ロック・オブ・エイジズのレビュー・感想・評価
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キャサリン・ゼタ・ジョーンズ・イズ・ロック!!!
80年代から90年代にかけてのロサンゼルスのロックシーンを下敷きにしたミュージカルで、傑作ドキュメンタリー『デクライン』三部作の真ん中『ザ・メタルイヤーズ』ともシンクロする部分が多い。さすがにエンタメミュージカルということで、深刻さは薄いが、楽曲の高揚感に脊髄反射的に惹き込まれてしまう。
ロックシンガー志望だった主人公が、気がついたらボーイズグループとしてデビューさせられるくだりは、当時ロックがアイドルに席巻されていった様を知っているだけに笑ってしまうし、そのPVの監督を演じているのがイーライ・ロスなんてお遊びも楽しい。
そしてなによりもMVPを与えたいのがキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。ロックの神様っていうのは本当に選ばれた人にしか微笑まず、あの超人トム・クルーズがこれだけがんばってアクセル・ローズ的ロックスターを熱演しても、やはりがんばった俳優に見えてしまう。ところがロックを弾圧するおばさんという役どころのゼタ・ジョーンズが歌い出すと、ものすごくロックを感じてしまうのだ。歌の実力は『シカゴ』で証明済みだったけど、ロックもこれだけイケるとは!
そういう演技とロックのせめぎ合いという観点からも、とても興味深い見本市になっている。
やべぇ
トムがマジでロックのカリスマになってて、すごい!
ほんとこの人どんな役やっても、きっちりプロの仕事するなー。
歌上手いし!
尊敬するし、面白いし、色んな役観てみたくなるわー。
元々ミュージカルの演題だって知らなくて観たけど、コント混じりのミュージカルって感じで笑ったwwミュージカルは元々そんな得意じゃ無いけど、良かったな。
他のキャストも歌うまくて、普通に楽しかった!
万人受けはしない
シンガーになるためにオクラホマからハリウッドにやってきたシェリー。同じくシンガー志望のドリューに誘われ、ライブハウスであるバーボンルームでウェートレスになる。店では、アーセナルのカリスマボーカルであるステイシーの初ソロライブが行われることに。市長夫人のパトリシアらは、それに反対運動を始める。一方、デビューが決まったドリューだったが。
2012年の作品で設定は1987年。当時のロック中心の曲を数多く取り上げ、ノリに乗って楽しませてもらいました。好きなのはジャーニーの「お気に召すまま」。最後の「ドント・ストップ・ビリービン」の合唱が良い、やっぱりこれは名曲なんだな。ポップ、ラップへ移っていく時代を皮肉っているのも楽しい。
アレック・ボールドウィンが似合わないのも笑えます。いろんな役を一生懸命こなすトム・クルーズが、とても楽しそう。
最近の若いやつは、ロックを聴かないしアルバムも買わないと言ってる人向けで、万人受けはしないか。CD買おう。
めちゃ楽しい!ロックミュージカル!トム最高!
主役のジュリアンの可愛さと歌声も良かったけど、主役より目立つベテラン勢の存在感がスゴイ!キャサリンゼタジョーンズのキレッキレのダンスと振り切ってる感じのキャラ設定と演技も最高!でも一番はやっぱりトム!
こんなことまで出来るの?あなたはどこまで出来るの??と思ってしまうくらいの、今まで観たことがないトムがいた。セクシーな伝説のロックスター、ステイシー・ジャクソンを演じていたが、途中からその人物が存在しているとしか、思えないほど完璧に仕上がっていた。4オクターブもの音域を持っているというのも、奇跡だが、5ヶ月にもわたってボイトレをして仕上げ、ロックスターとしてのステージの作り上げ方も素晴らしく!想像出来ないほどの努力があるのだろうと思うと、あらためてスゴイ人だと思いました。
監督やアレックが言っているように、トムがいなければ実現できない作品だったのかもしれない。
懐かしさ全開! 派手なスカッと青春コメディーかな。
ストーリーはこてこてだが、主役カップルのさわやかと、脇を固める大物役者のコメディータッチな演技力がいい具合にマッチしていて、全体を通して楽しく鑑賞できた。
映像も音響も派手でスカッとした。
80年代を題材にした映画の甘酸っぱさはクセになる!
