エイリアン3のレビュー・感想・評価
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エイリアンだけでなく、物語の背景も登場人物もみんな不気味。
最新作『エイリアン ロムルス』鑑賞前にBlu-rayで復習。
1992年の劇場公開版(115分)と2003年にソフト化された完全版(145分)。
デヴィッド・フィンチャーのデビュー作にして、恐らく彼の黒歴史的一作。興収は前作を若干上回ったようだが、製作費は前作の3倍弱を投下しているので大きな見込み違いだっただろう。批評家にも酷評された。
脚本にはデヴィッド・ガイラーとウォルター・ヒルの名前もクレジットされている。
全米脚本家組合のストの影響もあって、脚本の制作は混迷を極め、ストーリーは二転三転したようだ。
前作でリプリー(シガニー・ウィーバー)が熾烈な戦いの末に救った少女ニュートが死んでしまっているという、なんと残酷な幕開けか。
LV-426を脱出したリプリーは冷凍睡眠中に流刑惑星フューリーに不時着した。凶悪犯罪の受刑者たちが強制労働に就いているこの惑星は、ウェイランド・ユタニ社が運営している民間施設のようだ。
この会社が日系企業であることが強調され、漢字の標語が掲示されていたりする。ユタニは〝湯谷〟だった。
受刑者たちの労働は核廃棄物用の鉛の容器を作ることだ。巨大な熔鉱炉で鉛を溶解して鋳型に流し込んでいる。
職員は所長(ブライアン・グローヴァー)と副所長のミスター85(ラルフ・ブラウン)の二人と、元囚人のクレメンス医師(チャールズ・ダンス)しかいない。
後は25人の囚人が労働しながら自活している。
クレメンス医師に救助されたリプリーは、なぜか“中尉”になっている。二等航海士兼荷役作業員だったはずだが…。
囚人たちが犬を連れて墜落した脱出艇の中を確認し、生存者を1人発見するのたが、完全版ではクレメンスが海岸に投げ出されたリプリーを発見して救助する。
脱出艇にはニュートの他にヒックス伍長もいたはずだが、脱出艇にエイリアンの痕跡を見たリプリーが寄生を懸念するのはニュートだけだ。
この映画の難点は、宗教じみているところだ。
登場人物がほとんど囚人だから、みな怪しげだったり狂気じみていたりして、意味不明の言動も多い。
画的には、暗くジメジメしていて徹頭徹尾不気味なお膳立てがされている。
この画作りは、フィンチャーの次作『セブン』にも取り入れられている。
惑星自体が刑務所だからそこには武器がなく、リプリーと囚人たちは迷路のような通路を使って熔鉱炉にエイリアンをおびき出す。
ここで特筆すべきは、獲物を追うエイリアンの目線カメラだ。
通路を逃げる人間を追うエイリアンは、壁や天井を縦横無尽に這って走るから画面も縦に横に回転する。その目線の先に見え隠れする恐怖にかられた人間の後ろ姿には臨場感がある。
ほとんどの囚人たちが犠牲になりながら、遂に煮えたぎる鉛を浴びせることに成功するが、エイリアンはそこからも這い上がってくるというホラーらしい二弾落ちもある。
リプリーはエイリアンのことを「私が見てきたのとタイプが違う」と言う。
エイリアンは寄生した宿主と同じ形態に成長するようで、犬に寄生して生まれたエイリアンは四足歩行なのだ。
完全版では牛から生まれるのだが、犬に変えた理由は分からない。
そして、本作のエイリアンは明らかに人を〝捕食〟している。囚人たちは襲われるが寄生はされない。前作までは捕食するイメージはなかった。
このエイリアンはクィーンではないから卵を産まないのだ。よって、本作はシリーズで唯一、フェイスハガーといわれる顔に貼り付く幼体が登場しない一編となった。
実はリプリーはエイリアンに寄生されていて、それがクィーンだと(なぜか)分かる。
自分は死ぬ運命にあり、クィーンが体内にいるうちに殺さなければならないという状況での戦いなのだから、完結編の位置づけだったのかもしれない。
