戦火の馬のレビュー・感想・評価
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馬のかっこよさに惚れる!内容はわかりやすいストーリーだけど馬と人間...
馬のかっこよさに惚れる!内容はわかりやすいストーリーだけど馬と人間の関係性に感動。かなり泣いた。戦争による馬と人間の間に起こる奇跡に何度も涙させられる作品だった。
映像美と馬の演技
WOWOWにて、昔映画館で予告を観た程度での鑑賞。
観始めたらスピルバーグ監督作品だと気付く。
各所に見られる牧歌的な雰囲気や、夕日などの映像美が良い。戦争の場面の迫力もあり、最後にアルバートが帰ってくる際の夕日も印象的。
ジョーイの表情や寝転がる演技も素晴らしい。馬の疾走シーンもスピード感あるが、敢えてCGを使っていないから?か馬と人が分かれて映る場面も多くカット割が少し気になった。
戦争に巻き込まれる祖父と孫、脱走したドイツ兵兄弟、中間地点でのイギリス兵とドイツ兵など、馬をめぐるドラマがそれぞれにあって、戦争という大きな渦に巻き込まれた無情感が切ないが、フクロウの鳴き声と最後の競りで救われる。
以下、うろ覚えながら印象に残ったセリフ。
「戦争は全てを奪う」
「孫の名はエミリー」
動物ヒューマン+スピルバーグ
2019年10月6日
#戦火の馬 鑑賞
原題:WAR HORSE
監督:#スティーヴン・スピルバーグ
貧しい農家に買われたサラブレッドが、持ち主の少年に大事にされるも、生活のために軍馬として売られる。戦地でいくつもの奇跡を起こしながら・・・
動物映画好き、ヒューマン系が好きな方にはおススメです。
#ジェレミー・アーヴァイン#エミリー・ワトソン
【”奇跡のサラブレッド” 第一次世界大戦中、様々な人の情けに助けられながら戦場を駆け抜けた栗毛のサラブレッドの数奇な半生を描く。】
■印象的だったシーンの数々
・冒頭、小作人テッド(ピーター・ミュラン)が栗毛のサラブレッドの子馬に”一目惚れ”し、地主のライオンズと競り合い、30ギニーで競り落とす。地主には嫌味を言われ、家に帰れば奥さん(エミリー・ワトソン)に叱られる・・。だが、息子アルビン(アルバート:ジェレミー・アーヴァイン)は喜び、”ジョーイ”と名付け、可愛がる。彼がフクロウの鳴き声で、”ジョーイを調教するシーン。
そして、荒れ地を開墾するアルビンとジョーイ・・。
-このファーストシークエンスの幾つかのシーンが、後半の幾つかのシーンに効いてくる。-
・第一次世界大戦が勃発し、ジョーイは軍馬として徴用される。アルビンは”ジョーイ”に”いつか又、必ず会えると頬ずりしながら言い、ジョーイの手綱にテッドの勲章”大隊旗”を結びつける・・・。
アルビンの姿を見たニコルズ大佐(トム・ヒドルストン:珍しく良い人・・。ハンサムだなあ・・。)はアルビンに”借りるだけ・・、大切にする。”と笑顔で語り掛ける。
・部隊の指揮官(ベネディクト・カンバーバッチ)が乗る黒毛の馬”トップソーン”との競争にも勝つ、”ジョーイ”。(で、仲良くなる二頭)
だが、イギリス軍はドイツ軍にあっさり敗退。ニコルズ大佐も戦死。
”ジョーイ”と”トップソーン”はドイツ軍の軍馬となる・・。
その後も、ドイツ軍の馬を愛する兵卒の兄弟に戦場から救い出されるが、あっさり見つかり、”ジョーイ”と”トップソーン”は農業を営む老人と孫娘エミリーに愛され、世話を受ける。特にエミリーは”ジョーイ”を大切に扱う・・。
が、ドイツ軍が現れ、農作物、鍋釜とともに”ジョーイ”達を簒奪する。ドイツ兵が言った言葉 ”戦争は皆から大切なものを奪う・・”
ーここら辺、どんどん持ち主が変わるし、その過程もあっさりと描かれる・・。ちょっと、残念。-
”ジョーイ”はドイツ軍から逃れ、戦場を走るが有刺鉄線に絡まり、身動きできなくなってしまう・・。
・場面は英国とドイツが戦う最前線に移る。アルビンや友人たちも兵として塹壕に潜んでいる。
-近年、第一次世界大戦を描く映画が幾つか出たが、”1917 命をかけた伝令””トールキン 旅のはじまり” かの大戦が、相当な肉弾戦であったことが良く分かる。銃弾飛び交う中、銃剣を持って突撃!って、どうなのよ・・、と軽く思ってしまう・・。-
