フランケンウィニー

劇場公開日:2012年12月15日

解説・あらすじ

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督が、1984年に製作した同名の短編を長編化。科学オタクの少年が、死んでしまった愛犬を科学の力でよみがえらせてしまったことから起こる騒動をモノクロ3D映像で描く。科学と映画作りが大好きな10歳の少年ヴィクターは、いつも一緒にいた愛犬スパーキーを交通事故で亡くしてしまう。悲しみに暮れるヴィクターだったが、カエルの死体に電気を流すと脚が動く実験にヒントを得て、落雷の力を利用しスパーキーをよみがえらせることに成功。しかし、死んだはずのスパーキーの存在が周囲に知れてしまったことから、次第に騒動が大きくなって……。

2012年製作/87分/G/アメリカ
原題または英題:Frankenweenie
配給:ディズニー
劇場公開日:2012年12月15日

スタッフ・声優・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第85回 アカデミー賞(2013年)

ノミネート

長編アニメーション賞  

第70回 ゴールデングローブ賞(2013年)

ノミネート

最優秀長編アニメーション映画賞  
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3

(C)2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0 科学に必要なのは愛

2022年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、VOD

泣ける

単純

幸せ

ディズニープラスで久々に鑑賞。
1984年の実写版と併せて観ましたが、今作は昔のものをより濃くした内容になっていました。

白黒のストップモーションアニメとなっており、2012年の映画なのにクラシックな映画を見ているような感覚で新鮮でした。また、所々で有名なモンスター映画のオマージュもあり、ゴジラのパロディもあって嬉しくなりました。
それと、あるシーンで理科の先生がヴィクターに話した言葉を聞いたとき、愛があれば科学の実験を成功に導くことができるメッセージ性を感じました。

ラストは強引に感じましたが、それでもディズニーらしいエモーショナルな作品となっていました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Ken@

3.5 ティム・バートンのモンスター愛が溢れすぎて肝心の“フラン犬”がちょっとボヤけてしまった

2025年8月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

カワイイ

ティム・バートンが1984年に撮った短編実写映画を本人がストップモーションアニメとしてリメイクした作品。
本人が撮った映画を本人がリメイクしているので作品のクオリティにも方向性にもなんの違和感もない。安心して観ていられる。

ただ、もともと短編だったものを長編に仕立て直しているので、どうしても無理やりストーリーを引き延ばしたという感はある。

本作にはたくさんのモンスターが登場する。
ティム・バートンのモンスター愛がひしひしと感じられる作品であり、本来であれば自分のようなモンスター映画マニアは大喜び…のはずなのだけど、モンスターたちが目立ちすぎて肝心の“フラン犬”スパーキーがボヤけてしまった気がしてちょっと残念な作品でもある。

そもそもティム・バートン作品の多くは奇怪なアイデアが一杯詰まった悪夢のおもちゃ箱のような趣がある。
かつてのティム・バートンはその奇怪なアイデアの山を一本の作品の中でまとめ上げる集中力を持っていたのだけど、最近ちょっとその力に翳りが見えてきたと感じてしまうのは自分だけではないと思う。

今作も魅力的なアイデアは満載なのに、いささかとっ散らかった印象を受けてしまうのは否めない。

また、前作でも感じたことだけれど、死んでしまったものを蘇らせるという行為にどうしても抵抗感を感じてしまう。

怪奇小説の古典的名作「猿の手」や、スティーブン・キングの「ペット・セメタリー」などを引き合いに出すまでもなく、死んだものを蘇らせるというのは禁断の行為であり、決してハッピーな物語にはならないのである。

自分もかつてコロという雑種の黒犬を飼っていた。
コロは13歳で老衰で死んでしまったのだけれど、自分と同じように飼っていた犬との別れを経験したことのある人は涙腺を刺激されてウルウルしてしまう作品なのは前作と同じである。

それでもやっぱり死んでしまったものは無理に蘇らせたりしないでそっとしておいた方がいいと思わざるを得ない。

飼っているペットがいつまでも死なない、というのは素敵なことのようだけど、ある意味では悪夢ではないだろうか。ペットにとっても飼い主にとっても。
鬼才ティム・バートンはディズニーの魔法を使ってそんな悪夢をハッピーな物語に変えてしまった。ティム・バートンとディズニー恐るべし。

作品の完成度としては前作の短編実写映画の方が高かったと思うけれど、本作も少なくとも映画を観ている間は悪夢のような恐ろしくも楽しいティム・バートン・ワールドに浸ることができる。
日本の怪獣映画へのオマージュが捧げられているのも嬉しい。

前作がそうだったように、本作もジェームズ・ホエールが撮った『フランケンシュタイン』(1931)と『フランケンシュタインの花嫁』(1935)を観ておくと何倍も楽しめる。
ただ、なかなかそこまでするモンスター映画マニアは少ないんだろうなあ(笑)。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
盟吉津堂

4.0 スパーキーを蘇らせるのはホントに愛なの?

2025年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 1件)
Giovanni

5.0 スパーキーかわゆす

2024年1月22日
スマートフォンから投稿

泣ける

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ぽん