結末も宗教くさくなっている…。
『怖がる事はない。私たちは家族よ』
現実社会に対するアイロニーの様な作品と考えよう。
いずれ滅ぶしか無い男系社会に、子供(?)を宿した物理的な女性が流れ着く。そして、怪物のもう一匹がそのリプリーを探し回る。そんなブラックファンタジーだ。
シリーズとして見るよりも、この映画こそエイリアン2だと思う。
『クレメンズ』の履歴経緯は正にチェルノブイリへの警鐘だと感じた。
この映画の上映時には社会主義社会の崩壊は事実上終わり、一時的に世の中は一曲化する。さて現実はどうなるか?言うまでもない。
リプリーが怪物を探し回る。
その時の台詞『怖がる事はない。私たちは家族よ』
二極化だった社会がもう一方の社会に対して鎮魂する台詞と感じた。
男たちの考える戦いが狂気と化す。それが正に現実だ。
さて、この映画の演出の上で凄いと思った事は、
リプリーは髪の毛を丸坊主して、男達は髭を剃る。つまり、中性世界なのだと思う。キリスト教原理主義社会と話していて、ある意味に於いて、911の預言も含んでいるのかなぁなんて考えている。また、最後はカトリック教徒が一番問題視している女性に対するあの問題。奥が深い。
傑作である。
当時散々叩かれたけど
まあ リドリーのゴシックホラーからのキャメロンの超絶SFアクションからの この作品なので比較されてダメとしかならない状態からの3ですからねえ🤢
自分はセピア色の色合いとかエイリアンの主観映像とか武器とか無いって設定とか色々好きっすわ!
完全版は牛か…
シリーズ中最も難産であり、その後悪名高い作品としてたまにイジられたりするのが本作である。雰囲気こそ第1作に近い物があるが、過去作に共通していた恐怖感や、畳みかけてくる様な興奮があまり感じることが出来ない、何とも微妙な出来の作品だ。
前作でリプリーが必死に守り抜いた少女もあっさりと亡くなってしまい、勇敢に戦ったヒックス伍長も酷い死に方をするという、前作ぶち壊し設定になっており、前作のファンは怒るだろうなと初見時にも思ったのを今でも覚えている。当時27歳のデイビット・フィンチャー監督だが、現在溢れに溢れているセンスはまだ光っていなかった様で、演者サイドとも険悪な関係になり、あれもダメこれもダメで怒りを爆発させた監督には同情したい。20世紀FOXより本作の完全版のBlu-rayが発売されたが、それの特典映像にさえ監督は出演しないという徹底的な対応である。「監督業を続けるくらいなら癌で死んだ方がマシだ」と言い残し、その後数年間脚本すら読まなかったという監督の当時のストレスは計り知れなかっただろう。
前作、前々作が"良すぎた"というのもあるかも知れないが、本作も中々インパクトを残してくれる部分もある。
一番に挙げられる例としてはシラミ対策でリプリーが坊主頭にしたという事。男しかいない囚人惑星で、少しでも馴染む為という理由でもあるが、対エイリアンの決意を感じさせる一幕でもあるのだ。
また、前作で宇宙を何十年も漂流しているうちに娘が自分の年齢を追い越し、亡くなってしまうという事実を知らされる訳だが、宇宙にいるせいかリプリーの家族像がイメージしにくいという部分があった。それが本作では直接は描かれないものの、クレメンス医師とベッドを共にする展開があったりなど、今までのリプリーのイメージを変える様なシーンが描かれているのもポイントである。言ってしまえば、「人」としてのリプリーが見れる最後の作品であるという訳だ。
ゼノモーフに関しては1体のみの登場となるが、それもテンションを下げる要因で、前作であれだけドサドサ出てきたのに対し、原点に帰るイメージなのか1体に戻ってしまうと、やはり見た目的な楽しさは半減してしまうのは当然の事だ。92年の劇場公開版では犬から生まれ、本編145分の完全版は牛から生まれる設定の、四足歩行で素早く移動できる新種である。過去のゼノモーフとの違いは、初めて人を"喰う"描写があり、血糊も大増量した点だ。色々と初めて尽くしだが、素早く移動する分、全身VFXで描かれてしまい、当時の技術では合成感丸出しなのが残念だ。やはりエイリアンはアニマトロニクスに限ると思わせられた瞬間である。