・英国軍と、ドイツ軍は最前線で”ジョーイ”を見つけ夫々馬好きの英国軍コリンとドイツ軍ペーターが”協力して”ペンチで有刺鉄線を切り、”ジョーイ”を助ける。お互い、”ジョーイ”を欲しがるが、コイントスでコリンが”ジョーイ”を獲得。二人は握手して、別れる。
・だが、”ジョーイ”は怪我が悪化し、ある軍人(エディ・マーサン”に”楽にさせられそうになる”になるが、眼を怪我していたアルビンの”フクロウの鳴き声”に反応し、更にアルビンの必死の願いで、汚れていた身体を拭いてもらうとアルビンが言う、脚の”白いソックス”と眉間の”白い模様”が出てくる。
・”ジョーイ”は助かり、戦いは終わるが、”ジョーイ”たち軍馬は競りに出されることに・・。途方に暮れるアルビン。だが、仲間達がカンパで29ポンドを出してくれる・・。
が、そこで100ポンド!で競り落としたのはエミリーの祖父だった・・。彼はエミリーのために”セリフで彼女が亡くなった事が分かる・・”三日かけて奇跡の馬を買いにきたのだ・・。
懇願するアルビンに対し、エミリーの祖父は最初は断るが、”ジョーイ”の手綱からあのテッドの勲章”大隊旗”が見つかり・・。
アルビンと”ジョーイ”は両親の待つ実家に戻り、強く抱擁する・・。
<随所で、サクサクと話が進むのが少し瑕疵に思えたが、スケールの大きな作品である。人間の善性が随所で描かれている所も良い。見応えある作品だと思う。>
■独り言 この作品、私は何故、映画館で見なかったのだろうか?当時、映画界の評価が低かったのかなあ・・。
馬のバディムービー
長い映画で戦争モノなのでちょっと避けてましたが、
馬に泣かされるのは競馬だけじゃなかった、良かった。
冒頭のイギリスの田舎のシーン、
「ロードオブザリング」みたいでファンタジーっぽいですが、
ロケは実在の村や建物を使ったらしい。先ずこの風景が良かった。
あとはもうジョーイのロードムービー。
行く先々でいろんな人と出会い、別れ、
戦火のヨーロッパを正に駆けめぐりますが、
ジョーイの一番の出会いは、最初のアルバートは別にすれば、
同じ騎馬隊のトップソーンでしょうね。彼も馬です。
この馬の友情に涙するなんて思いませんでした。
ドイツ軍での大砲引く場面で、
ジョーイがトップソーンに割り込んでアピールしたシーンは、
涙山盛りでした。
ジャム作りのおじさん(ジャムおじさん)も良かった。
でもやっぱり戦争映画は、
ドンパチやってるシーンの敵味方がさっぱり分からず嫌い。
おまけにヨーロッパ各国をジョーイは巡ってるのに、
演者の全部が英語使ってるのが興ざめ。
「お前英語上手いな」という会話があるから尚更。
最初にジョーイを預かったイギリス将校、
「マイティーソー」のロキだと分かってモヤモヤ解消。
馬のバディムービーとしてだけではなく、
戦争の虚しさも伝わってくる分、
子供に見せたい映画の一つになりました。
動物好きには辛い映画
馬が鉄条網に絡まるシーン、痛々しくて見ていられない。主人公が目がいつのまにか治っていた。母親が旦那の事を尊敬しているのかいないのかよく分からない。自分勝手な父親。色々言いたい事はあるが、最後まで退屈する事なく見れはしました。
Steven Spielberg
今日の作品は、みなさん大好き、スティーブン・スピルバーグ監督の作品。
このレビューを始めてからは、スピルバーグ作品は初めてなんですが、私は大のスピルバーグファンです(笑)
”ジョーズ”や”レディープ・レイヤー1”のようなブロックバスター作品はもちろん、”シンドラーのリスト”や”ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書”のようなドラマ作品も大好きなんですねー。
なんといっても一番好きなのは、彼のブロッキング。
ブロッキングというのは、カメラと俳優、背景などの位置関係のことで、どこにカメラを置き、カメラと俳優がどのように動くのかを決める映画監督の中でも特に重要視され、そのブロッキングには、その監督の特徴がでます。
スピルバーグ監督の作品は一目瞭然。スピルバーギーなブロッキングだけで、2時間楽しむことができます。
とてもわかりやすいのは、俳優がカメラの前を横切る動き。言葉で表すのは難しいのですが、例えば車を降りてどこかに向かう時、俳優さんはあえてカメラの前を横切るために、車をぐるっと回ってその方向に向かっていったりします。(わかりにくか(笑))
