るろうに剣心のレビュー・感想・評価
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一瞬でも 剣心が3次元に存在している
レイトショーでさっき観終わったけど確かに面白かった。
個人的にはハリウッド映画みたいに殆ど殺陣シーンで良かったのではないか
公開日だとはいえレイトショーで満席ってのは久しぶりだ。
いろんな人が観てたなぁ
斎藤は別もんだったけど
原作のあのキャラは剣心以上に非現実だから
あれくらいでよかったと思う
一瞬でも
剣心が3次元に存在している
と錯覚させてくれただけでもう満足だ
佐藤はほんとすごいなぁ
キャストも、アクションも良いが、ストーリーが荒い。
私は原作を毎週ジャンプ買ってリアルタイムに読んでいた原作の大ファンなんで以下の感想は厳しめですがご了承願います。
まずは良いところから、
佐藤健さんの剣心ははまり役でしたね。
他の出演者の方々もほぼベストチョイスだったと思います。
香川さんの観柳はイメージとは違いましたが、映画ならそれも有りかなって感じです。
殺陣もスピーディで迫力がありました。アクション映画、時代劇映画なら良いんじゃないですかね。
では、嫌だった点を、(悪口嫌いな人は以下を読まないでくださいね。)
一番の問題は、るろうに剣心って銘打ってしまったことですね。エピソードを詰め込みすぎで原作でのキャラクターの深みがどっかに飛んでいってしまっています。
映画を見ながら以下の内容を内心で突っ込んでいて、冷めた目で見てしまっていましたね。
・剣心の十字傷は清里とその婚約者あり剣心の妻である巴がつけたもので、闇乃武との戦いの中で巴を自分の手で斬殺してしまった悔いの象徴なのにそんなあっさりばらしていいのか。(この辺は事情が複雑なので分からない人は原作を是非読んでみてください。)
・剣心は神速の剣術が強いのであって、無手での体術はそれほどでもないから(優男って設定だし)。
・剣心と薫の出会いが原作と違い昼間なのに、その傷では夜回りできないってセリフは原作通りとか。
・左之助の赤報隊への思いはどこ行った。斬左の雰囲気がない、ただの喧嘩バカだし。左之助はそんな小細工しない気持ちのいい馬鹿なんだけどな~。
・恵はイロ(情婦)じゃないし。家族や医者としての思いが軽いな~。
・斎藤、「悪・即・斬」はどこ行った。壬生の狼は誰にも飼えないんじゃなかったのか。戦いで最後の最後まで牙突を使わないとか、ありえない。るろ剣の斎藤一はこの作品の中にはいないんですね。
・観柳はもっとインテリで金至上主義で、女や権力よりもスマートで悪どいけど、追い詰められると小物ぶりを遺憾無く発揮する奴なんだけど。情婦って何、観柳帝国って何?
・山県有朋、小物になりすぎでしょ。原作通りだったらとっくに斎藤に斬られてますって。
・刃衛のいいセリフがストーリーの構成上使えなくなってるし。
・外印と番神・・・スタッフロールで気づきましたよ。てっきり映画用のオリキャラかと思ってたのに。外印役の綾野さんはむしろ縁の方がはまり役なんじゃないですかね。
以上いろいろ書きましたが、キャストも映像もいいのだから、ストーリーを詰め込まずに丁寧に作って欲しかったですね。るろうに剣心って言わずにオリジナル映画としてならもっと違ったんでしょうけど。
原作のストーリーやキャラクターの人物描写が好きな方にはおすすめしません。
切って貼ってるが纏まってる
殺陣アクションの凄さは圧巻。
是非映画館で観るのをおススメする映画です。
ただし、前方の席は危険です。
私はかなり前の方で観たのですが、ただでさえ近すぎるスクリーンで端は追えないのに、殺陣シーンのスピード感についていけず、見過ごしている点が多々あると思うと悔しいです。
一緒に行った人は気分が悪くなりトイレに駆け込み、近くにいた人も「気持ち悪い」と言っていたので、そういう意味でも後方がいいです。
ストーリーは、切って貼った感があります。
駆け足はどうしようもないのでしょうが、佐之の物語(赤報隊のお話)なんかは当然のようにカットです。
(そこは期待していませんでした。そうだろうな、と思ってました…。が、相楽隊長好きだったので何となく残念)
原作を知らない人ならば特に問題はないと思いますが、原作既読組は
「武田観柳(香川照之)につく悪役(と言い切れませんが)が御庭番衆じゃない!?蒼紫様は出ないの!?」と思う筈。
原作では○○編と何話もあるストーリーのそれぞれの敵対役が、映画版では集まっているのですね。
違うやんかー!と思いながらも、しかしそれを上手く纏めているなぁという印象は受けました。
ただ、続編となったらどうするのか疑問。
色んなお話から悪役を寄せ集めているので、ここと決めたストーリーにあの時の悪役が出ていたら…と思うとどうするのかな、と。
御庭番衆でオリジナルストーリーとか?
それとも志々雄一派?
