エイリアン3のレビュー・感想・評価
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なかなかよかった
公開当時は、なんだこりゃと頭に来るほど面白くなかった記憶があるのだが、改めて見たらけっこう面白かったので、フィンチャー監督には悪い事をしたなと思った。ただ、犬エイリアンのCGはしょぼいと言わざるを得ない。
出てくるのが囚人や刑務所のスタッフばかりなので、嫌な奴とか頭の悪いのばっかりでなかなかコクのある登場人物だった。
坊主頭のリプリーはただでさえぐっと来ないのにきつかった。ドクターはよく抱けたな~と思った。
クライマックスはエイリアンを追い込んでいるようなのだが、順路が不明で何がどうなっているのかさっぱり分からず釈然としなかった。全体的に怖さもなかった。ビショップが殴られるのは痛快だった。
先日「2」を見返したら、こんなにつまんなかったっけ?と思うほど人間性が薄っぺらい映画で、それと比べるとこっちの方が断然面白かった。パワーローダーみたいなのが出てくればなおよかった。
(-.-;)
個人的には「エイリアン2」の方が面白かった!
エイリアン1匹にあれだけの人間が殺られるとは、エイリアンって恐ろしい生物だと思いました(-_-;)
ラストは「ターミネーターかっ!」って突っ込ました(笑)
眠気をもよおすほどに怖くない
1992年アメリカ映画。115分。先週、悪趣味絶頂な「ソウ」シリーズを観てしまうと、このシリーズ定番のお腹をつきやぶってエイリアンが生まれてくるシーンも、カレーを食べながら平然と観てしまうのは、自分自身に対するご愛嬌と済ませたいです。有名シリーズのSFホラー第三弾でございます。
本作の監督はデヴィッド・フィンチャー。この後に「セブン」でブレイクし、「ベンジャミン・バトン」でオスカー候補になってしまうお方でございます。しかし、これら一連の代表作を観てわかるのは、この人は人間描写がとにかくうまくないということで、今作でも同様です。
人間描写がうまくないのは前作の監督ジェームス・キャメロンも然りなのですが、この人の場合は、それをボヤけさせてしまうほどに痛快なアクションを撮ってしまう。しかしフィンチャー監督の場合は、それを補う長所が今作ではまだ確立されていません。つまり小さくまとまっているのです。
すると見事なまでに退屈なホラー映画になってしまうのです。怖くなければ、ドラマもないとなると主演のシガニー・ウィーバーも全然強そうに見えなくなってしまうのだから、やはり監督というのは大変なお仕事です。
フィンチャー監督はその後、詩的なまでに研ぎ澄まされたゴシック映像美を極め人気監督になります。やはり一芸に秀でることが大切なんだなと思いました。
塩をいれわすれた料理を食べたような気分でした。
エイリアンVS囚人。
シリーズ3作目。
前作で生き残ったリプリーですが、映画が始まった初っ端から「そりゃないよ」的な展開で、有無を言わさず不時着(苦笑)。
今回は、凶悪犯が収容されている刑務所を舞台に、エイリアンとの戦いが描かれます。
前作とは違い、武器もほとんど無く、しかもリプリー自身はエイリアンに寄生されているという、全編に悲壮感漂う雰囲気。
女人禁制の刑務所でただ1人の女性であるリプリーは、囚人達からみれば、心を惑わす存在。そんな状況でも戦わざるをえないリプリーは、まるで「聖女」のようです。
ラストシーン。
自ら灼熱の溶鉱炉の中に身を投じるリプリーの姿は神々しく感じました。
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