ショーン・オブ・ザ・デッドのレビュー・感想・評価
全148件中、61~80件目を表示
程よい感じのゾンビ映画
イギリスのゾンビ映画は何かと「ウケる」ものがあると思って見てみました。
宇宙人ポールが好きなので、ニックフロストの名演(迷演)に期待していたので、その点に関しては良い役当てだったと思います。特に…クズな人間ってところで…
ただし…そのクズ人間についてですが…
ゾンビパラドックスが起きている中で、一緒に行動すると…ここまでイライラするのか?!
と思うくらいに、主人公兼友人のショーンに同情しました。リズにも同情します。
程よくグロシーンが有り、一般人が撃つ下手くそなガンアクション有り、後先考えない行動等、程よい感じのゾンビ映画だったと思います。
先にも記載しましたが、ニックフロストのダメ人間演技は「良い味」が出ています。
ただ、イヴォンヌの存在はなんなのか、最後まで分からずに、最後に美味しいところを持って行ったのは何なのか…
評価は3というところでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
酔っ払いとゾンビが似ていることがわかった(笑)
ウィンチェスターのパブ。労働者の溜まり場。ショーンの恋人リズはそんな日常に飽き飽きしていたが、ゾンビが溢れてくるとその場所が一番安全だと思ったのか。とにかくパブにこだわりすぎでした!
母親思いのショーン。義父だって長年育てられた恩があるので、ゾンビに噛まれても車で運ぶ。パブが安全だとして、仲間は避難所として選ぶが、前半はその目的地選定や行動が笑える。パブを目前にしてうようよしているゾンビを発見。彼等が取った方法はゾンビの真似をすることだった(笑)
6人のメンバーが同じような6人とすれ違うところは『ポセイドン・アドベンチャー』のパロディなのであろうか。クイーンの「ドント・ストップ・ミー・ナウ」も面白く使っている。ラストは軍が解決しようとするが、半年後の映像がゾンビとの共存を考えさせるテーマになってるような気もしてなかなか興味深い(この映画後にはそういった作品が多くなってきました)。エドとはやっぱりかけがいのない友達、ラストシーンではクイーンの「ベスト・マイ・フレンド」で確認できました。
タイトルなし
おうち-171
「ロリポップ・チェーンソー」(ゲーム)のノリで観てねっ☆
暑いですね。
クーラーがんがんルームから一歩も出ないことが私のゾンビ対処法です。
喰われる前に枯れる。
この映画、もちろんコメディとは知ってましたが、あまりにもゾンビが空気読みすぎるのであまり笑えませんでした。
笑いが想像を超えなかったというのもある。
想像してたとおりになっても笑える笑いというのもあるけど、うーん(あくまで主観です)。
ゾンビがあまりにものろすぎるから?
あ、私がバイオハザードやりすぎた?←
バイオシリーズや、『新感染』、『ウォーキング・デッド』のような、ゾンビに追われる恐怖が好きな方には向きません。
やっぱり「ロリポップ・チェーンソー」のノリでお願いします(あ、でもイェーーイ☆ってなれるアクションはありませんので)。
あ、じわじわくるのが、ゾンビ役が攻撃を本能で避けてるところwwあれ好き。
おもしろー
ダメ人間だっていいじゃん!
面白かった!
笑えるゾンビ映画!
毎日、たいして好きでもない仕事をしているショーンは、仕事が終わると、親友エドと一緒にパブでビールを飲み、家でゲームをして過ごしている自堕落なダメ人間
そのせいか、恋人リズに愛想をつかされ、両親との約束も忘れがち
しかし、ある時、突然、ゾンビが大量発生し、ショーンに襲いかかる!
