劇場公開日 2012年3月2日

  • 予告編を見る

戦火の馬のレビュー・感想・評価

全95件中、61~80件目を表示

3.5戦乱に生きる人々のオムニバス

2012年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

 実はスピルバーグは幾度となく第2次世界大戦を描いてきたが、一度も第一次世界大戦を題材にしたことはなくこの映画が初めてとなる。しかし心配は無用だろう。やはりスピルバーグには見せる力がある。
 まず特筆すべきなのは美しい映像群だろう。冒頭から息を呑むような草原が広がり、生々しい戦地のシーンでさえ歪んだ美しさを放つ。「溜息が漏れるような」とはこういうものに使う言葉だ。
 しかし登場人物らの台詞は全体的にクサイ物が多い。元々が児童小説で、映画よりも先に戯曲にもなってるからある程度大仰しいのは許すべきかもしれない。だがスピルバーグはフィクションを描く天才でありながら、そこにリアリティを持ち込むことも出来たはずだ。だから肝心なところで今ひとつ感動できない。
 欠点はあるものの、全体としてはとても良くできた映画だ。緩急が上手くつけられているので、2時間半もの上映時間の間、ジョーイの渡り歩く様を見ていて一度も飽きることはなかった。脚本は王道中の王道とも言えるが、すがすがしいほどストレートだから逆に楽しめる。そして先ほども上げた映像を筆頭に印象的なシーンが多いのもこの映画の優れたところだろう。
 イギリス軍の元へ帰ろうと銃弾が飛び交う戦地を駆けるジョーイの姿は胸を打つ。この場面に「戦火の馬」のメッセージが込められていると言っても過言ではない。やはりスピルバーグは侮れない。
(2012年4月3日鑑賞)

コメントする (0件)
共感した! 1件)
キューブ

4.0戦火の馬

2012年9月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

『戦火の馬』ジョーイという馬の人生を描いた物語。ジョーイは非常に愛されて、非常に幸運な馬だったと思う。もちろん自身の力も申し分なし。だからこそ戦火を生き延びて再びアルバートと会うことができた。戦火の中ジョーイの様々な出会いや、アルバートとの再会がどれも感動的。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
はなったれ小僧

3.5巨匠も守りに入るのか

2012年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

内容は思いのほか退屈。主人公青年と飼い馬ジョーイの出会い~別れと再開。数奇な運命を描いているものの、中盤までは非常にゆったりした展開、眠くなる。
中盤以降で戦争が始まってからようやく盛り上がる構成。クライマックスでは戦闘シーンを経て大感動場面も登場、メリハリの効いたなるほど上手い演出だが、140分の長尺ではいささか疲れる。
問答無用で面白いというよりは、教科書通りの無難な映画を作った印象。結果、スピルバーグにしては随分個性のない作品に仕上がった。良くも悪くもない渋めの仕上がり。巨匠も年を取ると守りに入るんだろうか(笑)

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ジョン

3.0テストを受けて見てください

2012年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

この映画を見て
A,クソだな、整合性の無いシナリオ展開
B,途中はどうあれパッピーエンドがいいよね

強引な言い方をすると
この二つに一つの感想に分かれると思う。

言い換えるなら
水戸黄門
サザエさん
が安心できて幸せな気分になれる



ああいう子供だましにハマるような俺じゃねーよ
馬鹿にすんな

に分かれるということです。

単純で純粋で平凡な人が最後は生き残り歴史を刻んで行く。
七人の侍
荒野の七人
の言葉を思い出します。
「最後に残るのは農民なんだ」

しっとりと心を湿らせて
その後に
穏やかな夕日を眺めたい気分の時は
是非、どうぞ。

コメントする 1件)
共感した! 2件)
seisinsei

3.5監督の味か?

2012年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

萌える

良くも悪くも、スピルバーグがぢ好きな人にはたまらない映画。
たかが馬ですが、その中に戦争・愛・友情・ロマン・栄光・・・
いろんなものが詰め込まれています。
ただ、若干マンネリかな。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ゴジラ

4.0なにやってるんだ、人間!

