「馬のバディムービー」戦火の馬 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
馬のバディムービー
長い映画で戦争モノなのでちょっと避けてましたが、
馬に泣かされるのは競馬だけじゃなかった、良かった。
冒頭のイギリスの田舎のシーン、
「ロードオブザリング」みたいでファンタジーっぽいですが、
ロケは実在の村や建物を使ったらしい。先ずこの風景が良かった。
あとはもうジョーイのロードムービー。
行く先々でいろんな人と出会い、別れ、
戦火のヨーロッパを正に駆けめぐりますが、
ジョーイの一番の出会いは、最初のアルバートは別にすれば、
同じ騎馬隊のトップソーンでしょうね。彼も馬です。
この馬の友情に涙するなんて思いませんでした。
ドイツ軍での大砲引く場面で、
ジョーイがトップソーンに割り込んでアピールしたシーンは、
涙山盛りでした。
ジャム作りのおじさん(ジャムおじさん)も良かった。
でもやっぱり戦争映画は、
ドンパチやってるシーンの敵味方がさっぱり分からず嫌い。
おまけにヨーロッパ各国をジョーイは巡ってるのに、
演者の全部が英語使ってるのが興ざめ。
「お前英語上手いな」という会話があるから尚更。
最初にジョーイを預かったイギリス将校、
「マイティーソー」のロキだと分かってモヤモヤ解消。
馬のバディムービーとしてだけではなく、
戦争の虚しさも伝わってくる分、
子供に見せたい映画の一つになりました。
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