何にせよ、続編があるならば多分次も観に行くと思います。
楽しめましたから。
何をしても、良いからこそ
NHKで人気を博した大河ドラマ「竜馬伝」を手掛け、今回が初めての劇場映画の演出となる大友啓史監督が、同ドラマでもフレッシュな魅力を振りまいた佐藤健、「愛と誠」などの作品で着実にキャリアを重ねる武井咲を主演に迎えて描く、人気漫画の実写版となる時代劇。
「何をやっても許される、自由度の高い空間。それが、時代劇だ」。「最後の忠臣蔵」や、「雷桜」など、時代劇が大手メジャー配給会社で乱発されていた一時期、その現象を解説する記事にあった言葉だ。
なるほど、理にかなった評論である。「時は、戦国」その一言を最初に挿し込んだ瞬間から生れ落ちる時代劇は、誰もリアルタイムを経験したことのない世界を、想像で、妄想という絵具をで白紙に叩き付けるある種乱暴なジャンルである。だからこそ、「こんな事、あったかもねえ」という奇想天外な暗殺劇や殺戮劇、謎のラブロマンスも現実味をもって描ける。
じゃあ、何をしても良いのか。それは、多くの駄作を作り上げて観客の舌打ちを呼んできた時代劇ブームの顛末を見れば明白だ。「好きにやっても良い」という事は、「日本の過去を使って叫びきる、強い物語、声高な主張」があればこその芸当。外面だけ整えても、分かる人は分かってしまう厳しい作品作りでもある。
その点では、本作は極めて精巧に作り上げられた良作である。クールジャパンの人気を静かに支えてきた人気漫画「るろうに剣心」をベースに、明治の裏舞台に咲く一人の男が立ち向かう戦いを描く物語。
持ち前の柔らかい物腰と、強靭な意志、熱を画面いっぱいにばら撒く佐藤のもつ幅の広さを確認できるのも大きな魅力だが、それ以上に本作が意味をもつのは、時代劇というジャンルに強引にねじ込まれた現代アクションの最先端技術にある。
もちろん、これまでにワイヤーやCGでアクションを描く日本映画はあった。だが、「静寂」と「心の機微」という分野で独自性を貫いてきた日本時代劇の世界で、ここまで派手にアクションを前に押し出した演出も珍しい。「竜馬伝」演出時に若干の批判を浴びた動の人物描写、乾いた褐色の世界もマッチして、どこまでも「格好良い」男の美学をアクティブに提示する。
誰も知らない、明治時代。ならば、暗躍する男たちの大暴れをCGで叩きつけても、文句は言えまい。そのあっけらかんとした挑発と挑戦は、現代映像界をひた走ってきたスタッフだからこそ生まれる、革新と自信によるものだ。
「悲哀」と「潔い美学」一辺倒で、日本映画界に独自の立ち位置を確立してきた時代劇という表現手段。本作はその牙城に切り込み、「とにかく華麗に、早く、格好良い」という楽しみ方を提案する。その知的な意欲は、今後の作品に対して大いに期待を持たせてくれる一本に本作を高めてくれる。
現代を代表する人気俳優を贅沢に投げ込んで作られている本作。とにかく、その時代劇への挑発力と、娯楽作としての完成度を楽しんでほしい作品だ。
原作ファンだけど大満足!
小学生のときからの原作ファンですが、大満足でした。
最初は「実写化で、大コケしたら許さない!見たくない!」
なんて思っていましたが(^^;
なにより佐藤健さんが剣心にぴったりでしたね。彼なしでは
あの作品はできなかったと思います。他にも武井咲さんを始め、
初め「ちょっと合ってないんじゃない?」と思ったキャストも
役にハマってました!
ワンオクのエンディングも好きです(^^)
次回作を見たいので、ぜひ皆さんにも見てほしいです(笑)
原作ファンの方もそうでない方も楽しめる内容だと思います。
超ガッカリした‘サスケ’以来に見ました、時代劇(?)!
面白かった!
原作漫画は全然知りません…。
何が凄いって、佐藤健の立ち回りやアクションがすごい!
これがCGナシってんだから、これだけでも十分見ごたえに値すると思うのですが…。
あと、佐藤健の眼力にも参りました!
武井咲や蒼井優もバッコバッコぶん投げられたり、ころがったりで鬼鬼迫ってたと思うんですけどね。
時代考証やらこむずかしいことはわかりませんが、この善悪はっきりした物語とすべての役者さんたちの体当たり演技見れただけでも見た価値ありました!
あ〜、面白かった。
シリーズ化してまだまだみたいですよ。
よかった
佐藤健さんが剣心ではまり役だとおもいます。
アクションが良かった。
実写化することで賛否はあるとおもいますが、
ファンの期待に応えつつ、不可能ににも思えてた世界感を作り出せている
とおもいました。
終わっていた漫画の世界が、
この映画で「剣心が生き返った。」そんな感じを覚えました。
シリーズ化してもらいたい。
悪くはないけど勿体ない(・ω・)y-~
原作漫画もテレビアニメも、劇場版アニメも、そしてOVAも、さらにラジオドラマも・・・全部読んでるし観てるし聴いてます(゚∀゚)
俺としては大好きな漫画だし、人誅編になってからはちょっと展開がベタになってきてあれ?(・ω・)って感じではあったけど、総じて設定もストーリー展開も大好き(^O^)/
そんな俺の大好きな『るろうに剣心』が実写映画化ってことで、若干嫌な予感はしたけど、予告編を見てオォォー!!w(゚ロ゚)wってなったから「こりゃあ楽しみだ~((o(´∀`)o))ワクワク」と思ってました。
それで先行上映で早速観に行ったけど・・・
何だこのもやもやした感じは?(´ェ`)ン-・・
「連載漫画の実写映画だからこんなもんだろ?」
という声と
「もうちょっと上手くできなかったのか?」
という声が頭の中でせめぎ合ってる感じ(;・∀・)
佐藤健の剣心はビジュアルからしてそっくり(・∀・)イイ!!
