ミッション:8ミニッツのレビュー・感想・評価
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俊英ジョーンズがハリウッド・デビュー作で切り開いた自らの可能性
ベン・リプリーが執筆したこの脚本は「ブラックリスト」にランクインするほどの高い評価を獲得した。だが、この奇想天外なSFストーリーを映像化できる才能は一握りだ。まずは主演のギレンホールの出演が決まった上で、彼の提案もあってダンカン・ジョーンズに白羽の矢が立ったのだという。
本作の魅力は、最小人数の登場人物の素晴らしさだ。ギレンホール、ミシェル・モナハン、それにもう一人のヒロインであるヴェラ・ファーミガも実に奥行きのある演技を見せてくれる。当のジョーンズ監督は、前作『月に囚われた男』とは全くかけ離れたジャンルに挑戦したくて本作を選んだそうだが、じっくり見ていくと、ものの見事に物語の構図やテーマ性が似ていることが分かってくる。とはいえ、これは娯楽性と作家性の両面を巧みにカバーした高品質の作品。ハリウッドデビューを果たしたジョーンズの持つ可能性を、国内外に大いに知らしめた快作と言っていいだろう。
やり残したこと
きっと、うまくいく
・まず第一印象は、役者が大変だなってことw
合成とかそういう技術を使わなければ全て同じように演じるのは大変な苦労を重ねないとできないと思うから。
・最初の出だしが少し???だったけど、あとあとからその意味がわかってきたのと、最後のオチも前向きになれる希望的な意味が強い(と僕は解釈した)ので、よかった。
・実際将来このような装置が生まれたら、パラルルワールドみたいなものが無数にできてしまうだろう。でもやり遂げられなかった思いをその世界のその人物が達成できることに、意義があるのかなと考えてしまった。
あとヒロインはロングブーツ履いてた
2024 47本目
ロードハウスが良かったのでジェイクの作品をとチョイス。昔観たがまったく忘れてました。
時間も短く、ストーリーも◯
何度も繰り返すが、飽きさせないでスリルを味わえる。犯人はチープだったけど
タイムループに分類していいか分からないが面白い!
テロの起こった時点にいた人間の意識の中に意識を転送する。過去に起こった出来事の事実は書き換えられないが、その時点で行動し犯人を見つけ出し、現在に戻った意識から犯人の情報を聞き出し今後のテロを防ごうというプログラムのお話。
単なるタイムループじゃない設定が面白い。
考え出すと矛盾やパラレルワールドについて疑問は色々あるものの、あっという間にエンディングという面白さだった。さて、犯人は見つけ出せたのか?主人公はどうなるのか?過去の出来事は変わらないのか?など興味は尽きない。
ラストの奇跡、驚きました
懐かしい映画、再鑑賞
繰り返される8分間で列車爆破
事件の犯人を突き止めるお話です。
何度も画面の情報をくまなく
探したよ笑
タイムリープ物ではなく…
ある画期的な技術なんですが
実用化される未来が来るのかな。
副産物によってラストの奇跡、驚いたよ
冒頭シーン、ラストの伏線あるので
しっかり目を凝らして鑑賞して下さい
SFマインドを満たす傑作中の傑作
冒頭から、無駄な描写の一切ない状況説明が始まる。
目覚めてすぐに自分が置かれた状況が理解できずに、困惑する青年を演じるジェイク・ギレンホールドの表現力が素晴らしい。
いわゆるタイムパラドックスものの亜流と言っていいだろうSFと、サスペンス、アクション、ロマンスの要素が絶妙にブレンドされていて、一気に最後まで見終わってしまう。
もう少し余韻を楽しみたいくらいに無駄の省かれた快作だ。
ラストは、少し謎めいて、続編の可能性さえほのめかす。
映画の要素としては、「突然気がついたら、他人の意識の中に入り込んでいた。」「8分間という限られた時間の中で連続爆破テロを防ぐ手掛かりを突き止めねばならない」「何度も繰り返されるシチュエーションが主人公の行動によって少しずつ変わっていく」
というコンセプトを受け継いだものになるだろう。
このコンセプトで、むしろ連続ドラマを制作して欲しい位だ。きっと『FRINGE』をしのぐ傑作となることだろう。
さほどヒットもせず、単発の映画として終わってしまうのが実にもったいない。
見ていない人は、とにかく頭を空っぽにして一度この映画を味わって欲しい。
90分で観られるSF良作
面白かった。
一般的なSF映画かと思いきや、人生や時間の大切さを教えてくれるテーマ性もあり、期待以上だった。
並行世界の設定は13年前の映画ということもあり、やや雑ではある気がしたが総じて楽しめる。約90分で観られるSF作品としての満足度はかなり高い。
爆発8分前を生き、爆発を防ぎ抜け!