これは、2次元のスクリーンに映し出される映像を3次元らしく見せる方法です。カメラとの距離感、被写界深度の深さ、照明のコントラストなど、撮影の一番大事な要素になります。
今作でも、実際に馬を使って撮影していて、カメラが動くショット、ドリーやハンドヘルド、クレーンなどのバリエーション、そこに含まれているサブコンシャス的な内容が本当に豊かです。
ワイドレンズを使って、ドリープッシュでキャラクターのクロースアップに持って行くショットは今作でも数十ショットでて来たんではないでしょうか。教科書の1ページ目にでてくるようなショットですが、それを有効的に使う最高の監督ではないでしょうか。
本作は、複数のストーリーが糸つなぎになっていくものなので、それぞれのストーリーにあるクライマックスでのキャラクターの表現が視覚的に伝わってくるのがよくわかります。イギリス英語で少し聞き取りにくい部分もありましたが、セリフなくてもストーリーがわかるフィルムメーカーとしてジェラシーを感じる作品でした。
このように、ハリウッドのトップの作品を見ると、毎回映画って本当に要素が多いなーと思ってしまいます。単純にエキストラの数が多いっていうのもありますが、それ以外にもクルーの数が多く、プリプロダクションにもポストプロダクションにも無数の数の人の力があります。
それぞれのキーパーソンがタレントを持ったレジェンドで、ビジョンを共有しているからこそここまでの作品が生まれるんですね。
出会う人、全員いい奴
日本では娯楽映画の王様のような存在で、製作に関われば「スピルバーグが送る」と宣伝されるが、私はシリアスなスピルバーグ作品が好きだ。
大衆娯楽映画で名を馳せる監督は多々いるが、シリアスなドラマでも勝負できる監督は少ない。
マイケル・ベイの「パール・ハーバー」の見るも無惨な駄作っぷりがいい例だろう。
第一次世界大戦時のイギリス。
牧場で生まれた子馬の美しさに目を奪われたある農家の青年・アルバート。
その馬はサラブレッドで農耕馬には向かないのだが、偶然にも彼の父親がその馬を競りで落札。
ジョーイと名付けられたその馬は青年の懸命な調教で農耕馬として働き始める。
しかし作物が豪雨の被害に遭い、経営に窮した父親はジョーイを軍に売ってしまう。
それからのジョーイは数奇な運命に翻弄され、幾多の戦場を駆け抜けることになる。
またジョーイに関わった人間たちも過酷な運命を辿ることになる。
フランスに送られたジョーイはドイツ軍との戦闘地帯に送られる。
激しい戦闘の中、ジョーイを買ったイギリス軍人は戦死し、ジョーイは逃げ出す。ジョーイはドイツ軍に捕らえられるが、ジョーイを世話することになった兵士は弟とともに軍を脱走。
しかしドイツ軍に発見され処刑される。
隠されていたジョーイともう1頭の馬を見つけたのはエミリーという少女。
両親を失い、ジャム作りをしている祖父と暮らしていた彼女は、ジョーイたちと交流を深めていく。
しかしやがてドイツ軍が訪れ、ジョーイたちを徴発する。
そこからジョーイはさらに過酷で数奇な運命に翻弄されていく。
馬は語らない。
だがそのつぶらな瞳は多くを物語る。
人間の優しさと勇気、そして人間の愚かさと狂気。
戦場という地獄を駆け抜けたその瞳は、やがて終戦を迎えた時、何を見るか。
傷ついたジョーイを巡って敵同士であるイギリス軍兵士とドイツ軍兵士が協力する場面がある。
罪なき馬を前にした彼らには敵も味方もない。人間としての優しさを馬に向けて、協力する。人間の勇気と優しさに胸が熱くなる場面ではあるのだが、だからこそなぜその彼らが戦わなければならないのかと、疑問と悲しみに胸が詰まる場面でもある。
戦場を駆け抜ける美しき馬の悲壮感と躍動感には心打たれる。
そして全てを包み溶かすような眩い夕日を背景にした人と馬の美しさが心に染みる。
数奇な物語だが、本作は決してファンタジーではない。
戦争がもたらす悲惨な結末を、容赦なく我々に叩きつける現実感溢れる物語である。だが、だからこそ、このジョーイという「奇跡の馬」が大いなる感動をもたらすのである。
スピルバーグと言えば大衆娯楽映画という認識が広まっているが、こういう作品にこそスピルバーグの真髄が生きると私は思っている。
アカデミー賞を逃し話題性では負けているが、紛れもない傑作だ。
あらすじさえ見ればオチは誰でも分かる。 それにもかかわらず号泣。 ...