先ほど述べた通り、男しか居ない囚人惑星で、YY染色体保有者と言い、レイプや殺人を犯したいわゆる凶悪犯のみが収容されている場所の為、秩序を保つ為に、ルール作りの根底として"信仰心"が存在している。完全版ではよりその点について触れるシーンがあるが、やや説教臭く感じる一方で、リプリーという初の女性の登場で欲を抑えられない連中が現れたりなど、居心地の悪いギャップが生まれて作品に深みを落としている。
だが、SF映画の金字塔とも言われるシリーズがもしこれで完結となったら個人的にも満足出来ないだろう。興行的には大失敗とまではいかなかったものの、何かと不運な作品である。
序盤から中盤は眠くなる
序盤から中盤はエイリアンがあまり出てこず、主に人間の言い争いばかりでつまらない。エイリアン、出てこーい!って感じです。
後半、エイリアンを追い込むあたりから面白くなりました。
ラストは分かっていたけど切ないですね。生まれてきた赤ちゃんを抱きしめるように、チェストバスターを抱きしめて溶鉱炉へ。本当はもっと違う人生があったのにと思うと、いたたまれない気持ちにさせられます。
ニュートさえ生きていてくれたら…。
エイリアン、「ロムルス」から7本観たからもう、いいや。
「エイリアン ロムルス」観賞を機にエイリアン・シリーズをBDで振り返る。
今回は「エイリアン3」(1992)
「エイリアン2」のラストでエイリアン・クイーンを倒し、冷凍睡眠に入ったエレン・リプリーは宇宙船スラコ号の火災発生により冷凍カプセルごと脱出艇に移され射出され、惑星に衝突する。そこは囚人・管理者25名のみが暮らす流刑の惑星フィオリーナだった。脱出艇に侵入していたフェイスハガーはエイリアンとなり人間を襲い始める。流刑地のため武器はない。リプリーは如何にしてエイリアンと戦い、倒すのか。
この映画の最大の問題点は、リプリーを男性しかいない惑星という環境に置くために、「エイリアン2」のラストで生存し一緒に冷凍睡眠に入ったニュートとヒックスを脱出艇での事故死であっさり抹消してしまった事である。共にエイリアンと戦い、生き残った二人がいきなり消されてしまっては「エイリアン2」を観ている者にはガッカリな展開だ。
シガニー・ウイーバーは、本作でプロデューサーとしても名を連ねており、撮影中も監督と折り合いが悪かったらしい。監督デビッド・フィンチャーも初監督作でエイリアン・シリーズでもあり会社の要望に不満だったらしい。編集にも大分不満で、30分以上長い完全版を2003年に発表している。
例えば、劇場版では犬だったフェイスハガーに取り付かれる動物が完全版では牛である。
この星では荷物の運搬に牛を使っており、(完全版では)脱出艇の残骸を運ぶのにも牛で引いていたので脱出艇に潜んでいたフェイスハガーが牛に取り付く方が筋は通っている。牛の死体を処理した囚人がフェイスハガーの死体を「何だ、これは?」と持ち上げるカットもある。牛に寄生したため出てきて走り去るエイリアンは4足歩行である(このCGがしょぼい)。体内から出てきたカットは公開版も同じだった。
本作では説明されていない事が多すぎる。
○エイリアン・クイーンはどうやって冷凍室内に産卵したのか?
冷凍室内に卵があるカットがあり、フェイスハガーが出現し火災が発生する。その前に床が酸で溶けるカットもあるが、フェイスハガーは血液が酸でも自ら酸を射出することはないのでは?エイリアン・クイーンはスラコ号までやって来たが、リプリーと対決して冷凍室内に入る余裕はなかったはずだ。リプリーに再起動されたビショップによれば「ずっと一緒にいた」との事だが冷凍室内に産卵したのはいつ?
