エイリアン3のレビュー・感想・評価
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製作時トラブルが多かった作品で完成度も悪い
単純な会話シーンでも顔がアップの時、お互いの目線が合ってなくて会話しているように見えなシーンが有ります。
声の響きが急に変わって喋っている人が変わったように錯覚したり、同じようなトーンでカメラの外から急に会話に参加してくる人がいて誰が喋っているのか分かりにくい事も多かった。
蝋燭を立てに行ってエイリアンに襲われるシーンは何回観ても未だに繋がりが判らない。襲われている人を見て逃げる→逃げた先が何故か人が襲われていた現場→また襲われる?で合ってる?逃げたのではなく助けに行った?
編集が悪い為なのか、必要なシーンが納得いく形で撮影出来なかった為なのか、兎に角分かりにくいシーンが多かった印象です。
完全版で人間関係等が捕捉されて弱冠面白くなった気がしていますが、エイリアンが寄生する宿主が犬から牛に変わっています。長年、ドッグ・エイリアンと呼ばれていたので何とも拭いがたい違和感が残ります。
前作の生存者が登場する事なく事故で無惨に死んでしまうのもショック大。初見の時は前作まで蔑ろにされた気分で何とも言えない気分でした。
完全版を観賞しました。
劇場公開版も観賞済みです。完全版は本編が145分なので、「エイリアン2」の完全版と匹敵する長さです。アクション要素が強い前作から一転、シリーズ1作目の様なホラー要素が強い作品になりました。
監督は当時新鋭のデイヴィッド・フィンチャー。
彼の映像センスが光る本作ですが、なかなか悪く言われている様で、監督自信も「もうSFは撮らない」と断言したそうです。
ですが、私は楽しめました。1,2作と比べると残念だとは思います。ですが、良い箇所もしっかりとあります。ダークで不衛生な舞台もなかなか。
また、劇場公開版では犬の腹部を突き破ってエイリアンが生まれましたが、完全版では牛になってます。
よって、犬関連のシーンは無くなりました。
個人的に犬の方が好きですが、エイリアンが「モォ~」と鳴くわけではないので別に良いです。
ただし、単純明快な作品では無くなりましたね。宗教的な会話や哲学を感じさせる台詞など、とにかく物凄く独特な世界観です。
スカッとするラストでもないですし、確かに悪く言われる理由も分かります。
…ですが、そんなにつまらないでしょうか。
1992年製作なので、仕方ないと言えばそうなんですが、エイリアンのCGがヒドイです。絵みたいな。
エイリアン2に喜んだ後に………
この冒頭はショックだった。ニュート、ヒックス死亡。(-_-;)
なんだコレ?と言うのが感想。
ただし、ホラーとしては一作目に戻った感がして、ある意味正調のホラー映画。
ただ、囚人もリプリーも坊主ばかりで雰囲気が(笑)
前作アクション映画を好きな人にはいささか物足りない感じに見える。
かと言って一作目ほどの盛り上がる作品でもなくて、オリジナルリプリーのラストシーンにも、あんまり感慨がわかなかった。
なかなかよかった
公開当時は、なんだこりゃと頭に来るほど面白くなかった記憶があるのだが、改めて見たらけっこう面白かったので、フィンチャー監督には悪い事をしたなと思った。ただ、犬エイリアンのCGはしょぼいと言わざるを得ない。
出てくるのが囚人や刑務所のスタッフばかりなので、嫌な奴とか頭の悪いのばっかりでなかなかコクのある登場人物だった。
坊主頭のリプリーはただでさえぐっと来ないのにきつかった。ドクターはよく抱けたな~と思った。
クライマックスはエイリアンを追い込んでいるようなのだが、順路が不明で何がどうなっているのかさっぱり分からず釈然としなかった。全体的に怖さもなかった。ビショップが殴られるのは痛快だった。
先日「2」を見返したら、こんなにつまんなかったっけ?と思うほど人間性が薄っぺらい映画で、それと比べるとこっちの方が断然面白かった。パワーローダーみたいなのが出てくればなおよかった。
(-.-;)
個人的には「エイリアン2」の方が面白かった!
エイリアン1匹にあれだけの人間が殺られるとは、エイリアンって恐ろしい生物だと思いました(-_-;)
ラストは「ターミネーターかっ!」って突っ込ました(笑)
眠気をもよおすほどに怖くない
1992年アメリカ映画。115分。先週、悪趣味絶頂な「ソウ」シリーズを観てしまうと、このシリーズ定番のお腹をつきやぶってエイリアンが生まれてくるシーンも、カレーを食べながら平然と観てしまうのは、自分自身に対するご愛嬌と済ませたいです。有名シリーズのSFホラー第三弾でございます。
本作の監督はデヴィッド・フィンチャー。この後に「セブン」でブレイクし、「ベンジャミン・バトン」でオスカー候補になってしまうお方でございます。しかし、これら一連の代表作を観てわかるのは、この人は人間描写がとにかくうまくないということで、今作でも同様です。
人間描写がうまくないのは前作の監督ジェームス・キャメロンも然りなのですが、この人の場合は、それをボヤけさせてしまうほどに痛快なアクションを撮ってしまう。しかしフィンチャー監督の場合は、それを補う長所が今作ではまだ確立されていません。つまり小さくまとまっているのです。
すると見事なまでに退屈なホラー映画になってしまうのです。怖くなければ、ドラマもないとなると主演のシガニー・ウィーバーも全然強そうに見えなくなってしまうのだから、やはり監督というのは大変なお仕事です。
フィンチャー監督はその後、詩的なまでに研ぎ澄まされたゴシック映像美を極め人気監督になります。やはり一芸に秀でることが大切なんだなと思いました。
塩をいれわすれた料理を食べたような気分でした。
エイリアンVS囚人。
シリーズ3作目。
前作で生き残ったリプリーですが、映画が始まった初っ端から「そりゃないよ」的な展開で、有無を言わさず不時着(苦笑)。
今回は、凶悪犯が収容されている刑務所を舞台に、エイリアンとの戦いが描かれます。
前作とは違い、武器もほとんど無く、しかもリプリー自身はエイリアンに寄生されているという、全編に悲壮感漂う雰囲気。
女人禁制の刑務所でただ1人の女性であるリプリーは、囚人達からみれば、心を惑わす存在。そんな状況でも戦わざるをえないリプリーは、まるで「聖女」のようです。
ラストシーン。
自ら灼熱の溶鉱炉の中に身を投じるリプリーの姿は神々しく感じました。
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