神谷道場に押し入った暴漢を撃退して居候を始めて、薫からお父さんの形見の着物を貰うわけだけど、それか漫画通りのえんじ色の着物で、ここで漫画と同じ設定になる流れは(・∀・)イイ!!
つまりここで神谷活心流の「人を活かす剣」の教えに染まっていくと言うか感化されて影響されるということを示し、神谷道場並びに薫たちと同じ土俵に立つということになる(゚∀゚)
ここで暴漢を撃退する時も、漫画と違って最初は逆刃刀を抜かないで柔術を基本にした体術のアクションがあるのもイイネ♪d('∀'o)
ここで剣心の身体能力と戦闘力が表現できてる。
殺陣は全体的に泥臭いと言うか、テレビの時代劇っぽい「見せる殺陣」になってないのもリアルでいいと思う。
冒頭のシーンのアクションは、映像が暗いから分かりづらいけど、かなりえげつないしリアルな描写じゃないかと。
ただ「~でござる」とか「おろ?」とかいう台詞が何ともぎこちない(^_^;)
明らかに「言わされてる感」満載(;´Д`)
俺がこの作品で一番好きなキャラである斉藤一だが・・・これはちょっと頂けない(;´∀`)
そもそもしゃべり過ぎだし、密偵のくせして普通に堂々と観流邸に押し入って証言を取ろうとするし・・・(;・∀・)
江口洋介がやるとどうしても明るくて裏表がない感じになっちまう。
観流邸でシャンデリアを牙突で観流の頭上に落とすくだりで、なぜ上空に飛ぶんだ???ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
対空撃用に上に飛ぶシーンは漫画でもあるけど、明らかにこれとは別。
飛んでるシーンを映すのも絵が間抜けになっちまう。
つうか斉藤だったら、そんな持って回ったことしないで速攻で観流を斬るだろ???
斉藤の牙突の見せ場がここだけってのはほんっっっっと~~~~~~に残念(´Д`)ハァ…
話の中で「斉藤一」という言葉も字幕も出ないから、原作知らない人が観ると元新撰組ってことは分かるけど「この人誰?」ってなる気がする。
あと薫は稽古をしてるシーンがないから、全然強そうに見えん(;´∀`)
役としては武井咲ははまってるとは思うけど、薫のアクションを入れて欲しかったな~
弥彦だって出番少な過ぎォィォィヾ(゚д゚;)
でもあのルックスは生き写しっぽいし、観流邸に乗り込む時に「俺も行く!!」と言うが剣心に「お前はここに残れ」と諭されるシーンでの目つきと表情はさすがΣd(゚∀゚d)イカス!
ただそこまで剣心との信頼関係ができてる感じがしない(;・∀・)
なぜなら稽古をつけてもらったり、何かを教えてもらってるシーンもないから、一体この2人どういう関係なのかが分かりづらい。
左之助を演じた青木崇高は(゚д゚)イーヨイイヨー
ルックスもさることながら、佐之助のトンパチ感、無鉄砲感はかなり表現できてると思う。
ただ斬馬刀を振り回す時は、どうしても無理してるようにしか見えない(笑)
最初に剣心を見かけて、あれが人斬り抜刀斎だと知るのも留置所にいる時という流れは悪くないけど、そこで牛鍋屋で観流が剣心に因縁をつけてる所に声をかけて、そこで剣心と対決するってのはちょっと( ゚Д゚)ハァ?って感じになる。
映画では喧嘩屋っていうエピソードもないし、原作では赤報隊の生き残りだから裏切った維新政府を心底恨んでるから長州派維新志士の剣心を恨むという理由があるけど、映画ではそれが全然語られないから喧嘩する理由が全然見えてこない(*´д`)y-゚゚゚
それで対決して速攻で矛を収めて退散する理由も( ゚Д゚)ハァ?
武田観流を演じた香川照之は・・・ちょっとふざけ過ぎじゃないか??(゚∀゚ ;)タラー
しゃくれた顎にするため歯形を下顎に入れてるし、個人的にはああいう演技嫌いじゃないんだけど、この映画の中じゃ明らかに「あ、こいつ絶対負けるな(・∀・)」っていう小悪党にしかなってない。
大友監督は大河ドラマの『竜馬伝』で岩崎弥太郎で香川照之を起用してたけど、こっちは本物のルックスにも似てるし、かなりはまってたと思う(。´゚ェ゚)。´_ _)ゥン
ただどうしても今回はその岩崎弥太郎の演技テンションと全く同じにしか見えないし、最近香川照之こんな役ばっかりじゃねえ??
顏芸とハイテンション演技だけのような気がするな~~~(´ε`;)
恵の蒼井優は全然はまってない(;・∀・)
まず恵の髪形が似合ってない(;´∀`)
恵が観流に手を貸すのは医者だからであって、情婦じゃねえんだよ!!