○何故フェイスハガーは複数?
冷凍室内には卵が一つしかなかったようだが、フェイスハガーはリプリーに取り付いたものと牛に取り付いた2匹?いた。1度取り付いたら死ぬのでは?
○何故リプリーはエイリアン・クイーンが体内にいるのに気付かなかったのか?
リプリーは体調不良を感じて体内をスキャンして初めて知る。リプリーを襲おうとしたゼノモーフは既にリプリーの体内にエイリアン・クイーンがいることに気付いて襲うのを止める。どうして判った?リプリーの体調不良の時間が長い。第1作のJハートは食事をしてすぐにチェストバスターに食い破られる。
前作までを観ているファンには、これらの事は納得出来ないのではないか。ちゃんとした説明か、判るようなカットが必要だった。
ウエイランド・湯谷社の表記で、初めて映画内で漢字表記が登場する。リプリーが脱出艇のフライトレコーダーを取り出すシーンでカバーを外すと中に「ウエイランド・湯谷」の表記が読み取れる。また、リプリーが司令室内に入った時に壁に貼ってある紙に「ウエイランド・湯谷株式会社」と印刷されている。本作では、惑星内の壁に「鉄」とか「超高温危険」という漢字が書かれている。
ノストロモ号の船内にあった青いドリンキングバードは、本作では所長室のテーブルの上に置かれている。暗い画面の中で青い色がアクセントになっている(ロムルスにも登場する)。暗いのは画面だけでなく、シラミがわくという理由でリプリーまでも坊主頭にされ、囚人を初めとする出演者は全て坊主刈りで宗教的な雰囲気も暗い。
そして、ラストシーン。前年公開の「T2」のラストを真似たとしか思えないが、自分の身に宿ったエイリアンを葬るためにリプリーは自ら溶鉱炉に我が身を落とす。公開版ではその瞬間にリプリーの腹を食い破って出ようとするチェストバスターを押さえ込むが、完全版ではその表現は無く、まるで十字架のように両腕を開いたままリプリーは溶鉱炉に消える。
「エイリアン4」に登場するのはリプリーのクローンであり、エレン・リプリーは以後2度と登場しないのだ(「ロムルス」の後に登場の可能性は残されている)。
エレン・リプリーとエイリアンの戦いは終わった。
「エイリアン」 (1979) 公開版117分 ディレクターズ・カット版116分
「エイリアン2」 (1986) 公開版138分 完全版155分
「エイリアン3」 (1992) 公開版115分 完全版145分
「エイリアン ロムルス」の後、完全版等を含めエイリアンを6本、13時間以上観た事になる。もう、疲れたからいいや。「エイリアン4」以降は、またいつかね。
タイトルなし
凶暴な宇宙生命体と女性宇宙航海士リプリーの戦いを描く名作SF「エイリアン」シリーズ第3作。2270年、エイリアンの脅威から逃れたリプリーの乗る救命艇が囚人惑星フィオリーナに不時着。唯一の生存者だったリプリーは男ばかりの惑星に波紋を起こす。そんな中、エイリアンが惑星に紛れ込んでおり、囚人たちを次々と襲撃。武器のない不利な状況に加え、リプリーは自分の体がエイリアンに寄生されていたことを知る……。監督はミュージックビデオやCMを手がけてきた新人デビッド・フィンチャー。03年に30分長い「完全版」が発表。劇場公開版ではエイリアンが寄生した宿主は犬だったが、完全版では牛になるなど本来描かれる予定だったシーンなどが加えられている。
エイリアン3
1992/アメリカ
配給:20世紀フォックス映画
デヴィッド・フィンチャー監督によってダークでホラー映画に振りきったシリーズ第3弾
完全版の方で鑑賞
デヴィッド・フィンチャー監督の長編劇映画デビュー作として有名なシリーズ3作め、作品の出来自体は1&2のレベルには届かずひたすらダークでサスペンスフル、ホラー映画のキャラクターの様にエイリアンを描き、やたら観客を脅かしにかかっている作りが特に違和感のある作品ではあるけど、まぁこれはこれで単体作品としては面白い
でも本作を観終わっても、なぜこの3作目を作ったのか意図がよくわからないのが正直なところ、人気にあやかって作られた続編ものということでしょうが、その域から出られないのが残念です
