鶴彬 こころの軌跡

劇場公開日:

解説

昭和初期に反戦を貫き通した石川県出身の川柳作家・鶴彬の波乱万丈な人生を、「ハチ公物語」「ひめゆりの塔」の名匠・神山征二郎監督が映画化。日本が軍国主義に傾倒していく中、戦争の悲惨さを訴えた反戦川柳を詠んだために治安維持法違反で逮捕され、29歳の若さで獄死した鶴彬の生き様を描きだす。主演を務めるのは、これまでにも「北辰斜にさすところ」などの神山監督作に出演してきた池上リョヲマ。

2009年製作/日本
配給:映画「鶴彬 こころの軌跡」製作委員会
劇場公開日:2009年7月4日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0忘れてはいけない「鶴彬」のことを、伝えてくれる貴重なドキュメンタリー

2024年5月6日
PCから投稿

日本に誇りえる歴史があるとしたら、それはそれぞれの時代に精いっぱい闘って生き抜いた人がおられたということだと思っています。
戦争中に、川柳を武器に反戦を訴え続け、治安維持法下で命を落とした鶴彬のことは、ほかの多くの治安維持法下でも声を上げ続けた人達と共に忘れてはいけない存在と思いますが、この映画は、その鶴彬の人生・生きざま・そして川柳を、しっかり伝えてくれる貴重な映画です。
川柳は現代まで脈々と庶民の社会抵抗の力となっていますが、その源に鶴彬がいたということ、忘れないでいたいと思います。

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tara