道 白磁の人
劇場公開日 2012年6月9日
解説
日本統治時代の朝鮮半島で植林事業に勤しみ、民族間で争いあう中でも信念を貫いて生きた実在の青年・浅川巧の半生を描いたドラマ。監督は「光の道」「火火」の高橋伴明。浅川役に吉沢悠、浅川と親交を深めた韓国人青年チョンリムにペ・スビン。1914年、朝鮮総督府の林業試験場で働くことになった23歳の浅川は、京城(現ソウル)に渡り、そこで出合った朝鮮の工芸品・白磁の美しさに強くひかれる。職場では同僚のチョンリムから朝鮮語を習い始め、研究に没頭。チョンリムとも友情を育んでいくが、その一方で、朝鮮の地で横暴に振る舞う日本人の現実を知る。
2012年製作/118分/G/日本
配給:ティ・ジョイ
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2015年6月14日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
この二人の演技は良かったですが石垣悠真さんや塩谷俊さんや酒井若菜さんはちょっと無理があった気がしますし後半から現代劇に見えてきました。でも衣装は好きでした。
2015年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
日本人が作った日韓競作。
100年前にこんな日本人がいたんだと。
韓国人に讃えられる人。
彼の生き様をごらんあれ。
2012年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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失礼ながら、まったく存じ上げなかった人であった…(恥)
韓国では日韓の架け橋として活躍したことで有名らしい。
それが今回、浅川巧の生誕120年を記念し、
日本と韓国が協力して撮り上げたということからも伺える。
監督の高橋伴明は最近、実録映画に凝っているのか?と
いうラインナップだったが、今回の作品もまた実在の人。
しかし同じ日本人から見ても、これは勉強になった。
彼の功績が何かとてつもない歴史的なものという訳でなく、
韓国の人々の心に残る人間性を遺した、というのが凄い。
林業技術を皮切りに様々な方面に興味を持ち、工芸品の
研究紹介も努めていたらしい。白磁の器は本当に美しい。
彼がそう言われたのが手に取るように分かるのだ。
何事にも偏見を持たず、何人にも怖れを成さず、信念を
貫き通した日本人の素晴らしさ。こんな人がいたのか。と
今さらながら私達は、多くのことを学ぶような気がする。
だが(爆)
笑えることにそんな優れた人間性の持ち主でも不器用な
箇所は多々ある。それを補い心を添わせる同僚や友人達、
家族、先生、それぞれが適材適所を成しているのも面白い。
彼の唯一の同志となるチョンリムとの友情は計り知れない。
ほぼ全ての日本人が朝鮮を蔑視し罵っていた最悪の時代、
そんなことには耳もくれず、日本人と同じように朝鮮人と
応対する浅川の行動がどのくらい奇妙なものに映ったか、
前半のドラマ部分では、そのあたりが鮮やかに回想される。
人類みな兄弟。を地でいく自然体の優しさが溢れていた。
本当に…こういう作品を観る度に思うのは、
こんな人ばかりだったら戦争など起こるはずなかったのに。
国柄・土地柄で差別すること自体がどれほどバカげているか、
その憎しみから戦いに身を投じ、亡くなっていく憐れさも深い。
そして時代が時代だから(仕方ない)と言う中、
一方向に流されない信念の強さは見習いたいところだと思う。
違うと思ったら堂々と意見を述べ、相手に食い下がる勇気は
ことなかれ主義に身を置く現代人には耳の痛い話だと思った。
戦いや差別などは、この国の繁栄に何の利益ももたらさない、
そう思った浅川は堂々と自己主張し、独自の道を歩んでいく。
これこそが本当の「個性」だよな…なんて観ながら思ったりした。
彼の生涯を追い続けたドキュメンタリーに近いドラマだが、
俳優陣の見事な演技が感情の機微を巧みに表現、観応えある
ドラマになっていたと思う。後半やや冗長になるところが惜しい。
(吉沢悠くんゴメンなさい。今まで名前の読みを間違えてました^^;)
2012年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
日本人と朝鮮人 民族と民族の憎しみあう時代に生まれた友情の物語
悲しい歴史の中であっても 人間同士 分かり合え、気持ちが通じあえることがあるんだなあと思いました
学校では学べなかった歴史を知ったうえで、日本と韓国とが 今後どうあるべきかを考えるいいきっかけになればいいなと思います
熱い友情の二人は 恋人同士のようにも見えました
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