つうかあのルックスと佇まいは確かに情婦にしか見えんけど(;´Д`)
「解毒治療は時間との勝負よ!!!」と言い放つものの、切迫感を感じないのはどうしてだろ?(´ヘ`;)ウーム…
あと何で患者をあんにたくさん神谷道場に運ぶんだ???
医者が誰もいなくなったという理由付けは一応されてるけど、だからって言って剣術道場に患者を運ぶかね????
それだけ町のみんなから頼りにされてるということなのかも知れないが、辻斬りでっち上げ騒動で敬遠されてたはずじゃなかったのか???(*゚Д゚)
鵜堂刃衛の吉川晃司は一番良かった(^O^)
ルックスも原作に一番近いし、不穏感をうまく醸し出せててかなり恐い雰囲気もあった。
ただ冒頭の戊辰戦争で抜刀斎が使ってた刀を手にした瞬間に何かが覚醒するような描写があるが、あれって山田風太郎の小説に出るような妖刀に魂を乗っ取られるみたいで(;゚д゚)ェって感じがする。
あと警察に乗り込んで白昼堂々大勢の警官を切り殺しておいて、堂々と人前を歩いて帰るかね???
でも剣心との殺陣のシーンも良かったし、術をかける時の目つきも(・∀・)イイ!!
この映画で断突のはまり具合だと思う。
奥田瑛二の山県有朋も良かった(゚∀゚)
この辺りはもう鉄板と言うか、絶妙な安定感だと思う。
俺がこの映画で一番言いたいことが・・・
何で蒼紫と御庭番衆を出さないで、ずっと後に出てくるはずの外印とか戌井番神とかを出すんだ???
演じた綾野剛と須藤元気は良かったとは思うけど、( ゚Д゚)ハァ?( ゚Д゚)ハァ?( ゚Д゚)ハァ?っていう感じは否めない。
剣心が頬についた傷のエピソードのシーンは非常に素晴らしいと思う(゚д゚)イーヨイイヨー
剣心が切っても切っても立ち上がってくるシーンでは、妙なリアル感があったし、だからこそその男の妻になるはずだった男に十字傷のもう1本を付けられるという話も現実味を帯びてて良かった。
でもあのシーンがあって、尚且つその時切った侍の妻になるはずだった女が付けた傷なんてことを言ってるなら、人誅編も映画にするのかが気になるε- (´ー`*)フッ
その前に志々雄編も映画にするのかも気になるところ((o(´∀`)o))ワクワク
ただ桂小五郎がいたならもうちょっとちゃんと映せよ~ヾ(-ε-o)ォィォィ
全体的に見て、どうしても漫画のある話までを一気にまとめて、省くキャラとかエピソードが多いし、原作ファンとしては何が何だか・・・
「何でその話をカットする?」とか「何でそのキャラを出さない?」とか言いたくなるな~(;´Д`)
映像の見せ方とキャラのルックスは大変素晴らしいとは思うけど・・・
結構重要なキャラを出さなかったり、どうにもこうにも消化不良。
こんな感じだから、最後の「お帰り、剣心。」「ただいまでござる。」のやり取りに全然カタルシスも重みも感じないε-(´・_・`)ハァ・・
原作キャラの把握不足なのか、映画としてはかなりアンバランスになってると思う。
実にもったいないな~(;´∀`)
3次元から2次元への答え
先行上映を観て来ました。
漫画原作でアニメもあり、初の実写映画化…絶対賛否両論ですね(苦笑)
自分は原作もアニメも好きでこの実写版も期待していました。
結論から言うと「おみごとで、ござるよ」ですね!
アメリカではMARVELコミックを映画として成り立たせて興行収入をあげています。
これはコミックスをそのまま映像化するのではなく映画としての脚本・演出に置き換えてプロデューサーが相応なスタッフと俳優を集めて製作されているからだと自分は考えます。
今までも日本の漫画を原作とした実写映画は何本も作られています(海猿も宇宙兄弟も…)。
ヒットしてる日本の漫画原作映画も映画としての脚本・演出を行っています。
漫画は小説よりも絵と云う表現母体を持っている為にイメージが固定され易くハードルが高いモノとなってますから、スタッフや俳優の力量が低く安易にTVドラマや映画にすると叩かれまくりますからね(笑)
で…本題の剣心ですが、当然めちゃくちゃハードルが高い原作にもかかわらず見事に映画として作り上げている。
これは「龍馬伝」で幕末の動乱を描きあげた大友啓史監督の原作を組入れながら多彩なキャラクターに命を吹込み絡み合わせた脚本と演出、漫画やアニメも取り入れながら実写映画としての映像表現の力。
また、それに答える剣心・佐藤健の演技。
龍馬伝で幕末の優しき人斬り・以蔵を演じた事は気持ちや殺陣の役作りでも活かされていると思う…でも佐藤健の役者としての基礎を作り上げたのは1年以上も演じた仮面ライダー電王(野上良太郎)での多面的演技が今回一番活かされていたんじゃないかな?
