「巨匠も守りに入るのか」戦火の馬 テツコさんの映画レビュー(感想・評価)
巨匠も守りに入るのか
内容は思いのほか退屈。主人公青年と飼い馬ジョーイの出会い~別れと再開。数奇な運命を描いているものの、中盤までは非常にゆったりした展開、眠くなる。
中盤以降で戦争が始まってからようやく盛り上がる構成。クライマックスでは戦闘シーンを経て大感動場面も登場、メリハリの効いたなるほど上手い演出だが、140分の長尺ではいささか疲れる。
問答無用で面白いというよりは、教科書通りの無難な映画を作った印象。結果、スピルバーグにしては随分個性のない作品に仕上がった。良くも悪くもない渋めの仕上がり。巨匠も年を取ると守りに入るんだろうか(笑)
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