スターたちの壊れっぷり…もとい、弾けっぷりに驚喜満載。癖になりそう。!(≧▽≦)!
コメディミュージカルだったのね、これ(笑)。
トム様が… ゼタさんが…、ボールドウィン氏が…、あんな風になっちゃうなんて(笑)。否、笑わそうとしているわけではないんだよ。皆、ご自分の役柄をきちんと演じてくださっている。いつもと違うお姿を見せてくれる(笑)。だのに、だのに、ぶっ飛びすぎて…つい、笑っちゃうwww。
彼らに対して、主人公たち若人がグリークラブ。しかも笑えない。
主人公たちのパートを消して、トム様・ゼダさん・ボードウィン氏を主軸にして、もっと、もっと、もっと、ロックを炸裂させて欲しかった。
特報にもあるように、ロック命の人々と、排除運動を推進する人々のバトルは、見事に融合されてぐいぐい引き込まれていくのに、
若い二人と、トム様・ゼタさん・ボールドウィン氏達の化学反応は起きない。
だから、映画としては☆1つ。
でも、スターたちのパフォーマンスに☆3つ加点。
かつ、ハリウッドの文字裏から見た夜景に☆0.5加点。
ブロードウェイで人気のミュージカルの映画化だそうな。舞台もコメディ要素が強いそうな(Wikiより)。
舞台は未見。
映画のストーリーとしては今一つ。
ロックスターになることを夢に見ている若い二人。
そんなよくあるサクセスストーリーのサイドストーリーとして、
サクセスのシンボルとして、頂点に立ったロックの神様。だが、人気に陰りが見え始めて…。
そして、ロックのライブハウスとして知る人ぞ知る有名店も立ち退きを迫られ、起死回生の道を探っている。
と、”サクセス”を巡る二つの側面を並行して描き、
さらに、ロックは人々を堕落させるものと決めつける人々による排除運動を絡ませ、
なんだかんだで、これらのストーリーが縒り合されて、「ロック、最高!」と盛り上がって終わるのかと思っていた。
けれど映画は、
それぞれのストーリーはそれなりに描かれているのだが、不協和音。
ステイシーを使って強引に結びつけるので、かえって物語がスカスカに見えてくる。
それでも、スターたちのパフォーマンスは見ごたえある。
ロックの神様(トム様)の存在感は果てしない。
『トップガン』でも歌声披露されていて、歌のうまさは知る人ぞ知る。こういうロックスターもはまり役。見惚れてまう。その熱気に失神しそうだ(一挙手一動見逃したくないから意地でも失神しないけど(笑))。
役作り完璧。
とはいえ、トム様が歌っている様すら、いっちゃっているような演技の隙間からでも、崖っぷちの苦しさ・孤独感がにじみ出ているのに、それが映画に活かされていない。
その底なし沼の山場=雑誌記事のインタビューはコント。笑いをとる方向なのね。
たんたんとこなし、それでいて舞台はパワフル・圧巻。しびれまくってしまう。
そして、ゼタさんのコメディエンヌぶりに脱帽。
この映画では、やりすぎ?力技?というくらいにはじけ飛んでくれる。イタイ(>_<)女がこれほど似あうなんて(笑)。他のレビューでも書かれていたけれど、実はこの映画の中で一番過激なパフォーマンスを披露。