あらすじさえ見ればオチは誰でも分かる。
それにもかかわらず号泣。
こんなに映画で泣いたのはいつぶりだろう。
涙ぐむっていうレベルではなかった。
今までの映画で一番泣いたかもしれない。
次席がライフイズビューティフル
まぁずっと泣いていたわけではないけれど、
トムヒ目当てで見た映画だし
途中はトムヒってまじでかっこいいな〜〜とか呑気に見てたんだけどね。
いやまじでかっこよかった。
かっこいい役でよかった。
でも何が悲しいって次見たときは同じ感動を味わえないこと。
7〜8割の感動しか味わえない。
そんなに感情豊かな方ではないから、先が見えてるともうだめよね。
もう一度このくらい泣ける映画に出会いたい!
泣いた
リアリティーが低くてちょっと疑問に思うところが多かった
例えば戦場から逃げる味方は殺せ!みたいなこと言ってるかとおもえば勝手に白旗をあげて馬を助けてもお咎めなしとか・・・
でも涙もろい自分は映画中に何回も泣きました(笑)
とりあえず泣きたい人は観て、どうぞ
主演は馬
馬好き人間を魅了して止まない美馬が辿る数奇の運命。
馬を使い捨ての道具としてみなす人間と、友として愛情を持って接する人間の対比が分かりやすいです。
馬が主人公なので、途中まであまり感情移入出来ません。全ては最後のシーンのため。奇跡の馬をめぐって、敵対する兵士達が協力し合うシーンは良かったです。戦争もコイントスで決着つけたいものです。
戦闘シーンはかなり本格的で、馬さん達の演技は素晴らしかったです。
"I might hate you more, but I'll never love you less."
最後でつながった!
ルック ◯
シナリオ ◎
アクター◯
デプス◯
ラスト◎
オススメ◯
スティーブン スピルバーグ監督最高です。
育ててきた馬が戦場へ行き、離れ離れになるがまたその馬と出会う最高の形。主人公な父は最初にダメな父だったが、ついに昔はすごかった。ダメな父に似たなといわれていたが、最後にすごかった父と同じ事になってよかった。最後は父の宝物まで戻りそれを返す。最高のラストだった。
馬が主役。
まずこの馬にビックリ。すごく頭が良くてビックリだった。
主役のジェレミーアーバインは衣装とかもあってていい役者さんを選んだなって思った。
ネットで観た話だけれど、本か何かだとこのニコルズ大尉へ向けて書かれてるとも取れるらしい。すごくいい人だったのは伝わるけど、あんなにすぐ死ななくても。それに予告を観ればすぐ出なくなるのが分かったのが残念。
馬が主役の映画。こういうのもありだと思う。
主役は馬
こういう視点の映画は初めて見たけど、
徐々に引き込まれる内容で最後は本当に感動しました。有刺鉄線でぐるぐる巻きになった時はどうなることかと思いましたが、イギリス兵とドイツ兵が協力して助け出した所も素敵です。戦争映画でも主体が変わるだけでこうも違うんですね。
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