今回は牛(劇場公開版では犬)を媒介しエイリアンが誕生する設定と衝撃の映像が素晴らしいが、その誕生した4足歩行のエイリアンが人々を追いかけ回すシーンのCGが安っぽい映像なのが超残念なポイント
本作の舞台となるリプリーが不時着し救助される監獄惑星フィオリーナ161、そこで医師を務めるチャールズ・ダンスさん演じるクレメンズにリプリーからセックスを誘う謎の狂行があり意味不明
どうやって・いつリプリーはエイリアン クイーンを身ごもったのか?という疑問を抱えたまま終盤を迎え、リプリーが体内のエイリアンが生まれてくる前に自ら溶鉱炉に身を投じ自決する「ターミネーター2(1991)」と同じラストは衝撃の展開でした
女性としての魅力を捨て去ったリプリー、もはやジョン・マクレーンにし...
女性としての魅力を捨て去ったリプリー、もはやジョン・マクレーンにしか見えない。
なんか囚人たちと共に闘うのだが、魅力的な人物がおらず盛り上がらない。
クライマックスはターミネーター2のパクリ。
う〜ん。
悪いところは全部FOXのせいにしておこう。
デヴィッド・フィンチャーの映画監督デビュー作になるのかな。前作の諸々が台無しになっているとか、キャラの見分けがつきにくくて感情移入できないとか。
色々と横槍が入って、フィンチャーが作りたいようには作れていないとのことだから、ダメなところはFOXのせいでいいのでは。
そこは流刑地であり、 男たちの中にたったひとりの女であるリプリーは再びエイリアンと戦うことになる。 1作目、2作目と比して どう考えてもちょっと落ちるなというのが正直な感想。
動画配信で映画「エイリアン3」を見た。
1992年製作/115分/アメリカ
原題:Alien³
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1992年8月22日
シガニー・ウィーバー主演
『エイリアン』シリーズの3作目。
デヴィッド・フィンチャーの映画初監督作品。
フィンチャーは後に
『セブン』
『ファイト・クラブ』
『パニック・ルーム』
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
『ソーシャル・ネットワーク』
『ドラゴン・タトゥーの女』
『ゴーン・ガール』などを監督している。
シガニー・ウィーバーは、現場ではフィンチャーとのトラブルが絶えず、
「監督こそエイリアンよ!」と激怒するほどだったという。
当時として史上最高額の制作費が投じられたが、
企画段階からトラブルが絶えず、
映画の内容も評論家達からも酷評された。
批判の矢面に立たされたフィンチャーは
自身の意図に反する編集が行われた事に失望し、
「新たに映画を撮るくらいなら、大腸癌で死んだ方がマシだ」と述べた。
リプリーら生存者達を乗せて
地球に帰還するはずだった宇宙船スラコ号。
謎の事故が発生。
スラコ号から切り離された脱出艇は、
流刑惑星へ不時着した。
共に生還したはずのヒックスやニュートが着陸時に死亡した上に、
ビショップも機能を停止しており、一人生き残ったリプリーは悲しみに暮れる。
そこは流刑地であり、
男たちの中にたったひとりの女であるリプリーは再びエイリアンと戦うことになる。
1作目、2作目と比して
どう考えてもちょっと落ちるなというのが正直な感想。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
感想メモ
リプリーとエイリアンの物語の終焉に相応しい最後だったと思う
ネコって2で置いてきたまんまだっけ?
もうコールドスリープするのやめませんか、全然安全が保障されていない、いつのまにかエイリアンが忍び込んでいた、って設定よりも誰かが寄生されてたって方がリアルかなと思う、どうせ殺すならね
ラストの闘争劇、エイリアン目線の自由なカメラワークが良い
そして、真の敵とも言うべき会社の偉い人が初お目見え!2のアンドロイド、ビショップと同じ顔!