ふだん、クールビューティーの代名詞と思っていたから、のけぞった。
そんなコメディエンヌしていても、ダンスと歌は安定の迫力。さすが、ミュージカルスター。
ボールドウィン氏にもびっくり。こういう役もなさるんだ。
ロックを愛する中年親父のよれよれ感がたまらない。歌もうますぎないところが、かえってデニスのロック愛を感じてじ~んときた。と思っていたら…。あの場面ではびっくりしすぎて息が止まりそうだった(笑))。何度も言うけど、こういう役もなさるんだ。
と、スターたちは最高のパフォーマンスを披露してくれる。
場面場面は超絶おかしいし、うっとりする。何度もリピートしてしまう。
ロックは正直よくわからないけれど、
それでも、ごきげんな音楽とパフォーマンスに酔いしれてしまう。
こんなパフォーマンス堪能できる時代に生まれてよかった。
☆ ☆ ☆
ボールドウィン氏。
稀有な存在感のある役者。
映画製作上の、不幸な事件に巻き込まれているけれど。PTSD必須の出来事だけれど、できれば、演技することをやめないでほしい。この役みたいに、銃等を扱わない役はたくさんあるのだから。
ちゃんとミュージカルしてる。
舞台で観た人がこの映画を観てがっかりすることはなさそう、って思えたので、ちゃんとミュージカル劇としてストレスフリーで観ることができたことも高評価。
コテコテな役柄を役者が嬉々として演じてるのも観てて楽しかった。
目が合っただけで妊娠しちゃう!
個人評価:3.8
80年代の文化とロックな魂を見事に描いたミュージカル。歌もダンスも素晴らしい。
トム・クルーズが神的にカッコよく、歴代のトム様の役柄で、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を凌ぐ、最もカッコよくトム様を演出した作品。目が合っただけで妊娠しちゃうそのキャラクターはまさにロックスター。
主役の2人はトム様の引き立て役にしか過ぎないストーリー構成も、潔ぎよくて良い。
いいミュージカルだ。
【トム・クルーズが、この作品に出演を決めた理由が未だに謎のロック・ミューカルの怪作。】
トム・クルーズ演じるロック・スター ステイシー・ジャックスは誰が観てもガンズ・アンド・ローゼスのアクセル・ローズである。レザー・パンツ姿のトム・クルーズは中々観れるものではない。
この作品自体が、私は観ていないがブロードウェイの大ヒットロックミュージカル「ロック・オブ・エイジス」をベースにしているので、見応えはある。
一番驚いたのは、この作品の前、大ヒットした「ミッション:インポシッブル/ゴースト・プロトコル」を観て余り時間が経っていなかったので、本当にトム・クルーズが主演?と思いながら劇場に足を運んだら、いきなりのガンズの「パラダイス・シティ」を高らかに歌い上げるトムの姿。
吹替だろうと思ったら、違った。トムは4オクターブの音域を持つ男であった。(本当かどうかは定かではないが、トム・クルーズの家系にはオペラ歌手が何人かいるそうである、本当か?)