2012年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

なにやってんだ、人間!でも、いいとこもあるんだ、人間には。…揺れながら、駿馬ジョーイを見守りました。
厳しさも優しさも織り込んだ、心揺さぶられる作品でした。

馬の美しさや疾走する激しさ、スクリーンで鑑賞できて良かったです。
優しい音、轟音、爆音…。音響が素晴らしかった、映像と相まって戦闘シーンは臨場感に身がすくみました。
児童書原作でここまでと驚きましたが、監督は子ども達にもここまで見て欲しかったんだろうと思います。なにやってるんだ、人間。

ラストは舞台の印象も大事にしてるのかなと感じました、たいへん美しいかったです。
馬達、驚くべき演技力でした。主人公アルバートのひたむきさが良かったし、エミリー・ワトソン演じる主人公の母親がとても印象的でした。母として妻として素敵でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
グッドラック

2.5スピルバーグはもう楽しめないのか・・・

2012年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

迷い々々ながら、今度こそはを願いの鑑賞。

賞取を意識しだした、プライベートライアンあたりから
スピルバーグのつまらない作品が増えてきたが

さいきんは顕著、寄る年なのか・・悲しい。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
たむさん

3.0馬は何も言わないけれど

2012年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

馬とともに視点が変わる。

馬を通して戦争を描いた作品。
人間の身勝手さが心苦しかったです。

ストーリーはわかりやすく明瞭。
でも、テーマが重たいので観るのに労力が必要かな。

展開は早くもう少し一つ一つの場面に時間をとってもよかったかも。
まぁ映画だからこのくらいにまとまっちゃうよね…。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
うさりーな

4.5馬が好きなら・・・

2012年4月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
いえさだ

2.0最近のスピルバーグらしいご都合主義に万歳!

2012年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
X32

4.5なかなか

2012年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

よく出来ていて感心しました。

スピルバーグといえば「未知との遭遇」で出会いました。
当時、ジョージルーカスの「スターウォーズ」と対比されて

どちらが面白いかとの問いに、スターウォーズの方が分かりやすく、
エンターテナーとしたら「ス」いいかなと思いました。

今回、スピルバーグが訴えかける奥の奥が少しわかった気がしています。

馬の映画で泣いてしまうとは思いませんでした。

素直に感動しました。

この主人公「馬」はただものではありません。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
akiraパパ

4.5共感しっぱなしでした

2012年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

萌える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
i3o

4.0物語の原点。

2012年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 8件)
ハチコ

4.0スピルバーグ魂ここにあり!復活出来るか彼の映像作家としての力量はいかに?

2012年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

やっぱりさすがスピルバーグやね!これぞ映画の醍醐味ってものを展開してくれる!
あなたは、映画を観る楽しみをどんな点に求めているのだろうか?
私は、スピルバーグの「激突」や「ジョーズ」は「スターウォーズ」と同様に絶対に大画面で観る楽しみを第一の目的として制作されている作品群だと考えているのだ。
昔でいうところの70ミリ・シネスコ映画という、デカイスクリーンで、そのド迫力のある画面を楽しむエンターテイメント性を重視した作品が、映画の楽しさの要素として重大だと思うし、そこに原点を置きながら作品作りがされているのが、そもそもハリウッド映画と言うものではないだろうか?それと比較するとヨーロッパの映画はヒューマニズム+リアリズムを追求した映像的な画面で見せるスケールのある美しさとか迫力の有る映像美や、その為の視覚的効果そのもので観客を楽しませる視覚表現よりもより「映画の中で語られる人間のキャラクター」の面白さとか、物語が持つドラマとしての内容の深さであるとか、
描かれる人物像の心理的葛藤などの側面に重視して制作されている作品がヨーロッパ映画の中には多い特長の様に思うのだが、その視点でこの「戦火の馬」を観ると、いかにもスピルバーグらしい、ドラマチックな映像美の優れた作品なのだ。
主役である、その子馬は、広大な緑の何処までも続くその美しい大草原の中で誕生し、やがて月日が経ち、その子馬は戦争に駆り出されてゆく、すると緑の大草原が一転して戦場の暗く重い生き辛い環境に変化する事で、観る者達に戦争の恐ろしさや、人間の醜さ残忍性などを瞬時に悟らせるのだ。これこそが映像が成せる力であり、映像と言う視覚表現手段を用いた芸術表現と言えるのだと思う。
そしてもう1つこの作品の面白さは、様々な形で登場する人間とこの馬との繋がりだ。
ここに人間が生きて、死に逝くまでの人生に起こる出会いのドラマ、人や動物たちがその生涯に経験する運命のサイクルとしての、縁というものが織り成す神秘性を描いている点にこそ、この映画の面白さがあるのだと思う。
人の生涯には幾多の足かせが有り、その思うにまま成らない理不尽な世界にあっても、一途に生きる事で、必ず道が開かれていく、生きる事そのものが持ち続ける力の素晴らしさこそは、やがて希望へとその力を変化させ、希望を失わずに人が生きていく事が出来るなら、その希望こそは、あらゆる困難をも退けてしまう力を備えていると言うスピルバーグの哲学が根底に有る様に思うのだ。
そのジョーイと言う馬を愛して、決して再開を諦めない一途なアルバート青年を演じた新人のジェレミー・アーヴァインの存在もこの映画の魅力の大きな点の1つだと思う。これからの彼の活躍に大いに期待したい!
スピルバーグの監督した作品では、「シンドラーのリスト」や「プライベート・ライアン」など戦争を描いた社会派の作品も少なくないが、今回も子馬と少年を軸にして描き出される第一次世界大戦の物語を彼が制作する背景には、やはり彼が若い時にヴェトナム戦争反対の世論の大きな波が彼らの世代を中心に起きていたと言う社会背景の要素が色濃いと思うのだ。ここに「ET」「ジェラシック・パーク」だけでない彼のもう1つの側面がある。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ryuu topiann

