「どうも自分には合わない映画」戦火の馬 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)
どうも自分には合わない映画
馬のジョーイが軍馬として徴収され飼い主と離れ、戦場や民家を転々とする。最終的には飼い主と再開できるも結局は別れることになる切ないストーリー。なのだが、ただ飼い主と別れて再開しただけの話に感じられ、自分には全く刺さらなかった。他の方もレビューで書かれているように、何を描きたい映画なのかよく分からない。そして内容の割に上映時間が長い。どうもスピルバーグ監督の映画は自分に合わないものが多い(『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は好き)。
ただ、映像美に関しては素晴らしかった。遮るものが無い青空の下に広がるイギリスの緑豊かな田園風景は、ジョン・コンスタブルの絵画を思わせる。また、大軍が激突し砲弾が飛び交う戦争の描写もよくできていて、その点は良かった。
コメントする