「一番らしくない。けど、おもしろい。」三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 いも男爵さんの映画レビュー(感想・評価)
一番らしくない。けど、おもしろい。
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今作はこれまで造られてきた三銃士映画の中で一番三銃士っぽくないですが、それを気にさせないくらいおもしろかったです。
ストーリーはOPで三銃士とミレディにバッキンガム公爵、序盤でダルタニアンやロシュフォールなど主用キャラクターの紹介を済ませ、後は変に悩んだり落ち込んだりといった変に止まることなく、いい感じに進んでいくのでとても見やすくて良かったです。
主要キャラも多からず少なからずの丁度いい人数で、それぞれ味があってちゃんと見せ場も用意されているのも良かったですね。ミレディを演じるミラがどう見ても『バイオ』シリーズのアリスに見えてしまうのはご愛嬌でしょう。
アクションはスローを使った『バイオ』シリーズの流れを汲むもので、今回は剣を使ったチャンバラがメインとなるわけですが、通常のアクションとスローアクションのバランスがとても良く迫力ありました。この辺は『バイオ』シリーズで培われた技術の賜物といえますね。
飛行船での戦闘シーンは空中ということで横だけでなく縦にも動き回るなど『パイレーツ~』シリーズ以上のド迫力でした。特に三銃士の飛行船がロシュフォールの飛行船に突っ込んでいくシーンは本作における一番の見所だと思います。
久々に理屈抜きの痛快活劇を観た気がして、観終わった後とても爽快な気分になれました。
続編造る気満々の終わり方でしたが、こういうのは一発ネタなところが多分にあるので、下手に続編をやらない方はいいような気がします。
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