トライアングルのレビュー・感想・評価
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死なないループ
ミステリーのループものと思ったら、結構ホラー色の強い内容でした。
主人公が困惑しつつ、理解して殺す側に変化していく様は、多少気持ちの移行が早すぎるような気はするものの、二時間におさめるにはかなり上手くまとめたなあと思いました。
(殺さなきゃまた来る!という発想にすぐいくのはまあご愛嬌と‥)
複雑なようで大筋がシンプルなのも良いかなと。
一点気になったのは血文字、GO TO THEATERのGOの後の意味付けがあるかなと期待したら無かったぽいこと。
ラスト終わらせ方も良い。家に帰って終わりと思わせつつ、またループがはじまる。
我々が観てたのも一周めではなかった、とグダらずうまい落とし方でした。
おうち-65
オレがあいつであいつがオレで……お前もオレやん😱
「このお姉さんひとりでいっつもホラーばっか借りてるよー」って店員さんに思われてもやめられない、ホラーレンタル。
『パディントン』挟んだし、だいじょぶやろとか思ってる自過剰。
リアムさんのほうのヘムズワースさんが若いこと😃
名物、「なんで一人で行くん」を担当されてます。
他にも「なんでこの状況で立ち止まって大声で話するん」担当の方もちゃんといる。
主演はシャーリーズ姉さんにちょっと似てる人。病んでる設定。
船に乗って結構すぐに絶望に落とされる。このスピード感いい。
しかもこれが終わりじゃなくスタートなわけで、観る者を安心させないし。
説明ついたり、ようわからんかったり……
最後の最後でようやっと繋がる感じ、達成感もあって好きです。
脚本は凝っているし、全然B級じゃないので、おすすめ。
ホラーというよりスリラーなので、ホラー苦手な人もいけそうです。
一周目がホラー
繋がる爽快感!
シチュエーション・ループ・スリラー
B級作品と侮るなかれ!人に張り切ってオススメの出来る作品だと思います。
友人に誘われて、ヨットセーリングに出かけたジェス(メリッサ・ジョージ)。突然の嵐に襲われ、ヨットは転覆してしまう。
なんとか助かったところへ、大きな船が通りかかる・・・。
助けを求め、乗り込むが なぜか見覚えのある風景だった。
そこへ ショットガンを抱え 覆面をした謎の人物が・・・。
なんとか謎の覆面の人物を倒し、船のデッキから海へ目をやると そこには転覆したヨットで助けを求める自分たちの姿が・・・。
観始めて最初は、「主人公の夢オチじゃん?」って 思いましたが、張られた伏線が繋がった時の爽快感がたまらなく良いです。
1度観終わって、もう一度観たくなりますね。本当に繋がることの爽快感が心地よかったです。
主人公はこの無限ループから抜け出すことができるのでしょうか?
あなたの目で確かめてください。
ループ地獄
なんとなく有り得そうで、ものすごく怖かった。「ドラえもんだらけ」ってタイムパラドックスの話ちょっと思い出した。
増えて行くペンダント、死体の山……
もし自分が主人公だったらと想像したらゾッとする。ループを終わらせるには、きっと死ぬしかないと思うから。
哀しみを駆けるコロネ
映画評価:40点
私はループものが好きだ。
だが、この映画のループには哀しみしかなかった。
真実を知れば知るほど哀しい。
ループに対して、私の中の勝手なルールとしてはループの中には必ず希望があってほしいし、繰り返す度に脱出に近づいてほしい。
そんな願いがあったのだが、
この作品は全く違かった(だからこそ裏切られた気持ちになった)のだ。
通常のループものがドーナツ型だとすると、この映画のループはコロネ型だと思う。
何回も単純に繰り返すものではなく、小さい回転の中を繰り返している様で実は大きな円だったという。
新しいタイプのループになります。
初見で理解しきるのは大変ですので、辛さや哀しみに耐える精神力がある方なら何度か観てみると良いと思います。
間違いなく2回目の方が楽しめるはず!
【2014.11.16鑑賞】
こうゆうの好き
新時代ジェイソン
こういう映画最近はやり?
監督の才気を感じるカメラワーク
自らの血で自らの血を洗う惨劇のループに酔う不思議な快感
幽霊船を想わせる不気味な舞台にて忍び寄る正体不明の殺人鬼に襲撃される展開はありきたりだが、今作の大きな注目点は、殺人鬼の正体は、被害者の1人であるハズのジェス本人であり、血の惨劇が幾度も幾度も繰り返されるシチュエーション・スリラーの要素が色濃くなっていく点である。
なぜ、彼女が凶行に走ったのかが徐々に明らかになるループに酔っていく不思議な感覚は、最後まで観客の胸をざわつかせ飽きさせない。
一回目の乗船シーンで挿入されていた不可思議なカットや不可解な言動が、輪廻するに連れて、恐怖に繋がる前フリだったと気付き、驚くのと同時に妙な快感を覚えた。
なぜ、皆殺しにするのか?
船の正体は?
いつまで繰り返されるのか?
現実なのか?
それとも悪夢なのか?
どの謎も真相は解明されぬまま突き離す結末に面食らってしまったが、胸中に残す後味の悪さこそ妙な快感そのものなのかもしれない。
では、最後に短歌を一首
『帆を(頬)えぐる 悪夢と嵐 血の対峙 廻る船出は 仮面の重なり』
by全竜
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