医者が序盤で死んで驚き、もっと活かせそうなキャラだったのに…
リプリーのアフロヘアは私の中で低評価だったので、スキンヘッドになって大正解!嬉しかった
次の話からは誰が主人公になるんだ…
一人の女性が母親になる話なのかな? 2人を失ったショックからクレメ...
一人の女性が母親になる話なのかな?
2人を失ったショックからクレメンスと関係持つのもなんとなくわかるし、
銃使わないし、殴り返すリプリー力強くて、しまいには対峙している恐怖を宿ってしまっている絶望感
生と死を同時に見せる構図、リプリー以外全員異性、監獄の閉塞感のシチュエーション、宗教臭さも最高過ぎる
エイリアンのCGはともかく、強いて言えば最後の状況がちょっと分かりにくいかな?くらい
いつものエイリアンホラーだった
特に目新しい事は無い。
最初から最後まで今までのシリーズとそんなに変わらず展開が読めてしまう。
恐怖はあるかもしれないけれど「まぁいつものエイリアンだよね」っと言った感じ。
特編は続けば続くほどだんだんと質が落ちてくね。マンネリもするし。
初期設定にガッカリし、主人公のお腹CT画像に驚き、そしてシリーズ終了を宣言した様な最後のシーンに驚愕
デビッド・フィンチャー 監督による1992年製作(115分)のアメリカ映画。
原題:Alien³、配給:20世紀フォックス映画、劇場公開日:1992年8月22日。
昔の記憶が薄れていたせいだが、結果的に2回目の鑑賞であった。それなりに面白かった記憶なのだが、昔と異なり今回はエイリアン2に続けて見たせいで、最初の設定にまずはガッカリしてしまった。リプリー(シガニー・ウィーバー)が前作であれだけ必死に救い出した美少女ニュートが、いきなり死んでいたという物語設定は、安易で酷いと思ってしまった。前作で演じていたキャリー・ヘンが出演出来ず、代役も見つからなかったせいなのか?
舞台が流刑惑星で武器が無いという設定も、ウィーバーの銃規制賛成派というポリシーが関係しているかもしれないが、迫力が無くなり今一つ。彼女が丸坊主になるというのも頂けないとと思ったし、医師(チャールズ・ダンス)とセックスする設定も不要と思った。
ただ、エイリアンをコンクリート詰めにするという発想はユニークだと感じ、それで痛めつけられながら、なお這い上がってくるエイリアンの姿にはアメリカ映画らしく、かなりの迫力を感じた。
そして、主人公リプリーがエイリアンに寄生されてしまうという設定には少なくとも最初見た時には大いに驚かされた。そして最後、溶鉱炉へのリプリー身投げとその最中でのお腹からのエイリアン誕生映像には圧倒された。
このシリーズも流石にこれで最後と思ったのだが、まだ次が制作されたのに更にビックリ。
監督デビッド・フィンチャー、製作ゴードン・キャロル 、デビッド・ガイラー 、ウォルター・ヒル、製作総指揮エズラ・スワードロウ、共同製作シガニー・ウィーバー、キャラクター創造ダン・オバノン 、ロナルド・シャセット、原案ビンセント・ウォード、脚本デビッド・ガイラー 、ウォルター・ヒル 、ラリー・ファーガソン、撮影アレックス・トムソン、
美術ノーマン・レイノルズ、編集テリー・ローリングス、特殊効果監修ジョージ・ギブス、
特殊効果デザインアレック・ギリス 、トム・ウッドラフ・Jr.、クリーチャーデザイン
H・R・ギーガー、視覚効果リチャード・エドランド、衣装ボブ・リングウッド デビッド・ペリー、音楽エリオット・ゴールデンサール。
出演
シガニー・ウィーバーエレン・リプリー、チャールズ・S・ダットンディロン、チャールズ・ダンスクレメンズ、ポール・マッギャンゴリック、ブライアン・グローバーアンドリュース、ラルフ・ブラウンアーロン、ダニー・ウェブモース、クリストファー・ジョン・フィールズレインズ、ホルト・マッキャラニージュニア、ランス・ヘンリクセンビショップ、ピート・ポスルスウェイトデヴィッド。
昔見て、話しの概要は覚えてたものの、中盤どう戦ってたかが全然思い出...
