「王はもっとも重要ですが、守る者が必要なのです」三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
王はもっとも重要ですが、守る者が必要なのです
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映画「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」
(ポール・W・S・アンダーソン監督)から。
フランスとイギリスの争いも、ピストルではなく
剣が中心だったためか、緊張感は柔らいた。
気になる一言は、物語とはあまり関係ないが、
まだまだ若いフランス王が、チェスをして惨敗。
気持ちのイライラを収めるところがなく、叫ぶ。
「くだらないゲームだ。王は最強であるべきだろう」
終いには、チェスの駒を滅茶苦茶にしてしまうほど。
なんとも我侭なフランス国王だね、と思っていたら、
お相手のリシュリュー枢機卿が、諭すように呟く。
「王はもっとも重要ですが、守る者が必要なのです」
チェスに限らず、日本の将棋にも同じことが言えるし、
ボードゲームに限らず、私たちの関わるどの組織にも、
この考え方は使えるな、とメモをした。
「王がもっとも重要で権力もある」ことを認めながら、
それを補佐する人たち(命を掛けて守ろう)とする人が
いるからこそ、王は守られていることを知らせる意味で、
面白いと思った。
「三銃士」といいながら「四銃士」じゃないか、という
突っ込みをしながらも、楽しく観終わった。
字幕で気になったのは、アルコール好きの三銃士が
「WINE(ワイン)」と大騒ぎしているのに、
「酒」と訳されている字幕かな。(笑)
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