勿論漫画やアニメの剣心は出来ない、でも実写として限りなく近づき実写として…いや、映画の命ある人として見事に剣心を表現されてました。
他のクセのあるキャラクター達も各々の俳優陣が表現しきている(斉藤一・江口洋介の牙突の構えは良かったなぁ)。
先に云った通り賛否両論あるでしょう、勿論自分も気になる部分もあったりしました。
でも自分は実写の「るろうに剣心」は今後も「MARVELコミック映画」のようにパート2・パート3と続けて欲しいスピーディーな剣客映画でした。
※京都編とか観たいなぁ~
佐藤健がとってもいいです。
仮面ライダー電王以来、佐藤健さんのファンです。
でも、るろうに剣心も好きで、最初にキャストを聞いた時は微妙でした。
でも見事にハマっててびっくり。「おろ?」を除いてですが…。
あれは漫画だけに許された表現で、無理に演技させる必要無いと思いました。
この映画は原作に対するイメージの差が、評価の分かれ目かと思いました。
良くできた邦画の時代劇アクションですが、原作の再現性で嫌悪感を抱く人も多いのではないでしょうか。
私の場合、斉藤の江口洋介さんはなかったです。
江口は好きですが、斉藤のニヒルなイメージとはかけ離れて、もはや別人でした。
ただし、一緒に行った友人は原作を知らないので、斉藤も素直にかっこいいって言ってました。
知らない方が楽しめるかもしれません。
悪くはないが消化不良。
拭えない人斬りの過去を背負っている緋村剣心を演じる佐藤健が,
穏やかな好青年オーラを纏いながらも悲哀を滲ませ適役。
吉川晃司の鵜堂刃衛が,貫禄の凄みを発散していて存在感。
乱戦の疾走感,
個人戦の緊張感,
緩急巧みなアクション演出が素晴らしく,
そこはかなり面白いが,
人間ドラマは感情描写が浅くて中身が薄くて消化不良。
原作好きを満足させる部分と,
そうでもないところが入り乱れて複雑な余韻。。
ツッコミどころ満載。
今日、先行上映で先ほど見てきました。
感想は、ツッコミどころが満載だな/それなりに楽しかったけど、期待以上ではなかった/佐藤健、違和感ありすぎ。
です。
まず、佐藤健/緋村剣心。ビジュアルは、以外とすんなり剣心に入れていると思いました。が、演技が・・・著しく乏しい。「龍馬伝」での岡田以蔵は確かによかったのですが、今回の剣心は、なぜかすごく違和感アリアリでした。「〜ござる」とか「おろ」「かたじけない」が言いにくそうでした。すっごくw
顔がひきつってて、台詞回しもままならない。。。いつ噛んでしまうのかと気になってしまいました。普段の剣心が佐藤健だとおとなしすぎて、いざキレるときとの差が乏しい感じがしました。もうちょっと「おろ」とか、薫とのやり取りでおどけてる感じがあって良かったと思う。彼と武井咲とのやり取りが見ていてなんか恥ずかしい感じが漂ってました。リラックスできて撮影に臨めていないのかなと心配でした。
武井咲/薫。師範代なのに、剣術披露的なところはほとんど無く、神谷活心流を名乗るより、まず自分を鍛えた方がいいっていうレベルです。口先だけで、腕前が全くついていっていない薫は、、、薫じゃない!w
もう少しぐらい立ち回りがあってもよかったかと。
青木崇高/相楽佐之助。彼は意外と良かった。「龍馬伝」にも出てて、演技力のある、味のあるいい俳優さんだなと思ってました。予告で見た限りでは、佐之助役が似合ってるかどうかはイマイチわかりませんでしたが、映画鑑賞して、結構様になってるなと思いました。斬馬刀とか振り回してる感はいいのですが、使いこなせてない感の方がありましたw
青井優/高荷恵。んーーーーー。ミスキャスト第1号。恵の大人の女性っぽさが全くない。演技力はある人のはずなんだけど、あのあどけなさがいいのに、わざわざ大人っぽい役をやってちょっと失敗してるかも。髪型もおかしいw 「解毒治療は時間との勝負なの!」っていう切羽詰まった感じがうまく出せないですよね。それより「花とアリス」みたいな普通の等身大の女の子が一番うまい。あまり演技の幅はないかと。
香川照之/武田観柳。やりすぎw 遊びすぎたかもw うまいんですが、「龍馬伝」の岩崎弥太郎にすごく重なってしまったw 岩崎弥太郎ともう一つの将来ってな感じでしたw 原作の武田観柳は彼ほどお茶目ではなかったし、もっと冷たかった。けど、彼のシーンが多すぎて遊びと無駄があった気が多々。
吉川晃司/鵜堂刃衛。いいーねーーw 一番良かったw あの眼はかっこいいw 殺陣の切れ味もある。ただ、もっと出番が欲しかった。。。魅力は十分あるのに、あれだけのシーンで終わってしまうのがすごくもったいない。。。一番良くて一番もったいない使われ方でした。。。
江口洋介/斉藤一。ミスキャスト第2号。いやー斉藤さんはあんなに喋りませんよ。喋ってももっと冷たく皮肉っぽく。相楽佐之助との絡みも一切なく、一番楽しみにしてた牙突もあれじゃーー。。。だって、飛んだよ?w 参式では対空用だけどさ、。。。まず、壱式見たいじゃん?参は後ででいいよ。まず、基本を見せて欲しかった。しかも、あんな微妙な撮り方と使われ方。。。斉藤一は、まだ出てこなくてよかった。
そう、キャラクターがまず多すぎ。鵜堂刃衛までの話しで良かったのではないのかと? 武田観柳は、四乃森蒼紫出すときでいいよ。ここで彼が出たら、蒼紫が出て来る理由なくなっちゃうじゃん!
