーを守れたのなら
良かったのかな。
「君は昔には戻れないよ。
時間は戻せないんだ。」
過去は過去。愛する人と過ごしたあの頃に戻ってやり直したくても、それはもう無理だよね。
悲しいねぇ。。
ディカプリオがイケメンだった♡
色気のある目線使いがたまらない!
過去と現在
過去をもう一度くり返すことができると、ギャツビーは豪語していたが、実際はギャツビーだけが過去の事実に縋っているだけであった。
過去の出来事って、感情もあいまって、すごく輝いていたように感じるけど、長い人生の一画として見ると、実際はちっぽけなことなんだと思った。
日々時間は進んでいくし、過去の出来事はその時点で終わっていることであるし、過去は過去現在は現在で踏ん切りをつけることが必要だなと思った。
映像の美しさとレナデルレイの曲の相性がよかった。
結局育ちか…
昔貧乏だと派手な大金持ちになることが夢になる、っていうステレオタイプにハマってしまった男
恋することはいつの時代も足枷になるねぇ
総じて予想がつく平凡な映画だけど、パーティーのド派手さとか劇中の音楽とかを映画館の迫力と音響設備で感じたい!と思った
あと、レオ様かっこいい♡
言ってしまえばこれはよく出来たレオ様のプロモーションビデオです
1人の男の儚い愛の物語
舞台は1922年、第一次世界大戦後の活気に満ち溢れたアメリカ、ニューヨーク。派手なパーティや遊びにあふれ、人々は野心に満ち溢れていた頃。
そんな中、毎週ド派手なパーティーを開く素性の知れない男、ギャッツビーのお話。
とりあえずキャリーマリガンが出演していて前から気になってたけど、友達に勧められて鑑賞。なにはともあれキャリーマリガンぎ美しかったのはさておき、この時代背景を衣装や人々の生活感でよく表していているなと思ったのが第一印象。そして、語り手であるデイジーのいとこでギャッツビーの友達のニックが好きだったな。小説家ってだけあり、その文章力でこの物語の高尚さが格段に上がっているなと感じた。
最初はよく分からんギャツビーが凄いんじゃろって言う話かと思っていたが、蓋を開けてみると、すべては彼の壮大な愛によってつくりあげられた彼の野心だった。無一文だった彼がなぜここまで富で身を包むことができたのか。それは戦争時代に出会ったデイジーへの想いからで、デイジーを手に入れるために、ここまでの城を築き、パーティを開き、彼女に見合うだけの男になろうと必死だったんだと。そこに彼の一途な愛を感じたと同時にそれを実現するための野心がすごいと思った。
結局最後彼の死後、葬式に誰も訪れなかったように彼が誰かの心で生きていくわけではないけれど、少なくともニックだけは彼の華麗な生き方に意味を与えようとしたんだよね。
摩天楼がじゃんじゃん建設されていた頃のニューヨークを舞台にセレブの姿を映し、その中でも異質な存在のギャツビー。その生涯はど貧乏な家庭から成り上がり、1人の女性を愛して手に入れるために全てを捧げ、最後は殺される。まさに「The Great Gatsby」。
華麗なるレオ様・・(涙)
豪華絢爛なパーティーでしたね~!ああいう場は苦手ですが、あれだけ大勢いればみんな人のことは気にしてないから、僕みたいなのがいても浮かなくて済むかな(笑) 悲しいお話でしたね(T-T)
ロミオとジュリエットの時のレオ様を彷彿とさせるなーと思ったら、同じ...
ロミオとジュリエットの時のレオ様を彷彿とさせるなーと思ったら、同じ監督だった。原作読んだことなかったけど、なんとなく賛否両論ありそうな演出ではある。私は原作知らないのでかえって世界観にすんなり入り込むことができて、普通に楽しめた。衣装は賞を取っただけあってすごく素敵。なんとなく難しそうで敬遠していた原作も、この機会に読んでみようかなと思えた。
華麗なるムービー
誰がなんといおうとギャツビーの生きざまはカッコいい。人が一所懸命に生きていく中で「愛」が最大のモチベーションであるというのは真理かと思います。
ストーリーも良かったですがアカデミー賞で衣装デザイン賞と美術賞を授賞しただけあってとても華麗なムービーでした。
お久しぶりのバズ・ラーマン
最初の30分は、現実感のない絢爛豪華なお祭り騒ぎについていけず。
これぞ、バズ・ラーマン作品。
そのうち、笑いもあり、モヤモヤ感もあり、複雑になり、だんだんと物語のトーンが変わっていく。
純粋な、ある一人の男性の生き様。
こういう「かっこいい」ディカプリオは久しぶりに見たな。
気持ちが3回変わった映画。
私が映画を沢山見ているわけではないことを前提に。
気持ちが3回も変わる映画に初めて出会いました!