走行中の列車が爆発してしまう。のだが爆発8分前に何回も戻り犯人を探し阻止せよ!というミッション。
ハッピーデスデイを見て面白かったのでこの映画もシュチュエーションが似ているということで鑑賞したのだが面白かった。
タイムリープを続ける主人公は一体なぜこのような身に置かれたのか?そして迎える運命とは??
こんなにホッコリできていい話とは思わなかった。是非見てほしい。
中弛みしないテンポで全体的にまとまりがある
テンポが良く中弛みしない。話としても冗長なところがなくコンパクトにまとまっている。
物語の筋は、国家が運用する過去を再現できる仮想プログラムの中で、列車爆破テロ事件に巻き込まれたひとりの男の「最後の8分間」を主人公が繰り返すというもの。8分間の繰り返しの中で、列車爆破テロ事件の犯人を特定して次なるテロを防ぐという公安上の任務(ミッション)を主人公は担っている。
その繰り返しの中で描かれるのは、任務遂行の様子だけでなく、物語に巻き込まれる他の登場人物の在り方が変化していく様子までと幅広い。
それをコンパクトにまとめられている点が高く評価できると思う。
酷な任務
ジェイクギレンホール扮するコルタースティーブンス大尉は、列車の中で自分の顔を見てびっくりしたところで列車が爆発した。指示をされ、爆発犯人を捜せと言われた。実験なのか催眠術なのか分からないが、コルターは8分と言う制限の中で調べようとした。何度も同じシチュエーションで犯人捜しをするが、何故こうなっているのかは分からないまま自分が亡くなっている事を知った。
不思議な設定で飲み込めるまで数分かかったけど、なかなか面白かったよ。死ぬ寸前まで激務にさいなまれるなんて酷な任務だね。
面白い
アマプラで有料でしたが見てきました。
予告でもチラ見せしてましたが8分間だけやり直しの効く世界に行けるお話。
話としてはすごく面白かった!!ただ最後のあれはちょっとなぁ・・・・。映画通ほどダマされるって何?どうゆうこと?ってなった。
エンディングが不満ではあるが
8分間をループし、爆弾テロ犯を探すストーリー。時間が限られているせいか、緊迫感があっておもしろい。自分が脚本家なら、ここで終わりにするなぁと、エンディングに不満は残ったけれど、楽しめる作品だった。
8分のうちにテロ犯を探し出せ!
・何が起きているのか
・自分は誰なのか
・何故ココにいるのか
最初は観ているこちらも謎だらけ
・何故8分間なのか
・何のミッションを遂行しているのか
・何故自分なのか
だんだん見えてくる現実と自身の置かれた状況。この辺から妙な気持ち悪さを感じつつ(主人公が気の毒に思えてきたり)。
もっとハラハラさせる感じかと思ったけど「8分」のうちに一つのトピックが完結するので、この辺は割と淡々と展開していく印象。その分、ループする8分をいかにバリエーション持たせて展開させるか、なかなか飽きずに観れた。けど、どこに帰着させるのかと思いきや… 最後はちょっと拍子抜け、というかモヤッと。
生命維持装置
グッドウィン(ファーミガ)に毎回映像で起こされ、犯人が見つからなければ再度8分のミッションを受けることを繰り返す。コルターは爆破被害者の1人、教師のショーンという人物にシンクロされ、その日の朝に起きた爆破列車の捜査をするのだ。毎回、座席の前にはクリスティーナ(モナハン)という女性に話しかけられ、やがて2人は恋仲に・・・
コルター・スティーヴンス大尉はアフガンのヘリパイロットであったが、実は2週間前に心肺停止状態になっていた。彼の脳だけを頼りに、記憶捜査という画期的なプログラムの実験台にされていたのだ。2回目のミッションで爆弾をみつけ、それが携帯電話でスイッチが入るものだとわかった。3回目以降は真剣に犯人探し。ミッションが終了するたびに父親に連絡を取りたいと訴えるコルターだったが、聞き入れてもらえない。そしてついにテロ犯人を見つけ、デレクという名前とバンのナンバーを告げ、その後に捜査員が犯人を確保してめでたしめでたし。
しかし、自分が死んでいることも理解して、もう一度だけミッションをやってくれ、その8分間が終わったら生命維持装置を切ってくれとグッドウィンに頼む。コルターはすでに画期的プログラムの重要なブレインとなっていたので、上司には許可されないのだが、グッドウィンはクビになること覚悟で生命維持装置を切るのだった。
記憶の中での出来事なので、乗客全員を助けたところで、もうすでに爆破事故は起こり、全員死んでいて無駄なのだが、コルターはどうしてもクリスティーナを助けたい一心で賭けに出たのだ。結果、見事タイムスリップした形で、爆破テロを阻止!ショーンとしてクリスティーナと一緒に幸せな恋を始めるのだった。
最後はそんな奇跡を見せなくてもよかったのに。意識の中だけで幸せになれば、すんなり終われるのになぁ~という感じ。
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