チラシに、超神速ドラマチックアクションエンターテインメントってあった。。。まず、神速ではない。確かに漫画やアニメの神速を実写は難しい。解ります。あの難しさ。でも、今回は伝わらなかった。ドラマチックー、、、少しは。剣心の己が振るう剣が正しいのかどうかの葛藤とかわかるけど、キャラクターが多すぎて剣心の悩みに付き合いきれませんでした。「〜一人の流浪人のストーリー」なら、剣心もっとメインでやって欲しかった。だから、最終局に来て、あの剣心がキレてもあまり感情移入できないし、薫が攫われるところも、剣心の目の前で起るから自分の不甲斐なさにも怒りを感じるわけで、、、。
問題は、そう、詰め込みすぎた。漫画原作ではよくある話し。
アクションシーン。
は、意外と良かったです。最初の鳥羽伏見のシーンが一番良かったかな。剣心がかっこ良かった。でも!!!!あのシーンはまだなくていい。。。原作でも、剣心が切れる刀を使って闘うシーンは、もっと後になってから。そこが良かった。最初は逆刃刀で闘ってるのが剣心。京都編や、その後の追憶編でやっと見れた剣心の人斬り時代の話しは魅力的でした。。。実写でも奏であって欲しかった。まだ出すには早い。。そして、斉藤一(もう一度申す!)!出るの早すぎ!最初は剣心の夢の中、そこからのー薬屋ーからのー、道場で剣心の帰りを待ってましたパターンが良かった!>< 普通に刑事してるとこ出さないで!w キャラクターのミステリアス感が皆無でした。何考えてるのかわからない不敵さが魅力だったのだが、それが無かったです。
てか、外印出てたんですねw 戊刻番神出てたんですねw
須藤元気さん、何役かな?って思ったけど、あれかーw てか外印もなんで?おじいちゃんじゃないん? てか、二人ともまだ早いーw 般若とかの代わり?四乃森蒼紫出ないから? 代わりに外印出しちゃった?w そんなノリかー。
外印のお面かっこわるい。あれは、原作のままでいいと思う。最初ずっと般若だと思ってたw ピアノ線(?)の術も最初だけ。何も切れてないし。剣心捕まったし。原作のままなら、あれで剣心足切断w
番神の技も冴えてなかったし。いかん!
監督。。。演出うまいのか下手なのかよくわかりません。「龍馬伝」は確かに良かった。あれは、キャラが良かった。今回、うまく扱いきれてなかったですね。原作を読み込んでいたのでしょうか? 読んでいたら、キャラクターの演出はもっとできていたのでわ。少なくとも、斉藤一はあんなにべらべら熱く喋りません。もっと寡黙で、不敵な笑みを浮かべて欲しかった。
そしてー、主題歌は、「そばかす」だろー!あと、TMだろー!誰だよ、今回の主題歌歌ってるの。いい唄だけど、剣心の主題歌じゃないよー。
そして、音楽。佐藤さん!やっぱいいですね。今回もリサ・ジェラルドですか?「龍馬伝」でお気に入りになられましたね? 良かったです。メインテーマは予告でも聞きましたが、かっこいいですw 最近一番お気に入りの作曲家さんで、期待以上の楽曲集でした。
続編できるなら。。。内容詰め込みすぎないで欲しい。難しいけどね、それも。ハリーポッターじゃないから、何作も出来ないし。。。京都編だけでも、二部作ですよねw
殺陣シーンは、どれも最高
プレミア試写会にて。
出演者の登壇と、フェンシングのメダリスト太田雄貴がサプライズ登場。
ちょっと得した感がありました。
作品評価となれば・・
正直、作品自体は有名なので、存在は知っていましたが、
ストーリー等は知らなかったので、真っ白状態。
コミックやアニメファンだと、いろいろ思う事もあると思いますが、
個人的には、無駄なシーンなどは無く、素直に面白かった。
特に、殺陣は、どのシーンも迫力が有り、興奮しました。
以前、『BECK』という作品で、佐藤健という俳優を見直し、
この作品も、ほわっとした剣心、そして一瞬の凄んだ剣心と
本当に素晴らしかった。
武井咲は、正直「ド素人」演技だと思っていましたが、
『Wの悲劇』では、意外とよかったし、この作品でも
凛とした可憐な花のような薫で、よかったと思う。
そして、香川照之。
この人は、本当に凄い役者さんです。
見事にイケ好かない観柳役がハマっていた。
また、蒼井優、吉川晃司、江口洋介もよかったと思います。
是非、大画面で迫力のある殺陣シーンをご覧下さい。
“佐藤剣心"は…奇跡!!
まさかこんなにカッコイイなんて…。
原作の剣心にはお世辞にも似てはいない。
しかし、文句なしに圧倒的にカッコイイ!!
リアルタイム原作ファンのボクにとっては予想外のサプライズだった!!
・スピーディー&アクロバティックな迫力のアクション!
・確かな演技力による緋村剣心の見事な二面性!
・そこはかとない色気とカリスマ性!
佐藤健という役者に圧倒され魅了され続けた2時間だった。
アクションだけに限れば彼にも負けない役者はいるかもしれない。
しかし、彼の魅力は何とも表現し難いその色気ではないだろうか。
その容姿からは想像出来ない何とも艶のある「声」がいい!
