スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006

劇場公開日:

解説

1組のスキー板を2人同時に装着してジャンプする奇想天外な架空の競技「スキージャンプ・ペア」を描き、DVDのシリーズ売上が40万枚を突破するなど異例のヒットとなったCG作品を映画化。競技の誕生から“トリノ・オリンピッグ”決勝までの長く険しい道のりを追い、スキー・ジャンプに人生のすべてを捧げた男たちの挑戦と苦悩の日々を、実写とCGを織りまぜたフェイク・ドキュメンタリー形式で描いていく。

2006年製作/82分/日本
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2006年1月28日

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映画レビュー

3.0アントニオ猪木を偲んで

2022年10月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

アントニオ猪木
10月1日死去
享年79

U-NEXTで鑑賞
初鑑賞
二人乗りスキーという嘘のような嘘のドキュメンタリー
所々馬鹿馬鹿しいインチキな自称自然現象に騙されないぞ笑
黒豹じゃねーし
違うだろと苦笑いしてしまう場面が多い

ここまでは序の口
CGは今から16年前だし時代が時代とはいえ昔のプレイステーションみたいでちゃっちいが内容の馬鹿馬鹿しさがぶっ飛んでいる
ちゃっちいのは逆にそれが狙いかもしれない

元気ですか!
猪木といえば闘魂ビンタだがあんなところにいたらアックスボンバーより危険なのになぜ係員はあのまま放置させていたのか
結果オーライだが

ドイツ代表モミアゲの新技をきっかけに各国が次々とアクロバティックで危険な荒技に挑戦
はじめは各国共々成功していたのだが競争原理が働いたせいかその内どんどんエスカレートし派手に失敗も連続
これはCGで正解
全盛期のジャッキーでもやらないだろう
オーストラリア代表の技にいたってはみうらじゅん氏が観たら「これ絶対に入ってるよね」と言いそう
最後の最後は競技会場で遺影を持った喪服姿の遺族にとどめを刺された
大笑い

雰囲気だけは真面目だが本当にくだらない
それでもナビゲーターの谷原章介やナレーターの政宗氏によって妙な納得感に引き込まれる
実況と解説も良かった

嘘くさいようで嘘なドキュメンタリーは人類史においてわりと世の中に多い
軍事政権の国策映画やパヨクによる反日映画が代表的といえる
しかしこの作品がそれらと一線を画しているのは洗脳しようとか騙そうとか内輪で自己満足しようとかじゃなくただただ笑わせようというサービス精神が全面に溢れている
それが良い
それが素晴らしい
でも星3

迷わず観ろよ
観ればわかるさ
ありがとう!

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野川新栄

3.0「ゲンコですかぁ~!?」「いや、ビンタです!」「1、2、3、チャラ~~ン」

2020年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 “ランデブー理論”により、スキージャンプ・ペアを科学的に立証した量子力学の専門家・原田正敏。ずっと子供に恵まれなかったけど、やがてジャンパーに育つ双子を授かったのも、このパピコ理論のおかげなのでしょうか。とにかく彼が悲劇・苦難の連続のため、NHKのドキュメンタリーとしても視聴率が稼げそうな番組に仕上がっていました。

 要となるジャンプのシーンは完全CGでしたけど、それほど違和感を感じない。思いっきりクソ真面目な顔でナレーターを務める谷原章介のおかげでしょうか、それとも原田教授のおかげでしょうか、すんなり受け入れられました。しかし、テンションの高い時に観なければ心底笑えないかもしれません。案の定、アキ・カウリスマキや『ベルリン天使の詩』で笑ってしまい、周りの若い人たちとはポイントがずれてしまいました。もしかすると、アントニオ猪木が好きじゃないせいかもしれません。ええ、もちろん昔から馬場派なので・・・

 日本における擬似ドキュメンタリーとしては、TVドキュメンタリー番組を意識した作りになっているため、『ノロイ』なんかと比べると構成やナレーション、そして発想の奇抜さは秀でたものがありました(チューチューアイスはしつこかったですけど)。どうでもいいことですが、これを“モキュメンタリー”として扱うかどうかは、舟木、八木、荻原といった実際の選手を登場させているので疑問符が打たれるかもしれません。彼らがどれくらいギャラをもらっているのか気になってしょうがなかったし。まぁ、OK牧場でしょう。

【2006年2月映画館にて】

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kossy