4.0馬がかわいそう

2012年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 一頭の馬を巡って戦争に翻弄されるさまざまな人々が描かれる。登場人物が薄味で誰もあまり好きになることができず、結末は全く感動しなかった。

 戦場を馬が駆け抜けてイギリス軍とドイツ軍にちょっとした友情が芽生える場面はたいへん感動的だった。しかしイギリス軍は規律が大変ゆるく上官の命令を軽く無視していたのは軍としていかがなものかと思った。

 あんまり面白くなかったなという印象だったのだが、後から思い返すと馬を完全に本物の馬としか見ていなくて、だとしたらあの演技はCGだとしてもすごいと思った。そして一切、擬人化した表現がないのもとても素晴らしい。しかし、馬自体にあまり興味がないので、心底感動もできないのが残念であった。

 馬好きな人にはオススメです!

コメントする (0件)
共感した! 1件)
吉泉知彦

3.5美しいのだけれども??

2012年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
yoite

3.5英国

2012年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
英国の妖精さん

4.0帰る勇気!

2012年3月17日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

寝られる

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
どりん

2.0戦火の馬 「・・・・・」

2012年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

大の馬好きなので 大変に期待していったのですが ハズレでした。

カメラは素晴らしいし ゆったりと古典的に流れる展開もそれなりにいいのですが そもそも 馬に演技をさせるというのが難しいのですね。

CGを使わないで トレーナーによる演技指導で動かしているそうです。
その心意気はたいしたものです。

馬の動きは一応その場にあわせてはあるのですが その状況と表情がちぐはぐです。
本当の馬がそのような状況で見せるであろう表情とはあまりにもかけ離れている場面が多いので その違和感で終始してしまいました。

お話は大変都合よく進んで行くものですから これまた う~ん 子供番組みたいだな~でした。

他の方のコメントにもありましたが 英、仏、独 全員が英語をしゃべるのも なんだかな~でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
effect

2.5スピルバーグの限界

2012年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

スピルバーグにはやはり、ディズニーランド的な題材がうってつけなのだろうと思う。例えば、「激突!」、「ジョーズ」、「ジュラシック・パーク」など。これらの映画はまさにスピルバーグでなくては撮れない映画であった。優れた娯楽作であった。しかし、「カラー・パープル」、「アミスタッド」、「シンドラーのリスト」、「プライベート・ライアン」といった人間を描いた映画では様々な破綻が見え隠れする。映画を芸術として捉えた場合、事実をそのまま正確にリアルに描けば、それでいい、という訳ではないのだ。戦闘場面や暴力シーンを殊更、大袈裟に描けばいいという訳ではないのだ。そんなことをしたら、下劣で単純で思考力がゼロの、韓国映画と同じになってしまう。やはり、ある種の様式というのは絶対必要なのだ。今回の作品でも、ドイツ軍の兵士やフランス人の少女や老人がペラペラと英語を話し、相変わらず、ドイツ人は冷酷に描かれ、破傷風に罹っていた筈の馬はいつの間にか快癒し、そして、予定調和のハッピーエンディング、というご都合主義に貫かれているのだが、私が2.5という評価を与えたのは偏に馬の演技に拠るものである。この映画は1950年代に撮られていたら、それこそ、アカデミー賞を10部門以上、独占していたであろう。何故と言って、セシル・B・デミルの「史上最大のショウ」(1952)といった凡作や、ヴィンセント・ミネリの退屈なミュージカル、「恋の手ほどき」(1958)にアカデミー作品賞が与えられているのだから。この作品の一場面、一場面は1950年代の総天然色の活劇を思い起こさせる。ヒューマンドラマという分野に限って言えばスピルバーグはいまや時代遅れの監督になってしまっている。イーストウッドやウディ・アレンとは住んでいる世界がまるで違う監督なのだ。やはり、スピルバーグは永遠にディズニーランドの住人なのだ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
bashiba