よくあるゾンビ映画では「運命に選ばれし美男美女」がヒーローとなって、ゾンビから人類滅亡の危機を救う
しかし、この映画は違う
美男美女など出てこないし、ヒーローもいない
主人公は、ビールとゲームが大好きで、酔っ払っては恋人との約束を忘れちゃうようなダメ人間だ
でも、現実世界に生きる私たちは、選ばれし者でもないし、ヒーローでもなく、どちらかと言えば、ダメ人間だ
休みの日は、何事もなく怠惰に一日が過ぎていき「あぁ、今日も一日終わっちゃった…」と思う
多くの人が、そんな日々を過ごしたことがあるだろう
この映画は、そんな愛すべきダメ人間への優しさと愛に溢れた映画だった
たとえば、
恋人との関係を改善しようと思っていたショーンの目の前に現れたゾンビの大群
そんなゾンビたちは、ダメ人間ショーンを目覚めさせる役割を果たしている
いくらダメ人間だって、生きるか死ぬかの環境に置かれたら
人生を見つめ直し、恋人や、両親への想いに気づかされるのではないか…と
確かに、ゾンビの襲撃に遭ったショーンは目覚め、恋人リズや愛するママを救いに行く
でも、気持ちは空回りし、いつも、どこかずっこけていて、頼りない
いや、いや、そこにいるのが一番安全なんじゃないの…
わざわざ、パブに行かなくても良いんじゃないの?
やっぱり、ビールとゲームが恋しいだけじゃないの…??って
けれど、この映画は、彼らがそんな風に完璧じゃなくて、ちょっと足りないからこそ良いのだ
人生とは、ショーンの救出計画のように思うようにいかないことの積み重ねなのだ
だからといって、人は突然、ヒーローにはなれないし、確かにダメ人間かもしれない
それでも、失敗から学ぶこともあるし、少しずつだけど成長することだってあるのだ
そんな「普通の人々」に対する愛情に溢れた温かいゾンビ映画だった
ゾンビ映画と聞いて、拒絶してしまう人もいるかもしれないけど、笑えるところが満載で、ちっとも怖くないので、コメディ映画好きな人に、ぜひ、観て欲しい作品
ダメ人間だって良いじゃん!
って思えるところが良かった
キャッチコピーが秀逸 ロマンチックコメディwithゾンビ
むちゃくちゃなゾンビパロディ
サイモン・ペッグ主演、エドガー・ライト監督による、ロメロの『ゾンビ』パロディ満載のコメディ。
いやぁ、笑った笑った。
二日酔いで街を歩くと、周りがゾンビと死体だらけなのに、気づかないとか。
ゾンビの動きが遅いから、簡単に逃げられるとか。
頭を叩き割ればすぐ退治出来るとか。
静かにしないといけないところに、連れの馬鹿が大麻取引の携帯電話を受けて、ゾンビに囲まれるとか。
人体損壊を、クイーンのイカすナンバーに乗せてリズムカルに行うとか。
もうむちゃくちゃ。
ラストあたりに少しだけ、内臓ぶちまけスプラッタがある以外は、基本的に平和。
イギリス流ブラックジョーク満載で、笑えてしょうがなかったです。
いつも
スプラッターでもコメディでもないのが痛し痒し。
昔はホラー映画はデートコースの定番アイテムでw、結構沢山のホラー映画やスプラッター映画は沢山あったんですが、最近は以前に比べて劇場公開が少なくなった感じがします。
と言う事でなんとなく久々のゾンビ映画を劇場で観たくなって鑑賞しました。
で、感想はと言うと、う~ん…なんと言うのか…
一言で言うと、まさしくゾンビコメディなんですが、どうしてこう言う作品を作ろうと思ったんだろうかと言うのが最初の疑問。
いろんなゾンビ映画の中の1つとしてはあってもおかしくないけど、あくまでも亜流と言うか、インスパイア系の作品な訳で、爆笑でもないし、物凄く怖い訳でもないし、引く程物凄くグロい訳でもない。
いろんな要素が弛~い感じで、肩の力を抜いて観る分には良いかなと思ってもグロかったりして、終盤のゾンビに身体が引き裂かれるシーンは「死霊のえじき」を思い出しました。
何でこの作品が15年経って公開に至ったのかが謎です。
ジョージ・A・ロメロの正統派ゾンビ作品のリスペクトが所々感じられるので、単に茶化した訳ではないのが救いではありますが、まぁツッコんだら負けかなとw
それでもいろんな、家族愛や友情、恋愛、嗜好と言った様々なテーマがあって、極限の状況の中でそれらと向き合うと言う事を考えさせられるとも言うのは、ちょっと深読みし過ぎでしょうかw
カット割りなんかスタイリッシュな感じがしますが、やはり15年前なので古さは否めないです。
数多に溢れるゾンビ映画の中の1つとして、コレクションとして鑑賞するのには良いかなと思いますが、それ以外は個人的にお薦め要素が少ない、B級テイスト作品ですが、劇中に流れる「Don't stop me now」を聴いて、「ボヘミアン・ラプソディー」の大ヒットでクイーンブームな所では公開が旬なタイミングではあると言えますが、改めて「Don't stop me now」は名曲だなぁと感じた次第ですw
まさかの劇場公開
シャツが真っ赤だぞ!