セクシーだ!
彼の作品を観るのは初めてだか一気にファンになった。
「佐藤剣心」に再び会えるのを楽しみにしている。
肝心のストーリだが原作を小気味よくアレンジしているので
原作ファンでも楽しめるのではないだろうか。
演出もさすが映画だなぁと思わせるものが随所にあって魅せられた。
そして最後に役者の方々にはたいへん失礼ながら
一原作ファンとして主観的に評価させてもらう。
似ている似ていないではなくて
キャラクターの特性を表現していたかどうかが評価基準である。
①佐藤健(緋村剣心):120/100
文句なしにカッコイイ!色気がある!
そして見事に剣心の相反する二面性を表現していた!
②武井咲(神谷薫):90/100
とにかくカワイイ♪そして純粋な透明感が魅力的!最高のヒロイン!
③吉川晃司(鵜堂刃衛):80/100
鬼気迫る迫力があった。ソードアクションもスゴ味がある。
④蒼井優(高荷恵):50/100
映画の尺のせいもあるかもしれないが恵の魅力が今ひとつ物足りなかった。
⑤青木崇高(相楽左之助):30/100
ただ暑苦しいだけの男にしか見えなかった。
もっとカリスマ性のあるイケメン希望。
ラストのエピソードでは剣心だけにしていない方がいいと思ったくらいだ。
⑥江口洋介(斉藤一):30/100
江口さんは素晴らしい役者であることは間違いないけれど
こと、この「斉藤一」役に関しては最低だった。
新撰組隊長としての鬼気迫るようなオーラは微塵もない。
致命的なのはアクションに全く迫力がなく強そうに見えなかったことだ。
⑦香川照之(武田観柳):80/100
本当に見事に嫌なヤツを演じてくれていた。
⑧田中偉登(明神弥彦):50/100
出番少なく評価しづらいが正直魅力がなかった。残念。
⑨綾野剛(般若):80/100
妖しい魅力が素敵だ。アクションもちょースピーディー!スゴし!
エモーショナルで超高速な殺陣に痺れました。よく長大な原作をまとめてもいて傑作です
『龍馬伝』のチーフ演出を手がけた大友啓史監督がどんな話をするのか関心があったので、『最強のふたり』の試写会をやめて、こちらのプレミア試写会に参加しました。結局大友監督は多くを語りませんでしたが唯一見どころとして、「アクション俳優でなく演技派の俳優を起用し、アクションをやらせたので、エモーションたっぷりのアクションシーンに注目して欲しいと紹介しました。
その言葉通り、素晴らしい殺陣シーンの連続で、今までにないチャンバラシーンを見た思いです。斬り合う登場人物の殺気や渡世離れした厭世感といった感情表現も気合いがこもっていて凄いのですが、殺陣がめちゃくちゃ高速なのです。時代劇で「目にも捉えられぬ早業で」という表現が台詞としてよく語られてきました。本作は、その言葉をまんま映像として完璧に映し出してしまったのです。特に主人公の剣心の殺陣は、超高速&アクロバット。10人20人は一瞬で流れるように倒してしまうのです。その間の動作の速いこと!まるで日本刀がヒュウヒュウと風を切り裂きながら、軽々と相手を突き刺すところは、フェンシングのようです。実は試写会のゲストに、原作漫画の大ファンだという銀メダルを獲得した太田雄貴選手がスペシャルゲストとして登壇。「正直、中途半端な内容なら許せないと思ってたんですが、中途半端どころか本物の剣心を上回るんじゃないかってくらい素晴らしかった。」と語った太田選手は、剣心とだけは闘いたくないとも。メダリストの太田選手ですら恐れを成すほどの高速剣さばきだったのです。
特に冒頭の戊辰戦争のシーンと、ラストの250人の浪人護衛軍団との対決は痛快です。
アクションばかりでなく、大友監督が拘ったエモーショナルな感情表現も魅力たっぷりです。特に素晴らしいのは、剣心の表情の変化のメリハリ。無用な争いを好まない剣心のオフモードの惚けた表情から、戦闘モードのときの闘志溢れる表情の変化。さらに怒りがマックスに達したとき「不殺」の自戒を破って放つ、必殺の抜刀モードの殺気が凄かったのです。
剣心の「殺さず」の誓いについても、時間の制約で少々描きたりないものの、僅かなシーンで、なぜ「殺さず」の誓いを立てたのか、原作にはない独自の解釈で説明しきっていました。たとえ維新に向けての必要悪であっても、人を斬殺すれば、その遺恨は残り、修羅は永遠に連鎖していくことになる。そんな虚しさを剣心は味わっていたのですね。本作のアクションと並ぶもう一つのポイントとなる剣心の隠された過去とそれに引きつられる不殺へのこだわり。他の剣客たちは剣心の不殺を小馬鹿にして、挑発を重ねるます。剣心も最後の最後には怒りが爆発して、不殺の誓いを破ろうとします。馬鹿の一つ覚えに不殺を振り回すのでなく、剣心の人間としての弱い点もきちっと描けていました。そんな剣心を救ったのが、人を殺さず活かす剣を標榜している神谷道場の薫との出会いでした。薫のひと言で、剣心は自分の原点を取り戻し、非道な相手も許してしまうのです。「殺さず」の誓いを立てたはずの剣心ではあったものの、事件に巻き込まれるなかで、許すことができない非道が横行するとき、彼の義の心がその誓いを揺るがしてしまうのですね。流浪の身分なれど決して新しい国作りへの夢を捨て切れていなかった剣心の、こころの中で呻吟する理想と過去への慚愧の念いが良く演出されていたと思います。