昔見て、話しの概要は覚えてたものの、中盤どう戦ってたかが全然思い出せなくて
見直してみました。
これは覚えてないわけだわ・・・って内容でした。
なんか油撒いて燃えるシーン・追いかけっこのシーン・・・・なんか誘導したり閉じ込めたりしようとしてるのはわかるんだけど、具体的にどうしようとしてるかとかどうなったら勝ちとか今は進捗はどんくらいで、エイリアンに追われてるのが狙い通りなのかやばい状況なのか、いまいちわかりにくく・・・・。
武器持ってないんでどうしてもしょっぱくなりますよね・・。
エイリアンのCGもしょぼい感じで迫力が無かったです。
あとは、
2の生き残り全滅→世間的には不評のようですが、私はすんなり受け入れられました。
理由がしっかり描かれてたし、そういうことも起こりうるだろうし、
続編作るうえでも事情もあるだろうし。
犬エイリアン→エイリアンの生態・設定がまた一つ分かってよかった
最後の溶鉱炉のシーン→映画的に一つの区切りとして良い終わらせ方だなと思いました。
フィンチャー監督のデビュー作‼️
「エイリアン」というフランチャイズを考えた場合、2作目の存在は大きいと思います‼️一作目は優れたSFホラーだったと思いますが、怖いモノがダメな人は苦手な作品だと思うけど、2作目は世界最強のSFバトルアクションで、「エイリアン」というフランチャイズの人気を後押しした偉大な作品であり、シリーズ中一番ファンも多いと思う‼️その「エイリアン2」に続く3作目が本作なわけですが、20世紀FOXの重役たちは考えなかったのか❓前作であれほど観客が感情移入したニュートとヒックスを、冒頭でアッサリ殺す事でファンが怒るかもと考えなかったのか❓前作のエイリアンの大群を相手に大戦争という設定に大興奮した観客が、たった一匹しか出ない今作にガッカリするかもと思わなかったのか❓強力なシラミのために丸坊主だらけの、まるで宗教映画のような暗〜い雰囲気に観客が失望するかもと思わなかったのか❓牛に寄生したエイリアンが4足歩行で猛スピードで走り回る姿が、まるで巨大なゴキブリにしか見えないと心配にならなかったのか❓なぜリプリーがクイーンの子を宿しているのか分からず、観客がパニックになるかもと思わなかったのか❓リプリーが溶鉱炉に落ちていくラストがキャメロン監督「ターミネーター2」のパクリに思われないかと心配にならなかったのか❓とにかく初公開当時は「エイリアン2」を愛するあまり、怒りしかこみ上げてこなかったけど、今観直してみるとそこまでヒドくない‼️とことん点数を甘くして、フィンチャー監督こだわりのアート(芸術)スリラーという事にしときましょう‼️
雰囲気はそのままに男の世界でも暴れるリプリー!
冒頭のから前作の生き残りは死んだという悲しさMAXの始まり。
男の世界でも1番強く真の通った輝くシガニーウィーバーは必見だ。
終始デビッドフィンチャーならではの陰鬱でジメジメした非常にネガティブなイメージが漂う映画だが、だからこそリプリーの輝きは光るし、ラストに畳み掛けるいがみ合いつつ死を畏れながら一致団結する囚人たちに熱くなる。
自身の命をかえりみつつも最後はリプリーの思いに乗っかる医師クレメンスの悲しい最後、リプリーの運命ともに悲しい映画だったが、やはりエイリアン(ゼノモーフ)との攻防はハラハラで楽しかった。
今回は基本ゆっくりなのに瞬発力がヤバい。
全65件中、1~20件目を表示