とにかく、トムの圧倒的な声量の歌声は(相当のボイス・トレーニングを積んだそうだが)聴きごたえがある。(但し、歌唱シーンは少ない・・・。)
ストーリーも破綻していないし、トムのちょっとびっくりする放尿シーンもあるし(あんなことできるかな、俺)トム・クルーズの華やかな数々の出演作品とは一線を画する作品である(褒めてます)
トム・クルーズのワーカ・ホリックぶりを感じさせる作品でもある。
<2012年9月28日 劇場にて鑑賞>
実はトム・クルーズは神であるという話
本来であればこのタイトルでピンとくるべきでした。デフ・レパードの同名曲は劇中でも使われてるし、特に象徴的な意味はないと思っていましたが、そもそもRock of Agesとは賛美歌のタイトルにもなっているイエス・キリストの象徴である「千歳の岩」のこと。これはロック・ミュージカルのふりをしたイエスの死と再生そしてイエスに導かれる使徒の物語、すなわちトム・クルーズ先輩扮するステイシー・ジャックス=イエス・キリスト、ローリング・ストーン誌の記者コンスタンス=マグダラのマリア、シェリーとドリュー以下合計12人の使徒の物語。もちろんステイシー・ジャックスのマネージャーがユダ。
そう考えると冒頭ヒロインのシェリーがオクラホマ発LA行きのバスの中で口ずさむ歌がSister Christianであり、LAに着いたところでカブってくる歌がJust Like Paradiseであることにも意味が出てくる。シェリーの苗字もクリスチャンですし。
劇中におけるロックの殿堂、バーボンクラブを潰そうとする保守勢力はわざわざ教会で会合を開きますが、その言動は実際のキリスト教原理主義のそれほどはエグくはないものの、"ロックの反意語は「照れ」である"という私の持論をも裏付ける風刺に満ちている
しかしそんな雑談はあくまでオマケ。”1987年”と題されたパラレルワールドで繰り広げられるパーティはあくまで色鮮やかで美しい。まぁ『涙のフィーリング』とかのエグいシャレもありますが。
個人的には新録部分の演奏にティム・ピアースが参加してる点も高く評価したいです。80’sサウンドのど真ん中にいたのが彼なので。
『フットルース』へのリスペクトも忘れていないちゃんとした青春映画なのに公開規模が小さすぎて残念、客席には私を含めて2人しかいなかったので、大声で一緒に歌えたのがよかったです。
Welcome to the Hollywood. 80年代って楽しそう。
トム・クルーズの出演作を観まくる「トム・クルーズ強化月間」の第三回は「ロック・オブ・エイジズ」です。本作トムさんが主演ではないけどトムさんのパフォーマンスばかりが話題になってました。実際観てみると・・・うん、確かに主演食ってる。
しかし、流れる楽曲がいかにも80年代って感じで、きっと作ってる人の趣味か年代がモロに「ここ」だったんだろうなぁってのが伝わってきます。観てると80年代って楽しそうですよね。良い時代だったんだろうなぁ。
トム・クルーズは脇役だと吹っ切れてて良いですよね。大半が主演ばかりのトムさんですが、脇の方が良い味だしてる気がします。トム・クルーズとアレック・ボールドウィンは「ミッション・インポッシブル」シリーズでも共演してますがキャラが違い過ぎてて何だか笑えます。
あのストリップバーの支配人の黒人の女性、やたら出てくるなっと思ってたらメアリー・j・ブライジだったんですね。出番多いのも納得です。キャサリン・ゼタ・ジョーンズもインパクト有りすぎでした。意外とこういう役も似合うんですね。
ストーリーは順当ですが、トムさんのロック・パフォーマンスは一見の価値アリです。全編を通してロック愛に溢れています。やっぱりロックンロールは永遠だ!
keep rolling on and on
80年代に全盛期を迎えたHard Rock。
90年代に入り、いわゆるAlternativeの勢いに押されてしまいます。今でもRockは坂を転がり続けて衰退気味?
MetalやGrunge、Punkが好きな自分としては、この作品の選曲にそう思い入れはないのですが、ヒット曲(のアレンジ)が盛り沢山で良かったです。
ここでその歌使うか〜、みたいなのはありましたが(^^;)。
作品そのものがRock'n'rollersへの応援歌だと期待して観ていたのですが…、何となく愚弄しているような、自虐的?ブラックコメディを観ているような気分になってしまいました。Sex, drugs, boozeに溺れて背徳の大家として描かれるのは良しとして、もうちょっと憧れるような要素があったらなぁ〜(^^;)と。
Tom Cruise歌上手かったです。
見た目はBret MichaelsかAxl Rose辺りですかね。
C. Zeta-JonesによるAnti-Rockの歌もrockでした。Alec Baldwinのダイブ、重そうだったなぁ(^^;)。
Kasabianの髪型みたいな英国訛りの人、Katy Perryの元夫だ!
"Sometimes things that are lost... can be found again."
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