物語は戊辰戦争からはじまり、戦場でも最強の人斬りとして居合わせた兵士を震撼させた凄腕の剣客が、戦いに虚しさを感じ剣を捨てるところから始まります。その男は、新時代「明治」の幕開けとともに歴史の表舞台から忽然と姿を消し、その名は「人斬り抜刀斎」と呼ばれて伝説と化していきました。
それから10年。東京では、人斬り抜刀斎を名乗る男が誰かれ構わず斬りつける事件が発生。無謀にも、その男に亡父から神谷道場を継承した神谷薫が立ち向かおうとしたところを通りすがりの若い男が助けます。緋村剣心と名乗るこの男こそ、忽然と消えた抜刀斎人斬り抜刀斎本人でした。
人を斬ることを自らに堅く禁じた抜刀斎は、その刀を決して人を斬ることのできない「逆刃刀」に持ち変え、流浪人・緋村剣心と名乗り、弱い立場の者を救い本当の意味での維新を成し遂げるため、東京の下町に現れたのです。
剣心は、薫が師範代を務める神谷道場にそのま居候することになります。
一方抜刀斎を名乗ったニセモノの正体は、業家の武田観柳に用心棒として雇われた鵜堂刃衛でした。鵜堂は戊辰戦争で剣心が多くの人を斬殺してきた剣を拾得。その剣から怨念と修羅の波動を身に宿して人心を操る特殊な能力を身につけたのでした。観柳と悪事はやがて明るみになり、警察も動き始めます。しかし護衛の鵜堂の強さに次々と警官が犠牲になるなかで、元新撰組で今や警察幹部となった斎藤一は、剣心を呼び出し、かつて幕末に要人暗殺を命じていた山県有朋に引き合わせます。けれども剣心は過去に戻りたくないと山県の申し出を断ってしまいます。
けれども断ったことから、観柳の災いは神谷道場一帯の人達と薫の身の上にまで及ぶことに。薫が人質としてさらわれて、剣心の怒りは爆発。熱血ケンカ屋相楽左之助も助っ人に名乗り出て、薫の救出のため観柳の館に殴り込んでいきます。
そんな剣心を、途中から加勢に入った斎藤一は、「殺さず」の誓いという青臭いことを抜かしているからこんなことになるのだと皮肉ります。
果たして剣心は「殺さず」の誓いを破ることなく、仲間を守りながら生き抜いて行けるのだろうか…。
剣心役の佐藤健は、自らも原作のファンということで、ファンである自分が見て恥ずかしくない演技に努めたと言っているのに相応しい佐藤健流の剣心を情熱たっぷりに作り上げていたと思います。『龍馬伝』で大友監督と出会い岡田以蔵を演じてから、役者として開眼したのではないでしょうか。仮面ライダーでイケメンとして売っていた頃とは、大違いです。
神谷薫役の武井咲は、激しい立ち回りにも初挑戦で立派にこなし、剣心に人を活かす剣を気付かせる重要な役どころをこなしました。小地蔵は、決して武井咲を大根役者だとは思えません。
鵜堂刃衛役の吉川晃司は、異能の悪役としての怖さもたっぷりでしたが、時代に取り残された剣客としてのぶつけようがない疎外感を漂わせる虚ろさもあって、奥の深いキャラを演じていたと思います。
また出演陣最年少の弥彦役を任された田中偉登くんも著名俳優陣を向こうに回して、物怖じせずにハキハキとした演技を見せていたと思います。
そして今回も抜群の存在感を発揮したのが何と言っても香川照之ですね。『龍馬伝』でも晩年の岩崎弥太郎の守銭奴ぶりは際だっていましたが、本作の観柳のそれは、さらに磨きがかかった感じです。喜々としてあくどさを演じている感じがよく出ていて、剣心の不殺のこだわりを思いっきり揺さぶっていたと思います。
最後に、大友作品の陰の主役を担っているのが、音楽担当の佐藤直紀。本作でも冒頭から『龍馬伝』でなじみのあるアップテンポのサントラを流し、ドラマの高揚感をもり立ててくれました。
うーん
試写会で当選したので見たのですが正直うーんって感じで好き嫌いのはっきりする映画のような気がしました。
原作の漫画を10年以上前に全部読んだのですが映画をみてあれ?こんなシーンあったっけ?
などありあまり話についていけなかったです・・・
記憶を忘れてる部分もあったでしょうが、旦那はおもしろかったと言ってたので男性がおもしろいと感じるような気がします^^
メインは香川さんだったのもあるんでしょうけど漫画やアニメの剣心じゃなく別の映画の剣心と思えば面白いかとおもいます!
凄い迫力
るろうに剣心についての予備知識ゼロ!そんな人間でも楽しめる映画になっております。
とにかくアクションの迫力の凄い事、凄い事。目が回る位の早さです。
香川照之さんの怪演にも注目!目立っていたと思います。最後にちょっと
笑わせたりして…
興行成績によっては、part2、3迄の構想も有るとか…。
これは有りだと思いますね…。
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