開始0.1秒、彼の顔面アップを見た瞬間に分かる。ショーンは情けない男だと。
うだつの上がらない男ランキング殿堂入りみたいな主人公と、だらしないけどなんか憎めない男ランキング殿堂入りみたいな親友にこの映画への期待がどんどん高まる。
平和ないつも通りの日の朝にマーケットへ向かう道のりと、失恋に飲み明かした翌朝道のりのカメラワークが同じ。
しかし至る所に散らばる不穏で血みどろな要素にテンションが上がる。
全く気付かないショーンのマイペースっぷりに笑えて笑えてたまらなかった。
世界と本人たちのテンションのギャップが大好き。
庭の女との攻防が大好き。
私もゾンビになれたらあんな感じでお腹に風穴開けたい。楽しいな。
ゾンb…連中たちにようやく立ち向かい始めてからのサバイバル模様、王道の展開にもただ王道なだけじゃないコメディ演出が光る。
Don't stop me nowに乗せたボカスカ総攻撃でたまげ死ぬかと思った。最高。マーキュリーも喜んでるよ。いや知らんけど。
長年のわだかまりの解消、大切な人の感染、愛する人との雪解けなど、取ってつけたようなドラマにまんまとハマってしまった。ホロリホロリ。
あの別れ方は本当に辛い。
最後に感染者との新たな付き合い方が生まれ、小さく感動したと共にゾッとした。
ゾンビ化してもなおうるさい音楽を止めたがるお父さんが好き。
地味にあの謎のパワフルな友人女性が好き。
あちらのパーティは何人生き残ったのかしら。
レコード攻撃好き。
プリンスのパープルレインは絶対NGで。
デイヴとの小競り合いには少しイラッとしたけど、この手の作品に仲間割れ寸前のイライラは不可欠だからオールオッケー。
恋人も親友も家族もみんなみんな大事!ってスタンスが結局全然変わってないショーン。
でも好きな人達を守るために先陣切って奮闘する姿のなんと逞しいこと。
前半と後半で顔付きが全く変わって見える。
どんどんかっこよくなってて普通にキュンとしちゃうじゃない。
主演のサイモン・ペッグ、あれ今普通にイケメンじゃない。あのポヨポヨしたトホホ顔も好きだけど。
カットの連発や長回しなど面白い演出が多く、テンポの良さも素晴らしい。
音楽の趣味は私のツボではないけど使い方がパーフェクト。
非常に楽しかった。劇場で観られて良かった。
イギリスの憂鬱 ゾンビの国のショーン
15年前に作られた映画だが、まるで、今のイギリスの憂鬱、つまり、Brexitを巡る日々の混乱を見てるようで、腹も立つし、大笑いもしてしまった。
取り返しがつかなくなるまで問題の所在に気が付かない。
何かをやろうとしても、人の意見を聞くなんてことはない。
ゴールをでっち上げて、出来ないことが分かっても、責任を取る気もない。
自分の感情の赴くままに、そして、目の前にあるものに気を取られながら行動して、さらに取り返しがつかなくなる。
たとえ孤立しようと、危険であろうと、郷愁のある場所が一番だと信じ込んでいる。
上手くいかないことを薄々感じても、プライドは人一倍高くて、非難されることを嫌がる。
つまり、Z だとか、zombieだとか言われることには一丁前に腹が立つのだ。
兎に角、バッラバラで、まとまるなんてことはあり得ない。
イギリス議会のようだ。
そして、最後にやっとこさ助かっても、反省などせず、また、同じことを繰り返す。
ただ、Brexitを上手くやり過ごすことがができるとは限らないが…。
これを今、イギリス人が観たらどう思うだろう。
きっと、ビールを飲みながら、他人事のように大笑いするのだろうか。
実は、既にイギリスはゾンビの国になってしまったのかもしれないし…。
全148件中、61~80件目を表示