最後にタクシーを待つというシーンがあるのですが、もうみんなにうんざりだ!と声優さんは言っているのですが、君にもねって、、解釈が異なるよこれ。みんなに向けて言っているという認識でしたが、主人公がヤケクソでエリザベスに八つ当たりしてるという解釈が良さそうですね。
お食事のシーンで上から撮っているのですが、あまりに素敵で、貴族のお食事がすごく煌びやかでした。お食事も宝石なのかな?とも思いました。笑 お食事の素敵さに心を1度奪われて、楽しくなってスーツや女性の服に注目してみました。色合いがとても綺麗でした。しかし、後半になるにつれて多くの柄がスーツからネクタイにまで行き届いているなと思いました。
<主人公ニックについて>
最初のシーンで名前を確認することができるのですが、それをするのを忘れてしまい、10何分かはこの人の名前を必死に教えて欲しい!と思いながら見てました笑
いつまでも主人公は傍観者でした。そして、主人公すらも傍観者だと思っていました。場面に変わるにつれて私は彼は傍観者にならない、当事者になるのかなと思っていました。しかしながら、デイジーに手を握られたシーンでも何もしない笑 主人公はいつだって傍観者なのです。仲介人になってみた。色んな人に関わってみた。しかしながら、その人たちの人生に彼の存在があると思うか?と言われるとないでしょうね。ギャツビーというキャラクターは偽物であり、ギャツビーを知る術もない、本人から知る必要がある。ここからギャツビー信者が遂行していきます。これは好意だとギャツビーに言ったシーンは、本心だと思います。ギャツビーは誰でも友です。神様であるギャツビーから友だと言われ、実は恋愛面で、という小学生みたいな行動をする、応援したくなっちゃったんだと思います。アナザーストーリーで監督のインタビューの翻訳を見ていました。ギャツビーがこれが好意と気づかない理由にギャツビー自身は私たち、紹介した人達ですら浅い関係ということが分かっていたんです。だから、好意だと気づかなかった。主人公はここでギャツビーとの友情が出来たとそう思ったと思います。だから、最後の最後まで誰が真犯人か言わなかったし、葬式にも参加した。主人公が叫ぶシーンはまさに怒りに身を任せて殴りかかろうとしたギャツビーだと思います。主人公は、大豪邸に住んでいるトムと仲がいいままで良かった。それこそ過去は取り返せない笑 ギャツビーに加担しすぎてる。正直主人公はギャツビー信者です。最後のシーンで主人公がギャツビーのそばにいない事が気がかりです。監督のインタビューを聞き思ったことは、過去を振り返っている、考えていると思いました。ギャツビーという人間がどうしてここまで責められているのか。真実を知っている、その宿命をおったのはニックとデイジーのみですから。未公開シーンでトムがニックとデイジーを批判していることにも納得が行きます。
<ギャツビーについて>
この人害がいるから私の心情が変わった。ニックは第三者だけれど、このストーリーとしての主人公はギャツビーです。タイトルから明確ですが笑
最後の方になり、全てがデイジーのためという説明が入っていましたが、充分伝わりました。彼女に会うためのパーティ、トムに負けないような豪邸、執事の扱いも正しく、礼儀も服もきちっと。でも、デイジーを手に入れることは出来なかったし、デイジーを犯人にもしない。男ってバカ...ってこういうことか?と思いました笑
ギャツビーのデイジーの思いは重い。彼女に求めすぎだというニックの忠告に無視して、ニックを丸め込んだ。ギャツビーは自信がありすぎる。ニックもニック、丸め込まれたらダメ。そういう友情はありませんよねここに。悪いことをしてる者同士の友情、信者という名の友情、お金という名の友情。対等な相手としての友情がなかったと思います。
デイジーを迎えるために必死だったり、デイジー大好きすぎたり、雨に濡れに行ったりするシーンは思わず微笑しました。大富豪で沢山手に入れてるのに、女性はなかなか手に入らない。どうやって手に入れるんだろ?そういう映画かなと思っていたら全然違う。設定が細すぎる。好き。怒りに任せるシーンも良かったです。第三者全員がみてもイカれてるって分かる。
<トムについて>
偉そう、最悪、デイジーと別れろなど笑思っていましたが、ギャツビーと形勢逆転のシーンでなんとも言えないキャラ感あるなと思いました。上手く生きている方は結局トムでした。
超大作を見た気分です。原作を読んでみようと思います。とても内容も濃く、場面転換も早く良い映画だと思いました。
ギャツビーの【華麗な】恋人の愛し方
愛のために全てを費やしてきた主人公。その一生を当時の時代背景と上手くミックスされた作品。
最後まで恋人を守り続けたギャツビーに感激を受ける。
事実を知らない人にとっては、人妻を奪おうとし、やばい仕事に手を出し、人を殺したとなど、「華麗」とはほど遠く思われている。しかし、ギャツビー本人が殺されず生きていたとしてもそのようなことは何も気にしないだろう。彼はただ心から好きな人を愛し、幸せに暮らすことを願ってきただけだから。
殺されたあとは、死人に口無しと言われるがまま、メディアからは批評をうけ、これまでパーティに参加した人も彼を愛そうとはしなかった。でも、これこそが彼なりの彼女の愛し方なのだろうと、映画を見終わったあと考えた。
ギャツビーの登場シーンは何度見ても鳥肌がたつ。
登場前までは、謎めいた大富豪、誰も会ったことがない、スパイなだ普通の方法で富豪になったのではない、という情報が織り交ぜられていることにより、登場シーンの振り返った後の笑顔は、それらを全て忘れさせるようなパワーを持っていた。
製作陣と俳優のパワーが最大限発揮されたシーン!!
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